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荊の城
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荊の城の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.05pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全60件 21~40 2/3ページ
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なんとなく美しいタイトルにつられて購入。読み進めるうちにおや…?お…?おおおお⁉︎おおおおおそうきたか!となります。笑 個人的には好きな展開だったので嬉しい喜びでした。が、けっこうアダルトな内容なので苦手な方は注意。 | ||||
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面白かった。次々予想外の事が起きてあっという間によみおわってしまいました。 | ||||
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読みにくい文調でした。途中で斜め読みになってしまい、評価がで来るほどには読んでいません。 | ||||
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BBCのドラマ化を見て面白くて、英語版で読んではまった本です。訳があったんですね。サラ・ウォーターズさんの本はこの傾向で面白い本が多くてお薦めです。内容を書くと面白さがなくなるので書きません。プロットが面白いのに加えて、19世紀の身分社会をうまく生きていこうとする庶民の生活力には関心しました。 | ||||
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全体的に冗長で、なんだかとても胃もがもたれました。読む前の期待が高かったせいか、かなり肩透かしをくらいました。展開も「うん、だと思った…」という感じです…。エロティックや暗い雰囲気はもともと好きな方なのですが、私には文体が合いませんでした。個人的に淡々と、サラッとした読み口が好きなせいだと思います。上下一気に買わず、まずは上巻だけ買ってみるのがいいかもしれません。 | ||||
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面白いのだが、同性愛嗜好がちょっと前面に出すぎで引いてしまう場面もあった。ラストが特に… この邦題はいまいちです。原題の方がずっとセンスがいい。 作者本人もレズビアンとのことですが、もうちょっと抑えてほしかった | ||||
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良・・・とありましたが、黄ばんでいるどころか茶色に日焼けした状態で、触るのも厭わしく新品を書店にて購入しなおしました。過去、最も酷い状態の本を送っていただいた次第です。 | ||||
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児童文学も含めて、英国文学ってこういう伝統がありますよね。上手く表現できないんですけど、マードックの『鐘』とか、ディケンズもそうだし、W=メインの『砂』とか。ストーリーテラーっていうんでしょうか。そういう伝統的なお家芸ともいうべき流れ。ドイルのシャーロックホームズもそうかもしれない。時間を忘れてリッチな一時を体験させてくれると言ったらいいのか。ノーベル賞とかの世界とは違う文学の世界ですよね。 | ||||
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子供からのリクエストで購入しました。 本人は満足しているみたいです。 | ||||
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子供からのリクエストで購入しました。 本人は満足しているみたいです。 | ||||
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ミステリというよりゴシックロマンの趣が強いです。 「半身」もそうですが、当時のイギリス上流階級の暮らしぶりを 堪能でき、独特の暗さが心地よいところがあります。 物語自体は、最初の勢いと比べると後半は失速感があったかと思います。 全体的に可もなく不可もなくといった感じの作品でした。 | ||||
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三部構成に分かれた同書だが、個人的に一番おもしろく読めたのは第一章のエンディング~第一巻の終わりまで。 何故かミステリーの本として人気が高いようだし、読みようによってはミステリーと言えるようにも思うのだけれど、これがミステリーなら24もミステリーでしょう、という感じ。 とはいえ、上巻は比較的面白く読めたので☆4個です | ||||
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圧倒的に強いヒキによって、独白で世界観を描き切る筆者の筆力は素晴らしいと言わざるをえない。 とはいえ、あとがきにもあるように、これは推理小説というよりは冒険小説として読んだほうが面白いだろう。 一本道のように見えるが、選択肢は幾つも存在しているのは明白なので物語を作者が自分の望むように進行させる為に作り出された感が下巻を読み進めていくうちに明らかになってきて、そうなるとこの濃密な描写がおなか一杯感をさらに強めていくように感じる。 「続きとエンディングが気になる」ので読んだけれど、上巻の真ん中以降から感じられるものは下巻にない。 | ||||
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最初は、あまり教養のない貧民街出身でスリの少女スーザンの視点から語られているため、どうしても言葉使いが単純でブツ切れのようになっていて、少し読みにくいと思いました。この調子で最後まで行くのか?と危ぶんでいたら、途中で1人称で語る人物が変わるため文体も変わります。上巻の真ん中あたりから次から次へと展開が予想外に二転三転、えっいったいどうなるの?ええ?そうくるか・・・と思いながら読み出したら止まらなくなって、上巻に続いて下巻も一気読みしてしまいました。8時間くらいぶっ続けで読んでいたのかも(^^;。 ものすごい階級差のあった社会、ごみごみしたロンドンの雰囲気、切り裂きジャックが跋扈し、エレファントマンやロボトミーなどが話題になったいびつで怪しいヴィクトリア朝時代のイギリスの雰囲気が大変よく出ています。 漠然とゴシックロマンスかと思って読み出したのですが、ジャンル分けがむずかしい小説ですね。ミステリよりはむしろ一般小説の側に傾いているかも・・・謎解きではなくてサスペンス要素が強いです。今やクラシックの域に入るデュ・モーリアの「レベッカ」や「レイチェル」を思い出しました。 この作者の小説を読むのはこれが初めてで、作者がカミングアウトしたレズビアンだということを後になって知りました。処女作の「半神」はまだ読んでいませんが、そちらにもそういう描写が出てくるそうですね。なぜかふと頭に浮かんだのは映画の「モーリス」や「アナザー・カントリー」でした。時代設定が近く、あちらはホモセクシュアルですが、同性を愛していることにとまどいながら、自分に素直にまっすぐに進もうとする主人公たちに共通するものがあるからかも。そういう意味では、作者はジェンダーをテーマにした同性愛小説としても描きたかったのかもしれません。清らかな令嬢モードや、犯罪者の吹き溜まりのような所で暮らしながらもまっすぐな心を失っていないスーザン、そして愛情あふれた母親・・・くっきりと印象的な女性像に比べて、モードの上に君臨する暴君の伯父や、女性たちをひどい運命に陥れる詐欺師のリチャードなど、概して男性は抑圧的、暴力的な存在で、あまりいい役どころを与えられていません。 ラストはいったいどうまとめるんだろう??と思いましたが、悲惨な出来事が重なり重々しい空気の中にも、納得がいく、しかも希望が持てる結末で、後味もよかったです。主人公たちは、これから助け合って幸せに人生を送ってほしいと思いました。またすぐにでも次のウォーターズ作品が読みたいです。 | ||||
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ストーリーの面白さはもちろんですが、訳がとてもうまいと感じました。原書を読む力はないので推量も入りますが、これだけ長い翻訳物を息もつかずに読ませるのは翻訳者の文章のうまさと当時のロンドン他、舞台になる場所への深い知識があってこそだと思います。この方が翻訳した他の本も読んでみたい、と思わせる力量も含めて星5つ。 | ||||
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上下巻の長いこの物語は、コンテンツとしては一部〜三部に分かれているのだが、「一>二>三」という並びでおもしろい。つまり、上巻の3分の2を占める一部が、もっともおもしろい。 僕は作者がカミングアウト済みのレズビアンであることを知らずに読み始めたので、そうした要素をチラチラと匂わせるくだりにもドキドキしたし、何より一部の最後の衝撃は久々にガツンとくるものがあった。 ちょっと大時代がかった表現が多いけれど、かえってそれが19世紀ロンドンのゴシック・ロマン的ムードをうまく演出している。むせ返りそうな濃密さ、といってもいい。 | ||||
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二部のつづきと三部が収められている下巻。 一部ほどではないが、二部にも読ませどころが多く、サプライズ要素もある。三部になると、さすがに食傷気味になってしまうのが残念。読ませどころ(盛り上がり部分)はあるのだが、二部のそれとパターンが似ているのだ。 結末は思ったほどの感慨もなく、あれ? 終わり? の感が否めないが、そのあっけなさが逆に本書をエンターテインメントよりも文学色の強い読み物に感じさせなくもない。 そもそも本書がミステリなのか、という疑問はある。確かなのは、ディケンズにも比すべき圧倒的な物語的おもしろさがここにある、ということだけだ。 | ||||
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まず最初に。 この本をミステリーと過度の期待をかけるのは正直、止めておいた方がいいでしょう。 ミステリアスぐらいがいいかな? 時代の雰囲気がいいし、少女二人の生い立ちや心理が掘り下げられて描かれています。 読みにくいかな?と思いつつけ、手をつけてみると、あれよあれよと完全読破。 敬遠は損ですね。 少々お値は張りますが、ミステリアスかつドラマテックな少女二人の物語、きっとお気に入ると思います。 好きなクラッシック音楽と、コーヒーもしくは紅茶片手にして読まれるのをオススメします。 | ||||
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息をもつかせぬスリリングで心躍る展開と、このうえなく美しい描写の数々。ミステリ、ロマンス、冒険……すべての分野を網羅しながら、一気に読ませる物凄い魅力を持った小説です。これはすばらしい!時は19世紀、ロンドンの下町から、大金を手に入れるための計画を持って“茨の城”ブライズ城館へやって来たスーザン。迎えるのは城主の老人と、その姪の令嬢モード。物語は予想もつかない方向へと展開していき、読者は頁をめくるたびに心臓を掴まれるような驚きと興奮に取りつかれてしまいます。特に、第一部から第二部へと進む部分では、誰もが「エーッ!!!」と叫んでしまうはず。運命に翻弄されるスーザンとモードはどうなるのか?すべての黒幕は誰だったのか?読み終える頃には、すっかりブライズ城の住人となって冒険をしてきたような爽快感に包まれていること請け合いです。ディケンズの『オリバー・ツイスト』や『大いなる遺産』、ウィルキー・コリンズの『白衣の女』、ブロンテの『ジェイン・エア』などが好きな人には特におすすめの一作。そうでない人も、読んでがっかりすることは絶対にありません! | ||||
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上下巻とも一気読みしました。なんといってもサラ・ウォーターズですので一筋縄ではいかないだろうと思っていましたが、やはり一筋縄ではいかなかったです。 だますほうとだまされるほう。それぞれが入り組み、読者もみごとにだまされます。 ただ、作品が泥棒一家とお嬢様のせまい世界に限定されたのがいまいちだった気がします。 それでもものすごく面白かったし、ラストがハッピーエンドだったので安心できました。 | ||||
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