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セイレーンの懺悔



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【この小説が収録されている参考書籍】
セイレーンの懺悔
セイレーンの懺悔 (小学館文庫 な 33-1)

セイレーンの懺悔の評価: 3.66/5点 レビュー 47件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.66pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全47件 41~47 3/3ページ
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No.7:
(4pt)

ミステリとしてはいまいちだが、報道のあり方という意味では楽しめた

ある殺人事件を追う報道番組の記者コンビが事件を追いながら、報道のあり方について考えていくミステリ。

殺人事件の捜査としては、報道記者が重要な証拠を掴んだり、証拠を捏造したりすることもなく、さほど盛り上がる要素はなかったのだが、報道のあり方という意味では楽しめた。

個人的には、刑事に駆け引きを要求したり、無茶な取材をしたりしながらも、報道の倫理をしっかり考えて行動する里谷が好きだった。

報道の原点は客観性で、絶えず中立的な視座があれば、どんな下衆なネタを取材してもニュース自体の品位が落ちることはないという言葉はもっともだと思った。

また、自分なりの主義をもつ刑事の宮藤も好きだった。

警察とマスコミ、似たような仕事をしていても、決定的に違う点がある。警察は犯罪に巻き込まれた被害者や遺族の平穏のために仕事をしているのに対し、マスコミは不安や不幸を拡大再生産しているという言い回しは、マスコミに対する苦言だと思う。

今後の里谷と宮藤の活躍を描いた物語も読んでみたい。
セイレーンの懺悔Amazon書評・レビュー:セイレーンの懺悔より
4093864527
No.6:
(4pt)

ミステリーとマスコミ論

女子高生誘拐事件をめぐり、スクープを狙うテレビ局の報道記者と有能な刑事とがそれぞれ使命感と矜持を持って事件を追いせめぎ合う、読み応えのある社会派ミステリーです。

目的は一緒でも、やり方や考え方が大きく違う記者と刑事が激しくぶつかり合う姿と、いじめ問題にも絡み、女子高生が惨殺されるというセンセーショナルな事件も相まって、相当な盛り沢山の内容です。
報道の在り方や学校教育の問題などは、やや極論過ぎる気もしました。しかし、これだけの要素を盛り込み、且つミステリーとしてのラストもしっかりと用意し、ストーリーも整理されているのは流石と思いました。
セイレーンの懺悔Amazon書評・レビュー:セイレーンの懺悔より
4093864527
No.5:
(5pt)

素晴らしい。

他では、あまり評判が良くないみたいですけど、
岬洋介シリーズや御子柴弁護士シリーズに劣らない...
なにより、時間を忘れて夢中にさせてくれるのがいいですね!
人それぞれの深層心理を見事に捉えた作品です。

セイレーンの懺悔Amazon書評・レビュー:セイレーンの懺悔より
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No.4:
(4pt)

ネタばれあり。

作者得意のどんでん返しあり。主人公の煩悶しながらも成長していく姿、報道記者として自己矜持を構築していくストーリーは興味深い。
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No.3:
(3pt)

転げ落ちちゃった

うー 褒めたい。というか、悪口は書きたくない。でも、だいぶ肩透かし
。高校生少女誘拐と惨殺に続いてマスコミの報道の在り方に斬り込む。掴みは悪くないんだよなー。
でも中判から盛り込み過ぎ。

刑事宮藤のマスコミ多香美への演説辺りから、あり得なさ感が臭って来たけど、そっから、転げ落ちちゃった。
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No.2:
(3pt)

期待が大き過ぎた

弁護士・御子柴シリーズで中山七里を知り、この著者ならばと手にしました。
イジメと学校の隠蔽体質と少年犯罪とマスコミの在り方と。
昨今の社会情勢をそのまま作品にしたような物語でした。
主人公はマスコミの新米記者。彼女を中心に描かれます。
決して悪い作品ではありませんが、期待が大き過ぎたせいか、
ちょっとがっかりしました。
少なくとも帯に書かれているラストの十数ページについて、
衝撃はなかったですね。
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No.1:
(4pt)

著者お得意のミステリーですね

いじめ、家庭問題、報道モラル、視聴率主義といった現代社会が抱えるいろいろなテーマをうまく盛り込んで、この著者いかにものミステリーに仕上がっています。最後に明らかになる物語の裏側、さらにそのまた裏にある真実…。この著者の代表作でもある &#34;追憶の夜想曲&#34; を思い起こさせる構成です。
また、セイレーンの懺悔(最後の主人公の懺悔)は本当にその通りだと感じました。

主人公ペアのややご都合主義的な暴走(実際もう少し周りを見るのでは?)と被害者となった高校生の人間像がややおざなりだったこと(なぜ殺されなければならなかったのか?)がちょっと気になって、☆4つとしました。
セイレーンの懺悔Amazon書評・レビュー:セイレーンの懺悔より
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