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サロメ
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サロメの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.81pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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ビアズリーが好きなので、こちらを読んでみましたが、私にはダメでした。姉のオーブリーがあちこちに介入しまくって事をややこしくしてるような…。 オーブリーに感情移入できないとちょっと難しいですね。 例えるなら、凄く素敵な原作の話だったのに、ドラマ化するにあたってオリキャラの女性を主人公に変更して、訳分からなくかき回しちゃうみたいな、そんな感覚を覚えてしまいました。 でも話題ですよね。3/1残してリタイヤしちゃったけど、日を改めて読了はしたいと思います。 | ||||
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ワイルドとオーブリーの濃厚な芸術劇を期待していたら外れた。 少女漫画の原作だと思えば楽しめる。でもこれが萩尾先生や竹宮先生のマンガだったら本書より数倍楽しめただろう。 ワイルドは存在が軽すぎるし、主役かと思っていたオーブリーは人物描写が薄ぺっら。間抜けなイノセント。 耽美で退廃を思わせるシーンがうまく差し込まれているが、人物の心理や背景が薄いのでもったいないくらい薄い。 オーブリーの姉のメイベルがうざったく、呼ばれていない女がどんどん物語を仕切っていく様がきつい。自分の野心と勝手な思い込みで結局オーブリーを死の淵に追いやってく。近親相関的な耽美なほのめかしもがあるが、自分の策略の因果を全部ワイルドに押し付ける心理は「運命の女」はおろかサスペンスの主人公としてもダメだろう。溺愛のオーブリーを失った絶望と罪悪感の書き込みが無いので読者も消化不良。 | ||||
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著者の印象派画家を主人公とした多くの作品に比べ、異色な雰囲気。退廃的、耽美的な内容。しか し耽美的と言っても橘外男の小説の様に、重苦しい妖しさは薄い。おまけに男色の登場人物に対して は共感を抱けないどころか、嫌悪感を覚える。 サロメやオスカー・ワイルドに合わせたエロスの描写は個人的に好きになれない分野である。それ にしても、ところどころ挿入されている真っ黒い余白はいったい何を表しているんだろうか? | ||||
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オスカーワイルドの作品というか文章が好きで英語版でも読んでいます。原田マハでサロメと聞いてあまりいい予感はしなかったのですが的中。ビアズリーのイラストは初めてワイルドのサロメを読んだ時から違和感が大きかったので、別物として評価しています。史実と違うのが悪い訳ではないのですが、ワイルドもビアズリーも耽美なだけではなく、良い意味で人間的な面も当然あるのにそれがほぼ感じられない。なんだか思い込みで突っ走った感がすごくて最後まで乗れませんでした。しかも単純。退廃的な芸術家ってこんな感じ?が大雑把にそのまま文章になっています。福田恆存氏の美しい訳文が読めるのが救いです。再現不可能な読む戯曲と言われたサロメの文体の美しさが読めます。 | ||||
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原田マハに、はまっていて、今片っ端から読んでる最中です。通勤のバスの中で読むだけでも一週間もかかったことなかったのに、この本は二週間くらいかかりました。読むのがなんか苦痛でした。クモの糸のようにサロメにからめとられていったメイベル、オーブリー、ワイルド。気味の悪い闇がずっと漂っているような誰も救われないようなストーリーでした。 | ||||
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おもしろかったんですが~オーブリー・ビアズリーと”彼”との関係がなんだか安手のBLっぽいような気がしたのがちょっとアレでした・・・現代の話、必要でしたかね?個人的にはなくても良かったです。 次回作はぜひともミュシャ(今はムハのほうが正しいのかな?)のお話とか読んでみたいです。 (サラ・ベルナールのポスターで一躍有名になった話も実はちょっと盛っていたらしいとか、死因がナチスによる尋問だった?など、現代史の闇のようなお話を期待してますが・・・) | ||||
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見事な程に、全員が互いに貪り喰いあってるかの様な関係性と、原田氏のいつものうんちくを堪能した。 序盤は、天才の隣にいた凡人の姉が、天才に絞り尽くされてカスになるありがちの方向か?と思ったが、予測の上を行く展開で楽しんだ。 ビアズリーの絵は普通に目に入っていたが、経歴はほぼ知らなかった。イラストレーションの人にありがちな「画壇に認められたい」の葛藤がなかったんだ、の部分が割と「意外」な感じがした。 早世したからそこまで行きつかんかったのか、己の「天才」に迷いがなかったのか、体調と激務でそれどこじゃなかったのか、色々読んでみよっかな、と興味が湧きました。 | ||||
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