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燃える部屋



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【この小説が収録されている参考書籍】
燃える部屋(上) (講談社文庫)
燃える部屋(下) (講談社文庫)

燃える部屋の評価: 4.19/5点 レビュー 16件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.19pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全13件 1~13 1/1ページ
No.13:
(4pt)

いい刑事になりたいなら、外に出てドアをノックしろ

ボッシュシリーズも25周年ということですが、高いクオリティをしっかり維持し、コンスタントに作品を発表し続けているマイクル・コナリーはホント凄いです。
 作品を面白くしているのは、これまでの作品にもあったように、取り上げられる事件が一つではなく、ある事情により、私的にもうひとつ別の事件の捜査も行い、二つの事件を同時進行的に、もしくは、勢いがついてきたと認識した事件を優先し、解決に向けて捜査をすすめる過程がしっかり描かれているところでしょう。
 本が二冊書ける内容で一つの作品を生み出しているだけあって、物語の序盤は調書の確認といった地味でゆったりした滑り出しながら、事件の真相が明らかないなってくる後半に向けて物語に勢いがついてきます。ボッシュらは、どちらの事件に今まさに勢いがついているかに応じて、事件捜査の重きを置く案件を選択しています。

 ロサンゼルスの犯罪発生率は劇的に減少してきていることもあり、過去の未解決の処理に重きが置かれる状況になっているという。
 過去50年間で未解決の殺人事件は1万件以上あり、その調査には膨大な作業を要するがため、未解決事件班には優秀なベテラン捜査員と育成を兼ねた若手捜査員が配属されている。
 そんな未解決事件班において、定年後Drop制度を利用して刑事として働き続けるボッシュ、「もう十分働いただろう」と言われようが、被害者の代弁者として事件解決のため身を粉にしての働き続めの日々。
 本作の後にもすでに数冊のボッシュものが発表されていますが、いったいどこまで刑事を続けることができるのか。
 まだまだしばらくボッシュシリーズを読み続けることができるのは幸福なことだと思います。
燃える部屋(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:燃える部屋(上) (講談社文庫)より
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No.12:
(4pt)

まだまだタフで冴えまくっているボッシュ

ボッシュ・シリーズ17弾。相変わらず息もつかせぬおもしろさで一気読み。
ボッシュは定年延長したが、それでもとうとう残り1年。今回パートナーとなったのはメキシコ系新人女性刑事ルシア・ソト。とても一生懸命で真面目で好感度大にて、ボッシュは今まで以上に積極的に指導している。
(これまで優秀だったのはキズミン・ライダーくらいだったが、彼女は野心も強く、関係がいまいちになってしまった経緯がある)
※ここからは一部ネタバレあり
内容はとてもよかった。ただ、世に注目されている未解決事件を抱えて上層部からのプレッシャーもあるのに、さらに並行して別の過去の事件にも取り掛かるところに違和感があった。こんなに忙しいのに実際ありえるのか?混乱しないか?コナリー作品はほとんどどれも長編だが、短く別々にしてもよかったのでは?とも思えた。繋がりがあるわけでもないのに。分けてしまうと物語として小ぶりになってしまうからか。まあ、重大事件をふたつも解決したにもかかわらずラストの仕打ち、というところを強調したかったのかもしれないが。
だらしない+クソ野郎の上司たち。本当に腹立たしい!ボッシュがいなくなったら検挙率、解決率が下がるぞ!以前そのためにボッシュは再雇用されたのではなかったか?ま、これは部署の成績のみ気にしているヒラメ中間管理職どもに返って来るだろう。次巻がどう展開していくのか、もう楽しみでたまらない。
燃える部屋(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:燃える部屋(上) (講談社文庫)より
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No.11:
(5pt)

サミュエルズ警部補のような現場を知らない上司はどこにでもいる。

評者は、マイクル・コナリーのハリー・ボッシュ・シリーズを、90年代からランダムで読んできたが、このところほぼ時系列で再読&初読をふくめて読んできた。
 リンカーン弁護士シリーズもあわせてすべての作品を読み終えた。
 ハリー・ボッシュ・シリーズで翻訳されているもので未読の作品として『贖罪の街』と『訣別』の二作を残すのみとなった。
 1992年に『ナイトホークス』で始まったこのシリーズの『燃える部屋』は2014年の作品となる。
 1950年生まれのハリー・ボッシュは、刊行開始時点で42歳。
 それ以降は、現実の時間とほぼ同時進行で物語が進み、何とすでに本作で64歳になっている。
 定年延長制度で現役復帰してから数年が過ぎロス市警の予算削減のためレイオフの対象として管理職は虎視眈々とボッシュの首を切る機会を狙っている。
 が、有望な新人女性刑事(メキシコ系アメリカ人)のルシア・ソトと本作『燃える部屋』でも未解決事件捜査に没頭していた。
 本書では、二つの事件をボッシュとソトが取り組み捜査を進めていく。
 一つめは、2004年にマリアッチ・ギタリストがロスのダウンタウンで演奏しているとき銃撃され、脊椎に残った銃弾のせいで10年間苦しみ続けた挙句に亡くなってしまう。
 未解決だった銃撃事件も摘出された弾丸が明らかにしたのは麻薬がらみの争いの流れ弾でないことが判明する。
、弾丸が狩猟用の銃から発射されたことが突破口として犯人像が見えてくる。
 二つ目は、(21年前に起きた共同住宅の保育所でソト自身も遭遇した放火事件(子供を含めて9人が犠牲になった)の再捜査である。
 ネタバレになるからストーリーの詳細は書かないが、放火事件の全容は判明したが、ソトの心が晴れるような結末ではなかった。
 ギタリスト殺害事件の犯人はあえなくソトの銃撃で死亡するが、政治案件がらみの共犯者のトップまで追求することができなった。
 怒りを抑えることができないボッシュに追い打ちをかけるように些細なことを理由にボッシュに停職勧告がなされる。
 刑事部屋を去るボッシュを、部屋にいた刑事たちが、一人、二人、やがて部屋中にいた刑事たち全員が手を叩いてボッシュを称えて送り出す感動的シーンでこの物語を終えている。
 本書には、シリーズ20作目(未訳の『Tow Kings Truth』)を、記念して著者が書いたエッセイ「逃げる男」が巻末に掲載されていた。
 コナリーが犯罪小説を書きたいと何故思うようになったのかをエッセイにしたものである。
 コナリー16歳ときに経験した実話を書いたものだが、このシリーズでたびたび語られるロス市警が抱えている一万件という未解決事件の多さを物語るエピソードとして語られていて興味深く読んでしまった。
 本作のラストで別れ惜しんで泣きそうになったソトへ「きみを待っている事件があと一万件しか残っていないんだぞ」と励ますところでも未解決事件の多さを、ボッシュが(コナリーが)語ろうとしているメタファーを、多くの読者は感じとることができるだろう。
燃える部屋(下) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:燃える部屋(下) (講談社文庫)より
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No.10:
(5pt)

コナリーの創作意欲満々なのがうれしい。

ハリー・ボッシュ・シリーズの17作目『燃える部屋』(2014年) 上巻を読み終えた。
 メキシコ系新米女性刑事ルシア・ソトとコンビを組んだボッシュは、定年延長制度最後の年をロス市警未解決事件班で迎えていた。
 マリアッチ・バンド・メンバーのメキシコ人オルランド・メルセドが演奏中に銃撃を受けてから10年過ぎ、その後遺症で亡くなった。
 事件は未解決のまま過去のものとなっていたが、市警本部長の政治的思惑から殺人事件として未解決事件班のボッシュとソトのコンビに捜査を命じた。
 ソトが7歳のとき集合住宅の地下にある無認可保育所に預けられていたとき火事に遭遇し、友達や先生の多くが亡くなったが、ソトだけは救急隊員に助けられたのである。
 ソトは、密かにその放火事件の捜査を始めたが偶然にボッシュの知るところとなる。
 問題がある独自捜査を避けるためボッシュは、あるとき市警へ匿名で公衆電話からへメルセド事件と関連つけるようなタレコミをした。
 このタレコミが功を奏して放火事件も公に二人の捜査の対象となる。
 このあたりのディテール作りなどコナリーならではのプロット構成の巧みさを表している。
 前市長だったアルマンド・ザイアスの州知事選への思わくも交錯してきた事件を、ベテラン刑事と聡明な新人刑事との阿吽の呼吸で捜査を進めていくコナリーの筆の冴えはあいかわらずである。
 ソト運の良さ(火事から救出されたことや強盗犯との銃撃戦で生き残るなど)を、ボッシュが如何につかみとるか、下巻を楽しみに上巻を読み終えた。
燃える部屋(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:燃える部屋(上) (講談社文庫)より
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No.9:
(5pt)

おすすめ

面白い
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No.8:
(5pt)

おすすめ

面白い
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No.7:
(4pt)

停年間際にクビ寸前のボッシュ刑事、さてどうなるか?

刑事ボッシュシリーズ最新刊「贖罪の街」の、一つ前に出たストーリー。 他店で上下巻を購入し、1日で読了した。

停年延長勤務の最後の1年間、退職日まで秒読み段階に入ったボッシュ刑事の気分は、昨年まで窓際サラリーマンだった私にとっても、身につまされる境遇である。  長かった勤め人生活もあと何ヵ月かと、指折り数えて職場を去る日を数えつつ、若い後輩に技術の伝承をしている真っ最中、突然の自宅待機命令を受けて拳銃とバッジを上官に預けたところで、下巻が終わっている。 

手掛けている事件が佳境を迎えているのに、警察上部の政治的事情で捜査を強引に終わらされてしまったから、この話がここで終わるわけはない。 実は、本書の次のストーリーは、邦題「贖罪の街」として今年(2019)2月に出版されてる(これも既読)。

私は今春、ボッシュシリーズを始めて知り、出版年を気にせずランダムに読み始めたため、最近刊の「贖罪の街」を先に読んでしまった。 少し、おかしな気分である。

【余談その1】
 主人公ボッシュ刑事が、司法解剖に立ち会っている情景(上巻p.11):「(被害者の身体から取り出された)歪んだ発射体をボッシュはしげしげと眺めた。 損傷していたものの、三〇八口径弾だとボッシュは思った。ということは、ライフルから発射されたことを意味する。もしそうなら、事件に関するあらたな重要情報となるだろう。」のくだりに注目した。
 のっけから、この本の技術的テーマは.308口径ライフル弾頭である。 どういうことかといえば、まず308という拳銃弾はない。 ベトナム戦争初期までの西側の軍用小銃、あるいは中~大物(シカなど)の狩猟によく使われる、ライフルの銃弾だ。 
 但し本書では弾頭が人体を貫通せず脊椎に留まり、弾頭が大きく損傷して(潰れて)いることから、軍用ライフルの銃弾(フルメタルジャケット)でなく、弾頭が被甲されていない狩猟用(ソフトポイント)であり、また、恐らくは射手の姿が見えない遠距離から狙撃されたことを示唆している。 銃器に親しんだアメリカ人読者の多くなら、また、日本人でも軍人・警察官・銃器所持者、ゴルゴ13の愛読者なら、この何行かを読んだだけで、ここまでわかる。 ここが翻訳ものの厄介なところで、文化が違うと文学作品の翻訳は難しい(技術書の翻訳なら注解だらけでいいが、小説だとそうもいかない)。

そして、容疑者の家宅捜索中(下巻p.53~)に発見された、グロックP17(アメリカの警察官が良く使っているオートマチックピストル)とM60マシンガン(米軍制式の汎用機関銃)についての記述は、銃マニアの読者には堪えられないサービスだ。 ただ、このグロックとM60については、なぜかこの上下巻の中ではそれ以上の言及はない。 それだけで終わってしまっている。 おそらく、続編が書かれたときの布石であろう。

【余談その2】
 主人公は前妻に死なれ、高校生の娘との二人暮らしの父子家庭である。 どんな父親も、年頃になった娘には(嫁に出すまでは)心配が尽きない。

【余談その3】
 アメリカのお巡りさんは実によく発砲し、よく人が死ぬ(逆に、犯罪者に警察官が死傷させられることも多い)。おそらく、アメリカではこの小説に書かれた通りなのだろう。 日本では、お巡りさんが刃物を手に襲い掛かってくる凶悪犯に、余儀なく1発、発砲しただけで、新聞からテレビ局から『発砲は正当か?』と大騒ぎする。  有り難い、平和な国である。
 最近、日本でも物騒な事件が頻発しているとはいえ、銃器犯罪に限れば国情の違いがあり過ぎて、なかなか読者の感覚がついていけない。

【余談その4】
 新たな相棒は、ヒスパニックの新人女刑事。 読んでいて気になったのは、幾らフィクション(サスペンス小説)とはいえ、この後輩、新人として余りにも有能すぎて、リアリティに欠ける。

【余談その5】
 この著者の他の作品(ほぼ全ての翻訳)を読んできて、これまでも感じていたのだが、アメリカ社会ではスペイン語を第一言語とするヒスパニック人口の激増により、スペイン語が使えないとまともに仕事にならないようだ。 警察官が仕事にならないなら、ビジネスマンは尚更だ。 アメリカ国民の分断が、これまでの白人vs.カラード(特に黒人)に加え、英語話者vs.スペイン語話者に分断され、国民の統合が一層複雑困難になってしまった。 一つの国家では、人種と民族、宗教、言語、文化(生活習慣)が同じであるにこしたことはない。
燃える部屋(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:燃える部屋(上) (講談社文庫)より
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No.6:
(4pt)

この苦い結末もボッシュシリーズがまだ続くという証左

ハリー・ボッシュシリーズ17作目。ボッシュも定年延長制度の最後の年を迎えている。彼自身自分の仕事に対する愛着を
隠さない表現もあり、ボッシュも歳をとったなあと思わせる。彼の現在の所属はロスの未解決事件班、そして新しい
パートナーであるメキシコ系女性刑事ソトと組んでいる。彼らに降りて来た事件は、マリアッチの楽士が10年前に流れ弾に
当たって負傷、それが原因で最近死ぬが、彼の遺体から取り出された銃弾から意図的な犯罪の可能性が
出てくるというもの。その捜査と、相棒のソトが幼い時に経験した放火事件の捜査も加わり、二人が奔走する
ストーリーだ。相変わらずコナリーのプロットづくりの巧みさには舌を巻く。どんどんストーリーが展開していくことで、
読者は中々本を横に置くことが出来ないはずだ。そして、結果は---。これもいつものように苦々しい。
しかも、ネタバレになるので言えないが、上司の石頭のお陰で、ボッシュには飛んでもない結果が待っている。
まあ、逆にこの辛い結果があるから、ボッシュシリーズはこれで終わりでないなとボッシュファンにはほっとする気も
するのだが。巻末の解説によると、既にコナリーはボッシュシリーズだけでも、この後4作ほど書きあげているらしい。
うれしいことだ。まだまだこの名作シリーズを読めることは。
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No.5:
(5pt)

物語の緻密な組み立て

いつもそうですが、警察内部の人間関係や検事局との駆け引き、マスコミとの関係などとても興味ふかいです。
それぞれの関係が複雑に絡み合って、物語の伏線が形作られ意外な方向に事件が展開してゆくのは楽しくも味わい深いです。
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No.4:
(4pt)

衰えず

いろいろなストーリーが並行して進み、最後にすべてがひとつに納まっていく展開は、これまでの作品の中でも出色の出来だと思います。ラストのボッシュと同僚たちのシーンは、映像にすればきっとありきたりなのでしょうが、その場面がはっきりと頭に浮かび、印象的で、読後の満足感が大きくなります。シリーズで作品の数が増えていけば、質としては落ちて当然でしょうし、これまでもちょっとイマイチかな、と思う作品もありましたが、本作は『ダーティハリー3』みたいな感じと言おうか、雰囲気が少し変わって新鮮です。私は楽しめました。
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No.3:
(5pt)

まさしく最高傑作!

ボッシュシリーズも17作目。
シリーズの新作を心待ちにしているファンだけでなく、
ハリー・ボッシュを初めて読む方も楽しめる警察小説に仕上がってます!
ロス市警の定年延長制度により殺人科未解決事件班に配属され、
メキシコ系の若い新米の女性刑事ルーシーと組むことになったボッシュ。
そんな2人に割り振られた事件は、10年前に銃撃され命は取り留めたものの、体内に残った銃弾のために半身不随となった被害者が亡くなったことで、やっと回収できた銃弾を事件解決の糸口に…とは簡単にいかないのが、コナリーらしい。
一方で、新米刑事のルーシーは、過去に自分が巻き込まれた悲惨な事件を解決しようとボッシュに秘密にして動いていたが、ボッシュに知られ、ボッシュ自身、新人時代亡き母を殺した犯人を追い求めていたこともあり、本筋と事件とは別にこちらの事件も追うことに。
本筋の事件も裏事件もオチは読んでのお楽しみ。
絶対次作が待ち遠しくなる!
もちろんシリーズファンにはお馴染みのレイチェル・ウォリングも登場、ジャック・マカヴォイの名も。娘マデリンの成長も著しく、やはり次作が気になる。
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No.2:
(5pt)

いぶし銀のボッシュ再び

いぶし銀のボッシュ再び活躍です。すでに肩をたたかれる寸前の年齢を意識するボッシュですが、事件に向かう勢力は若い!。 TVで大々的に注目されるなか、古い事件を掘り出していきます。読者であるこちらも、まるで芋掘りのように繋がりを見つけて事件のひとつずつを掘り進めていく気分です。先ずはきっかけ、ギャングの流れ弾事件が姿を変えるところから。いくつの事件に繋がるか。どんな様相に変わるのか。先が楽しみです。
燃える部屋(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:燃える部屋(上) (講談社文庫)より
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No.1:
(5pt)

エッセイの走る男に人の運命を共感です

物語も後半。ふたつの古い事件が甦り、一気に全容が見えてくるようです。意外だったのは、上巻でもしかしてふたつの事件がどこかで結びつく…と、思いきや、途中で別れてしまう…のに、二人とも同時に調査。そのスタミナと勢いにビックリです。今回、「走る男」も載せていただき感謝です。人の人生、運命を感じました。次の翻訳、心待です。
燃える部屋(下) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:燃える部屋(下) (講談社文庫)より
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