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棺の女



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【この小説が収録されている参考書籍】
棺の女 (小学館文庫)

棺の女の評価: 7.00/10点 レビュー 1件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(7pt)

誘拐サバイバー

日本ではほとんど紹介されていないが、アメリカではベストセラーの常連という「D.Dウォレン」シリーズの一作。タフな女性刑事とタフな女性誘拐サバイバーが主役のサスペンスである。
暴行目的で女性を誘拐した男が、逆に女性に焼殺されるという衝撃的な事件が起きた。しかも、被害者となった女性フローラは7年前の誘拐監禁事件の被害者で、殺害した男は3か月前から行方不明になっている女子大生の誘拐犯ではないかと主張している。ボストン市警の刑事D.D.ウォレンたちは、男の自宅から過去の犯罪の証拠らしき物を発見し、捜査を進めようとしたのだが、その矢先にフローラが行方不明になってしまった。謎に包まれた事件の背景には、7年前の残忍な監禁事件が隠されていた・・・。
誘拐から生還したサバイバーが、なぜもう一度被害にあったのか? という謎解きがストーリーの中心で、「その女 アレックス」などに代表される誘拐監禁小説のジャンルに分類される作品である。監禁からの脱出劇のサスペンス、犯人のサイコパスぶり、警察小説ならではの仲間意識や人間関係の面白さなど、エンタメ要素はたっぷりなのだが、全体的にやや薄味なのが惜しい。ページは分厚いんだけど。
誘拐監禁もののサスペンスがお好きな方にはオススメできる。

iisan
927253Y1

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