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(短編集)

東京湾景



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【この小説が収録されている参考書籍】
東京湾景
東京湾景 (新潮文庫)

東京湾景の評価: 3.83/5点 レビュー 81件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.83pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全81件 1~20 1/5ページ
No.81:
(2pt)

人物が描けていない

自宅の書棚に読んだ形跡なくあったので今さら読んでみました。情景描写は巧みなのですが今ひとつ人物が描けておらず、誰の気持ちにも寄り添えなかった。同郷の同級生と話が弾んで涼介とはこうはいかない的なことが書かれているのに本当は涼介が好きなの?意味わからない。東京湾泳いできたらマジでヒク。
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No.80:
(1pt)

最低の小説

最低の小説だった。人物の描写が薄っぺらくて、物語も全然面白くない。この作家は凡人だ
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No.79:
(4pt)

愛について考えさせられた

詳細を書くと未読者の興味を削いでしまうので書きませんが、この小説の最後の言葉に尽きる気がします。
とても読みやすく、一気に読んでしまいました。
オススメです。
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No.78:
(4pt)

天王洲アイル

この作品を読んで、お台場やモノレールに乗りたくなりました。出逢いは様々だけど、出会い系でこんな深くなれるなんて、凄いな!他人事ながらのめり込んでいました。
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No.77:
(3pt)

まあまあ

展開は興味ぶかかったが、あまりワクワク感を感じなかったのでイマイチ
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No.76:
(4pt)

恋しくて愛おしくてを感じない乾いたところがリアル

品川埠頭の倉庫街で働く亮介は、携帯サイトで出会った涼子に心惹かれていく。ぶっきらぼうな初対面から、徐々に距離を縮めていく二人。涼子はお台場のOL美緒が名乗ったかりそめのの姿だった ・・・

東京湾を挟んだ品川埠頭とお台場で、ワークスタイルや生活スタイルが全く異なる男女のラブストーリー。亮介と美緒それぞれの日常が交互に描かれているのだが、接点を持つはずのない二人が、うさんくさい出会いをきっかけに、人生のひとときを重ねていく。

亮介と美緒には、恋しくて愛おしくてといった胸焦がれるほどの思いを感じない。それぞれ満たされない何かを抱えている二人の、どこか乾いたところが、かえってリアルなんだろうと思う。

二人の周辺の人々が、本作品を味わい深いものにしている。亮介をモデルにした作家 青山ほたるの雑誌掲載の連載小説が、やんわりと二人に気づきを与えるいるようで面白い。

お約束どおり、亮介も、美緒も二人の関係にためらいを持ち始め、そして・・・ と続く。僕は、本作品の締めくくり方しては、これ以上のものはないと思うのだがどうだろう。
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No.75:
(5pt)

目の前に見えているからといって、決してそこが近い場所とは限らない。

以前から不思議に思っていた。
 自分の暮らす場所を別の視点、特に高い場所から見下ろすと感じる不思議な気持ちをどう表現すればいいのかと。
 「自分が今、どんなところにいるか、あんな高い場所から見下ろせるんだよ。それって幸せなことよ」
 走るモノレールから自身が生活するアパートを見下ろす亮介に対し、涼子が言ったこの言葉で、そうか、自分が感じていた思いは「幸せ」という気持ちだったんだと妙に納得してしまいました。
 
 吉田修一という作家は、普段何気なく、特に気にもかけずにいたような物事の細部を表現するのが本当に上手いです。
 吉田修一の文体は、スラスラと読みやすいのだけれど後にしっかり残るものがある。
 そういった文体を作りあげることは一見簡単そうに見えて非常に高度な技術が駆使されているのではないでしょうか。
 吉田修一はこれまで多様な作品を書いてきていますが、本書は著者のそういったさりげない技術力が味わえる代表作の一つと言えるでしょう。

 東京湾を挟むお台場と品川埠頭。
 目の前に見えているからといって、決してそこが近い場所とは限らない。
 私自身、お台場から品川埠頭方面をみたことはあっても、品川埠頭側からお台場をみたことはありません。
 それでもその雰囲気がとてもリアルに伝わってきます。
 肌感覚とでもいった感じでしょうか。
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No.74:
(1pt)

ひどく、たばこ臭かった

本自体はキレイでしたが‥たばこの臭いがひどかったです。
読んでいても臭いがかなり気になりました。
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No.73:
(1pt)

なんだこれ?

前半部のあたたかい文章にだまされたのが運のつきでしたね。
はっきり言って、ただのアニマルどもの交雑小説で
うんざりすることになりました。

ただし、この小説には
良心と言うべき存在がいることは確かです。
そう、まだまだサルたちの男女と比べて
同じような付き合いをしても
きちんと芯を持っている子がいるのです。

でも、残念なことにその子たちは
サブキャラクターで
メインにはなっていませんでしたがね。

若気の至りといえるのは確かだけど
年齢的にそれはもうおかしい。
正直、こじらせ男女じゃないの?
と思ってしまいました。

感動も何もないですね。
何もかもが半端な感じでした。
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No.72:
(5pt)

今作でハマりました。

これが最初に読んだ吉田修一の作品でした。

カバーに惹かれて購入したのですが、たまに無性に読み返したくなるほど好きです。

どんどん読み進めたくなる物語で、一気に吉田修一の世界に魅了されてしまいました!
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No.71:
(3pt)

時間の描き方が乱暴

さっき読み終わりました。
吉田修一作品らしく屈折しながら、会話が面白くて、やはり感心しました。
ただ過去と現在の行き来が乱暴で、この頃の構成はちょっと弱い気がします。
愛を信じない、信じられない。
でも、飽きれられるまで好きでいよう。そういう感覚は如何にも刺激的でピリピリします。
刹那というテーマを、この作家はずっと追求するような気がしますね。
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No.70:
(4pt)

自分の恋愛体験を問い直す

そのような時間をもらった。愛とか恋とかそういうことに体当たり出来たのか、出来なかったではないか。私は後悔に囚われた。
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No.69:
(5pt)

楽しい

現代の若者と、華やかでなくブルーカラーのごく普通な世界での小説で共感を得ました。
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No.68:
(3pt)

ポジティブな雰囲気

ブルーワーカーとオフィスワーカーとの出会いということで、
「悪人」に至る試作といった印象。違いは主人公の亮介くんがモテモテなことか。

今ひとつ涼子なり、登場人物に惹かれなかった。好みの問題ですが。
ただ、吉田修一はこういった風俗小説はうまいですね。
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No.67:
(4pt)

お台場から見る

お台場から品川埠頭を見る。ネットで知り合い、お互いの属性すら知らないがゆえに惹かれ合う。二人を打算のない純粋な関係性ととることができるかで読後感はかわる。彼の胸の傷と彼女の上司と幼馴染とのエピソードがバランスしていると思えるかどうかにかかっている。
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No.66:
(5pt)

お台場と、品川埠頭。近くて遠い。

東京湾景、今更だけど読みました。
切なくて、すごく良かった!

感情の起伏があまり見えない二人ですが、心をさらけ出すことに抵抗がある人は共感できる部分があるかと。
読後の余韻も、私は好きでした。
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No.65:
(3pt)

人間の触れられたくない深層心理みたいなものが出てきて、ドキッとさせられる

淡々とした恋愛小説。大きな事件(人が死んだり、犯罪に巻き込まれたり)もありません。
結構、人間の触れられたくない深層心理みたいなものが出てきて、ドキッとさせられます。
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No.64:
(3pt)

「悪人」を超えないけど、、、面白い!

「悪人」と同じに、出会い系サイトで始まる恋愛。
恋愛に冷めていた涼子も、過去に燃え上がる恋があったが、
「所詮、恋愛はいつかは終わるもの」と考える亮介も、やっぱり、
人間として、どこかで繋がっていたい!!
テーマは、悪人と似ているが、こちらは、ハッピーエンドの匂いが
するね〜。
面白かったのは、美緒が、亮介の過去の火傷をおった愛に嫉妬するの
ではなく、逆に、彼を本気で好きになってゆくのに、対し、亮介は、
す〜っと冷めてゆく。
この辺の心模様の描き方は、さすが、うまいね!

面白く読めました。
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No.63:
(3pt)

構成が素晴らしい

ガテン系を一方の主人公とした構成の素晴らしい恋愛小説。盗めるところ満載だぁ…… 昔月九で観たけど、あれはどうしてそのまま作らなかったのか不思議。話数がもたなかったのか? でも、それをなんとかするのがプロデューサーの仕事だろうし…… 主人公は若い頃の吉川晃司か吉田様ご本人が良いかも…… テレビ版亮介役大抜擢の和田聰宏(わだ・ そうこう)はウチでは「きんぎょ」の愛称で親しまれていた。まあ、彼はアリ。
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No.62:
(5pt)

物語は終わった時点から始まる

人を信じることは難しい。そんなこと今さら言われなくたってわかってるよ、とあなたは言うかもしれない。では、なぜ難しいのだろうか。裏切りというハイリスクが伏在するから難しいのだ、と指摘する人もいるだろう。だけど、僕はこう言いたい。「信じる」とは、何を信じていいかわからないから難しいのだ、と。

しかし、信じるという行為の「不確かさ」が「確か」な手応えとなるひとときがある。それがセックスだ。セックスって、「自分はこの人とつながっている」という確証を五感で認識できる、もっとも強い物理的な作業だ。それ以外のときには相手のことがよくわからないし、愛なんて曖昧なものの存在を疑ってばかりいるけれど、セックスだけは「今そこにあるもの」だと思える。『東京湾景』を読みながら、僕はぼんやりと、でもずっとそんなことを考えていた。

「目の前に広がる美しい東京の夜景、その中で起こっているさまざまな出来事に比べれば、五分おきにこのレインボーブリッジを渡るゆりかもめの、その最後尾の車輛のシートで、好きでもない男の人と手を握り合うくらい、なんでもないことのように思えた」。これは、何を信じていいかわからず、ただただ心の中に穴が広がっていく日々を過ごしていた主人公のひとり、美緒の心象風景だ。このあと彼女は、出会い系サイトで亮介と出会う。

挫折のせいで「信じる」ことを放棄した男。理性のせいで「信じる」ことを躊躇する女。「信じる」は「愛する」に変換可能だ。そして物語は、終わった時点から始まろうとしている。
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