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コンビニ人間
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コンビニ人間の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.99pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全749件 641~660 33/38ページ
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ここ数年間に読んだ現代文学ものの中で一番良かったです。書くのが上手だし、身近な生活の要素を上手く取り入れているし、テーマも深いと思いました。お薦めです。 | ||||
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私も主人公と同じ、普通じゃない側の人間なので、共感する部分が所々あった。 そして読後になぜかふと思った。 岡本太郎ならきっとこう言うだろう。 「普通じゃないほうが面白いじゃないか!」と。 これからもどんどん、たくさん本を読もうと思う。 | ||||
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現代小説っぽい、現代小説。 色々と考えさせられるところがありますが、主人公の心の動きや、対応が見事に表現されていると思います。 | ||||
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改めてコンビニの大変さや、人間関係など著者の思いがわかりました。 | ||||
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自分の仕事と通じるものがありとても面白かったです。知識があると非常に興味深いないように感じられます。 | ||||
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前知識なしで読み終えてすぐの酔っぱらいの感想なので完全主観になります。 内容に関しては素晴らしいと思いました。 コンビニをテーマに社会の縮図を表しているのでしょうか、コンビニバイトの経験がない私にも広い意味での所謂現在における普通の人として生きなければ異物扱いされる現代社会による差別や劣等感など共感する部分があり考えさせる部分がありました。 これは実体験による手記なのか、完全フィクションの創作物であるのかわかりませんが後者であるならば作者の感性や表現力には素晴らしいモノを感じます。 | ||||
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え!?これ小説!? 最初手にとったすぐの感想です。 有名になったのをTVで見たし、普通少なくとも200ぺージ以上あるとは思うけどたった150ページ程。 思ったより薄い本です。ライトノベルのような感じであっさり読めます。 特に、日常生活の中に身近な「コンビニ」を題材にしているのでイメージとか想像とかなしに ここまでスッと頭に入って来た小説は初めてです。そういう意味でも頭に負担がなく読めるました。 考えさせられたことは、当たり前を持つものが当り前を持たないもの接し方、です。 主人公は36歳独身バイト。社会から見たら底辺。 それを異様に気遣う周りと、淡泊に仕事に向き合う主人公。 このレトリックが面白かったです。 普通なら、ああまで扱われたらカチンを来る人が大半だと思います。 淡々と生きる正解か、反発して権利を主張するのが正解か、上昇志向になるべきが正解か、 こういうのもあり!?な主人公の考えが印象的でした。 | ||||
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一昔前に流行った「人生の勝ち組」「負け組」という言葉が、イライラと憤りを覚える程嫌いでした。 でもその理由を上手く説明できず、自分の単なる僻み感情なのかと、なかば思っていました。 本書の古倉さんは生まれつき「普通」じゃない人。 彼女のように先天的に異常な性質の他、幼少時のトラウマや家庭環境の問題などで社会不適合な人間になり、 格差社会の谷底に埋没している人は結構いると思います。 そういう人逹は今日も明日も虐げられずに生きれて、 他人に迷惑をかけずに社会の歯車として収まる場所があるだけで僥倖モノだったりします。 古倉さんはそれがコンビニバイトだったのでしょう。 それは就職とか結婚とか、人生のステップを邁進する以前の、もっと根本的な問題なのです。 けれどそんな人達の苦悩や痛みや欠落に気づかない、お気楽で恵まれた連中が 「勝ち組」「負け組」「ヤバい」なんて勝手にランクをつけて、 底辺にいる「だけ」に見える彼らを蔑んだり嘲るのが当たり前になっている。 自分は世の中をそんな風に感じて勝手に憤っていたのだと、この本でやっと言語化できました。 ちなみにこの憤りに被害妄想や男女意識や縄文時代を足して、 思い切りこじらせると白羽さんと同じ主張になりそうで、正直複雑な気分です(^-^;) 上手い表現だと思ったのは、徹頭徹尾古倉さんの一人称で語られるところ。 古倉さんの内面を描き切っていると同時に、彼女が気づけずにいる周囲の思考も垣間見れます。 彼女の視点では周りに上手く溶け込んでいますが、実際は指摘されないだけでずっと異端に思われていたのでしょう。 飲み会に一度も誘われてないし、 「~です!」のようなやたらとハキハキした店員口調は日常生活で普通しません。 毎日会ってるのに仕事や業務内容しか話さない方が、人付き合いとしては異常。 同棲がバレてからその話ばかり突っつくのは、やっと露になった古倉さんの人間らしさが皆嬉しかったからじゃないでしょうか。 それも誤解なんですが。 そして悪意がないのが余計にタチが悪いというか(^-^;) そんなことを、つらつら思いました。 自分的に後半が辛かったので購入は見送りましたが、得るものの多い読書でした。 | ||||
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自分が主人公と同じ種類の人間なので、非常に共感できた。 「普通」の人たちの側にいるであろう知人はこの物語の読後感を「不気味」だと言ったが、私はこの主人公に希望と羨望を感じた。普通の人間であろうがコンビニ人間であろうが、自分が何者であるかを見いだしたのだから。 | ||||
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普通とは何か? 普通普通って結局世間体を気にしてるだけじゃん! 36歳未婚コンビニ店員でもいいじゃないか。 誰にも迷惑をかけずに一生懸命コツコツがんばればなんだっていいじゃん。 そう思わせてくれる作品です。 | ||||
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①物語の中盤に、主人公の働くコンビニに迷惑な客が現れる。彼はコンビニ店員でもないのに周りの客に注意をしたりと迷惑をかける。結局コンビニから出ていき、主人公たちは「なんだったんでしょうね」と言って場面は終わる。 私はこの場面に何の意味があるのかと疑問だったのだが、物語の終盤に、主人公が知らないコンビニで店員のように振る舞い、コンビニを理想の形に整えていく場面がある。主人公=コンビニ人間を象徴する場面だ。 そこで私は、なるほど例の迷惑な客もコンビニ人間だったのか、と納得した。結局そこに物語では触れなかったためにこの理解の真偽はわからないが。 ②白羽がコンビニ店員をクビになってからどう話が展開するのかと不安になりながら読んでいたのだが、主人公が白羽を強引に誘う場面・意見の掛け合いなど、ラノベのようだなと思ってしまった。主人公が急に饒舌になるので戸惑ったのが正直な所。 ③私は芥川賞の基準などまるで無知だが、このような読みやすい作品も受賞しているのかと驚いた。この作品の良さは、「不気味さ」だと思う。バランス感覚を少し崩しただけでここまで不気味に思えるような人間が生まれるのかと。ただ、この「不気味」という感情も、世間の「普通」を基準としているから表現は正しくないのだろうが笑 | ||||
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こんな生き方もあるんだ コンビニバイトつったら最低時給だし、誰でもできるし底辺だろ、読む前はこんな感じ。 なんの恨みもないがなぜか下に見る自分。 下に見なくちゃ、自分の価値が下がってしまう。 主人公は16年の大ベテラン。毎日コンビニのために生き続けている人。ありえないっしょ。 普通にコンビニに捧げるものなんかない。 が、彼女は違った。 そこは白羽という、フリーター登場。 世界から強姦されている、なにそれ? 普通に笑ったし言ってみたい。 大企業とコンビニで働く人の違いって? 年収、大変さ、やりきった感、人の繋がり。 普通って何?なんで普通に?偉い、偉くないのちがい?誰が正しい? 現代の新自由主義にひとつのなにかを投げかける。ある意味問題作。言ってみたかった。 終盤の彼女と白羽のやりとり、想像してみると 笑える。 "なにをやってるんだ"からお楽しみに。 最高にシュール。 | ||||
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コンビニ人間であることに自分の存在意義を見出す主人公。縄文時代のムラの不条理さをモチーフにして、世間の一般常識と戦う白羽。 どちらも少なからず皆が自分の内面に持っている側面であろう。 世間体が勝つか、自己実現が勝つか。日常的にその間でバランスをとっているに過ぎないことを突きつけられた。 ”いつも変わらない”コンビニの中でこそ落ち着くことと、ネットの中で自分の居場所を見つけること、程よい距離感を取りつつ人間関係を築くこと、会社のヒエラルキーの中で自分の役割を演じること、これらに大差はない。 コンビニをモチーフにすることによって読みやすい物語になっている。 | ||||
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18年間のコンビニ生活。私も30年ほど前、コンビニで店長をしていた経験がありますが、当時と比べて 仕事の内容と種類は恐ろしいほど多岐にわたっていて、たかがコンビニと侮ることはできない。 どちらかというと、不言実行型の主人公の恵子と有言不実型の白羽の対照的な二人の人間をコンビニ という小さいながらも、現代社会の縮図ともいえそうな、そんな空間で働く人の日常を描いています。 これが面白いか、そうでないかを判断するのは読む人の感性に委ねられるのであって、芥川賞というのは あまり気にしなくてもよいのではないか。 | ||||
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面白かった。 主人公の奇妙な性格、「普通の人」とは違う考え方が時々自分と重なってしまう。 周りが求める普通の人を演じているのに、 それでもおかしいなんて、何をもって普通というのか。 その期待に答えようとした結果、失敗してしまった時の怖さ。辛さ。 主人公ほどではないにしろ、人との関わり方にこんな風に違和感を持つ人はたくさんいるんじゃないかなぁ。いたら嬉しいなぁと思います。 | ||||
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人の心の小さなゆがみを楽しむ作品 コンビニという日常的な場所がキーポイントになっているため、よりその異常性の輪郭が生きてくる、なかなか面白い小説 | ||||
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今の時代の一断面を上手く切り取ることができた素晴らしい作品だと思う。 私自身には主人公と似たところがあるので、前半は大いに共感を覚えながら読み進めた。しかし、主人公が同棲を始める後半では全く必然性が感じられなかった。主人公はもっと自分自身を変えるよう試みるべきではないのか。確かに、自分が満足していれば、他人に自分の人生をとやかく言われる筋合いはないだろう。しかし、現状はこれで良いのか、という疑問は出て来ないのか。主人公はコンビニにすべてを捧げるために生活をするだけがすべてで、自分を成長させるといった拡大再生産をしない。この点で主人公のある種の無気力さに苛立つ作品だった。かといって決して読んで損という訳ではなく、むしろ、生き方についていろいろと考えさせられる作品だと思う。 | ||||
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あまり小説を読まない私でも読みやすい小説でした。 普通の人間から多少ズレている私にとっては、読んで共感できる内容でした。 | ||||
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社会や人間関係にうまく適応できない主人公。 しかし、コンビニにはうまくはまり、仕事ができる。 職人なんかには、こんな人が多いのではないかと思う。 社会になじめないほど、仕事に集中して打ち込め、天才的な能力を発揮する人もいるのではないだろうか。 作者が言いたいことは、そういうことではないだろうが。 主人公を通して、世間というものの本質をあぶり出している。 ちゃんと就職していなければ、ちゃんと結婚していなければ、まわりの人はさまざま干渉してくる。 それが当たり前と感じない主人公の目から、あらためて見てみると、人はいろんな圧力を「世間」からかけられながら、ほかと違う生き方がしにくい世の中にいるんだということが浮き彫りになってくる。 しかし、ほかと違ってもいい。 自分の好きなことを、うまくコーディネートして、ビジネスにつなげて行ければ、生きていける。 コンビニが好きだったら、自分のコンビニを持ち、店長になればいい。 「世間」の目を気にして生きても、誰も責任をとってくれない。 | ||||
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2016年の作品。単行本。2時間ぐらいでさくっと読める作品。私はコンビニで仕事したことはない。普通とは何かを考えさせられる作品。主人公はいわゆる、普通の人間ではなく、ある種の社会不適合な人のように描かれている。こういう人は実は世の中には結構存在するんだろうなと思う。実際こんなひとがいたら、精神科的に何か病名をつけられるのだろうか?? それを受け入れる包容力が日本にはないのかもしれないし、あるいは他の国にもあるのかどうかわからない。 | ||||
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