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IQ
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IQの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.29pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全24件 21~24 2/2ページ
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理性的で銃を嫌う主人公「IQ」の造形がすばらしく好み。 新たな時代のニューヒーロー登場といった趣さえ感じさせる。 あとヒップホップ業界の筆致になった途端に、異様に書きっぷりが乗ってきて 面白くってしかたなくなる。これは必読です! | ||||
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主人公アイゼイア・クィンターベイの頭文字を取ってIQという渾名を拝命している探偵の話。 腐れ縁の友人からもらった仕事の話。巨大な犬に殺されそうになったラッパーの依頼で、その殺し屋を見つける仕事を受けたIQ。 彼の過去と現在、探偵になったいきさつなどを交えながら話が進むが、犯人捜しの話も秀逸ながら、何といっても本作の魅力は黒人文化をふんだんに取り入れた軽妙な遣り取りだろう。 登場人物もそれぞれ魅力的で最後まで飽きずに読める。 続編が待ちきれない傑作。ここの最近のハヤカワ文庫の中で断トツの出色の出来。読んで損はない。 | ||||
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海外小説翻訳モノは訳者の翻訳によるところも大きく、原文の味を活かしきれていないのか苦手なものが多い。 しかしこの作品は好みのジャンルということもあり大変面白く読めた。 海外の推理小説の大賞も受賞しているらしいが、いわゆるミステリ要素は少なく、ハードボイルドよりの犯罪小説或いはストリートノベルに分類される作品だと思う。 コテコテのハードボイルドかと思えば、日本人作家で言えば初期~中期のころの戸梶啓太的なコミカルなシーンも多く、かっこよすぎるIQのシーンに対する箸休め的な役割も果たし、疲れることなく一気に読める。 ヒップホップスターの小ネタやアメリカンギャングのライフスタイル豆知識も随所に数多く散在し、絶妙なリアリティを作品に与えている。 ブラックカルチャーやチカーノ文化に興味があれば楽しめる作品である一方で、所謂本格推理・ミステリーを好む層には敬遠されるかもしれない。 アフリカン・アメリカン独特のセンスを如何なく発揮しているこの作品の作者が、日系アメリカ人であるという点に大変驚いた。 すでに本国では続編が刊行され、最新作も近々発表されるらしい。 日本での発売を心から待ち望む。 | ||||
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アイゼイア・クィンターベイ(IQ)は深い悲しみと苦しみを抱えています。そんな彼はギャングたちがのさばる街で、なかば奉仕活動のような探偵業をしています。どうしても大金が必要となった彼は意に反して、元ギャング、ドットソンの紹介で大物ラッパーの命を狙う犯人を捜すことになります。彼はなぜ大金が必要なのか?、どうして奉仕活動のような探偵業をしているのか?過去が語られ理由が明かされていきます。登場人物の多さに、目まぐるしい場面展開、また、よく知らないラップミュージック界が描かれていることもあり、正直読みづらくもありましたが、IQがするどい推理と知恵で問題を解決していく様は気持ちよく、ラッパーを狙う犯人に迫っていく過程や彼のトラウマとなった過去の悲しい事件も気になり、どんどん読んでしまいました。ただ、ギャングたちの乱暴な言葉づかいに嫌悪を覚える人もいるかと思うので、星マイナス1です。 | ||||
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