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絶対正義
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絶対正義の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.07pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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秋吉作品2冊めです。もう~正義、怖っ!っていう感じですね。生まれて初めて「正義の味方」という言葉に疑問を持ちました。ヒーローものには欠かせないフレーズだと思っていたのに...。物語の構成はさすがです。とても読みやすく、すぐに惹き込まれました。 | ||||
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『正しければ、どんなことをしても良い。正しければ、全てが許される。正しいことは、万能なのだ』というほどの正義の人 高規範子。名前からして、大変だ。 法に対して逸脱した行為は、徹底的に追求する範子。 範子の高校時代の友人、ノンフィクション作家の和樹、女優の麗香、主婦の由美子、教育ビジネスで成功している理穂の四人。範子は、この四人によって殺される。 和樹は、電話で脅かされていたのを、範子は突き止めて、犯人を探し出す。和樹は、高校の時に痴漢にあっていたのを範子に助けられた。とにかく、面倒なくらい正義を追求する。 それぞれは、範子に助けられながら、ささやかな『不正』に関して追求されて驚く。 サッカーのアントラーズとガンバにどちらが勝つかで、500円のお金をかけていることを、賭博の容疑だという。高校生がタバコ吸っていたのを注意だけした教師を、犯罪に手を貸したと告発して、辞職に追い込む。 四人は範子のことを、正義のサイボーグ、正義のモンスター、正義のヌーディスト、正義の夜叉と言っていた。度が過ぎていて、いたたまれなくなるのだ。 リンドウの花が好きだった範子。殺したはずなのに、どういうわけか、招待状が四人に送られてくる。そして、そのパーティの会場に、四人はいくのだが。 範子が来ていた紫色の服を着ている女は、範子そっくりだった。そして、そこで起こることは。 小さな罪を注意されることで、怒りが蓄積して、正義の人を殺してしまうという物語。 融通も利かず、許すということを知らない範子。正義の人なのに、限りなく寂しく、悲しい人だね。 | ||||
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件を訳して。 それが、この中身です。 | ||||
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「由美子たち四人には、強烈な同級生がいた。正義だけで動く女・範子だ。彼女の正義感は異事で、法から逸れることを絶対に許さない。由美子たちも、やっと掴んだ夢や恋人との関係、家族までも壊されそうになる。このままでは人生を滅茶苦茶にされてしまう。追い詰められた四人は範子を殺した。五年後、死んだはずの彼女から一通の招待状が届く。」と装丁であらすじをまとめてあります。 よくあるミステリー小説と思いきや、意外と面白く読みごたえがあります。範子の異常なまでの正義感と、範子に振り回される四人の女性たちの動揺、狼狽、究極の選択をしてしまった心理に、思わず苦笑いが出てしまいます。単純で稚拙なところが逆にいいのかも知れない。 死んだはずの範子から一通の招待状が届き、それを切っ掛けに、犯人が明かされてそこで終わりを迎える、ものと思っていました。しかしそこで終わらず、15ページのエピローグで驚愕の真実を告げられます。意外にやるなぁ?実際の内容はお楽しみに、と云うところでしょう。 ただ、何回も範子の正義感を綴る事象が出てきて少しくどい点。何故あんなにも、異常な正義感を持つようになってしまったのか?範子の生い立ちにあまり深く触れていない点。また、犯人の発覚もあっけない点。等々、減点部分もありますが、それを差し引いても合格点を上げたい作品です。読んで損はないと思います。 ところで、範子のご主人には触れていませんでしたが、どんな人かな?気になります。 次は『聖母』に挑戦します。 | ||||
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個人的にドラマより小説の方が最後も良かったと思います。 | ||||
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☆3つにしましたが、これは私がハッピー・エンディング好きなせいで、 イヤミスを愛する方なら、満点をつけると思います。ドラマも面白いです。 秋吉さんは、「よくぞこんな設定を考えついたもんだ…」と唸らされる 着眼点の優れた作家で、なおかつ筆力があります。 まさに、新・イヤミスの女王では? いつか、大逆転に次ぐ大逆転のハッピー・エンディング・ストーリーを 書いていただきたいです。今後の活躍に期待しています!! | ||||
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関わったのが運のツキ。蟻ジゴクか底なし沼か、の感じを楽しんだ。 冷静になっちゃえば「人の名前を勝手に出して聞き込み」とか「逃げてる妻の居場所を夫に告げ口」とか「弱みを握ってこうしろと強要する」とか全部「不法行為」だとは思うけれど。「営業妨害」「個人情報保護違反および教唆」「脅迫」という立派な罪だwと。 他の面々が皆善良過ぎ。そんなに善良だから追い込まれちゃうんだよ、この手の人間は「便利つかい」しなきゃ。みたいな感じでした。 殺されても「全部撮ってるわよ」で満足してたんだろうなあ、とか、律子は「子」だからともかく、「夫」はどうやってこの「妻」に順応したんだろうとか、そっち側が気になった。 ラスト、「和樹さん、怯えなくても、この顛末を本にしちまえばなんてことないよ」と、律子、君も随分と孤高の道に行く事にしたんだなあ。草葉の陰で君の母はほくそ笑んでる事だろう、と思った。 楽しみました。 | ||||
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