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荊の城
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荊の城の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.05pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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めちゃめちゃ続きが気になる作品で、面白く読みました。 ただ、多分一番面白いのは、1部のオチまでかなと思いました。 最初の方に伏線はビンビン張ってあってタネはそんな複雑じゃない。 良かったところとしては 1.時代作品なんだけど、時代背景や今にはない描写が適切で読みやすい 2.主人公2人のそれぞれの心の揺れ動きがザ・女性という感じで面白い 3.プロット・・・特にたくらみのからくりが緻密で面白い。 逆に減点になってしまったのは 1.異なる視点で書かれるタイプの作品なのですが、同じ事柄のA視点、B視点は面白いですが、2回目になるB視点の方がやや冗長に感じてしまった。 2.陥れようとするプロットは面白いのだけど、後半失速するというか、ミステリではなくてアクションかバイオレンス作品みたいな感じがする。そして、事態が頂点に達する沸点が低い・・突沸って感じで、その後は「どうしてそうなった?」感がある。 3.作品ジャンルを勘違いしているのかもしれないけどミステリじゃない気がする。海外の時代物のミステリを読みたいと思って探して当たった割には・・・なんだろうか、これ。 とにかくオチは割と早くに「そうなのかな」という・・・まあどっかで聞いたことあるパターンなので、そういう意味ではいまいちミステリというよりは昼ドラっぽかったかなと思います。 そうね・・昼ドラ・・・官能ロマンス?・・・そんな感じもする作品でした。 途中にはびっくりするところがたくさんあるし、時代の描写も細かくてとても生き生きとしていて面白い。 | ||||
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下巻が思ったような展開ではなく、カタルシスが少なかったように思う。とはいえ十分に読ませてくれました。上巻は最高に面白かったです。 | ||||
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まー、元ネタといってもいいディケンズやウィルキー・コリンズと比べるのは酷だけど、エピーゴネンとしては健闘しているほうだと思います。 ディケンスをよく研究した人らしく、サスペンスの構築には目を見張るものがあるし、ヴィクトリア朝時代の風俗描写も換骨奪胎してそれっぽく仕上げている。 大団円の解決の仕方はいささか芝居気が勝ち過ぎるものの、悪役二人に思いがけない人間性が寄与された分、救いのない話にいくらかの光が見えたのがせめてもの救いだった。 あえて難癖をつけると、二部になって視点が変わってから、基本的に一部と同じ出来事を語り直す手際にあまり創意工夫が感じられなかったこと。 ツイスト先行の思考に縛られた結果、辻褄合わせに終始してしまい、説明を与えるというほかにたいしたことをやっているように思えなかった。 その際、一歩間違えると通俗なメロドラマに堕するような表現の安易さに、この作家の限界が見えた気がした。 たどえば、「げらげら笑う」みたいな薄っぺらな表現を類似の状況で何度も使われると、紋切り型の印象しか残さなくなる。 三部の精神病院の下りは、この手の虐待ものとして既定路線から大きく逸脱するものが見れなくて残念。 すべてが終わってしまってからのラストの決着の仕方もとって付けたようなところがあって、決定的であるはずのヒロインの心情変化に説得力が感じられなかった。 著者は書いている途中も最後の最後まで決められなかったんだろうなと思わせる一貫性のない幕締めでした。 | ||||
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面白いのだが、同性愛嗜好がちょっと前面に出すぎで引いてしまう場面もあった。ラストが特に… この邦題はいまいちです。原題の方がずっとセンスがいい。 作者本人もレズビアンとのことですが、もうちょっと抑えてほしかった | ||||
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子供からのリクエストで購入しました。 本人は満足しているみたいです。 | ||||
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子供からのリクエストで購入しました。 本人は満足しているみたいです。 | ||||
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ミステリというよりゴシックロマンの趣が強いです。 「半身」もそうですが、当時のイギリス上流階級の暮らしぶりを 堪能でき、独特の暗さが心地よいところがあります。 物語自体は、最初の勢いと比べると後半は失速感があったかと思います。 全体的に可もなく不可もなくといった感じの作品でした。 | ||||
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圧倒的に強いヒキによって、独白で世界観を描き切る筆者の筆力は素晴らしいと言わざるをえない。 とはいえ、あとがきにもあるように、これは推理小説というよりは冒険小説として読んだほうが面白いだろう。 一本道のように見えるが、選択肢は幾つも存在しているのは明白なので物語を作者が自分の望むように進行させる為に作り出された感が下巻を読み進めていくうちに明らかになってきて、そうなるとこの濃密な描写がおなか一杯感をさらに強めていくように感じる。 「続きとエンディングが気になる」ので読んだけれど、上巻の真ん中以降から感じられるものは下巻にない。 | ||||
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前評判が高かったので読みましたが、正直私にはあまり・・・でした。物語序盤は展開も遅く退屈です。中盤近くになってやっと盛り上がりを見せますが、ラストも含めて予想範囲内でした。おそらく私自身が物語りに妖しい彩りを添えているエロティックであったりサディスティックな描写が苦手であることも一因と思います。 | ||||
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