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ミレニアム5 復讐の炎を吐く女
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【この小説が収録されている参考書籍】
ミレニアム5 復讐の炎を吐く女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.76pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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前作は、ラーソンの世界観を忠実に引き、継いだように違和感なく読み終えた。今作は、この作者さんの色が出ているのだと感じた。 物語そのものが悪いわけではないが、所々唐突なところがあり、急展開が感情移入の邪魔をした。 リスベットの新しい過去も、共感を妨げた。 個人的な思いだが、ホルゲルの葬儀場面が決定打となった。リスベットが声を上げ、スピーチをするくだり、「ないな」と直感的に感じてしまった。読み手の一人として、自分が勝手に作り上げたリスベット像とは違ったというだけです。 私にとって、ミレニアムシリーズの岐路に立った作品だと思う。 | ||||
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不思議と「こんなのミレニアムじゃない!」という拒絶感や違和感は薄くなりました。 前作「ミレニアム4」は、1ページめくるたびに「なんか違う・・・全然違う・・・」という絶望感があったのですが。 たぶん、ラーソン氏のキャラクターや世界観の余韻がなくなり、ラーゲルクランツ氏の描くキャラクターや世界観に慣れたためだと思われます。 1~3と、4・5は別物と捉え、4・5は二次創作という感覚で読めばなんとか読めます。 その上で、このミレニアム5をひとつの作品として、ラーソン氏のなごりを捨てて純粋に見て、 「そんなに面白くはないかなぁ」という印象でした。 続きが気にならないんです(;'∀`) なので、目が疲れたり、眠くなったり、ちょっと読む姿勢が疲れたりしたらすぐに本を閉じてしまうし、閉じたら続きが気にならないから読み進まない。 そもそもこの作品は主人公がほぼ関係のない物語でした。 上巻は刑務所の女性、下巻は双子の男性がメインという印象。 いろんな社会問題を取り入れたかったのかな?という印象ですが、まぁどのテーマもとっちらかって、特に深堀されることもなく終了。 各キャラクター(特に悪役側)の動機がいまいちわからなかったり、共感できなかったりもマイナス。 (犯人の動機が「性格が悪い」という一言で全てを片付けられてしまっている) ラストシーンはリスベットがベラベラしゃべりすぎていて、そこでまた「リスベットじゃなさすぎる」という違和感を抱いて終了。 純粋に小説として面白くなかったです。 | ||||
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リスベットもミカエルも、ラーソンの頃と全く違う人物になってしまった。文章もぐだぐだと説明文の羅列で、臨場感も殆ど感じられなかった。そもそも何故リスベットがレオとダンの事を知っていたのかもわからないし、ラケルがリスベットの事を恐れていたとなる理由も薄く、何もかもが後付けに感じた。 ラーソンはもっと緻密に登場人物の心理、行動を書いているのに対し、ラーゲルクランツは、大分端折ってしまってるが為、感情移入もできなかった。パルムグレンの最期の境遇や、死後の扱われ方、こんなに雑であっさりしててよいのか?エリカもミカエルに嫉妬して喧嘩をする事なんてあるだろうか? ラーソンや登場人物への敬意を感じられずがっかりした。 | ||||
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作者が変わったことを実感させられた今回。リスベットは変わり者だが、今までは共感できる面が多々あった。登場人物が色々変貌してしまっている… | ||||
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ラーソンが書いてきたリスベットは、触れると火傷しそうなピリピリした魅力にあふれていたのに、4部以降はちょっと斜に構えたパンクな姉ちゃんという感じで、どうも魅力を感じなくなってしまった。今作はファリル・カジとレオという二人にスポットが当たっており、ますますリスベットの影が薄くなった。 第四部でも感じたのだが、もともとラーゲルクランツのプロットはサブキャラクターにスポットを当てる傾向が高いように思う。物語の多層化を意識していると思われるが、あまり成功しているとはいいがたい。ファリル・カジのエピソードとレオの人生が絡むわけではない。そこにリスベットの過去が大きく絡みあうわけでもない。帯に「ドラゴンタトゥーの秘密が明かされる!」とはあったが、ここまで煽るほどのものでもない。全体的にどこが見せ場なのかわからない。第四部はアクションシーンがあったので、まだ物語の山場といえる箇所が認められたが、今回は特にページに没頭できるわけでもなく、全体的に淡々と進んでいるように感じる。 第六部を執筆中ということだが、そろそろ見切り時かもしれない。ここまで来た以上、リスベットとミカエルがどう結末をつけるのかが気になるところではあるが… | ||||
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どうしても第1部から3部までの出来具合と比べてしまうのだが、別物としてもこの作品は、ひどい出来だ。文章が、散漫 すぎて読むのが苦痛だった。上巻は、我慢して読んだが、下巻は我慢できずに斜め読みしてしまった。本作品を読んでミレニアムシリーズには、2度と手を出すまいと思った。どこがどう詰まらないか、説明しないでごめんなさい。でもそれは、 個人の好みの問題だから・・・さらばミレニアム。 | ||||
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一度星二つで評価しましたが、再度コメントします。購入時異常な価格(本来の倍の1458円)と思いましたが現状934円(kindle)となっており紙の本より高いですがこの程度ならとも思える。内容がラーソンのころのように面白ければこういうコメントしないのですが、あれだけスカスカなストーリーで倍の価格はひどい。本来紙媒体よりkindle版の方が安いはずなのにおかしい。Amazonには改善してほしい。 | ||||
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「ドラゴンタトゥーの女」はまさに衝撃だった。ストーリーも人物描写もとても丁寧で、それでいて読み手をぐいぐい引き寄せ、引っ張り続けるエネルギーは強烈だった。その後の2作も、良い意味でしか期待を裏切られることはなかった。でもやっぱりラーソン亡き後、そのプロットを誰かが引き継ぐなんてことは、やっぱりすべきじゃなかった。それを行う者は、やはりきちんと「引き継ぐ」べきだ。自分のカラーを出そうなんて、思っちゃいけない。ミレニアムファンは誰も、そんなもの望んじゃいない。前作にはその苦心の跡が見えたが、これはもう、だめだ。。。 | ||||
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内容が希薄。人物も描き切れていない。 スティーグ・ラーソンの世界では、それぞれの人物が個性豊かに描かれ、北欧の世界観が鮮やかだったし、人々の思惑が入り組んでいて現実のような深みと奥行きが感じられたのだが、4作目からダヴィド・ラーゲルクランツになって粗雑な描写と短絡的な構図、想像力の欠如からくる人物描写の短絡さが5作目にとうとう許しがたいほどとなった。 もはや、リスベットはリスベットではなく、ミカエルもミカエルではない。 3作までの登場人物をちりばめたものの、全く描き切れずなんともおそまつな作品となってしまった。 4,5作を世に出す意味がない。 | ||||
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あの、スティーグ・ラーソンのミレニアムに狂喜した私としては、ミレニアム4はまだぎこちないがミレニアムシリーズにしようというリスペクトが 感じられた。がもうこの ミレニアム5に至っては全く違うもの。こじんまりとしたミステリーに脳科学や音楽の解説を入れ、その間を退屈な描写で埋めてある。読むのが苦痛であった。はじめに別物って言ってくれればそれなりに評価したのだけれど。ごめんね、でも作者の脳科学の解説はもうとっくに知っているから、それらを取っ払うと中身が少ないのだ。話の展開も陳腐だし。次に読もうと思っている人、私は警告したからね。 それにしても、スティーグ・ラーソン、、。なんで死ぬかねえ。私は殺されたのかと思ったよ。しゃべっちゃいけないネタに近づきすぎて。 | ||||
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4まではさすがにラーソンを無視する事は出来なかったと思わせる内容だった。 うかつにも読み終えるまで作者が変わったことに気付かなかったぐらい。 5ではリスベットは出てくるものの登場シーンが少なすぎるのが気になる。 しかもリスベット自身が前作までとは少しばかり性格にずれが生じてきてる ような印象をうけた。スーパーウーマンの度合いが薄れた。 この小説はリスベットという人物の魅力で成り立っている。もっと彼女の 活躍する場面がないと退屈になる。 彼女の過去を探るにしても少々話を広げすぎてしまったのではないか。 パルムグレンはレギュラーのはずなのに消してしまっていいのかね。 | ||||
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ミレニアム1から4まで読めば読むほどリスベットが好きになり、もう胸ワクワクしながらミレニアム5読み始めたのだけど、途中下車。 なぜかって、あんなに生き生きとしていたリスベットは、消えてしまったから。 | ||||
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登場人物の性格が180度変わってしまったこと。 イスラム原理主義や金融、サイバーテロなど盛り込みすぎて軸がぶれてしまっている。 (前作と同様にどこか映画化を意識しているのか?と印象を受ける) さらに、伏線の張り方も平凡で面白みに欠ける。 (これまでのラーソン作品と比較して) 現代のヨーロッパの宗教観には複雑な意見をジャーナリストなりに持っていると思うが、プロットが中途半端なまま物語に盛り込んだのか疑問が残る。 本作はあくまで、ラーゲルクランツ作品であり、前作4部よりもラーソン作品を踏襲した感はなくなってしまっていて、完全なるオリジナル作品になって面白さが半減してしまった印象。 ただ、ラーゲルクランツのオリジナル作品として楽しめるとは思う。 | ||||
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