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サロメ
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サロメの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.81pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全43件 41~43 3/3ページ
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見事な程に、全員が互いに貪り喰いあってるかの様な関係性と、原田氏のいつものうんちくを堪能した。 序盤は、天才の隣にいた凡人の姉が、天才に絞り尽くされてカスになるありがちの方向か?と思ったが、予測の上を行く展開で楽しんだ。 ビアズリーの絵は普通に目に入っていたが、経歴はほぼ知らなかった。イラストレーションの人にありがちな「画壇に認められたい」の葛藤がなかったんだ、の部分が割と「意外」な感じがした。 早世したからそこまで行きつかんかったのか、己の「天才」に迷いがなかったのか、体調と激務でそれどこじゃなかったのか、色々読んでみよっかな、と興味が湧きました。 | ||||
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私は月刊誌で読んでいたのですが、受験期に図書館で勉強しにいく際の唯一の楽しみでした。絵に没頭していく描写がとても気持ちよかった。 | ||||
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19世紀末のイギリスの画家・ビアズリーの生涯と、病弱な彼を影に日向に支えた姉のメイベル、そして作家のオスカー・ワイルドとの愛憎を描いた作品です。 何十年も前の話ですが、学生の頃、ビアズリー展を見に行ったことがありましたが、確かに一目見たら忘れられない画風でした。当時、宇野亜喜良氏や俳優の米倉斉加年氏の幻想的な絵を見慣れていたにもかかわらず、です。これが19世紀末のイギリス(シャーロック・ホームズの時代ですね)で発表された時は、どれだけセンセーショナルでスキャンダラスだったことか。 ただ、原田マハさんがどんなに筆舌を尽くしても、ビアズリーの絵を見たことがない読者には、そのすごさがピンと来ないのが実情でしょう。単行本の表紙は、ビアズリーが手がけた「イエロー・ブック」の体裁で、絵は「サロメ」の「お前の口に口づけしたよ、ヨカナーン」を用いていますが、この絵だけでは(いや、この絵だけでもある意味十分ですが)、本文中に出てくる絵のすべてを想像するのは無理かと思われます。 まあ今の時代、ネットで画像検索すれば絵をいくらでも見つけることができるでしょうが、本作を読んでいて絵をすぐに思い浮かべられる方は、見た経験のある方か、画集をお持ちの方に限られると思います。 せっかくの力作ですが、絵が見られないという致命的な欠点はどうにかならなかったものか。その点が非常に残念に思います。 | ||||
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