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室町無頼
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室町無頼の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.22pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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金融や流通、工業など新しい分野が洗練され力をつけてきたが故に混乱が続いた室町時代、とても小説の舞台として魅力的で且つ、骨川道賢、蓮田兵衛が中心人物と聞いて随分期待して読んだ。 だが登場人物が薄っぺらで話も中身が何も無い。 男に都合が良いだけの女性は出てくるは、漢のカリスマとか、馬鹿馬鹿しい。 司法が未発達な当時は、現代でいう反社組織のやうな自力救済の論理が、寺社や惣、市など集団単位でなされていた事、それぞれの利益を主張してた事がわかっているのに、登場人物や、ストーリー展開の原理となっていない。 人としての魅力や、自身を磨く事が主人公の成長のきっかけとなる様を描くのは別に良いが、人が人を動かす時代のうねりを、描きたいのだとしたら、残念ながら作者は社会経験が不足しているのだと思う。 唯一、全てがフィクションの主人公が修行するところのみ面白かったが少年漫画の焼き直しでしょう。 ジュブナイルやライトノベルは嫌いでは無いけど、こんな物が直木賞候補とは嘆かわしい。 | ||||
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舞台は室町時代で六代将軍の足利義教の時代。足利幕府は下り坂になり、応仁の乱、そして戦国時代という混乱の時代の入り口に差し掛かっている。主人公の才蔵は浪人の息子として貧しい中で育つが、天秤棒を使って戦う才能を当時足軽大将として勢力を振るっていた骨革道賢に目を付けられて、武芸の腕を磨くことになる。 なかなか魅力的な舞台設定で、ストーリーの展開も早くてそれなりに楽しめるのだが、読んでいるとだんだんつまらなくなる。登場人物のキャラクターが薄っぺらくて安っぽいからだ。著者がそういう人物が好きなのかも知れないが、主人公を始めとする主な登場人物3名は揃いもそろって女性に優しく、自分自身には余り欲がなく、次の時代の為に身を捨てても生きるという同じようなキャラクターである点に少しうんざりしてしまった。 そもそもこのような価値観は極めて現代的なものであり、当時生きた人間にそのような感覚があったとはとても思えない。著者にはもっと生の人間を描いてほしいと残念に思った。 | ||||
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すらすらと読めるんですが、登場人物の描写も弱く、読んでて自分にはあまり実りがなかったというか? ハードボイルド小説で、主人公の成長小説として読むのはありなのかもしれまんが、室町時代を舞台にした歴史小説としてみた場合は インパクトも弱かったですね。作品の印象度は低い。 | ||||
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時代物は読まないが、垣根作品はすべて読んでいるし、『光秀~』もよかったので購入。 残念ながら、時代・舞台設定は練りこまれた感があるのにキャラクターが薄っぺらすぎる。 もともと人物描写が苦手な作家さんだとは思っていたが、今回はラノベを目指しているのかと思った。 性描写のくどさもよく言われる作家さんだけど、今回も然り。 共感するだけの内面が描かれていないので、途中からページをめくるのが苦痛だった。 今までの自身の人気作を目指して模倣したけど、中身がスカスカで終わった感。 やっぱり人気作家になると名前で売れるから編集さんもいろいろ言わなくなるのかね。 設定や部分的には素晴らしかったので、もったいないとしか言いようがない。 | ||||
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3分の2程で息切れしてしまいました。私にはとってもつまらなかったです。登場人物も魅力が無いし、やろうとしていることも共鳴出来ないし、終わりも何とも。う垣根涼介さんは、全部読んでますが、これは、知ってたら読まなかったレベル。大変苦痛でした。 | ||||
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