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ウルトラマンF
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ウルトラマンFの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.04pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全15件 1~15 1/1ページ
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昭和世代なもので、昭和ウルトラマンネタはかなり楽しめました。この作者はかなりゴジラが好きなんだなぁと。一読して後に講談社のウルトラ特撮パーフェクトムックのウルトラマンネクサスとメビウスを読んで、後からあのネタはここからだったんだ、と気づいて二度楽しい本でした。SF考証的な解説には途中から着いていけなくなりそうになりまして、これは理系の小説か?と気が遠くなりそうになりましたが、結局は理屈を超えた内容に至ったので一安心しました。アキコ隊員の絵がマンガ絵になってんのが残念。ウルトラQとウルトラセブンの人物との関係付けもいい感じで伏線になっている。脈絡無く出てくるヤプール人が、ストーリーの都合上だけで出てきて倒されるのが、哀愁漂ってますね。 | ||||
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ウルトラマンを人間の手でつくる、という話の展開ですが、やっぱり最終的にはウルトラマンって神秘なんだなぁ…と思います。すごく面白かった。 | ||||
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ウルトラマン外伝作品であり、 著者のウルトラマン・オマージュSFホラー作品『ΑΩ―超空想科学怪奇譚』から12年後に出版されたものです。 個人的に今作は数年前から知ってましたが、『今さらウルトラマンを読む気もないな』と読まずにいて、今回『ΑΩ―超空想科学怪奇譚』を再読するついでに読んでみた次第です。 すると(僕のウルトラマン歴史は昭和のみで、平成作品は映画だけを3作見た程度)、ウルトラマンとウルトラセブンの間という設定を上手く活かしつつ、 異界の門を開いた設定で、平成作品の兇悪も豪華に出演させ、 ウルトラマンFが生まれた設定や進化した流れ、著者の持ち味を感じた人工巨大化戦士等、見事なオリジナルウルトラマンとしてもSF作品としても、きちんと面白く楽しめました(^-^*)/ 『ΑΩ―超空想科学怪奇譚』のオマケとして読む分には予想以上に優れた名作でした! | ||||
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初代ウルトラマンのフジ隊員をウルトラマンやウルトラQに出てきた技術で巨大化させて地球産ウルトラマンとして 戦わせるというコンセプトには度胆を抜かれました。 しかもM87系列のウルトラマン世界の怪獣、宇宙人のみならず平成三部作やネクサスなどの怪獣まで関わってくるとは。 ありきたりな表現ですがとても楽しめました。 | ||||
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設定の使い方が巧すぎる。初代ウルトラマン後の世界に於いてその他のシリーズや、 作品設定をうまーくすり合わせ取り込んで料理している。 初代の後にザギやハイパーゼットン出すなんて普通に考えれば詰み何だけど、 Fの力の出自、その真の力の姿、そんでリミッター解除から戻る方法など。 ノアやゼットンなど初代に縁のある敵キャラだから出したのかと思っていたら、 ちゃんと納得させられる設定で感心しきり、たぶん昭和世代しか知らない人だと、 面白さ3~4割減だと思う。 隊員たちの掛け合いも、ちゃんと音声付きで読める自然な感じで良い。 そうそう、こんな感じだったよなと。 あとハヤタという元ヒーローだったけど、今は違う上に記憶がない人間。 という設定の持つ悲哀や立場の苦しさに言及してたのは新しくて良かった。 そして歴代の巨悪のお歴々と並列表記されるグラキエスさん。 検索するまで誰か思い出せなくてごめんなさい。 | ||||
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ウルトラマンが去ったあとの地球が舞台である。 地球防衛軍の結成を来年に控え、科学特捜隊の面々は貧弱な装備で怪獣の脅威に立ち向かう。 この物語はTVシリーズ「ウルトラマン」と「ウルトラセブン」をつなぐミッシング・リングとして描かれる。 大胆かつ奇抜な着想を、なじみ深いキャラたちの芝居として描く。 ウルトラを現代SFとして再構築するという試みは何度か試されているが、本書は間違いなく最高峰である。 科特隊という組織の位置づけに感心する。なるほど、国際機関の支部なら日本の国内法には縛られない。 生意気な子供なら当時でさえ思いつく疑問は、 「人類の運命を左右する大事件が、なぜ日本だけで起こるのか。 よその国は無関係なのか」 というやつだ。見事すぎる回答が用意されている。具体的に国名は書いていないが、誰でもどの国かわかる。 アメリカは軍主導で死者続出の巨人兵士実験を繰り返す。 中国ではスラム出身の二人の天才児が、異次元とのコンタクトをはかる。 うわ、ありそうだなあ。 タイトルのFは、フジ・アキコ隊員のFだ。 美しき白銀のウルトラマンに変身した彼女は、強力な新怪獣たちに敢然と挑む。 痛快・爽快きわまりなし。 ウルトラマンと怪獣に現代的なSF考証を加えて、見事なSFアクション小説として完成させた。 骨太なプロットに感心する一方で、TVの前で手に汗握っていた元少年に対するサービスも満点だ。 個人的には、ブルトンとバルンガが別格扱いなのが嬉しかった。 作者によるとウルトラ好きは、「怪獣派・ウルトラマン派・巨大フジ隊員派」に三分されるそうだ。 巨大フジ隊員派って・・・派閥を形成できるほど多いとは知らなかった(笑) | ||||
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ウルトラマンが去った地球で、イデ隊員新開発のアーマーを身に着けた戦士たちが怪獣と戦う。スぺシウム光線に匹敵する光線銃「マルス133」は、突如現れたゴモラに通用するのか。冒頭部分からグイグイ引き込まれてしまった。「ウルトラマンF」の「F」は「女性の」という英語だとも、「フジ隊員」のFだとも言われているが、人為的な「にせウルトラマン」が正義のために戦う、「ウルトラマンフェイク」という呼び方もできそうな作品。実写化すればいいのに。 | ||||
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SF・ロジック・グロの小林節は相変わらず健在です。 ストーリー展開・既存の科学特捜隊隊員のいじられ具合もファンにはたまらないと思います。 ただ皮肉なことにこのコラボ企画の前にウルトラマンのオマージュ作品、それも傑作を残してしまっているので、 それを知ってしまってる人間としてはあまりのめり込めなかったです。 | ||||
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あなたがウルトラシリーズの愛好者であるなら、是非とも読むべき作品。 舞台は初代ウルトラマンが地球を去った後、ウルトラ警備隊が創設されるまでの空白の期間を描いたもの。登場人物は科特隊メンバーが中心だが、「Q」や「セブン」の人物への言及もある。のみならず、超獣やスペースビースト、メテオールやF計画といった、いわゆる第二期どころか平成ウルトラ(その中には大怪獣バトルシリーズやメビウス、ゼロ関連の映画作品まで網羅される徹底ぶり)を出典とするネタが巧みに織り込まれている。このあたりが、「Q」「マン」「セブン」のいわゆる第一期作、もしくは昭和ウルトラのファンには評価の分かれ目となるところかもしれない。 私自身、第三次怪獣ブームのさなかに人格形成した人間として、また、金城哲夫や成田亨への深い敬愛もあいまって、かつては「Q」「マン」「セブン」こそ至高!とする価値観の持ち主だった。私のそんな考えを打ち砕いたのは、庵野秀明だった。彼は2001年の『円谷 THE COMPLETE』でも、2004年の『特撮エース』創刊号でも、自身の原点となった第一期の作品だけでなく、「帰りマン」「A」「タロウ」「レオ」、さらには「80」も含め、それぞれの作品の個性と魅力を滔々と語っていた。目を開かれた私は、それ以後第二期以降の作品も分け隔て無く見返すようになり、子供の頃は格好悪いとしか思わなかった「80」も、とりわけ好きな作品になった。 そんな庵野も、平成ウルトラに関しては、ティガしか見ていないが、自分たちの世代の限界を感じた、と発言している(『円谷 THE COMPLETE』)。2001年時点でのインタビューなので、今現在はどうなのかわからないし、そこには先達の作品に絶大な影響を受けてきた自分自身への真摯な反省があるのかも知れないが、それと比べても、本作の著者小林泰三の、ウルトラシリーズすべてに対する博愛ぶりには目をみはるものがある(その一端は、TSUBURAYA×HAYAKAWA UNIVERSE第一弾『多々良島ふたたび』に収録された短編「マウンテンピーナッツ」にも色濃くうかがえる)。 思うに、愛とは、自分の「好き」に押しはめて相手を評価したり判断したりするものではない。たとえそれが自分の理想や嗜好とは異なっていても、そこにどのような意義や価値、魅力があるのかを理解し、受け入れることで、自分自身を押しひろげてゆく。それが真の愛だろう。 そのような意味で、本作は読者ひとりひとりがウルトラシリーズへの愛を試される試金石である。 | ||||
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前回コラボ「デュアル」に比べて、最高に面白かった!マンの世界からエックスの世界までをなぞる感じがいいですね♪ | ||||
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昭和世代と平成世代それぞれが知っている世界観、キャラクター、設定と単語を巧くすり合わせる事で「もしかしたらこうだったかもしれない」未来を描いていると思う。 ヒーローとその仲間は役目を終えたのではない、新たな世界への橋渡しになったのだと思わせてくれた作品。 | ||||
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ウルトラマンのタイプについてや、Q・セブンの登場人物との関係など、良くも悪くもファンが書いた同人誌的で、好き嫌いはあるかと思います。 前半が濃いので後半はいくらか軽い印象もなくはないですが、それで星を減らす気にはなりません。 | ||||
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特撮テレビ映画「ウルトラマン」の後日談・・・なのだが、ウルトラQからウルトラマンメビウスに至る迄のウルトラワールドをウルトラマンネクサスも含めて網羅している。てっきりハヤタが主役かと想ったら、フジ隊員にイデ隊員がメイン。一の谷先生の名前も出て来たりサコミズも登場したり、その他マニアックなネタが様々披露される。「アルファオメガ」で作者のウルトラ好きは判っていたが、此処迄ガチだったとは想ってもみなかった。科学的な考証の入れ方は作者ならではだが、変なアレンジはせずに正面きってウルトラワールドを描いている。 | ||||
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作者のウルトラマン好きに溢れた愛ある一冊。 後に続くシリーズの世界観もうまく取り入れられているので、自分なりにアレやコレやと想像を膨らませながら楽しめました。 実際の劇中と比べて、イデさんがかなりスーパー科学者な感じもしますが、テレビシリーズの後日談という言う事であればそこも含め「なにかブレイクスルーがあったのかも」でまた妄想が膨らみ楽しめます。 おもに科特隊のおはなしですが、メビウス好きにもおすすめです。 | ||||
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作者が以前書いたウルトラシリーズとのコラボ『マウンテンピーナッツ』で顕著だったエグい描写の数々が控えめになり、昭和ウルトラと平成ウルトラの設定をうまくクロスオーバーさせた要素が増えています。 たとえばイデ隊員の「ウルトラマンの顔はタイプA、タイプB、タイプCにわかれているが、あれは顔と一緒に能力をタイプチェンジしながら戦っていたんじゃないか? 初期のタイプでは肉弾戦で怪獣にとどめを刺す回数も結構あるが、後期になると光線技が多彩になっていく」なんてセリフの面白みは、初代と平成シリーズの両方を見ていればわかるはずです。『ウルトラマンF』には、このような小ネタが随所に散りばめられています。 中でもフジ隊員とダークザギが接触するという、異色の絡みは一見の価値あり。 | ||||
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