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室町無頼
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室町無頼の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.22pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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すごい作品だと思いました。 室町時代の人々を身近に感じました。 1行1行が重く、無駄がないと思いました。 しかし、読み終わって、感動したかと言うと、ちょっと、という感じです。 良くも悪くも、当時の日記を読んだみたいでした。 | ||||
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すごい作品だと思いました。 室町時代の人々を身近に感じました。 1行1行が重く、無駄がないと思いました。 しかし、読み終わって、感動したかと言うと、ちょっと、という感じです。 良くも悪くも、当時の日記を読んだみたいでした。 | ||||
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垣根さんの現代小説は大好きです。仕掛けとどんでん返し満点のスマート・ノアール物語ヒートアイランドシリーズも、反対に殺伐さを感じさせない爽やかなサラリーマン小説君たちに明日はないシリーズも大ファンであります。 その垣根さん最近は歴史小説にご執心のご様子で「信長の原理」に引き続いて本書の発表です。しかもよりによって室町時代。南北朝から応仁の乱と、世情が安定しない一方で、稲作が本格化し貨幣経済が定着し、馬借、車借などの陸上輸送業者、海上交通では廻船を用いて輸送や委託販売を行う中継業者の問丸が活躍するといった活劇小説の舞台としてはワクワクする材料が揃っています。なかなかいいところに目をつけましたね。 ところがですよ。この舞台装置を無理やり物語りに取り込もうとしたためか、残念ながら小説としては主題がぼやけて、結果としては未消化なものになっています。 元は武家であったが没落して牢人の子として極貧生活を送っていた才蔵は、15歳で天涯孤独になり京に出ます。幼いころから柴売り、油売りをしていて天秤棒扱いの基礎が出来ていたため、棒術はかなり得意です。その腕を見込まれ金貸しの用心棒になるのでした。ところがこの金貸しを襲ってきた骨皮道賢に気に入られ、蓮田兵衛という無頼に預けられます。この兵衛は無頼の癖に義民みたいな一面があって借金に苦しむ農民の相談役をしているのです。才蔵はその捧術の腕を兵衛からも見込まれて、武芸者として仕込むために更に一人の老人に預あずけます。ここで老人から修行を受けるまでが上巻なのですが、若者が無茶な修行を強いられる場面は抜群に面白いのです。棒術の老師匠はまさにスター・ウォーズのヨーダです。 同じく垣根の名作ギャングスター・レッスンでもチンピラの若者がプロのギャングになるまでに過酷な修行をしますが、こう言う成長譚を書かせると垣根さんは冴えています。 過酷な修業を終え、才蔵は棒術の達人として蓮田兵衛の右腕となり、兵衛が扇動する一揆の一翼を担うことになるのです。(下巻に続く) | ||||
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(上巻より)下巻は幕府軍と一揆を起こす土民たちの戦闘シーンがメインになってくるのですが、この間、時代背景や、京都の様子、人々の生活等が上手く説明されていて無理なく物語りに入り込めるところは垣根さん筆達者です。 但し大いに残念なのが、物語の前半が、才蔵青年の成長物語なのに対して後半は一揆という叛乱戦争物語がメインになっていて、主人公・才蔵の影がうんと薄くなっています。せっかく捧術使いとしてひとかどの武芸者になったのに、合戦という大きな流れの中では一戦闘員として、ただの人になってしまった感が強いのです。 「京洛一の女」として登場し、蓮田兵衛も骨皮道賢も才蔵さえも食べちゃう遊女も余分といえば余分だし。兵衛も道賢も、無頼の徒としてもっと描き込めば面白かったのでしょうが、なんだか中途半端です。もっと長尺の小説としても良かったのですが・・。 実は本書は第156回候補直木賞選考会で、あの恩田陸「蜜蜂と遠雷」に負けちゃっています。選考委員の浅田次郎先生からは「垣根さんに関しては、クライマックスに持ってきた修行が良いという評価もありました。大変妖艶な女性のシーンが秀逸という意見もあったが、全体的に、主人公があまりに単純でストレートだとして、評価されなかった。」と評されています。全く同様に感じたのでちょっと嬉しかったですよ。 | ||||
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室町時代の土一揆である徳政一揆前後を舞台背景としたストーリーで、3人の無頼な男たちが主人公です。無頼というからには、イコール男の物語。小説として求めた紅一点は、この3人の漢たちに関わる女性が一人。本当に紅一点といっていい。女性の存在は他に一切感じさせない物語りです。この女性が2章で長々と自身の矜持を女言葉で語りますが、実際は男目線。そして、語りすぎ。おそらく、垣根さんの理想の自立した遊女。つい書き込みたくなったのでしょう。 後半は、一揆の戦闘風景の描写が増え血生臭くなります。そういう物語。といっても、一揆だからとはいえ、百姓や貧乏人の目線といった語りは一切ないです。そういう物語ではない。それが直木賞の選考から漏れたのは仕方ないかもしれない(それに直木賞受賞作品にはちょっと足りない)。あくまで、3人が腐った世の中を無頼で生きるその生きざまや哀愁を描いている。この闘いの描写が長いのは、個人的には読むのは退屈でしたが、空から描いた視点が感じさせました。それは面白かったですが、長くて好みではなかった、ということ。 うっすらと「光秀の定理」の二番煎じ、焼き直しを感じさせなくもない・・・。3人の男主人公であること。そのうち一人は惨めな境遇から剣の達人となる青年。光秀の定理の愚息、蓮田兵衛、骨皮道賢、剣のお師匠もその生きざま、かずかずの言葉、いちいち、かっこいい。但し、同じ作者と簡単に分かる構成。私は垣根作品は全て!読んでいますので、少し残念です。 | ||||
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応仁の乱前夜を扱う小説は少ないので、時代がもつ雰囲気がすごく新鮮でよかった。 少年漫画みたいに無名の少年が、師匠の修行の結果、圧倒的な武術を身に着け大活躍 という話が好きな人はきっとおもしろいと思う。 自分はこの現実離れした設定がちょっと馴染めなかったので、雰囲気の良さと差し引き、評価は普通というところか。 | ||||
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登場人物が常にお説教をしてくれます 自分で考えているのか、先の見方などのアドバイスをしながら話が進んでいきます お説教によりあまり臨場感を感じません | ||||
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室町時代をテーマにした小説はなかなかないので興味深く読んだ。 度重なる飢饉と幕府が無力なことにより大規模な一揆が起こり、そして応仁の乱へと続く。 一揆を起こすまでの人々の感情が描かれていた。 説明が長く描写をたどるのがめんどくさくなってきて、セリフばかり読んでいた。 セリフだけ読んでもだいたい話の流れがわかった。 紅一点の女性キャラが男性ばかりの話にいいアクセントとなっていたが、登場シーンがそんなにいるのかよくわからなかった。 もう1人主要な女性キャラを登場させて、その女性同士のやりとりを描くと室町時代末に生きた女性に深みが増したのではないか。 時代物なので結末がだいたいわかっているだけに全体的に中だるみしてしまった。 室町時代感もあまり感じなかった。 幕府の無能さということは度々描かれていたが表面的だったし、日野富子について1行書かれていたくらいの印象しか残っていない。 | ||||
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…が、何となしに印象が薄い感じ。 何と言うか、「1回読んだらそれでいいや」みたいな。 多分絶対「再読」はしない。 主人公の「徒食すると性根が腐る」の「ちゃんと」してる感じはとても好みでした。 | ||||
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