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棺の女
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棺の女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.53pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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長いこと監禁された女性が、再び”監禁”の影におびえながらも犯人と戦う。それを追う女刑事・・・。 う~ん、ハードなサイコ物かな?という出だしだったが、ストーリーはともかく、”監禁”シーンが丁寧を通り過ぎてまだるっこい。延々と同じような描写(文字通り同じセリフが何度も出てくる)が続くのが退屈で、読んでいて飽きてくる。 犯人を追う刑事側も、メンバーとの葛藤や家庭の様子も何故か中途半端にチョコチョコ描きこまれている。 後書きを読んで分かったけれど、これはシリーズ物の一作らしく、道理でいきなりの人間関係、と納得。 このレベルで他のシリーズの翻訳は無理かな? 同じ監禁物でも「パードレ~」などと比べると低レベル。 | ||||
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ボストンのクラブ。酔って羽目を外した危うい女性は、男に拉致監禁されえしまう。目が覚めると全裸で縛られていた。 しかし、彼女は「普通の女の子」ではなかった。 ということで、冒頭からショッキングなシーンの連続だ。 途中に挟み込まれる形で描かれる彼女、フローラの、過酷であまりにも辛かった日々の追憶は、こちらの方が心身に痛みを感じる程で、読み続けるのに、相当な根性が必要だった。 そもそも、捜査にあたるDDという女性警察官が主人公でシリーズ化されているようだが、本作に限れば(私は他の作品を読んでいないが、本作ではDDは魅力的な人物とは感じられなかった)、主人公はあくまでもフローラであり、ミステリーとかサスペンスとかのカテゴリーに入りきらない、彼女とそして彼女の家族の魂の生還の物語と言えるだろう。 大作であり深刻な内容で、訴えかけるものは大きく重大だ。 しかし、ここまで若い女性たちとその愛情あふれる被害者の家族たちが、身勝手な犯罪の犠牲者として痛めつけら続ける話を読むことは、あまり楽しい読書とは言えなかった。特に、妙な言い方だが、あくまでもフィクションであるからこそ、尚更、加害者側にいろんな意味で魅力が欲しい気がする。本作品中の悪者たちにように、あまりにも「人間のクズというだけの加害者」では興もそがれるというものだ。 「カタルシスNO1」という惹起だが、個人的にはカタルシスを感じたといえるような幸せを感じる結末ではなかったので、★は3つです。 | ||||
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