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銀河鉄道の父
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銀河鉄道の父の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.51pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全116件 1~20 1/6ページ
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宮沢賢治は、意外にも道楽息子であった。非常に興味深い内容ではあったが、宮沢賢治のあの優れた童話がなぜ生まれたのかの謎は、解けないままに終わったように思う。 | ||||
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図書館で借りて読んで感動したので、手元に置いておくための購入です。中古品なので心配していましたが、とても状態が良かったです。本を大切に扱っていらっしゃることが伝わってきます。また利用したいです。 | ||||
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映画を観てから読みました。 父親の心理描写が素晴らしい。 トシの姿もぐいぐい迫ってくる。 宮沢賢治をますます応援したくなりました。 ゴッホや村山槐多のように、惜しむべく夭折したけれど、その破天荒な人物像ゆえに、現世でしぶとくしたたかに生きられないほど、純粋で美しい魂の持ち主だったのだろうと思いました。 そして、近くで困惑しながらも支えた家族がいたことが分かりました。 | ||||
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妹トシの話はよく聞くが、父政次郎にフォーカスしたのは意表を突かれた。「父と賢治は反発していた」評は聞いたことがある。作中でも確かに、常に賢治を応援するような父ではなかったが、賢治の質をしっかりと観て、時に厳しく時に慈しむ、あるべき父の姿ではなかったか。作中で見れば、賢治の父への反発は甘えの裏返しと思える。 政次郎が賢治の童話を読んで主張云々ではなく「眼目はあくまで綺譚それ自体のみにある」と評したシーンで政次郎が賢治の理解者であったと解る(著者の理解も素晴らしい。握手したい)。良くも悪くも普通で真っ当な政次郎の視点だからこそ、共感をもって宮沢家を見れるんだと思う | ||||
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賢治の父は地元では経済的に成功者であり町会議員を務める地元の名士でもある、しかしながら彼の長男は身体が弱く家業の質屋を継ぐ事さえできない不祥の息子としか世間では見られていない。 本人は性格的に質屋を継ぐのは無理だと分かっていても親に反発していたわけでもなく事業を起こすにしても父親の経済力を当てにするしかない事は理解していた。 実業で父を超える事を目標にしても父以外の 経済人を味方にする知恵も根気も体力も持ち得なかった。 父が子供に見せた度量と優しさは賢治にも受け継がれ、この小説の主題とするところである。 子供に対する優しさ特に弟妹への思いやりは 後世本人達から伝えられている通りである。物書きの才能は妹のトシの方があったらしいが残念ながら早世し賢治がその思いを継いで物語を紡いだのが銀河鉄道の夜等の作品として結実している。 生きている間に陽の目を見ずに亡くなったのが残念でならない。特に妹さんも含めて 文筆家や出版社や大作家と言われるような人は児童文学や童話は評価に値しないと無視していた、 今も似たような状況かもしれない。 | ||||
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行間に想像の余地をたっぷりと含んだ、あたたかく心地よい文体だと感じました。 | ||||
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息子の成長や独り立ちを願うも自分も関与したい。仕送りや看病、仕事等、結局は息子に甘い父親像。 直木賞受賞作だけど個人的にはいまいち。父親の葛藤や甘さが共感出来ないのか、宮沢賢治の成功物語に多大な盛り上がりを期待しすぎてたのか…。 | ||||
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本の内容も楽しく読みました。 ありがとうございました | ||||
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宮沢賢治の幼少の時からの成長過程が表れており、非常に興味深く、また面白く読ませていただきました。宮沢家の財産は、このように蓄積されたものと理解しました。 | ||||
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この本で現代の日本人が見過ごしがちなテーマは信仰かな。 平均寿命が40歳と少しの時代、信仰は人生とともにあった。 この本にはあまり書かれていなかったがトシも信仰に悩んだ。 この頃より人生が倍近くなった今、俺らは何が学べてるかな。 | ||||
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とても、面白く、作者も良き父親なのではないでしょうか。宮沢賢治のお父さんに視点を当てたとても素晴らしい本だと思いました。 | ||||
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原作の方が面白いなというのはいつものことというか、ちゃんとお金をかけて映画を作ってもらえるものは、それなりに原作の大事なところを抽出してもらえると思っています。映画は少し強引さがあったように思いましたが、原作を読んで「このシーンを観たかったなぁ」と思うところが何箇所かありました。映画の世界も戦略はあると思いますが、読者の観たい映画になっているかは今後も模索が続くんだろうなと思います。 | ||||
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小学生のころに学んだ宮沢賢治は、「雨にも負けず」のイメージで、貧乏な教師が東北の冷たい空気の中、じっと手を見つめているものだった。今この作品を読んで、長い年月がたってホンモノの宮沢賢治像に近づくことができた。政次郎の溺愛により賢治の自立が遅れたのか、最大の理解者トシの死去が創作活動の引き金になったのかといろいろ思うところはある。しかしながら賢治は性格的にゆっくり成長せざるを得なかったように感じる。 | ||||
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正直に言うと、同じような描写が何度も出てきたり、かと思えばもっと突っ込んで書いてほしいと思う箇所がさらっと流されていたり、構成がやや雑な印象は否めない。にも関わらず、あまり技術はないけど聴かせるタイプの歌手の歌を聴いているような不思議な引き込まれ感があった。所々に出てくる、賢治の父・政次郎を通して言わせている作者自身の人生訓も良かった。子育ては、子供を経済的・精神的に自立させることがゴールではあるけれど、経済的な安定を重視するあまりに子どもの夢や希望を挫くことは親だってできればしたくない。でも、社会と子供を繋ぐ間の存在として親や家庭があるのも事実だし、子供には社会性を身に付けて立派な大人になってほしい、という願いをもつのも自然だ。その辺りの兼ね合いが難しいのは今も昔も同じなのかもしれない。ただ、宮沢賢治は経済的な基盤が整っている両親の元に生まれたことで同年代の若者よりも長期間モラトリアムでいられたし、急いで「大人」になる必要がなかったために美しい童話が書ける純粋な心を保ち続けることができたのかもしれない。何者にもなる前の賢治を見捨てず、見守り、支え続けた政次郎は偉いなと思う。賢治だけでなく、他の子供たちに対してもあの時代には珍しく、世間的なあるべき姿よりも本人達の意向を大切にしている。賢治の自己犠牲の精神は、この父の献身的な教育から受け継いだ部分もあったのかもしれない。 映画も公開されているので観に行ってみようと思うが、役所広司さんはおしゃれすぎるので、私の中では政次郎は内藤剛志さん、妹トシは芦田愛菜ちゃんとして勝手にキャスティング。菅田将暉くんは、顔は全然違うけど賢治を演じている所を観てみたいと思う。 | ||||
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私が知っていた事実とは異なりましたが、とても読みやすかった。 既に映画の配役を知っていたので役所広司さんを頭に浮かべながら読みました。 亡くなった妹さんが優秀な女性だった事や両親に愛された人生だった事等興味深く読みましたが、映画はまた演出が違っていました。 | ||||
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この人に ここに 焦点をあてるかぁ。 と 関心する。 | ||||
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2023年5月に公開された同名タイトルの映画「銀河鉄道の父」の原作本。宮沢賢治の父、政次郎が主人公。宮沢賢治の父ってどんな人だったか、賢治をどのように育てたのか興味をもったので読んでみた。賢治の父、政次郎は明治の男なので基本は厳格だが、家族愛はすごい。賢治が子供の頃、病気で入院すると、泊まり込んでつきっきりで看病して、自分が病気になってしまったりするほど。当時のイクメンだったと思う。時代や子供が宮沢賢治というすごい才能をもった子、という点はあるが、家族愛や父親の気持ちなど、今の我々と同じだなと共感できる点はたくさんあった。 宮沢賢治が作家になっていった経緯、小さい時から作家になりたいといっていたわけではなく、石などの鉱物に興味をもっったり、農業を改善しようと活動したりすることを経て文学者になっていいく様子、妹のトシが病気で死んでしまう場面、「雨にも負けず」という詩が、賢治の手帳に書かれた場面なども出てくるので、宮澤賢治の作品を読む際に思いが深まる。 | ||||
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映画 | ||||
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原作が良いだけに、原作読んで映画を観ると映画が失敗作に感じてしまう。 原作を読んだ人は映画観ない方がいいと思う。映画観る人は原作読まないで観た方がいいと思う。 今日役所さんが上映前のインタビューでも言ってたが、ここにはいいコメントしか載ってないね(笑)って言ってたよ。まさに映画は失敗でコケると思う。 | ||||
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映画を観る前に一読されることをお勧めします。 映画を観た後でも是非! | ||||
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