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(短編集)
東京湾景
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東京湾景の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全15件 1~15 1/1ページ
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展開は興味ぶかかったが、あまりワクワク感を感じなかったのでイマイチ | ||||
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さっき読み終わりました。 吉田修一作品らしく屈折しながら、会話が面白くて、やはり感心しました。 ただ過去と現在の行き来が乱暴で、この頃の構成はちょっと弱い気がします。 愛を信じない、信じられない。 でも、飽きれられるまで好きでいよう。そういう感覚は如何にも刺激的でピリピリします。 刹那というテーマを、この作家はずっと追求するような気がしますね。 | ||||
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ブルーワーカーとオフィスワーカーとの出会いということで、 「悪人」に至る試作といった印象。違いは主人公の亮介くんがモテモテなことか。 今ひとつ涼子なり、登場人物に惹かれなかった。好みの問題ですが。 ただ、吉田修一はこういった風俗小説はうまいですね。 | ||||
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淡々とした恋愛小説。大きな事件(人が死んだり、犯罪に巻き込まれたり)もありません。 結構、人間の触れられたくない深層心理みたいなものが出てきて、ドキッとさせられます。 | ||||
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「悪人」と同じに、出会い系サイトで始まる恋愛。 恋愛に冷めていた涼子も、過去に燃え上がる恋があったが、 「所詮、恋愛はいつかは終わるもの」と考える亮介も、やっぱり、 人間として、どこかで繋がっていたい!! テーマは、悪人と似ているが、こちらは、ハッピーエンドの匂いが するね〜。 面白かったのは、美緒が、亮介の過去の火傷をおった愛に嫉妬するの ではなく、逆に、彼を本気で好きになってゆくのに、対し、亮介は、 す〜っと冷めてゆく。 この辺の心模様の描き方は、さすが、うまいね! 面白く読めました。 | ||||
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ガテン系を一方の主人公とした構成の素晴らしい恋愛小説。盗めるところ満載だぁ…… 昔月九で観たけど、あれはどうしてそのまま作らなかったのか不思議。話数がもたなかったのか? でも、それをなんとかするのがプロデューサーの仕事だろうし…… 主人公は若い頃の吉川晃司か吉田様ご本人が良いかも…… テレビ版亮介役大抜擢の和田聰宏(わだ・ そうこう)はウチでは「きんぎょ」の愛称で親しまれていた。まあ、彼はアリ。 | ||||
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持てる女と、持たざる男の恋物語。 この小説をひとことでいってしまうと、こうなるかもしれない。 女の名前は美緒。彼女は、大手石油会社で広報の仕事をしている。仕事もなかなかのやり手で、同期の男性社員をしのぐほどの能力を持ちながら、女性ということで昇進できなかったことで、課長を激しくなじる。年収もかなりあり、銀座でプラダやエルメスといったブランドものも、さほど無理をしなくても買える。 男のほうは亮介。彼の家庭環境等についてはあまり描かれていない。彼が、高校を卒業してからすぐに働き始めたこと。高校時代の英語教師と、卒業後すぐに同棲生活を始めたこと。しかし、それも一年ほどでうまくいかなくなってしまったこと。そして、美緒と出会い系サイトで出会ったとき、亮介にはすでに真理という恋人がいたこと。 本作は、不釣合いな、持てる女と持たざる男の恋が、紆余曲折を経て成就する、そんなメルヘンチックな小説ではない。美緒が所有しているさまざまなもの、たとえば華やか(に見える)広報の仕事や、安定した収入などに、亮介は何のコンプレックスも持っていない。彼が抱えているのは、どれほど情熱的に恋を始めても、いつかは終わってしまうという不安だ。 美緒のほうは、亮介の過去や恋人の存在にあまり執着しない。それほど激しく人を愛することができる人間が目の前にいるということに感動する。 本作は、不釣合いな、持てる女と持たざる男の恋の成就を描いたメルヘンチックな物語ではない。恋愛のせつなさをリアルに描いた作品だと思う。 | ||||
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軽く読める本。最後はよかった。 でもそもそもどうして主人公の女性があんなところに電話して 知らない男性と会おうと思ったのかという心理が分からなくていまいち解せなかった。 | ||||
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「品川埠頭」で肉体労働をする亮介。高校時代の先生との純愛が失敗したことが心の傷となり、彼女をもつことができても本当の意味で愛することはできない。「お台場」のオフィスに勤務する美緒は、ごく普通の家庭に育ち、男にひどい目に遭わされたような過去もないのに、人を愛するということが作りものぽい嘘に見えてしまう。「東京湾景」は、そんな男女が本当の愛を発見するまでの物語。 吉田修一の作品には、いつも、エドワード・ホッパーの絵画のように都会の若者の孤独が絶妙に描かれている。お台場、品川埠頭、天王洲アイルなどの東京湾景がリアルにまぶたに浮かんでくる。都会の孤独のなかで温もりをもとめる男女。でも、一人一人の存在はどこまでも孤立していて一体感はない。そこに作者の「優しいまなざし」がある。 いつの間にか「吉田修一ワールド」のファンになっていた。 | ||||
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東京に住んでいなくても、問題なく分かる物語。あたりまえか。 とりあえず主人公の男性がクールです。なんだか無骨。出会い系サイトに登録したのは出来心。胸の火傷もクール。 著者の描く男性主人公は、けっこう恋愛を冷静に眺めている。一人称と三人称がときどき入れ替わるように感じるのも、そのせいかもしれない。 うまいことに、いくつか謎、というか「おあずけ」を食わされて「え、どういうこと?どうなるの?」と気になるような部分があり、読まずにいられなくなる。そして期待を裏切らない。ある意味あざといような気もしないではないが、それはそれでオッケーだ。だってこれは恋愛小説なんだから。 | ||||
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ストーリーは問題ないが、読み終えたあと、少し物足りなさを感じてしまった。むしろ、ドラマの方が凄く内容も充実しており、ドラマの方が楽しかった。 | ||||
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本当は好きなのに、気づかないふりをする。自分自身傷つくのが怖いから、踏み出せない。もどかしさを感じるふたり。永遠に信じられるものはないかもしれない。でも、そのことを恐れていたら、前に進むことはできない。人は生きている今この瞬間を、大切にするべきではないだろうか。進まずにあとで後悔するよりは、まず進んでみよう!亮介と美緒に向かって叫びたい。 | ||||
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出会い系サイトでの出会いというところは ちょっと、数々の事件を考えるとあまり人気作家の 恋愛小説では使って欲しくない題材ではありますが、 全体としては、イマドキの若者の恋愛感をうまく 描いていたように思う。 短編集でもよかったのでは?と思うところもありますが、 これくらいの量で1冊の本にまとめたほうが、本離れしている 若い人たちには読みやすいのかもしれませんね。 ドラマとはぜんぜん、違う内容ですが、これはこれでオススメです。 | ||||
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正直、この作品は好き。だが、ドラマを見ると(私は反は発売日に購入したのだが)あまりにも作品と離れすぎ・・・だから減点です。 こんな付き合い方もあるのかな、と。感じさせる。ただ、本当にドラマを見てから読むと、どうかな…この本は読んで,ドラマは見ないほうがよいのでは… | ||||
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ほとんどの場合、女性のスタイル・服装についての記述がないところ にまいりました。少なくとも、私には見えてこないのです。 せいぜい仕事は何をしているだとか、今ふとんに寝ころがって いるだとか、そんなところから思い描くしかない。 いちばんかくっときたのは、小説を頼りに「涼子」が「亮介」 のアパートを訪ねてきて、2人がばったり会ったところです。 仕事帰りのOL、バリバリのキャリアウーマン(死語か?)が、 突然迷いもなくスクーターの後ろににまたがるか? 自分を偽って「キオスクで働いている」と自己紹介した「涼子 」、実は勤続6年以上のベテランOL「美緒」。 まとっている雰囲気とか着ているものとか描写すれば、そのう そ臭さがもっと際立っておもしろかったと思う。 ゆう子、真理についても然り。 ネールアートを優先させて、ダブルデートに遅刻。 そのネールアートはどんなだったか、色にすら触れていない。 どんな女の子なのか、想像しようがない。 逆に亮介の容姿・服装については細かいよね。 ディテールが書き込まれている、とかいうのかな。 全体の雰囲気や恋愛観はきらいじゃないけど、感情移入しづら い登場人物たちの描き方でありました。 | ||||
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