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Ank: a mirroring ape
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Ank: a mirroring apeの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.59pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全51件 21~40 2/3ページ
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| 先月、佐藤究の最新作である『テスカトリポカ』を読んで、構想は壮大だが粗が目に付くとレビューしたところ、友人から「『Ank:』は読み始めたら止まらなかった」というようなコメント貰い、それならと読んでみた。 感想は、まったくその通りで、ジャンルとしてはパニックSFとでも言うのだろうか、マイケル・クライトンの『アンドロメダ病原体』やその続編『アンドロメダ病原体 変異』とも共通したものを感じるが、本作はこれらの世界的大ヒット作にも負けてはいない。 類人猿が900万年ほど前に獲得した鏡像認識を物語の核にしながら、京都に新設された私設の霊長類研究所での秘密の研究、そして突然勃発する京都暴動という流れで、ストーリーは息をつかせぬテンポで疾走していく。 主人公たちの人物造形も厚みがあって、説得力がある。 どんな小説にも無理筋というのはつきもので、それが目についてくるのは展開力や表現力が追い付いていない場合である。 本作でも、当然にも無理筋はあるのだが、それを覆い隠すだけの展開と表現に黙らされるしかない。 しかも、本作のタイムスパンは900万年だ。 大した作品である。 こんなすごい小説を読んだ後は続けて小説ではなく、少なくとも1冊はノンフィクション系を読まないと、心のバランスが取れない。 次はジェームズ・C・スコット『反穀物の人類史』を読む。 | ||||
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| テスカトリポカより「明るく」、サージウスの死神より「楽しい」作品。天文学的な巨額になると思われる故、映像化は未来永劫ないだろう。 | ||||
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| QJKJQと共通するキーワードは、「誰がどのようにして人々の殺意をコントロールするのか」。あまり的確ではないかもしれない。 「三体」のような科学技術や近年の研究に基づいた堅牢な筆致のSFミステリーが増えることはとても嬉しい。佐藤さんの凄いところは、作品ごとに異なる研究分野をベースとして、徹底的にその歴史とトレンドを作品に組み込む器用さにあるのではないかと思う。 個人的には、暴動シーンの描写が退屈なのでテスカトリポカのほうが好みだったかな。 | ||||
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| 商品は丁寧に包装され、発送時期も速やかに行われた。商品は古書でありながら、十分満足のいくものでありました。 | ||||
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| 他の方も言っていたが、コンセプトは面白い。しかしscience部分の説得力はない。 詩的な言葉でそれっぽく記述しているが、根拠の知識は感じられない。これがfantasyならばまあいいのかな。理論的な、もちろん空想でよいがSFを期待してしまった私は途中で読むのはやめました。 | ||||
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| SF映画『planet of the ape』は日本で公開された際『猿の惑星』と訳されたことから、日本人の多くはあの映画は「猿」が地球を支配したと思ってしまいがちですが、「ape」は「類人猿」ですので、あの映画で地球を支配したのは「monkey:猿」ではなく「チンパンジー」なのです。 チンパンジーと猿との間には、知能の高さに格段の差があり、人類にとてもよく似通った遺伝情報をもつチンパンジーを研究することは、人類進化の謎を解く格好の研究対象だといいます。 霊長類研究者である鈴木望の研究は、まさに人類進化の謎を解く一歩手前まできている。 そのキーワードは鏡。 そして本書のタイトルは『ANK:a mirroring ape』 古代エジプトでは、鏡は単なる日常生活品ではなく宗教的意味合いを持っていた。鏡は古代エジプト語でアンクと呼ばれ、生命との意味でもあるという。 この「人類の進化」に触れるSF作品というだけで、もう無上に期待が高まります。 京都市で発生する謎の暴動と、ヒトの遺伝子レベルの話を絡めてくるあたり、思わずお見事と言いたくなる盛り上げ方です。 突然、攻撃性をむき出しにした人が、目に付く他人を素手で攻撃するとの設定だけ聞くと、ダニーボイル監督のイギリス映画『28日後』を彷彿させますが、あちらはウイルス感染により攻撃性を増した人々がゾンビのように他者を襲うというものでしたが、本作で凶暴性をあらわにする人々からは何ら感染を疑うウイルスなどは検知されない。 しかも攻撃性が現れるのは、約8分20秒の間だけ。 その間は、完全に理性を失った人々が暴徒間で殺戮を繰り返す。自身の手の骨が折れようと関係なく、その白骨が露出した手で他者を殴りつけるという凄まじさ。 いったい何がヒトをそうさせるのか。 『a mirroring ape』とは何を意味するのか。 一気読み必至の面白さです。 | ||||
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| グロテスクだけど、とても面白かったです。普段レビューしない自分がレビューしたくなるくらいこの作品は好みでした。 | ||||
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| 衝撃を受ける作品であることは間違いない。 想像もしないテーマ、結末であった。 | ||||
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| サイエンス分野の小説が増えるのは嬉しい。専門用語でごまかす感じがなく、丁寧な文章でこれからの作品が楽しみ。 | ||||
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| 設定・構成は面白く読めます。ただ、同じようなところをグルグル回って、どうにも進まない感が強くて途中で休憩しながら読むこととなりました。 | ||||
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| 一頭のチンパンジーが引き起こす大惨劇として、本の分厚さが苦にならないくらいサクサク読み進めました。 ただ類人猿から人類への進化の過程に関する考察というかストーリーは大変興味深かったものの、それと「京都暴動」の発生へとつながるのが強引というか、よくわかりませんでした。 エピローグに至っては完全に意味不明で、まあ詩のようなものだったのかな。 | ||||
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| 文芸作品沢山読むほうではないですが、久々にひとりで本屋を見て回れる時間ができ、あらすじに惹かれて購入。 あまりにも面白く、読む手が止まらず睡眠時間を削って一気読み!読後の高揚を忘れたくなくて、思わずレビューします。 散りばめられた科学的・神話的トピックとその連関はどれも純粋に興味深く、驚かされる。 物語の根幹部分についても、ある種の「エビデンス」から離れたものであったとして、その飛躍を醍醐味と思わせてくれる物語の力を感じた。 ちょうど2歳になり言葉を覚えはじめた息子を、有史以前の果てしない時間を感じながら見つめてみたいと思った。 | ||||
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| デビュー作もそうですが、設定にストーリーが負けてしまっています。 | ||||
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| 題材はいいんだけど、殺し合いをする引き金としては余りにも弱い。 殺し合いをするような合図であれば、ちょっとくらいの認知障害を 患っていても、少しは呼応するだろうし。 結論ありきの無理のある設定か。 | ||||
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| 【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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| 本のタイトルにある通り、鏡がキーポイントである。 人類、類人猿の進化の謎に触れている部分が面白く、全体を通して スケールが壮大で、もし今後映画化されることがあれば観たいと思った。 終盤に出てくる有史以前の話が神秘的で物語をうまくつないでいる。 表現やシーンのつなぎ方に磨きがかかれば星5つだと感じた。 | ||||
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| ありえない話が意味なく続く。どこがすごいのか理解不能。まったく面白くない。 | ||||
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| なかなか面白かった。これまでのSFとはちょっと切り口が違って良かった。映画化を期待します。 | ||||
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| 「極限状態に置かれた人間、に焦点をあてたパニックもの(天変地異系もいいけど、ゾンビ系・ウイルス系なら尚良し)」が大好きな自分としては、評判の良さも相まってかなり期待の一冊だったのですが…残念ながら今ひとつでした。 本書では、『28日後、28週間後』のレイジウイルスに感染したようなゾンビもどきが、全力失踪しまくり&片っ端から殺しまくります。 そこの迫力は素晴らしい。ウォーキングデッドのゾンビなど、比べ物にならないくらい怖いです。こりゃ生き残るのは無理だなと、強烈な絶望感を感じることができます。 ただ、残念ながら本書のメインテーマは「そいつらと人間たちとの戦い」「極限状態下で、いかに生き残るか」という点ではありません。 こちらの方がメインです↓ ・なぜ、ゾンビもどきが大量発生したのか ・その問題に関しての、生物学?進化学?的な、えらい学術的な話が延々と続く これがとにかく長い。ていうか、8割くらいはこれでした。 こういった話に興味がある人にとっては素晴らしい内容なのでしょうが、自分にとっては読んでいて苦痛でしかなかったです。 読み手をかなり選ぶ一冊だった(自分には合わなかった)ということで、星三つとさせていただきます。 | ||||
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