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果ての浜辺のリゾートナイト: 裏世界ピクニック2
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果ての浜辺のリゾートナイト: 裏世界ピクニック2の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全18件 1~18 1/1ページ
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怪異をやっつけるのを繰り返すという状態が続くと飽きてきそうだなと思っていたところ、裏世界の謎や閏間冴月についての話が進み始めたので、次も読んでみたくなった。 最後まで楽しく読めたが、この巻を読んで少しラノベの印象が強まった。 | ||||
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紙越空魚(かみこし そらを)と、仁科鳥子(にしな とりこ)。なんや見てるとめんどくさい二人なんやけど、互いに惹かれ合い、相手を想う気持ちが半端なくて、心の絆いうのを感じますね。二人の姿を見ていると、もう気が気じゃないというか、心配で、落ち着かない気持ちになります。 とともに、次の巻も読みたくなる、そういうクセになる何かが、このシリーズにはあるようです。 本巻で気に入った言葉を二つ、挙げます。 最初のが鳥子、二番目のが空魚の言葉です。 《私一人じゃ絶対無理なことも、空魚と二人ならできちゃう気がするから》 p.96 《鳥子は私に、友達を作って世界を広げろって言うけど、そうじゃないんだよ。鳥子が私の世界を広げてくれてるんだ。》 p.334 「きさらぎ駅米軍救出作戦」「果ての浜辺のリゾートナイト」「猫の忍者に襲われる」「箱の中の小鳥」の四編を収録。 瀬戸茜理(せと あかり)という新キャラが登場する「猫の忍者に襲われる」と、DS研(ダークサイエンス研究奨励協会)を舞台にした「箱の中の小鳥」。後半二つの話に引き込まれましたね。殊に、異文字を唱えると裏世界の呪いが発動する「箱の中の小鳥」の話が読みごたえありました。 | ||||
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最近公開さへているアニメをみて興味を持ち、小説を購入しました。 アニメとの大きな内容差もなく楽しめました。 ラノベ全品に言えることですが、アニメでは見逃している心理描写が分かりやすく表されており、アニメと合わせて見るのが、個人的にはたのしいです。 | ||||
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読み方がわかってきたというか、意外と考えられて書かれているのがつかめてくると面白くなってきた。主人公たちには相変わらず感情移入はできないが、百合モノとして付き合うならそれもありだと思えてきた。次はどの都市伝説を絡めてくるかが楽しみ。 | ||||
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二人の少女が異世界に前向きに迷い込むお話の二冊目。 4巻が出たのを知り、その場でぽちり、改めて1巻から再読。 若いころどこかでSFとファンタジーの違いとして「現実にはない現象の解説があるのがSF。現実にはない現象を説明もなく当然のように描写するのがファンタジー」というような文章を読んだ覚えがある。 その定義に従えば裏世界ピクニックはSF小説。 怪異に翻弄されながらも、少女たちは納得いく解釈を、経験や知識や観察から求め、窮地を脱出する糸口を見つけ、危機的状況からみごとに生還する。 説明できない怪異に人が一方的にほんろうされる話が怪談とすると、少女たちが怪異に立ち向かい恐怖を克服する裏世界ピクニックは怪談ではない。 怪異に翻弄され恐れおののく少女たちを楽しむという変態小説である一方で、困難な危機的状況を打開するために怪異を向こうに回して、トゥームレイダーばりの大立ち回りを演ずる少女たちを楽しむエンターテイメント小説でもある。 当然ながら、異世界転生ものではないし、主人公たちが女子大生であっても学園物でもない。 誤解を承知であえて言えば、超能力バトルものが近い印象。 だけど、彼女たち能力は裏世界において窮地におちいったときの脱出に何とか役に立つ程度で、万能性なぞみじんもない。 という1巻に対し、2巻は能力がうなる。 2巻の後半の物語は現実世界ににじみ出てきた裏世界現象の撃退。 裏世界からの逃走がミッション・コンプリートだったいままでの話に対し、相手を撃退し打倒しなければ終わらないというミッションを受け、場数を踏んですでにたくましくなった少女たちは果敢に、、ではなく、なし崩し的に挑む。 (なお、以降も裏世界舞台と現実世界舞台の折衷構成は引き継がれる。) 現実世界での裏世界現象の撃退という話では、2人(+1人)以外の人々が登場し活躍する。 そんな話での二人は、裏世界での獅子奮迅の活躍に比べるといかにも控えめだ。 現実世界においては2人ともそこらにいる普通の少女なのだ。 そして、この物語は二人の少女の仲睦まじき様を楽しむという側面がある。そう。百合だ。うん。 1年前に裏世界ピクニックを読んだときは、実は、百合要素に全く気が付いていなかった。 しかし、その後、入間人間などの百合要素がある小説を数冊読み、裏世界ピクニックは百合要素を意識しているということを知ったうえで、再読したところ今回強くそのことを感じさせられた。 (百合というものをよくわかっていない)自分の視点では、鳥子が男の立ち位置、主人公の空魚が女の立ち位置と感じた。 そして、空魚は出会った時(命を救われたとき)から鳥子に恋をしているし、鳥子は出会った時から空魚をかわいらしい女の子ととらえている。 空魚はいつも鳥子を盗み見、鳥子はことあるごとに空魚にボディ(頭や顔やほっぺたなど)タッチする。 お互いのお互いに対する気持ちやむつまじさは非常に好ましく心地よい。 そこに、裏世界に迷い込んだ一人の女性、ウルマサツキ(※漢字が出せない。。)がかかわってくる。 そもそも、鳥子が裏世界に侵入するのは彼女を探し出すためだ。 実際、裏世界ピクニックはウルマサツキを核とした物語といえる。 この物語構造は「すべてがFになる」シリーズに近いものがある。 と書くと、そういえばウルマサツキの雰囲気描写は真賀田四季のそれに似ている気もする。 鳥子が後ろ盾としている準主人公クラスの女性、小桜もウルマサツキの幻影にとらわれている。 一方、空魚にとってウルマサツキは無関係の知らない他人以外の何でもない。 立ち位置が男役の鳥子はウルマサツキのことを初恋の少女の思い出のように語る。 現実社会に自分のポジションを築くのが不得手な空魚は、自分だけがその存在を知っている裏世界にきずなを感じているからこそ恐怖を覚えながらも、裏世界探索を望む鳥子に前向きに付き合う。 ウルマサツキの幻影に浮かされ続ける鳥子に激しく嫉妬を覚えながら。 主人公たちの主たる行動動機は、互いへの想いであり、物語ありきで動くことはない。 「自分が大事に想う誰かのために、それがどんなに怖くとも、自分は裏世界に挑む」という強い想いが主人公たちを動かしている。けっして状況に流されるようなことはなく、すべてにおいて主体的で、前向きで、輝いている。 芯の強い女性たちが織り成す物語なのだ。 2巻は空魚とウルマサツキとで鳥子を引っ張り合う話でもある。 1巻ではあまり語られなかったウルマサツキは2巻ではそのミステリアスさが強調される。 彼女の謎は2巻でもまったく明かされない。さらにいうと3巻でも明かされない。 裏世界ピクニックはウルマサツキとは何者なのか?を追うサスペンス小説だ。 そして、少女たちが巻き込まれる恐怖小説であり、少女たちが活躍する冒険小説であり、少女たちの睦まじき百合小説なのだ。 つまり、裏世界ピクニックは楽しみどころ満載のエンターテイメント小説なのだ。 | ||||
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シリーズ第2巻。今回も裏世界を冒険する。きさらぎ駅に駐屯している在日米軍の救出や沖縄から裏世界のリゾートに場面を移しての騒動など、今回も実際のネットロアをモチーフにした作品となっている。本書ではピクニック感が増しており、二人のビーチでの行動などで分かるように、裏世界を楽しめるくらいの余裕ができているようだ。裏世界や冴月の正体に繋がるヒントが徐々に明らかになってきており、謎の真相にもだんだん近づいてきている。また、裏世界での冒険を通じて空魚と鳥子の仲が急速に縮まる。百合っぽくなってきた。 | ||||
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怪談の化け物がモンスターの代わりになっている。怪異の表現も独特で、それらを想像しながら読むのが楽しい。 | ||||
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レベルが落ちたとか、レヴューで批評が多かったから心配しましたが しかしそれなりに面白い内容でした。 米軍救出作戦とかよかったです リゾートと猫の忍者はいまいちだったが、新キャラの茜理には今後の活躍が期待できるかな それに作中でしばしば登場してきた冴月が、今後、狂言回しとして物語を広げてくれそうです 農機具のAP1を裏世界の乗り物に選ぶのなら、いっそのこと米軍からハマーは装輪装甲車でももらえとか そんなことも考えたな 何故、AP1を作者は選んだのでしょうか? それは今後の楽しみとしましょう。 米軍から自動小銃とか分けてもらって、飛行機が使えないと嘆いていましたが まあ、その場合は船とか使って本土に戻るしかないな 空港だと所持品検査が厳しくてすぐにバレますから あるいは裏世界において後で採りに来るとか。 色々と言いたい事もありました | ||||
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魔剣のころから面白い作家さんだなとは思ってましたし、魔剣も買ってました。この異世界ピクニックは、フォークロアとか怪談とか怖い話系のほうから入って読み始め、楽しんでましたが、そういえば久々にアレを思い出しました。アレとは、ストルガツキー兄弟著のストーカーです。なにか冴月関係でこのまま行くと、破滅的な未来しか見えてきませんけど、鳥子と空魚の暢気なトコロが救いになってますかねー。 | ||||
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と、私は思っていますが多分それは無理なんじゃないかな…と。 影響を受けているとの事の「ストーカー」っぽさ、わけの分からないものに対する恐怖、謎テクノロジーとかがあると、私は嬉しい。でもまあ続きが気になるので買い続けます。 | ||||
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ネットロア+百合好きの私にはベストフィットな作品でした。是非続編を読みたいです。 | ||||
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あまり「こわい」を楽しむ趣味はないつもりだけど、 これ読むとこわいとはどういうことかを自然に考えられて楽しい。 キャラクターもラスボス含めてみんな好き。早く続き読みたい。 | ||||
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ネットでよく見るコピペを元にした作品かと思いきや、上手く作り込まれた現実と奇妙な非現実が織り成す物語 | ||||
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嘗て鳥子を裏世界の冒険へと引きずり込み今は行方不明の冴月の影が色々と見え隠れしている。裏世界に出入りするばかりか、幾人かの少女達を裏世界の冒険に引きずり込もうとしていた彼女の正体と目的は何なのか・・・。 | ||||
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本編の内容はKindle版「ファイル5~8」と同じです。 なので、Kindle版を持ってる人は、どうしても『だらだらトーク』(という割には長くはない)が欲しいというのでなければ買う意味はあまりありません。 | ||||
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このタイミングできたので1巻発売の段階で話が進んでいたのでしょうか楽しみです 1巻で気になっていた兵士達を危険なのを承知で助けにいくのかどうか この部分について続きとして書かれてましたのでスッキリした 新しい仲間になりそうな?彼女の存在もいろんな意味で気になる2巻でした | ||||
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2ちゃんねるのオカルト超常現象板内の超人気スレッド「死ぬほど洒落にならない怖い話を集めてみない?」に集められた 有象無象の怪異譚・ネットロアを元にした世界観を宮澤伊織が小説として纏め上げた二人の少女の冒険物語・第二幕。 物語はかつてのパートナー冴月を探しに一人で裏世界に入った鳥子を 裏世界の研究者だが極度の怖がりである小桜とともに空魚が追った冒険から少し後から始まる。 半ば強引に裏世界に連れ込まれた事で怒りを隠そうともしない小桜を宥める為に大枚叩いて焼肉を奢る羽目になった空魚だったが、 「きさらぎ駅に残された米軍の兵士たちを救出しなくては」と言い出し、またもや小桜に呆れられる事に。 相手が公開されていない秘密部隊だという事もあり下手に関わってもトラブルの元になるだけだと思い止まらせようとする小桜だったが、 肝心の空魚のパートナー・鳥子が「新しい銃が欲しいから」という理由で賛成した事で救出作戦を実行される事になる。 きさらぎ駅に辿り着いた時と同じ新宿の居酒屋にゲートがあると推測した空魚たちはトリガーとなったであろう 八尺様の帽子を手に件の居酒屋へと向かう。 前回のような異言を発する店員も厨房からひびく犬の鳴き声にも遭遇する事無く店を出た空魚だったが、 空振りかと思いながら新宿の道を歩きながら一瞬アスファルトに目を落として、再び顔を上げると周りの風景は一変していた。 看板の文字は読めなくなり、店の中が水槽と化しエビのような甲殻類が積み重なった異形の世界に二人はここが 裏世界に通じる中間領域だと判断。 しばらくすると更に風景は変化し、二人は裏世界に突入。 AKを手に歩く二人は米軍を探して歩き回るが、突然の発砲を受けてようやくお目当ての米軍に再会。 前回二人に親切に接してくれたウィル・ドレイク中尉は超次元の罠であるグリッチを見抜く目に期待し 残存した兵士を連れてゲートへ向かう事を承諾。 空魚・鳥子は米軍が裏世界に入った時の沖縄米軍基地に通じるゲートに向かう事になるが… うん、今回もきっちりと怖い。 ただ怖いは怖いでも前回の日常が静かに怪異に侵食されていく恐怖は若干トーンダウン。 その代わり人の情念みたいな物の怖さが強調されており「怖さ」の質がシフトチェンジした様な印象を受けた。 正直、一巻を読んだ限りでは「世間でこの作品は百合と言われているけど、言うほど百合か?」と思っていたが、 今回は紛れもなく百合であり、百合な関係を描いた作品特有のちょっとジメッとした湿度の高さを感じさせる内容に。 ネットロアをベースにした本作だけれども、今回も基本的には2ちゃんねるのオカ板からネタを集めている。 四編の連作短編構成で、お題はそれぞれ「姦姦蛇螺」、「リゾートバイト」、「須磨海岸にて」、「猫の忍者」、 そしてオカ板以外にも噂が広まった事で有名なネットロア「コトリバコ」と粒ぞろいの怪異譚を用いている。 意外だったのは一巻の「ステーション・フェブラリー」で登場した米軍を再登場させた点。 「ステーション・フェブラリー」ではきさらぎ駅から脱出した空魚たちが裏世界に取り残す形になった米軍が その後どうなったのか語られず、「ああ、これはその部分を読者に想像させる事で恐怖心を掻き立てる手法かな」と思っていたのだが 彼らを救出する話に繋げてきた事でネットロア特有の話の「その後」の不明瞭さが薄れ、 その分、本作の小説としての世界観が明瞭に事になっている。 作品世界の明瞭化という点では研究者である小桜や鳥子のかつてのパートナーだった冴月が所属していた組織、 裏世界の研究機関である「DS研(ダーク・サイエンス研究奨励会」が登場した事で、 あまり詳しい事をしろとしないまま空魚と鳥子が裏世界をうろつき回り怪異に遭遇するだけの話からは変化を果たしている。 この変化自体は「輪郭のはっきりしない方がネットロアっぽくて良い」という人には賛否両論かもしれない。 裏世界の侵食の不気味さも今回は空魚たちが積極的に裏世界に入り込もうとする姿勢を見せる事で若干薄れた感があるが、 その分、裏世界を支配する「何か」が空魚と鳥子の二人に目を付けてきた様子も伺える事から別の怖さが増しているとも言える。 また、その「目を付けられる」という点では第三話の「猫の忍者におそわれる」はこれまで知らず知らずのうちに 迷い込むだけの場所だった裏世界が、現実世界でも空魚たちに付きまとい始めたような怖さが強調されていた。 今回の最大の特色である百合要素なのだけど、ここまで空魚と鳥子のペアで活動してきた裏世界の探検に 少しずつ他の人物が絡んできた事から関係性がグラつき始めた様子を描いている。 第三話は猫の忍者に襲われているので助けて欲しいと「霊感があると噂されている」空魚に相談を持ち掛けてきた 大学の下級生・茜理とともに空魚たちが裏世界の存在に襲われる話となっているのだが、 「鳥子と二人だけ」の関係に割り込んできた茜理に対して向けられる空魚の「面白くない」感情や 茜理の元家庭教師がかつてのパートナーだった冴月だった事や冴月が自分以外にも裏世界探検のパートナーを探していた事を 知ってしまった鳥子の感情の揺れが強調されている。 相手探しの難しさ故か百合カップルには普通のバイセクシャルな関係以上にパートナーに対する「独占欲」が強い傾向が 百合作品では強調され、独自の湿っぽさが感じられる事が多いのだが、空魚と鳥子がともにこの「独占欲」を見せた事で 「ああ、たしかにこの作品は百合の物語だ」と妙に納得させられる部分が多く、また空魚が知った「ある事実」を 鳥子から隠そうとする姿勢を露骨に見せる様になった事で「情念」の怖さみたいな物が生まれていた事は否定できない。 ネットロアの輪郭が不明瞭な怖さから昔ながらの情念の怖さに話全体がシフトチェンジした印象はこの点において強く感じられた。 個人的な好き好みで語れば一巻の輪郭不明瞭なネットロア的怖さを追求した話作りがベストではあったのだけど、 主役カップルに「他の女」が絡んでドロドロした感情が湧いてくる部分を加えた事で 作者なりに物語に変化を付けようとしているのかな、と試行錯誤している様子が伺えた。 多少減じたとはいえ(「慣れ」の部分もあるが)、ネットロアをベースとした裏世界の不気味さは今回も健在。 まだまだ「オカ板」には埋もれた恐怖譚が眠っているかと思われるので、作者には更なる発掘作業を進めて頂き、 読者を恐怖のどん底に突き落としてもらいたいと改めて思わされた第二巻であった。 | ||||
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ネットの都市伝説を元にした(人間の創った話のイメージとかを裏世界の存在が使ってるみたいな感じだから設定としてもおかしくない)ホラー百合小説だけど 元ネタのネットロアを知らない方がより楽しめる(怖がれる)気がする 「猫の忍者に狙われている……」のコピペとか有名過ぎて知ってるつもりだったけど 実際はそこで終わらずどんな風に襲われているかの詳細が語られる続きがあるって聞いて、すごく怖くなった 昔から遊んでたオモチャが呪いの品だったような気分 ただ実際に元ネタのネットロアを読んでみると、いかにも作り話臭くてまるで怖くないので 変に下調べせず、何も知らないままで小説読む方が純粋に怖がれて良いと思う どんどん仲が深まっていく鳥子ちゃんと空魚ちゃんも素晴らしい | ||||
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