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(短編集)
アリバイ崩し承ります
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アリバイ崩し承りますの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.21pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全20件 1~20 1/1ページ
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ふと訪ねた時計屋さんの壁に貼られた『アリバイ崩し承ります』の貼り紙を目にした新人刑事、電波系店主かと思いきや、凄腕の安楽椅子探偵だった・・・その展開とは?! | ||||
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満足しています | ||||
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タイトルからは、もっとキャラ立ちした話かと思っていましたが、予想以上にアリバイ崩しが本格的でした。 安楽椅子探偵ものとしての無理矢理な推測や断定もほとんどなく、読みやすい文章で進められていて、気持ちよく読破できました。 新人くんの名前が出るのはいつになるのか、気になりますね。 | ||||
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本書の語り手である新米刑事の〈僕〉が、アリバイ崩しをしてくれる時計店の店主、美谷時乃(みたに ときの)に、どうしても解けないアリバイの謎解きを依頼し、〈僕〉から話を訊いた〈時乃〉が、たちどころにアリバイ崩しをしてみせるという趣向のミステリ短編集。全部で七話収録の短篇のうち、ひとつだけ、このスタイルから外れる(時乃が小学生の頃に解いたアリバイ崩しを、僕に話すという設定の短篇)作品がありますが、それ以外は、事件の謎解きであるアリバイ崩しを、二十代半ばの女性店主が鮮やかにやってのける話で統一されています。 アリバイの難易度は、そんなに高くない気がしました。語り手の〈僕〉とおんなじで、わたしに解けるものはなかったけれど、アリバイの謎が解けてみれば、複雑なからくりだったりするものはなく、むしろ、「なーんだ。そういうことだったのか」と、そんな感想を抱く作品が多かったです。若い頃と違って、ミステリ作品にさして精巧な、深い作りまで求めていない、ちょいと暇潰し代わりに楽しませてくれたらそれで十分、くらいに思っている読み手のわたしにとっては、本短編集はなかなかに楽しめたミステリ短編集でした。 前半に収められた作品よりも、第5話以降の三つの作品が良いと思いました。なかで、ひとつだけ選ぶとすれば、〈時乃〉のお祖父さんの稚気(ちき)、遊び心ににんまりさせられた第5話「時計屋探偵とお祖父さんのアリバイ」すかね。 文庫本の表紙カバーに描かれた女性は、〈美谷時計店〉の店主・時乃なんでしょうけど、《小柄で色が白く、(中略)どことなく兎を思わせる》と本文にある彼女とは、イメージがだいぶ違ってましたね。《右手にドライバーを握りしめ、右目に時計修理用のルーペを付けた、作業着姿の女性》のイラストが、見てみたかったです。 | ||||
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本日商品が届きました。早くてしかもきれいな状態で届きました。お取り引きいただき、ありがとうございました。 この推理小説の第2弾が発売されて、また浜辺美波さん主演でドラマが製作されてほしいです! | ||||
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7作収録。 アリバイ崩しモノはあまり好みではないけれど、本格ミステリモノとしては上質で、各短編のトリックは粒揃い。 また、軽快なタッチで書かれているから読みやすい。 | ||||
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娯楽作品として、楽しめました。テレビドラマ化したら誰が良いかと思いつつ読みました。そしたら、早速映像化のニュースを見て、まぁ、皆考えることは同じかと。 | ||||
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浜辺美波主演でドラマ化されました。 美波ちゃんはとてもかわいいので こちらも観ていたいのですが、 作品内容としては 余計なものや関係ないものまで入れて盛りだくさんにして 1時間物のテレビドラマに膨らましたものより、書籍の方が楽しめます。 これまで発表した短編をまとめた内容で それぞれに きちんと 作品として成立してます。 ありふれた身近の事件だけでなく 殺人事件なども発生しますが ハラハラドキドキのミステリーというよりは 昔の赤川次郎の素人探偵活躍??みたいな作風に近い感じがします。 読者の方たちは男性女性ともに 気軽にお楽しみいただけるのではないでしょうか・・ | ||||
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レヴュウで「浜辺美波主演で映画化されると聞いて『屍人荘の殺人』を読み、浜辺美波主演でテレビドラマ化されると聞いて本作を読む」と書いているかたがいて、思わず笑ってしまいました。まるっきり俺だもの(笑)。 とはいえこの二作、対極的な作品ではありますが、いずれも本格ミステリの傑作なのは間違いないです。 かたや長編、かたや短編集。 かたやケレン、かたやオーソドックス。 かたやちょっと軽めの、かたや落ち着いた文体。 かたや巻き込まれ(自発的ともいえますが)型、かたや安楽椅子探偵。 ドラマを観てこの作品を買うか考えているひとは迷わず買いです。 トリックは原作に忠実なので、ドラマだと録画を巻き戻さないと確認できない時系列が、本だとページをちょっと戻せば確認できますから。 ドラマを観たあとに原作でトリックを再確認するもよし、原作を先に読んでドラマでどう再現されているかを楽しむもよしだと思います。私は後者プラス原作でトリック再確認です。 ただし、ドラマで浜辺さん演じる時乃にメロメロなひとはご注意。あれは女優・浜辺美波の魅力を存分に引き出すための脚色と演出なので、原作の時乃はちょっと違います。 | ||||
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スグに届き大変キレイな商品でした。ありがとうございました。 | ||||
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2019年度版本格ミステリ・ベスト10の第1位に相応しい。アリバイに特化した連作もので、捜査に行き詰った若手刑事が、安楽椅子探偵である時計屋の店主にアリバイ崩しの依頼のために駆け込む。 とにかくアリバイのバリエーションが豊富で、どれもかなり工夫されている。古典的のようなものから、ダウンロードを使った今時のもの、苦笑いしてしまうものまで、ミステリーファンなら楽しめます。 アリバイ崩しがメインで短編でもあるため、事件の背景に深みは無いものの、主人公のキャラはしっかりと創られていたと思います。 | ||||
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期待していなかったこともあるかもしれないけど、サクッと読めた。短編だから、こうであってほしい。ほのぼのした感じがして、ほっこりした。 | ||||
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この本が最近ベストセラーになっており、TVドラマも始まる。解説にあるように、「本格ミステリー」とは、「謎と解決、あるいは トリックやロジックを中心につくられた物語」ということであれば、この本は間違いなく上質の「本格ミステリー」であろう。 推理小説にも社会性や現実性を求める私にとって本格ミステリーというのは、そう好きな分野でもないが、鮮やかな 謎解きはそれなりに快感を覚えるし、この短編集の多くは唸らせてくれるものである。時計屋の店主である若い 女性がアリバイー崩しで謎解きを進めるという設定も現実的とは思わぬが、ファンタジーで味付けされた謎解きと 考えるとすんなりと読み進めることが出来る。要は、記述式のクイズ本なのだ。読みながら頭を使って、整合性を 求めるという、今TVや本で人気のクイズを彷彿させるそんな作品だ。 | ||||
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「密室蒐集家」しか読んでいなかったが、そちらは密室ものに特化した短編集、 本書はタイトルがそのまま示すアリバイ崩しに絞っている。 アリバイ崩しといえば、本格のみならず、周知のごとく松本清張の有名な警察小説でも主題となり、 ネタがつきているのではとあまり期待しなかったけれど、みごとに裏切られた。 とりわけ第1話「時計探偵とストーカーのアリバイ」における コペルニクス的転回で冴えを見せているように感じた。 他編も多少のばらつきはありながら、使い古されたテーマで水準超えを果たしていると思う。 「密室...」同様、ここで登場する探偵は、ロジックの擬人化と言えなくもない。 やけに人間味がうすいのである。 このようなスタイルもドツボであった。 ※画像・プロフィールは無視してください | ||||
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浜辺美波主演で映画化されると聞いて『屍人荘の殺人』を読み、浜辺美波主演でテレビドラマ化されると聞いて本作を読む。 そんなミステリー読者がいたっていいじゃないか。 べーやんだもの。 浮世離れした役を演じることが多いべーやんにはぴったりのヒロインだと思う。 自らは行動せず与えられた情報から推理するいわゆるアームチェアディテクティブタイプのミステリーで、それぞれの話はシンプルなのでドラマ化にあたって脚色する余地がけっこうありそうで、どこがどう変わるか楽しみである。 実際、2020年1月スタートのドラマの紹介を見ると、原作の新米刑事は安田顕演じるベテラン刑事に変わっているようだし。 それぞれの話は短くまとまっているので、すらっと読みやすいけれど、アリバイ崩しに絞るんだったら、時系列をチャートなりにまとめても良かったのではなかろうか。文章から自分の頭の中で時系列を整理するのは、結構面倒くさいので。 | ||||
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短編集。時計屋がアリバイを崩すという設定が面白い。 〜以下、ネタバレを含む〜 そういう作風なのかもしれないが、全体的に「偶然」の要素が多いのが気になる。いくつかの短編についてはトリックが一歩間違えるとバカミスになってしまいそうなものが含まれていたが、それはそれで面白く感じた。 全体的に非常によく練られた本格ミステリだった。 | ||||
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とても面白かった。短編集だが、一作一作がしっかり作られており、探偵小説の王道だと感じた。(最近こういう小説になかなか巡り会えない) 一作ごと、主人公の探偵少女が解答を出す前に、本を閉じてじっくりとトリックを考えながら読んだ。正解したのもあれば不正解だったものもあり、そのバランスもちょうど良かったと思う。 | ||||
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割と短時間で気軽に読める短編集。変な男女話とかがほぼなく主人公と時計屋の会話で物語が進むので、推理パズルのような感じですね。 | ||||
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「2019本格ミステリ・ベスト10」で見事、1位に輝いた作品。時計屋の主、美谷時乃が刑事から依頼されたアリバイ崩しを悉く解決する全7話の短編小説です。「決め台詞」もあって楽しめました。しかも「第1話 時計屋探偵とストーカーのアリバイ」は、ジーンときました。ドラマ化希望します。 | ||||
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7つの短編、1話あたり30ページ少々なので、すらすらと読めます 全て事件の犯人らしき人物のアリバイに行き詰まった刑事が、町の時計屋さんを営む女性に相談するパターンです 短いですが、どの話も捻りがあり、本格ミステリーの佳作ぞろいですね 刑事も時計屋の女性主人も20代、今後どうなるか気になる所ですが、続編はあるのでしょうか | ||||
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