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室町無頼
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室町無頼の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.22pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全68件 61~68 4/4ページ
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…が、何となしに印象が薄い感じ。 何と言うか、「1回読んだらそれでいいや」みたいな。 多分絶対「再読」はしない。 主人公の「徒食すると性根が腐る」の「ちゃんと」してる感じはとても好みでした。 | ||||
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時代物は読まないが、垣根作品はすべて読んでいるし、『光秀~』もよかったので購入。 残念ながら、時代・舞台設定は練りこまれた感があるのにキャラクターが薄っぺらすぎる。 もともと人物描写が苦手な作家さんだとは思っていたが、今回はラノベを目指しているのかと思った。 性描写のくどさもよく言われる作家さんだけど、今回も然り。 共感するだけの内面が描かれていないので、途中からページをめくるのが苦痛だった。 今までの自身の人気作を目指して模倣したけど、中身がスカスカで終わった感。 やっぱり人気作家になると名前で売れるから編集さんもいろいろ言わなくなるのかね。 設定や部分的には素晴らしかったので、もったいないとしか言いようがない。 | ||||
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室町という混沌とした出口のない、そして息苦しい時代に 精いっぱい抗っていきるアウトローたちの活躍が心地いい 作品。 室町って現代に似ててものすごく閉塞感があって 何をやれば正解かまったくよめない時代。案外、 この小説の人物たちのような「アウトロー思考」 が、打開策だったりするかもしれません(まあ いきなり打ちこわしとかやっちゃいかんけど) あと主人公のひとりの若者が棒術を習うシーンが、往年の 香港クンフー映画の修行シーンとリンクして、 この手の話がすきな人にはたまらないかも。 続編希望。 | ||||
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3分の2程で息切れしてしまいました。私にはとってもつまらなかったです。登場人物も魅力が無いし、やろうとしていることも共鳴出来ないし、終わりも何とも。う垣根涼介さんは、全部読んでますが、これは、知ってたら読まなかったレベル。大変苦痛でした。 | ||||
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実在?かは別として史実に名のある蓮田と骨皮を軸に、私が一番疎い歴史の間に有ったような物語に仕上がって居ます。 主人公の修行風景も冗漫にならずに緊張感の有る展開で一気読み・・・よみごたえの有る一冊です | ||||
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ストーリーの展開が非常にスムーズでリズミカルです。 時に豪快な内容も黙々と読み続けてしまう魅力だと思います。 一気に読んでしまいました。 | ||||
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以前、週刊新潮に連載していた頃から、この小説のファンでありました。かつての司馬遼太郎、池波正太郎、藤沢周平といった歴史小説の書き手が描いたのは、資料の手に入りやすい戦国から江戸期以降が中心だったように思います。社会制度、統治制度が整った、あるいは劇的に変化するなかで、人はどう生きるのか、が根本的なテーマで、それゆえ日本の高度成長を支えたサラリーマン層、中産階級の大きな支持を集めたのでありましょう。 しかし、日本は知らないうちに乱世になっていたのでございます。乱世とは、朝廷、公家、武家、宗教の権威が崩壊し、好き勝手に人が人を喰いものにする時代なのでございます。政府や自治体、議会や議員、警察、検察に代表される各種官僚機構、大企業やブラック企業などが、普通の人たちを堂々と喰いものにする、あるいは無作為の作為で見殺しにする平成期も、見事な室町時代の写し絵でございます。当然のように地下人どもの怨嗟の声は世に満ち、下剋上の気風が地下水脈のように人々の心の中に染み込んでくるのでございますが・・・。 室町期を舞台にした小説で私が読んだのは岩井三四二「月ノ浦惣公事置書」くらいなのですが、これも優れた歴史小説でした。他に室町時代を認識するのに有効なのは、高野秀行・清水克行「世界の辺境とハードボイルド室町時代」、高野秀行「謎の独立国家ソマリランド」などをお勧めします。 骨皮道賢、蓮田兵衛のような男たちを今の世界で探すとすれば、紛争地域で跳梁跋扈する有象無象の民兵組織、武装組織、テロ組織の親玉たちでしょう。朝廷や幕府に比せられるのは、崩壊国家、瓦解国家の政治家や官僚、軍人たちで、その背後には海外の紛争に介入するアメリカ、ロシア、英国、中国などの政府の姿が見えるのです。そして二人の無頼な男たちを見守る芳王子も、パリやニューヨークで仕事をしている高級エスコートガールなのでしょう。 そんな妄想はさておき、武術に関する描写も手堅く、伝奇ものやゲームもの、ラノベにありがちな奇をてらったものでないのが、好感を持てます。当時の経済組織や農業生産にまで目を配っていますし・・・。きちんと仕込みが出来ていて、出汁作りにも手を抜いていない、良質の物語を読ませていただきました。 | ||||
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「小説のテイストとしては、歴史小説ながらも「ワイルド・ソウル」や「ヒートアイランド」にかなり近いもので、それら拙著が好きだった方には、かなり喜んでいただける作品になったのではないかと思っております。」というのが著者の宣伝メールでした。 両作品が大好きな私は、一も二もなく買い求めました。読んでみると上記2作よりさらに大好きな「ギャングスター・レッスン」寄りですね、これは。主人公3人に加え、あの柏木役まで揃っています。 時代設定こそ違えど、ああ、やっとこの世界に戻ってきてくれた、という感謝の念で一杯です。 かつて、山田風太郎に「室町もの」という一群の作品がありました。あれもたいそう面白かった。 果たして今後は垣根版「室町もの」が続くのか、期待大です。 | ||||
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