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入らずの森
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入らずの森の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.76pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全17件 1~17 1/1ページ
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私は中高の教員で、この話に登場する少女くらいの年齢の生徒たちを相手にしてきました。 正直に申し上げると、人物の造型が画一的でリアリティにかける気がしました。 やる気のなさそうな教師がいきなりヒーローになるのも金八的な感動ポルノを見せられているようで鼻白む方もいらっしゃるかと思います。 ストーリーは興味深いので、ストーリーの面白さでぐいぐい読者を引き込むタイプの小説です。 | ||||
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それぞれに鬱屈したよそ者・・ 教師圭介、女子中学生杏奈、田舎暮らしに夢を持つ初老の男松岡 3人がやってきた村の地縛霊?の話だが、 3人の中では松岡の村八分的状況が一番面白くはあった。 が、多彩なエピソードがどれもどっかで見たような出来合いの盛り合わせな上、 もったりと進んでいくので途中何度も飽きてしまった。 やっと話がまとまった所で、エピローグの遼平さんって誰? また元に戻っちゃうんですね。 | ||||
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きれいな状態で届きました。 | ||||
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宇佐美先生の小説は最近読み始めたのですが、ぞっとする恐怖に心が凍り付きます。 入らずの森は終わらない恐怖、先の見えない恐怖に怖さを感じながらも先が気になり読むのを止められません。 夜中に読む事はオススメしません。 | ||||
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森の奥に生まれし突然変異○○のホラーです(^-^*)/ アイデアは抜群に面白く怖さを堪能出来、ビジュアルも不気味で素晴らしく、 対抗作を探り当てる過程も凝っていて見事な流れの名作でした! ただ、伏線が長過ぎてテンポが悪い欠点が少しあるので、中盤までに飽きる可能性があるのが少し残念かなと。 でも、個人的には見事な面白さのSFホラーでしたし、著者は他にも人の怖さ作品をメインに描いてるようなので、ひとまず3冊購入し、読むのが楽しみな作家さんです! 田舎ホラーを読みたい時にオススメです(^-^*)/ | ||||
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半分過ぎまで退屈しながら読み潰した。最後のあれもこれものオチが必要なのかな。出し惜しみせずに、前半に小出しすれば退屈感はなくなったと思う。たぶんこの男がやると思ったら、やはりそうなった。 | ||||
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とても好きなジャンルの小説です。日本固有の、土着的なものに対する恐怖、閉塞的な過疎の地方、そこで起きる得体の知れない出来事など、他のレビューアさんも書いておられましたが、横溝正史や小野不由美作品の雰囲気とよく似ています。ただし論理的、科学的に説明のつく結末へ持って行ったところは瀬名秀明氏の「パラサイト・イブ」を思い出しました。 数人のエピソードが別々に進むので、最初はこれらがどう繋がるのかよくわかりませんでした。特に、病院に長期入院しているらしい母親とそれを見舞う娘ルリ子の話だけが、主要な舞台となっている尾蛾町ではないようだったので、なおさら。それが最後には、ここにきれいにはまるんだ、と。 天井裏から見たら存在する昔風の座敷とそこでお手玉をしている少女、けれど、下を歩くとそんな座敷は存在しない、ミステリアスな設定がいろいろと組み込まれ、話に引き込まれます。事情ありで都会から転校してきた、髪を金髪に染めた杏奈、そしてその金髪を受け入れた校長の聡明さにはほっこりさせられました。中学生たちが活躍する青春ものとも言えるでしょうか。登場人物が皆、個性的で魅力的です。 著者の故郷、愛媛を舞台にしているためか、村や森の描写が具体的で臨場感があり、木々の1本、葉の1枚まで目に見えるようでした。ラストへ向かう盛り上がりも迫力満点ですし、これは映画化したらおもしろい作品になるような気がします。最後にすべてがぴたりと収まってきれいに収束されたのは快感でした。著者の他の作品もぜひ読んでみたいです。 | ||||
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話の題材は面白かったです。しかし描写の繰り返しが多くテンポが悪いです。主人公が呑気すぎてリアリティの面で?となりました。最後まで頑張って読みましたが。 | ||||
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別の方も書いておられたように、好みの分かれる作品だと思いますが、入念な下調べに基づく設定と伏線に、やられました。他の作品も読んで見るつもりです。 | ||||
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好き嫌いがはっきり分かれると思いますが、私はSFなどがあまり得意ではないので、「非現実」なストーリーに入り込めず、本書の表紙と「注意、夜一人で読まないで下さい。」の帯に肩透かしを喰らったとすら思ってしまいます。 「ファンタジーではない」とのレビューもありますが、「ファンタジー」です(笑) 人と人、人と自然など、人間がもたらす様々な繋がりの描写はなかなかでした。 | ||||
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一見無関係に林立した憎悪の1つが操られ、暴走し始める。それを解決に導くのはその存在を故意に消しされた校歌。校歌に歌いこまれていたのは人々を守るための知恵。人と下等動物との闘い。どちらも命をつなげるために知恵と本能を活性化する。。 後半に向けていくつものエピソードが繋がってゆく。転がるようなスピードで収束してゆく。恐怖におののきつつ、恐怖を忘れて引き込まれた。 誰にだって嫉妬心もあれば憎しみも持っている。殺したい相手の一人ぐらいはいるだろう。その気持ちにつけ込む能力を身に着けたヤツが現れ、取り付かれ、コントロールされたら、と考えると背筋がゾッとした。果たして自分は取り込まれずに済むだろうか? この作家さんの著作は初めてだが、文句なく面白かった。 | ||||
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ちょっと前に文庫本での宣伝というか紹介が新聞に出ていて 面白そう!文庫本苦手につき単行本にて検索しました。 ビョーインの待合室にて読み始めました。 「粘菌」というコトバに初めて触れました。粘菌にはアメーバ状と キノコ状があることを知りました。「入らずの森」に出てくるのは アメーバ状。森に生息。小説だとまるで人間のように意志を持っていて 更に憎悪となるとこれもすごい。このアメーバ粘菌がにゅるりにゅるりと とりつくのは、とりつきやすいのは挫折やその他諸々で屈折し何らかの 憎悪でいっぱいの人達。とりつかれると異様な力を持ち人を殺める。 最初はバラバラだった登場人物達が粘菌で繋がっていく過程が少々の まどろっこしさと共に、そういうことだったんだとわかって一応解決へと 終了したときはメデタシ、メデタシでおしまいとなるのかと。 そうではなかった。よくホラー映画風のラストシーンにあるように そうではないところがやっぱり粘菌のおそろしさなのかな。 こういう小説読んだことなかったから途中いささか拍子抜けしながらも とりあえず終了しました。 | ||||
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粘菌について初めて知りました。動物であり植物であるアメーバのようなもの。それが森で静かに繁殖し、人間を狂わせる。物語のようなことが実際に起こるかどうかはさておき、実際にあるものなので、突拍子もないSFよりは説得力がありました。 物語については、繋がりの見えない登場人物が多く、前半は結構読みにくいと感じましたが、それぞれが一つに集結していく様はとても楽しかったです。また登場人物一人ひとりが抱えている孤独や葛藤にとても共感してしまい、思わずうるっときてしまうこともありました。 そして結末で心温まるハッピーエンドを迎えたのかとおもいきや、まさかのエピローグ・・・。 せっかくの感動が、なんだか白けてしまいました。いきなり知らない人が登場して終わりだなんて・・・。せめて今までの登場人物のその後の話かなにかで終わってほしかったです。 | ||||
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ダークファンタジーと言うよりSFホラーだったような。 映画化するとしたらファンタジーと言う紹介はまずされないと思われる。 結構おどろおどろしいシーンもあるので、ホラーとか苦手な人はちょっと注意が必要かも。 表紙の子は杏奈かなあ。金髪だし。 何にしてもあんまり内容と合ってない。主役は人ではないし。 中々面白かったけど終盤にちょっとパワーが足りないと感じた。あの設定ならもっと凄いラストにもなったろうに。 | ||||
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居酒屋で読むのにいい感じの本を、書店で物色していて、何となく購入した。 横溝正史の得意そうな、 日本の古い「家」的なオドロオドロしい背景を、現代での設定に置き換えて、 女性的な細やかさで描いた、そんな初見でした。※小野不由美かな?と錯覚したくらい 内容的には、ホラーですが、SFでもあり、 斬新。南方熊楠なんかの名前も出ます。 細かく細かく、起きる出来事は、ラストでしっかり謎解きされ、心残り感も無く、読み終われます。二次曲線的な盛り上がりがあるので、 序盤は静かですが、読み進むほどに、中毒になる感じがナイスです。 一番怖かったのは、やはり普通のオバサンだなあ、と感じたのは内緒。 今年、2015年のイチオシです! | ||||
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おもしろいです。 表紙が内容にあってないように思えます。 粘菌とか、粘菌がついた樹木とかの表紙だったら、もっと早く手に取っていたかもしれません。 | ||||
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人間だけが持つ、誰もが持つ、心の闇。憎み、妬み、恨み。そしてそのマイナスの感情が増幅し、年代を超えて生き続け、強力なエネルギーを発する・・!! 読んでいると、目の前にまざまざと情景が浮かびます。色鮮やかに。 最後の謎解き部分はもう、登場人物たちを応援しながら、一気に読まずにはいられません。 | ||||
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