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(短編集)
東京湾景
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東京湾景の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全81件 41~60 3/5ページ
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東京の臨海地区を舞台にして展開する切ない恋愛小説。 著者はこれまで比較的クールな人間関係を描いてきたが、この作品ではもっと突っ込んだ人間関係を描いていている。そのてめ、思いのたけの一片さえ伝えられない言葉のもどかしさや誤解から互いを傷つけてしまうすれ違いの哀しさが、切なくなるくらい良く伝わってきた。 ふたりが働く品川埠頭とお台場の距離感は、近いようで遠いふたりの距離感をそのまま投影しているようだし、そこをつなぐモノレールも心もとないふたりのつながりを象徴しているかのようで、舞台背景をふんだんに活かした作品だと思う。 また、作中使われる同名の小説も、直接打ち明けられない部分を代弁するアイテムとして、効果的に用いられていると思った。 | ||||
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東京に住んでいなくても、問題なく分かる物語。あたりまえか。 とりあえず主人公の男性がクールです。なんだか無骨。出会い系サイトに登録したのは出来心。胸の火傷もクール。 著者の描く男性主人公は、けっこう恋愛を冷静に眺めている。一人称と三人称がときどき入れ替わるように感じるのも、そのせいかもしれない。 うまいことに、いくつか謎、というか「おあずけ」を食わされて「え、どういうこと?どうなるの?」と気になるような部分があり、読まずにいられなくなる。そして期待を裏切らない。ある意味あざといような気もしないではないが、それはそれでオッケーだ。だってこれは恋愛小説なんだから。 | ||||
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出会い系サイトで本当の恋愛なんか、できるわけないじゃないか。そんなためらいを、登場人物たちと、読者と、作者自身が払拭しきれずにストーリーが進む。ストーリー内に「青山ほたる」という流行作家が二人の恋愛を小説化し、作り話めいた物語を一層虚構化することによって、かえってリアリティーを持たせている。 かなり修羅場な恋愛が、過去と現在とで描かれている割には、淡々と読める。それは登場人物の心情が独白として長々と語られないせいだ。これが吉田作品の特徴である。登場人物は、小説家の頭の中で整理され区分された感情に沿って動くのではない。自分でも良くわからない情動に突き動かされて、ただ行動してしまうのだ。 正面から恋愛に向き合えない二人が、終章で本当のドラマを始めようとする場面は、情景や表情が浮かぶようで印象的だ。 | ||||
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読み始めは、主人公が存在感が薄いように思え、ひどく退屈な作品に思えたが、読み進むうちに、次第に主人公に共感し、物語に引き込まれた。吉田修一さんの小説は、そういう作品が多く読みはじめで退屈だと投げ出してしまいそうになるのだが、読み進んでいくといい意味で裏切られる小説が多いなと感じた。 | ||||
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吉田修一さんが書く小説の中では、格段に「浅い」作品です。 読んだ時に、「なんか薄っぺらいドラマみたい」と思っていたら、本当にドラマ化されちゃいましたね。ドラマはストーリーが全然異なっていたので、途中でみるのをやめちゃいましたが。 読みやすいのですが、もっとぎっしりとつまった「うまみ」を期待していたぶん、がっかりでした。 | ||||
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ストーリーは問題ないが、読み終えたあと、少し物足りなさを感じてしまった。むしろ、ドラマの方が凄く内容も充実しており、ドラマの方が楽しかった。 | ||||
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本当は好きなのに、気づかないふりをする。自分自身傷つくのが怖いから、踏み出せない。もどかしさを感じるふたり。永遠に信じられるものはないかもしれない。でも、そのことを恐れていたら、前に進むことはできない。人は生きている今この瞬間を、大切にするべきではないだろうか。進まずにあとで後悔するよりは、まず進んでみよう!亮介と美緒に向かって叫びたい。 | ||||
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吉田修一さんは今注目している作家の1人です。 何冊か彼の作品を読みましたが、これは一番いいです。 本気になるのが怖くて、カラダだけの付き合いに甘んじていた時の、二人の冷めた目。「本気になろう」と決めた時、一気に熱が高まっていくキモチ。 クールなんだけど、奥深いところで熱を秘めている。その感覚が気持ちいい作品。 先日ドラマ化されましたが、タイトルと設定の一部だけ原作にそっていて、あとはすべて韓国ドラマの真似。「吉田さん怒って!」と、何度心の中で叫んだことか。 今度は原作に忠実な映像化を望みます。 | ||||
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無性に恋愛小説が読みたくなって・・・そんな時に東京湾景を見つけました!ドラマの内容は大体知っていて、同じかと思っていたら全く違っていました。読んでいくうちにどんどんはまっていって勉強なんてそっちのけで、一気に読みきちゃいましたー!!亮介の飾らず、自分の気持ちにストレートなとこにすごい惹かれました☆忘れがちな思いを気がつかせてくれる作品です。 | ||||
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美緒の心の動きに最後までついていくことができませんでした 作者が男性である故なのか?女ってこんなもんなのかな、いや、違うだろう?って思うところがたびたびありました 美緒と亮介、もっと二人のこころが寄り添った様子を読んで見たかった、もっと踏み込んだ心の中を知りたかった、というのが正直な感想です | ||||
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同名のドラマはリタイアしましたが、こっちはかなり面白かった。 女性の私には亮介の性格というか、人と柄というかが最後の最後まで見えてきませんでした。しかし、ラスト2つの章で、 いきなり亮介のことが理解できるようになるのには鳥肌が立ちました。 それはもう、彼のことを何もしらなかった美緒がいきなり彼を知り始めるのと同時で、大変感情移入してしまいました。 女性の方にはぜひこの感じを体験していただきたいです。 | ||||
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~いい物語です。恋愛小説。 ~~ 心をいかに通わせるか、そんなことがテーマになっているように思います。カラダを通わすことの方が簡単だから、カラダを通わすことと、心を通わすこととは違うことだから、だから心を解放して「好き」になっていくことに臆病になっていく。そこをどう乗り越えていけるのか、乗り越えていけれる相手なのか、おっかなびっくりの駆け引きのような、さめたような~~心、二つ。 ~~ 上手なまとめ方だなあと思う一方、なんというのか、だからこの二人、もうお互いに飽きてしまうことなく、そばにいられる二人になるのかと言われると、なんか違うというのか、脇役で登場する二組のカップルの方がよほど、現実的には続いていくんだろうなあと、思ってしまうところが、ちょっと残念なところというか、「物語」「おはなし」で終わってしまってい~~るところに感じた。~ | ||||
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今度こそ信じたい。バカな女になれたらいいのに..。と帯にありましたが、別の方向から恋愛ってなんだろと考えさせらました。 相手を信じたいとは思いながらも、完全に(盲目的に)信じ切れない微妙な...年齢、今の生活、複雑に絡み合ってく様々な様子。 一度読んで見ると恋愛を少し違う角度から見れるかも。 <注意> ドラマとは全く違う内容みたいなので、ドラマを見て読もうと思う人はシナリオ本が出てからそちらを読んだ方がいいと思います。 | ||||
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恋愛小説があまりすきではありませんが 一気に2時間ほどで読んでしまいました。 今までこの人の作品は「パレード」「パークライフ」 「日曜日たち」を読みましたがこちらが一番好きです。 人を好きになることの単純さと難しさ、好きでい続けることなど かんがえさせられました。 終わりかたもすごく好きです。 | ||||
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最後までスムーズに読むことができました。リラックスしたい週末に読むととてもいいかなと思う。 「東京湾」というシチュエーションがいいですね。この本を読んでその場所に行ってみたいと思いました。スクーターがあればもっといいかも。。。 | ||||
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出会い系サイトでの出会いというところは ちょっと、数々の事件を考えるとあまり人気作家の 恋愛小説では使って欲しくない題材ではありますが、 全体としては、イマドキの若者の恋愛感をうまく 描いていたように思う。 短編集でもよかったのでは?と思うところもありますが、 これくらいの量で1冊の本にまとめたほうが、本離れしている 若い人たちには読みやすいのかもしれませんね。 ドラマとはぜんぜん、違う内容ですが、これはこれでオススメです。 | ||||
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ドラマの影響で読み始めました。 ドラマとは全然ちがうのですが、原作には原作の良さがあって、読んでよかったな…と思いました。 恋したいな…と思いつつ、あと一歩が踏み出せない…恋に臆病になってしまってる現代OLには、ジンと染みるものがあると思います。 自分という立場だと無理だけど、自分以外の人という設定なら恋にはまれるかもしれない…そんな美緒の心境は何となく分かる気がしました。 細かな心理描写や、すれ違う歯がゆさ…そういうのが、きれいに表現されていて、 思わず主人公に感情移入してしまいました…。 読後感の良い、作品です。ぜひ、一読を! | ||||
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出会い系であろうと、紹介であろうと 恋愛がおもったより深みにはまるとき 人は悩む・・・ この人でいいのか? この恋愛でいいのか? そんな深みの最中が詰まった小説なので 恋愛の最中の方、一緒に自分の恋愛と比較しながら 読むには最適です | ||||
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今フジTV系でドラマやってるのとは、少しストーリーは違うけど、読んで感動しました。亮介と美緒とのちょっと変わった関係が周りを少しずつ狂わしていき、でも今まで恋愛をバカした美緒が、徐々に亮介の昔の話に動揺し、本当に亮介を好きになり、そういう自分がとても怖くて、寂しくて・・・なんとも言えない自分の気持ちが亮介に伝わらない苛立ちなんかが、とても素直に読めた。わずか、2日で読めてしまった私自身もすごくびっくりするくらい、のめり込めた本です。愛だの恋だの言わなくなった私以外の人にも読んでもらいたいなぁ・・・なんて思います。 | ||||
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月9でやってますよね。ドラマを見ていて自分なりに先が少し見えてきたので原作を読んでみようと思い読みました。でも、原作とドラマは大夫違い、原作は原作で面白かったです。仲間さんと和田さんと、その他いろいろの俳優さんたちをイメージしたりして面白く読めました。 | ||||
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