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(短編集)

不思議の国の悪意



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【この小説が収録されている参考書籍】
不思議の国の悪意 (創元推理文庫)

不思議の国の悪意の評価: 3.67/5点 レビュー 3件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.67pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

スタイルの古さ

Rufus Kingの『Malice in Wonderland』(1958年)の翻訳。
 8篇を収める短編集。
 エラリー・クイーンの「クイーンの定員」にも選ばれた一冊で、何篇かは既訳のものもふくまれている。
 本格謎解きと犯罪小説の中間のような味わいだ。タイトルにあるように、きつめの悪意や毒がストーリーの中心に据えられており、読み終わった後に鮮烈な印象を残す。ぞっとしたり、にやりとしたり、あるいは爽快感さえも。
 しかし、ストーリーの作り方もオチも、いま読むととても古くさく感じる。結末が容易に予測できてしまうし、オチのひねりも物足りない。時代を越えられないタイプの作家だったのだと思う。
 また、文章が良くない(訳文が悪いわけではなく、原文がひどいのだと思うが)のもマイナス。
不思議の国の悪意 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:不思議の国の悪意 (創元推理文庫)より
4488191037

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