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フロスト気質
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フロスト気質の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.62pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全42件 41~42 3/3ページ
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1995年に発表された「Hard Frost」の翻訳版。 内容は素晴らしかった。 フロストシリーズの翻訳版は出るたびに読んでいるけれど、たぶんその中でも最もキツイ局面がフロストに次々と襲いかかる。原題の「HARD」っていうのがぴったり。 でも邦題の「フロスト気質」っていうのも、うまくつけたよなぁ、と思う。 フロストの場合目的意識が非常に明確で、それ以外のことはどうでもいい、っていうところがこの作品では明確に描かれているからだ。 なるほど、これが「フロスト気質」か、と妙に納得がいってしまった。 作者のR.D.ウィングフィールドはすでにお亡くなりになってしまったそうだが、翻訳されていないフロストシリーズの長編が、あと2作のこっている。 その2作、できれば京極夏彦の文庫みたいにやたらと分厚くなってもいいから1冊にまとめて出してもらいたい。 | ||||
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東京創元社様、ありがとう。「フロスト気質」を翻訳・刊行してくれて。昨年7月末、著者のR・D・ウィングフィールド氏が亡くなったと、書店のフリップで知った時、とても、さびしい思いがしました。だって、あの、よれよれコートとマフラー姿のコロンボ刑事のようなフロスト警部と、もう会えないのかと、思ったからです。フロストシリーズ第1巻から3巻は、いずれも「このミステリーはすごい」などの1位とか2位にランクされる人気ぶり。それにつられ手に取ってみたのですが、本当に面白い。第3巻の「夜のフロスト」が2001年に翻訳刊行されてから、今か今かと待っていたのですから。 ああ、でも、フロストシリーズの4巻から6巻までが、未翻訳で残っていたのですね。著者の一周忌にあわせ、第4巻が「フロスト気質」として、翻訳・刊行され、早速読みました!亡くなった著者の本を、これからも読めるのは、海外読者の得な点ですね。 少年が行方不明になり、小指を切断された死体が発見され、狂言まがいの少女誘拐事件が発生し、さらに謎の腐乱死体……と、事件が同時進行していくのは、いつものフロストシリーズならでは。わいせつな会話やセクハラ行為をしながら、仕事中毒のように捜査をするフロスト警部の、ひらめき型捜査もいつものよう。通勤の行き返り、夜、帰宅してから、なかなか本を手放せず、昨夜読み終えました。大満足です。 | ||||
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