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棺の女
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棺の女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.53pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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過酷な経験をした女性から全ての物語が始まっていく。 ネタばれになるので詳しくは書けないが 主人公とそのバディのシスターフッドに 心奪われる | ||||
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個人的には楽しめた。前作の「無痛の子」を順序通り読んでいるからかもしれないが。 棺に監禁と言うと、映画の「ザ・バニシング 消失」を思い起こして、その流れを想像したが、そうはならず。 サバイバーは戻ってきてからが戦いである。なるほどと思う。本人のみならず家庭が壊れる。ふと、新潟で起こった少女誘拐監禁事件の被害者にちらりと思いが流れる。 こうしたサバイバーは捜査機関にとっては厄介だよな。現場を荒らされるのと大して変わりはないわけだし、本人は善意と言うよりも強迫観念で行動しているのだから。 本作の評価は、そうした環境に対して理解を示すかどうかで、つまり、プロットを左右するのが「環境」に基づくのだと受け入れることができるかで変わるような気がする。 なので、低評価も高評価もともにある作品なんだろうと思う。 | ||||
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棺のような箱に入れられた被害者の女性は、強くて、ある意味ヒロインという感じの人だと思う。「無痛の子」でも変わった女性が出ていて魅力的だと思ったけれどもこの作品に出てくる女性にも惹かれる。箱の中から出て自由になるということは、読んでいる自分が自由になったような感じがして感動した。次の作品が読みたいと思った。主人公の刑事が客観的に描写されていてそれが、いいのかとも思った。 | ||||
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舞台は米国ボストン。20代女性のフローラはある夜、飲みに出かけたバーのバーテンダーによって拉致監禁される。しかし警察が踏み込んだ時には犯人は黒焦げの焼死体となって横たわっており、そのわきには全裸で傷だらけのフローラがいた。 市警殺人課の刑事D・D・ウォレンはフローラが事態の真相を警察に話すことなくFBIを呼んだことに驚く。そして自宅へ戻ったフローラはまたしても姿を消してしまう。彼女は再び拉致されたのか。では一体誰によって…。 -------------------- 文庫本で600頁を超える超弩級のノンストップ・サスペンス小説です。いやぁ、堪能しました。本国アメリカのAmazonで1350人のレビュアー中68%が5つ星、18%が4つ星をつけるというほど評判が高い作品だというのも頷けます。 拉致監禁の憂き目に遭った被害女性自身が知力と体力を使って脱出・生還するというミステリーはつい最近も早川書房からシャノン・カーク作『』という秀作が翻訳出版されたばかり。しかし、この『棺の女』はそれを遥かに上回る迫力を持ち、なおかつ二転三転する謎をはらんだ展開を見せます。なにしろバーテンダーが怪死するくだりはこの小説のほんの滑り出しに過ぎません。フローラの過去には実は果てしなく陰惨な出来事が起こっていたということが徐々に姿を現すとはいえ、事件の全体像は100頁読んでも300頁読んでも混沌とした霧の向こうに隠れたままです。彼方にあるはずの真実に向かって頁を繰る手は一度として止めることができません。 そしてこの小説の要諦は、そうした事件の真相を追う過程を味わうことにだけあるわけではありません。物語の芯にあるのは、犯罪被害者たちをさらに長く苦しい道のりが事後にこそ待ち受けているという、見落とされがちな事実です。 「昔、世界が輝きに満ちた幸せな場所だと思っていた女の子」(100頁)が、元の世界に還ることは可能なのか。真の生還への道の途上には、家族、コミュニティ、そして教会が伴走者として存在することをこのアメリカの小説は静かに語りかけてきます。 フローラが「諦めたほうが楽だ」と思わないではいられない事件に巻き込まれながらも、生きて還る道を選び取ったことの重みと理由を、読者である私も奥歯で噛みしめました。 作者リサ・ガードナーの筆運びの見事さもさることながら、訳者である満園真木氏の卓抜した翻訳手腕にも感服しました。物語の後半に控えているスピーディな死闘場面の文章は、映像が目に浮かぶ、実に鮮やかな訳業です。 この『棺の女』は刑事D・D・ウォレンが登場するシリーズ小説の一冊なのだとか。残念ながらそのシリーズは『』(ヴィレッジブックス)くらいしか翻訳が出ていないようです。2014年発表の『Fear Nothing』は2016年発表のこの『棺の女』(Find Her)以上に本国アメリカでの評価は高いようです。ぜひとも満園氏の翻訳で読んでみたいものです。 -------------------------- ◆S・M・ハルス『』(創元推理文庫) こちらも凶悪犯罪の被害者となってしまった主人公の<生還への旅>を描いた小説です。 | ||||
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主人公の心の声が切なくて、最後までどういう事なのか知りたくて、次々とページをめくりました。 | ||||
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私が小説家なら「FIND HER 」が「棺の女」と改題されていたら… 怒りと共に哀しくなるに違いない。 472日間の拘束がヒロインの闇の初まり…女性作家の強みは肉体・精神に加えられる被害者の痛みが読む側にリアルに伝わる表現力。 時間が積み重なる内に針で突かれたような鋭く小さなものが消えずに残る。 爆発的暴力を描くのは男性作家の方が上手いが女性作家は「カタルシス」を描くのは少し苦手なような気がする。 ヒロインの苦痛が体に響くヒロインの心が剥がれ落ち行く音が聞こえる 明日自分が犯罪に巻き込まれる可能性が当たり前の今。 この作品は「ロマサス」の定義がよくわからぬ私にはジャンル分けができないが読んで幸せになれる内容ではなく「遺伝的犯罪者」について考えさせられる、ノーラ・ロバーツ「ひそやかな悪夢」の対極にある作品。 個人的には少し?なFBI被害者支援スペシャリストとヒロイン母との関係性だったが作者が何のためにこの本を書いたかは歴然としている。 犯罪の被害者が生還するのは「奇跡的」な事件だが生き延びた被害者その後に続く壮絶なる生き続ける日々は誰が支え手を差し伸べるのだろうか?日本には未だ彼らを支える行政の専門家も機関も無いのだろう。 「FIND HER 」すべての生還者へ 少しだけでも未来を見る事を自分に許す でも 闇は深くて重い 彼女をみつけて…私をみつけて | ||||
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発売がが2016年11月末のためだろうか? このミステリーがすごい2017に取り上げられなかったのが不思議なくらい凄い作品!読んでいて圧倒され、読み出したら止まらない。 | ||||
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初読み作家。シリーズ第1作らしいが、なかなか読み応えのあるハードなサスペンス・ミステリーだった。冒頭に描かれた事件は物語のほんの導入部に過ぎないことに驚かされる。リアリティのある事件の描写、予想を覆す、展開の連続に600ページでは物足りないくらいの面白さだった。 過去に472日間に亘る監禁・暴行事件から生還した二十代の女性フローラは再び、バーテンダーの男に監禁される。過去の監禁から生還後にサバイバル技術を身に付けていたフローラはバーテンダーの男を黒焦げの死体に変え、再びの生還を果たす。この事件の現場に駆け付けた主人公の女刑事D・Dは事件の捜査を行うが… と、これだけでも凄い物語なのだが、ここまでのあらすじは物語の導入部に過ぎない。過去のフローラの身に一体何があり、この先、何が起こるのかが、物語の本筋なのである。 | ||||
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ドキドキ感が半端ではありません。 ちょっと不必要なネタもありましたが、 削がれることなく読めました。 | ||||
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