■スポンサードリンク
(短編集)
アリバイ崩し承ります
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
アリバイ崩し承りますの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.21pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
アリバイ崩しものの短編集である。大山作品は「密室蒐集家」に続き2作目の読了。 本作の主人公は、とある時計店の若き女主人、時乃さん。謎を持ち込むのは県警捜査一課の捜査員、アリバイ崩しに悩みぬいた末に時計店に相談してしまうと、安楽椅子探偵よろしく時乃嬢はたちどころにアリバイの矛盾を看破するのだ、というお話。 ミステリの形式としては「隅の老人」「ママは何でも知っている」の系統。それをアリバイ崩し縛りで連作にしましたという趣向であろう。 まあなかなか楽しく読ませていただきました。どのエピソードもちょっと偽アリバイの仕掛けがややこしいので、ちゃんと読んでないと置いていかれる。短編なので少し戻って読み直せばよいのですが、ライトなミステリ読者だとつらいかもしれない。 一方で、その目的のためのそこまで凝ったことやるかなとか、素人が最後の最後でミスったら周到な仕掛けがすべておじゃんとか、仕掛けが露見した瞬間に犯人まるわかりとか、クスリの持続効果って人によって強かったり弱かったりとか、いろいろと突っ込みどころも個人的にはたくさん。ミステリマニアな人はいろいろ気になって気になってしかたないのでは。 しかしそんなところは気にせず、凝りに凝ったアリバイ工作がバシバシと粉々になっていくさまを楽しく読む、がよいのでしょうね。テレビドラマの原作にもなったようですし。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
さらっと読めて、ちょっとした時間潰しにはちょうどいいです。 短編集なので、読み出したら止まらなくなって夜更かしして睡眠不足になってというというミステリのどつぼにはまることなく、ちょこちょこ読みできます。 ただ、本格ミステリとかミステリベスト10とか言われても、う~んとしか言いようがないです。 そこまで惹き付けられるほどの魅力は感じませんでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今期ドラマ化された別のミステリー作品を読んだところ、期待以上に面白かったので、別の作者であるがこちらも購入。 古い時計屋さんの若く可愛い女性店主が、新米刑事の依頼を受けてアリバイ崩しをするという浮世離れした設定。トリックも現実離れしていて、ファンタジックなミステリー。 店主と刑事、メインの二人登場人物の情報が最小限で、作品全体に流れる不思議な雰囲気と合う。とはいえ、個々の事件があまり印象に残らなかった。 今後シリーズ化され、キャラクターがはっきりしてくると、また面白くなっていきそう。 初回は見逃したが、ドラマを見つつ、各回のエピソードを再読したいと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
浜辺美波さん主演のドラマがやるので興味本位で読んでみましたが、 ヒロインのキャラ立ちとか活躍よりは、 バリバリのロジカルなアリバイものでした。 よく考えつくなあ、すごいなあ、という思いの一方、 期待していたコミカルで軽快な感じとはちがって、少し戸惑いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
7話からの短編で構成されていて、ドラマ化するには持ってこいだろうな、と推察した。 謎解きのクオリティは中の上くらいで、謎解きはディナーのあとで、と同程度だと思います。 特に感動もありませんでしたが、ドラマ版の方が面白いのではないでしょうか。 期待できる内容ではありましたので、ドラマ版を拝見しようと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
trick×logicの「切断された五つの首」で感銘を受けて以来、追いかけてる作家さんですが、良くも悪くも小粒なパズラーという印象です。同作者の他作品、密室収集家には「わけありの密室」、赤い博物館には「復讐日記」という傑作がありましたが、今作には特別優れた作品はなかったように感じました。 あと、ロジックにもかなり強引さが目立ちます。特に3話が酷い。ここからネタバレありです。 一度殺されかけた被害者がそのままホイホイ帰宅するのはさすがに無理があるでしょう。警察に行くのが普通です。帰ったらまず手を洗うのは普通ですが、当然個人差があります。現に洗わない人も多いでしょう。意外な犯人というより意味不明な犯人になってしまって、完全に誤認逮捕案件です。論理のアクロバットを過剰にやりすぎて、全体が破綻してしまってます。 全体的にこんな感じでしたが、2話はシンプルかつ盲点をついたトリックでなかなかの出来でした。5話も異色で印象的です。真正面のパズラーを貫いてる作家さんですし、頑張って欲しいです。 ドラマ化されるようなのでシリーズも続くでしょうし、次に期待します。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
※以下の内容には【ネタバレ】が含まれる可能性があります 容疑者を落とすためだけではなく,あらぬ疑いを掛けられた人を助けるためなど, アリバイを崩したり,探したり,さらに番外編もと,あれこれと向を凝らしており, 連作形式となる七つの編が,単調にならないように構成,配置されているのは好印象. その反面,名のない新米刑事と,最初の挨拶と最後の謎解きにだけ登場の時計屋. 事件を持ち込む彼と,それらを解く彼女とのやり取りが流れ作業を見ているようで, 来店から相談へ,そして大半を回想で回して,終われば一気に解決編となる話運びは, いささかあっさりし過ぎにも見え,彼ら二人にも今ひとつ入っていくことができません. このほか,無駄がないのも良し悪しで,ダラダラとしていないのは結構なのですが, 話が進むにつれて,一行目から相談が始まる様子には,趣も何もあったものではなく, 解かれるアリバイと謎にしても,気持ちの良さは少なく,こちらもしっくりとは来ず…. 彼女の『決め台詞』から解決編へと移っていく展開や,時間を意識させるその名前, また,男女がお店でお茶を飲みつつ…には,『珈琲店タレーランの事件簿』が浮かび, 本格なのかライトなキャラミスなのか,ちょっと迷走をしているように感じられました. | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
刑事が「民間の優秀な人や、身内に頼る」パターンでいつも気になってたのが「無償かよ」だったので、「支払いが発生する」のが大変すっきりしていて、良し ちょっと気になったのが「これからあなたのおうちに行ってワインをお借りしていいですか」と、店休みだって言ってんのに『報告』すんな。位かな そこは「配慮」と「遠慮」しとこうよ。無邪気な無神経は少し修正しとけ。みたいな? 軽めに楽しみました | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ライトなクイズ感覚のアリバイ崩しミステリ集だが、全体的にはかなり玉石混交。 大雑把にいうと、1~3は水準以下。特に1は前提条件がおかしすぎてミステリとしては完全に破綻している。 一方で4~6はかなり高水準のミステリと思う。7は残念ながらアリバイ崩しとしてはやや甘い。 本格ファンならば読んで損はないと思うが、それ以外の方は無理に読む必要はないだろう。 参考までにネタバレコメントを付しておく。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
さっくり読める短編集です。 丁寧に書かれており、全編を通じて共通の主人公・探偵役ということもあり、読みやすい作品となっています。 逆に言うと歯ごたえや驚き要素は少な目ですね。 「作者の大ファン」、「あらすじを見て気に入った」とかでなければ文庫化待ちでも良いかなというのが正直なところではありますが、佳作ではあると思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
すみません、私には合わなかったようです。 被疑者のアリバイに悩む新米刑事がふらっと入ったお店の若い店員に捜査内容を貰して解決してもらうって……。 大昔の二時間ドラマならありかもしれませんが。 トリックはどれも面白く、キャラも決め台詞もいい。装丁の女の子も可愛い。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!