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(短編集)
東京湾景
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東京湾景の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全81件 21~40 2/5ページ
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普通1Kmと言えば歩いても行ける距離。そこに東京湾を挟むことによって、心の距離を巧みに表現できているのではと感じた。 読むだけで情景が浮かぶような、自分もそこに赴きたくなるような、そんな気持ちになれる本。 実際に泳いで渡ったのかまでは書かれていない終わり方も、気になるし、ふに落ちないし、もどかしいのに面白い。 ただキャラクターの心情はとてもよく分かるけれど、どこか平均的な個性に落ち着いていたのが残念だった。 けれども総じて、大好きな本です。 | ||||
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伏線を色々張っていたから、最後まで読みましたが 何だ…これだけ?と最後に残ったのはお約束でありきたりな展開。 盛り上げてるんだろうけど、シラケるばかり。 登場人物に魅力を一切感じませんでした。二人が愛し合ってるというのが全く伝わってこない。 つまらなかったです。 | ||||
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持てる女と、持たざる男の恋物語。 この小説をひとことでいってしまうと、こうなるかもしれない。 女の名前は美緒。彼女は、大手石油会社で広報の仕事をしている。仕事もなかなかのやり手で、同期の男性社員をしのぐほどの能力を持ちながら、女性ということで昇進できなかったことで、課長を激しくなじる。年収もかなりあり、銀座でプラダやエルメスといったブランドものも、さほど無理をしなくても買える。 男のほうは亮介。彼の家庭環境等についてはあまり描かれていない。彼が、高校を卒業してからすぐに働き始めたこと。高校時代の英語教師と、卒業後すぐに同棲生活を始めたこと。しかし、それも一年ほどでうまくいかなくなってしまったこと。そして、美緒と出会い系サイトで出会ったとき、亮介にはすでに真理という恋人がいたこと。 本作は、不釣合いな、持てる女と持たざる男の恋が、紆余曲折を経て成就する、そんなメルヘンチックな小説ではない。美緒が所有しているさまざまなもの、たとえば華やか(に見える)広報の仕事や、安定した収入などに、亮介は何のコンプレックスも持っていない。彼が抱えているのは、どれほど情熱的に恋を始めても、いつかは終わってしまうという不安だ。 美緒のほうは、亮介の過去や恋人の存在にあまり執着しない。それほど激しく人を愛することができる人間が目の前にいるということに感動する。 本作は、不釣合いな、持てる女と持たざる男の恋の成就を描いたメルヘンチックな物語ではない。恋愛のせつなさをリアルに描いた作品だと思う。 | ||||
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軽く読める本。最後はよかった。 でもそもそもどうして主人公の女性があんなところに電話して 知らない男性と会おうと思ったのかという心理が分からなくていまいち解せなかった。 | ||||
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とあるブログからの紹介で自分のリンクさせるフレーズがあったので、読んでみた。 吉田さんの書く男性はいつも男らしく、私自身の理想男性像に近いのでとても入っていきやすかった。 終わり方が結局「ご想像にお任せします」的な終わりになっていて私的には腑に落ちない部分があったが、 全体的には、ひとつの今時の恋愛観、という学びになった。 物語はいつも恋が成熟したところで終わり、その後飽きたところまでは書いていない、といった感じの 記述があったが、確かにと思った。 | ||||
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久しぶりにストーリーの面白い小説を読んだ気がする。第一章から第六章まで、まるで推理小説の謎を解き明かすような展開と時間という空白の使い方のうまさに感心してしまい、一気に読み上げてしまった。 東京という巨大な都市において、品川の倉庫で働く青年とお台場という注目の場所で働く女性の出会いは不釣合いのようでいて不釣合いではない内容だった。この立場が反対の設定であったら、ここまでうまくストーリーは展開しなかったのではないか。 同僚から紹介してもらった彼女はいるものの、主人公の「亮介」が出会い系サイトで「涼子」と知り合うという始まりはお手軽な恋愛小説を彷彿させるが、それが帳消しになるほどその後の展開は際立っていた。羽田と浜松町を往復するモノレールに乗ったことがない謎の「涼子」像を行間で追いかけていたが、意外な「涼子」の真実に感嘆するしかなかった。 巨大な都市に蠢く人間たちは苦みばしっているが、全体的にさっぱりしているのはこの作品が物事に囚われない現代の若者気質を取り入れているからからだろうか。 しかし、そこに「亮介」の高校時代の担任の先生との同棲生活が露になることでさっぱりした中に澱のような不純さが感じられることで話しに厚みを増したと思う。 東京湾で阻まれている品川の「亮介」とお台場の「涼子」であるが、最終的には東京湾の海底を通過する「りんかい線」で一挙に結ばれるという設定はできすぎと思った。 が、うまいなあと感心する。 ただ、惜しむらくは博多っ子の「涼子」と実家の父母との会話は博多弁もどきになっており、東京と博多という距離感が曖昧になってしまっていることか。 | ||||
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文庫本の解説で、この小説は、 「持てる女性」と「持てない男性」の格差恋愛を描いている、 という指摘があったが、全くもってその通りだと思う。 品川埠頭の倉庫に勤めるごく普通の高卒労働者と、 お台場の大企業に勤める才色兼備のキャリアウーマン。 2人の職場は距離にして1キロと離れていないが、間に東京湾が横たわるため、 モノレールができるまで行き来が不便だった場所だ。 「男と女の間に横たわる深い川」そのままに、近くて遠い。 その2人が「出会い系」というバーチャルを介して出会う。 御伽噺の娘がその美貌と優しさを武器に王子を射止めるように、 亮介はその真っ直ぐな情熱と愛情を武器に、美緒に迫る。 唯一つ御伽噺と違う点があるとすれば、 美緒が女の目から見ても非常にリアルなところだ。 偽名を使い続け、外出せずひたすら部屋で交わり、 その交わりすら「体だけの付き合い」と心から切り離し、 あくまで亮介を非現実=バーチャルに留めようとする美緒。 自分と同じくらい教養や社会的立場を備えた元同級生への態度と比べると、 その差は歴然である。 物語はそんな亮介が、美緒にとってのバーチャルから現実に昇格するか? というところで小気味良く終わっているが、 その後の彼らの付き合いは想像がつかない。 儚いという表現が良く似合う、幻想的でスタイリッシュな小説だった。 | ||||
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そういえば、評者は吉田修一の結構いい読者だと思うのだが、彼の作品へのレビューはすべてアマゾンの“検閲”で掲載されないなあ。ヘボレビューであれこれとは言わないが、なぜかな? それはともかく。 入学や就職で新たにこの大東京で生活を始める人も多かろう4月。今回、文庫版で初めて目にした陣野俊史のややナイーヴな解説にもあるように、本書は「東京生活」入門になるかもしれない。 いろいろと無惨なことも目にするだろう。 哀しくも、寂しくもあろう。 増田悦佐は若者の東京流入こそが日本経済活性化の起爆剤だと言い、谷川雁はその昔、「東京へ行くな」という逆説を述べた。吉本隆明はもっと素直に東京へ出て来いと書いていたなあ。 その心は、ひょっとするとこの無惨な東京を見て、そこに生きることが、生活や思想にとっての何事かであるということではないか? 長崎から東京へ出て、大学時代をスタートしたらしき吉田修一の小説には、ナイーヴなセンチメンタルなどほとんどない。カツマーや一人勝ちやオンリーワンたらのつまらないイデオロギーに染まることは吉田の読者には無縁と言うべきか。 | ||||
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「品川埠頭」で肉体労働をする亮介。高校時代の先生との純愛が失敗したことが心の傷となり、彼女をもつことができても本当の意味で愛することはできない。「お台場」のオフィスに勤務する美緒は、ごく普通の家庭に育ち、男にひどい目に遭わされたような過去もないのに、人を愛するということが作りものぽい嘘に見えてしまう。「東京湾景」は、そんな男女が本当の愛を発見するまでの物語。 吉田修一の作品には、いつも、エドワード・ホッパーの絵画のように都会の若者の孤独が絶妙に描かれている。お台場、品川埠頭、天王洲アイルなどの東京湾景がリアルにまぶたに浮かんでくる。都会の孤独のなかで温もりをもとめる男女。でも、一人一人の存在はどこまでも孤立していて一体感はない。そこに作者の「優しいまなざし」がある。 いつの間にか「吉田修一ワールド」のファンになっていた。 | ||||
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「悪人」に感動して次にこの本を読みました。恋愛小説は男性作家より女性作家の方がはるかにうまいと思いますが、吉田氏のこの作品はまるで女性が書いたかと錯覚するほど微妙な心の揺らぎが書けています。しかも登場人物は男性よりも女性の方がよく描かれていると思います。女性の読者がこの意見に賛同するかどうかは分かりませんが。宮本輝氏も女性に人気がありますが、女性の方はどちらの作家がお好みでしょう。「悪人」を読んだ時も感じましたが、この作家が人を観察する力は相当なものです。 | ||||
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「悪人」に感動して次にこの本を読みました。恋愛小説は男性作家より女性作家の方がはるかにうまいと思いますが、吉田さんのこの作品はまるで女性が書いたかと錯覚するほど微妙な心の揺らぎが書けています。しかも登場人物は男性よりも女性の方がよく描かれていると思います。女性の読者がこの意見に賛同するかどうかは分かりませんが。「悪人」を読んだ時も感じましたが、この作家が人を観察する力は相当なものです。 | ||||
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うーん(-"-;) ドラマは面白かった気がしたからドラマの配役を浮かべるも内容は、おぼろにしか覚えていなくて(汗) 引きつけられる部分は微塵にしか無く読み終わっ後には…(・・?) 伝えたかった事は特に感じられずインパクトの弱い作品だったかな↓↓↓ ドラマは配役が、よかっただけかも?(笑) | ||||
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気になっている作者であるので今までのレビューでは辛口になっていましたが、本作は良いです。初めは「出会い系?」と不安の出だしであったが、一章から良質な物語が紡ぎ出されております。ここまで恋愛に対して、体と気持ちの対立や同調を描いた作品は余り無いと思います。その問題はいつまでも僕たちを悩ませる問題でもあります。なぜならこの問題にはゴールがあるのか、無いのかすら解りません。当然ゴールを見ることもできません。 本作の主人公達は見つけたのでしょうか。私は見つけていないのだと思います。彼や彼女は体と気持ちの問題に気付き、両者で理解し、初めてゴールを目指そうとしているのです。 読者である私は心から素直に彼らの行く末が幸せであることを祈っております。それぐらい良質な恋愛物語であると思います。一読の価値があります。 | ||||
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この手の本にしては結構ハッピーエンドで、読み終えた後にホッとする内容でした。人間は動物と違って恋をし、恋に悩むこともあります。(人によっては一番の悩みかもしれません)恋愛は人間にとって一番素敵でドキドキする反面、一番難しくそして残酷なものかもしれません。そんな恋愛をロマンティックで少女漫画的に描くのではなく、現実的で現代的に描いたのが本書です。お台場と天王洲を中心に行われる現代的な恋愛に何となく心が和みます。 | ||||
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お台場と品川倉庫。東京湾をはさんで向かいあう地で働く男女の出会いの物語。 この小説、男女の設定が非常にうまいコントラストで描かれている。華やかなお台場と質実剛健な品川埠頭。広告業と港湾労働者。偽名を語る女と本名を名乗る男。これらが、東京湾をはさんで1kmほどで隣り合っている。それなのに、ゆりかもめ−山手線−モノレールと乗り継がないと到達できないアクセスの悪さ。目の前にいるのに、遠い存在。そんな二人が出会う。モノレールは、そんな二人のわずかな接点の象徴だ。「モノレールに乗ったことがないから。」女はそこで、未知なるものへと一歩を踏み出す。 体のつながりよりも、心のつながりを切実なまでに求めつつ、うまく表現できない男。「体だけならいいのに」と自らの心を排除しようとする女。そんな二人の恋愛の結末は最後まで語られない。こちらとあちら。近くて遠い二人は、分かり合えるのか。 気になるキーワードはいくつかある。「女を窮地に追い込みたかった」と照れ笑いする殺人犯。「私にはまだ傷がない」といって小説執筆を断念する小説家。「なにやっても楽しくないんだよねぇ」といって自殺した少女。「いつ愛が消えたんだ」と問いかける映画『日蝕』の主人公。深い闇を心の奥に抱える二人に未来はあるのだろうか。 まぶしい明かりと漆黒の闇のコントラストに、女と男の関係を重ね合わせた恋愛小説。東京湾の夜景を楽しみつつ、味わってほしい。 | ||||
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この“恋愛小説”をどう読めば良いのか実は判断がつかない。作者は愛、男女の繋がりというものを結局のところ信じているのだろうか。 女性の勤める「お台場」と男性の働く「品川埠頭」の距離はたったの1キロ。でもあいだを東京湾が隔てておりアクセスは悪い。これは明らかに主人公男女の距離関係だ。話の途中、りんかい線が開通し男女の距離は接近したかに見えるが、愛の永遠を証明するためには“泳いで渡って見せる”しかない。小説は男性がこの途方もない行動に出たのかどうかを描かずに終わる。 携帯メールというメディアで男女の関係を象徴的に示したり、お台場、品川港南口、天王洲アイルと言った東京の新しい風俗を観光ガイド風に記述したり、セックスを幻想的に描いたり、かなり“通俗的な恋愛小説”のコーティングを施してるけど、作者の真意はどこにあるのだろう?これまでの“一筋縄ではいかない吉田修一”を意図的に回避し、わかりやすすぎるシチュエーションや言葉を使っているが、それはどうしてなのか?この小説は「なぜの嵐」である。 小説中に、“主人公男女を主人公とした”雑誌連載小説というものを登場させ、その連載小説の筋書きを現実がなぞる、といったメタな仕掛けがあったり、一見シンプルでいて実は仕掛けの多い小説だ。小説中の連載小説は作者の「私にはまだ傷がない」という理由により休載になるのだが、結局傷を負ったり、東京湾を泳いで渡るしか、愛とは手に入らないものなのか。大体愛ってなんだ?幻想か?信じるってことか?と色々考え込んでしまう、悩ましい、すっきりしない、混沌とした、だからこそ面白い小説である。会話における若者達の言葉遣いや、若者達の“文学”に対するスタンスがよくスケッチ出来ていて、そういった点も感心した。 | ||||
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人を好きになるということ。それだけで尊ぶべき感情なのに、どうしても形式にとらわれる。出会い方、職業、進むべき順序、そしてゴールまでも。 今という瞬間を自分の気持ちに正直に生きることが出来る主人公。他人の目を気にすることも無く、ただただ相手への想いのみがある。 形に出来ないほどの気持ち、そういう気持ちを持ち続けていたい。 | ||||
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「お台場なんて仕事じゃなかったら絶対来たくない」と 主人公の女性・美緒が言っていたけれど、 「お台場」「レインボーブリッジ」「東京モノレール」などなど 地方しか知らない私から見れば、やはりお洒落なイメージの場所で、 恋愛の舞台としてはなんとなく美しく感じる。 そんなお洒落な場所を舞台に、 けれど描かれている恋愛はごくごく普通で どこにでもありそうな身近な恋のお話。 しかもその場所設定は、ただ単にお洒落なだけでなく、 その地形に、主人公たちの心の距離が投影されているのだと 途中で気付かされ、はっとさせられた。 主人公の男性が、今自分が恋をしている人と同じ名前だったという理由で この本を選んだということもあって、 自分も主人公と同じように悩み、切なくなり、そして喜びながら 東京湾を舞台に一緒に恋愛を経験したような 素敵な錯覚に陥ってしまった。 読書を通じて、自分自身も何かを経験したような気持ちになったのは 久しぶりだった。恋に悩む人にはお勧めだ。 | ||||
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恋に足踏みしている男女―品川埠頭の倉庫で働く亮介とお台場のビルで働く美緒―が東京湾を挟んで関係を築いていく物語。 東京湾をはじめ、場所の描写がよかった。品川埠頭、船積貨物倉庫、お台場、品川駅港南口、モノレールから見える光景・・・ 東京湾は二人を隔てる象徴的意味合いをもつが、それだけに止まらず、描写そのものが魅力的でずっと読んでいたくなった。場所が第二の主役の小説だと思う。 それだけに不満も残った。例えば・・・(詳しい内容にもふれていますのでご注意を) 二人は出会い系サイトで知り合うのだが、亮介が美緒(涼子という偽名を名乗っている)のことをあまりにも自分から知ろうとしないのは、いかに過去の恋愛の躓きを引きずっていようとも、不自然ではないか。 美緒は美緒で、「心/からだ」二元論(?)に拘り過ぎていると思う。内心では「心と心で繋がれる相手」を求めつつ、それは幻想だと自分に言い聞かせている。最後の最後で亮介が心で繋がれる相手だと気づくのだが、美緒にそう思わしめた亮介の過去のエピソードはちょっと非現実的で、「心/からだ」に拘る美緒のキャラクターに合わせて無理に作られたもののように思えた。 また、本作には同名の小説内小説が登場し、その中で美緒の知らないことが明らかになるという趣向が凝らされているが、その作家像に魅力がないためか、関連する部分が安っぽく感じられてならなかった。 ・・・など。 不満が多くなってしまったが、せっかくの二人のリアルなやりとりも、場の描写も、やや作為がかったプロットのせいでうまく活かされなかったのが残念だ。正攻法で読ませる恋愛小説だったらよかったのに・・・と思った。 | ||||
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恋愛モノ。 ハッピーエンドじゃないんだけど。すごくすごくよくわかった。 メル友からの始まり。すごい軽さを感じたんだけど。二人はどちらかというと古いカタイタイプだったかも。 ちょっとのすれ違いだったのに。って。自分の気持ち。相手の気持ち。ベクトルの方向が同じだといいのにね・・・。 | ||||
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