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(短編集)
共犯者
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共犯者の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.76pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全21件 1~20 1/2ページ
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かなりの年数の中古本、これまでの管理の良さを感じます。 | ||||
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タイトルの共犯者よりも脅迫者にグッときます。別本『張り込み』収録の1年半待てとともにダム工事現場が舞台です。吉村昭さんの高熱隧道と清張さんの脅迫者、1年半待てをオムニバスで映像化して欲しいです。 | ||||
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数々の映画、ドラマ化された名作である。清張さんは、実際に作品の舞台となった場所に足を運び、何事も細部に至るまで調べ、さもありなんと思わせるリアリティを読み手に与えてくれる。共犯者をはじめその他の短編も色褪せず、引き込まれる魅力に溢れています。日本を代表する作品を実に数多く残してくれています。純文学の小説家の悠長な言葉遊び、中味の無さを感じることは全くありません。ページを捲るのが楽しくなる作品ばかりです。私はよくブラームスを流しながら清張作品を楽しんでおります。 | ||||
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各短編ごとに主人公の心の描写が細かく表現され、読み手に先の文書を読ませる力があります。最後の結末は意外性があり、最後まで読まないと分からないと思います | ||||
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松本清張さんは、短編もなかなか楽しいです、特に、共犯者は、読みごたえがありました。 | ||||
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本書収録作の「発作」「剥製」「愛と空白の共謀」など・・・。 角川文庫は松本清張の短篇群をいち早く文庫化した功績があり、昭和33年から36年にかけて刊行された4冊の短編集には「或る”小倉日記”伝」「断碑」「張込み」「顔」「鬼畜」「二階」「真贋の森」「装飾評伝」「一年半待て」などとともに、これらの作品も収録されていた。 しかしながら、現在普通に流通しているアンソロジーには、大抵は含まれていない。 一読して、なるほど初期掌編、でもメインのラインナップからは漏れてしまう理由、なんとなくわかる。 独特の雰囲気もあり、決して、品のないものではないのだが。 これらと、新潮文庫版「傑作短編集」(などの傑作選・アンソロジー)に収録された清張短篇の名作と呼ばれる各作品と読み比べすると、一興かも。 | ||||
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まだ納品はされていません。文庫本を欲しかったのに、取り消し方法が分からずに無駄な出費をしてしまった。 取り消し方法が分からずに参りましたよ。 | ||||
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きれいでした。 | ||||
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松本清張をよみたいなと思って、作品をさがしていると、面白そうだなと思って、買おうかなと思うとなぜか今すぐ読むボタン(kindle)がでている・・・買ってある。完全に忘れてる。読んだが、行ったことある道をたどっているようで、行く先がまだ覚えてない。で楽しめると同時に、前違ったとこいったような気がする、不思議だ。ところで、若い二人の又聞きの、九州に旅する話の、気持ちがゆれて戻る、また振れる、のところの黒服のふたりに私は前にか、あとだったか出会ったことがある。やはりトランク持って九州に行く話で、耶馬溪に寄ったかどうか・・、どの話だったか読んでみたがみつからない。その人たちも庭で老夫婦の泊り客に会う・・不思議。 | ||||
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ツブぞろいの短篇集です。どの作品も捨て難い。 特に『共犯者』『部分』『鴉』『距離の女囚』の 心理描写が好きだ。 | ||||
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共謀して銀行強盗を企て、大金を手にした共犯者の二人は、二度と会わない、連絡を取らないことを約束してわかれた。 5年が過ぎ、内堀は強奪した金を資金に事業に成功する。汚れた金を元手に財を築けば、決してこの富を手放したくない。貧乏暮らしの惨めな過去には戻りたくないと内堀は思う。同時に、共犯者の片割れ町田の存在が内堀を不安に陥れる。いつか町田が自分の前にあらわれるのではないか。もし町田が零落していれば、いつかは自分を探し当て、過去の強盗事件をネタに脅迫するのではないかと疑心暗鬼にとらわれる。 この短編のテーマの一つにこの「疑心暗鬼」がある。 内堀は一計を案じ、ある男に町田の現状を探らせることにする。探れば探るほど、もっと詳しい町田の現状を知りたくなり、調査は深みにはまっていく。不安と焦燥が「疑心暗鬼」の心理を増幅させていき、やがては内堀を自滅へと導いてしまう。 共犯者・町田の動向を探る必要があったのか。不必要な詮索を開始することにより、このことが、やがて自滅への道を歩み始めることになろうとは、内堀は気づかない。やがて、意外な展開を持って内堀は自滅する……。 下積みの人間が、犯罪によって財を成し、名誉、社会的信頼を 得、これを維持するためにさらに犯罪を重ねてしまう。ミステリーには珍しくないパターンである。例えば、清張の小説の「ゼロの焦点」「地方紙を買う女」「顔」などがあり、水上勉の「飢餓海峡」などもこれに類する。 新潮文庫 1980年刊。昭和31 (1956) 年に週刊読売が初出。清張が『或る「小倉日記」伝』で芥川賞を取って文壇デビューしたのが昭和28年だから、清張初期の短編。本書には表題作のほかに9編の短編が収録されている。「恐喝者」は助けた女を恐喝するという、一味ひねった内容に斬新さがうかがえる。 | ||||
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松本清張の文体は短く、無駄な装飾がない。かといって硬質でとりつくしまがないわけでもなく、意外と女性の心理も描写出来たりする。殺人事件も書けるし、古代史も書ける。日本近代の闇のようなものを追ってもぴったりくる。村上春樹みたいな知識のひけらかしもない。司馬遼太郎のような「余話として」「ことほどさように」とか癖の慣用句もない。しかしだから冷たいかというとそうでもない。不思議な文体である。 その文体が短編を記述するのにとてもあっている。しかしそれは推理があってそれを解決するという構造があってすっきり来る文章だが、何も解決もしないで余韻を残すような終わり方をすると「えっこんなにお粗末な終わり方?」と思わせるような作品も見られる。やはりこの人の文体は得体のしれない謎があってそれを解決して終わりというストーリーに向いている文章なのかもしれない。この短編集の中でも解決する短編がよくできていると感じるがそうでないものは何か終わり方に作為を感じる駄作になっている感がする。 この人の文章は簡潔で硬質な文章なのだが、何かどろっとした暗い情念のようなものが読んでいて小説の空気を形成する独特の才能がある。この文体込みで松本清張の小説や書き物の価値が成り立っているように思えてならない。松本清張が村上春樹と違って海外に翻訳されないのはそこを表現することが外国語翻訳では難しいからではないか。道元の素晴らしい本が翻訳さてないのも文体のリズムに価値があるからだと思う。逆に村上春樹はそこから分離されたところに価値を感じる。それは彼が優れえた翻訳家であることにもひつつの理由があるのかもしれない。 | ||||
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松本清張はホラー作家としても一流なのだ。すばらしい。絶妙の短編集。 | ||||
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前半の短編群はどうにもあっさり目というか行き当たりばったりな感じでやや面白みに欠けるが、 典雅な姉弟や距離の女囚などは中々趣が感じられそこそこ楽しめた まあ作者のファンならば無難に楽しめる内容だろう | ||||
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面白い、清張短編集3冊連続読破、人間の断片を、えぐって、読み手を夢中にさせる力が松本清張には有る。 | ||||
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読み終わった後何とも言えぬ感情がおもしろい。 経験した事のないような、あるような・・・・・なんとも面白かったです | ||||
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大変面白かった。個人読書履歴。 一般文学通算204作品目の読書完。1982/03/25 | ||||
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資産もでき事業で成功した主人公、しかし過去の犯罪の古傷を知る共犯者の存在に脅える 表題作「共犯者」、秘密的な臭いをテーマにした「小さな旅館」、女囚となり遠ざかった 今も前夫に対する愛情と尊敬に念を抱き続ける「距離の女囚」、妻の容姿が気に入り結婚 したが同居した妻の母の顔の部分が気にいらず殺人へと駆り立てる「部分」。 いずれの作品も人間の本質を抽出した短編集で一読をお薦めします。 | ||||
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アンハッピーエンドというか、読後感が重苦しい短編集。全編 水準が高く、面白い作品なのだが、意外な結末の『潜在光景』、『典雅な姉弟』がよかった。 ■潜在光景 帰宅途中のバスで浜島は、二十年ぶりに小磯泰子と偶然出会う。会社や家庭での物足りなさから、泰子に安らぎを求める浜島だったが、逢瀬を続けるうち、泰子の6歳の息子 健一の存在が気になりはじめる。浜島の命を狙っているのか ・・・ ■典雅な姉弟 麻布の一画に居を構える生駒桃世、才次郎の姉弟。老境にさしかかっも、眉目秀麗で往時をしのばせる二人だったが、生駒家では、桃世が絶対的な権力を持っており、才次郎や、同居する才次郎の亡兄の妻 お染を支配していた。才次郎が留守の折、桃世が殺害され、お染が容疑者として取り調べを受けるのだが ・・・ 本短編集からは、『共犯者』、『恐喝者』、『愛と空白の共謀』、『潜在光景』が映像化されている。 | ||||
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松本清張の短編は初めて読んだけれど、何れの作品もみごとに面白くてハズレと感じるものがなかった。 【共犯者】の解説にあったが、この作品は松本清張にしては珍しく自叙伝に近いらしいと云うのも大きなポイントだとおもう。 清張作品のビギナーとか、長編だと飽き易いけど小説は結構、好きって人なんかにはもってこいかと。 あと、amazonのまわしものじゃないけれど、 古本屋さんで探すとなかなか見つからない作品だったので、皆さんはこの機会に購入されては? | ||||
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