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室町無頼
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室町無頼の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.22pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全68件 41~60 3/4ページ
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時代を取り巻く不安を吹き飛ばすかのような爽やかな男たちの生きざまは現代の生き方にも通じるように思える。幼き日の才に和尚が説いた言葉「多くの人の不幸のひとつは今はわからぬことにまで、ろくに考えもせずすぐに白黒付けたがることにある」のくだりは我がことのように思えた。作者の作品はすべて読了しているがこうした歴史小説は爽やかな読後感をもたらしてくれ、日々の慌ただしい毎日を忘れさせてくれる清涼感がある。 | ||||
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この時代背景の小説が少ないですね。 二極化の貧富はいつの時代でも 繰り返される? | ||||
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垣根さんの小説はすべて読んでいる。軽妙なタッチがすばらしい。 | ||||
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ストーリー。思い出して、京都の各通りを歩いてみたくなります。 読後なんも残らないけど、好きね、こういうの。 | ||||
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骨太の時代小説でとても楽しめた。ちょうど、応仁の乱を読んだ後だったので時代背景を歴史的に振り返ったあとにこの小説にであったので時代背景などが分かりより楽しめた。 | ||||
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面白いと思う、確かに。 突出した英雄が見当たらない時代なので、新たに作り上げるのは大変だったかもしれない。 でも、突出した英雄がいないのが、むしろこの作品のよさかもしれない。 才蔵の成長物語としては、回りくどい点も多いと思う。 吹流しを使った修行では、文章を一度読んだだけでは、状況が思い描けなかったくらい、わかりにくい。 けれども、いったん状況がわかるととても印象深い修行風景だと思う。 それに付き合えるのであれば、読みきれるかも。 才蔵を軸にすると物足りない印象があった。なので続編も読みたくなる。 才蔵の周囲の人たちの描き方も、もう少し深みがほしい。 具体的にどこの出身でどうやって落ち延びたのか、読者にはわかるようにしてほしい。 それであれば、各人物が立体化されていくように思う。 そしてラスト部分で、18年すっ飛ばされているのはさみしい。 面白い、と思うのだけど、もう少しということで続編に期待したい。 | ||||
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才蔵が強者に成り行く時の流れ。変わらぬ混沌とした時代。その一片を鮮やかに切り取った垣根氏の真骨頂。爽快。 | ||||
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鴨川や下鴨神社。相国寺でいろんな対決があったのか?とおもいつつ楽しんで読みました。 | ||||
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決して教科書には載らない室町時代の暗闘を描いた傑作。 アンダーグラウンドのダークヒーローたちを乾いたタッチで描いた新感覚の時代小説。 これを読めば戦国時代へと続く下克上の本質がわかる。 中公新書の「応仁の乱」をサブテキストに使えば理解度と面白さが倍増。 | ||||
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ならず者ばかりの土倉の用心棒だった少年才蔵が その棒術の才を見込まれ、訳も分からぬままに とある老人の元に修行に送られ、成長してゆく物語。 落ちぶれはしても魂までは腐ってはいない無頼漢たちが 腐敗した幕府の根底を揺さぶり、破壊再生しようと奔走。 施政者側の骨皮や土一揆の首謀者としての蓮田。 立場は違えど、世を憂い何事かを為さんと命を投げ出す姿は 芳王子という一人の女性をめぐる三角関係からも 似た者同士ぶりが窺えます。 才蔵の修行の描写が若干細かく長いことを除けば スピード感のある物語の展開で、一気に読み終えました。 | ||||
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この本はどんな時代に産まれても面白く生きる方法が きっとある そんな事を教えてくれた | ||||
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教科書には一番載っていない時代、日本の国内総生産が2倍になった時代(堺屋太一)、能・狂言・俳諧(連歌)など日本の伝統芸能が大成した時代(今でこそ「伝統芸能」だが、当時としては今のSNSやCloudサービスくらい新しかったかもしれない。)、「たたみ」「ふすま」「障子」など「和室」の特性が「書院造」として完成した時代、それよりなにより公家以外の侍や庶民が「家族(イエ)」を持つことが出来るようになった時代、要するに現代の日本社会の原型が出来上がった時代であるにも拘わらず、だ。 骨皮道賢・・1994年NHKの大河ドラマ『花の乱』(大河ドラマの中で、視聴率は下から二番目だったそうだが、、)ではルー大柴さんが演じていたと思う。『室町無頼』を読んだ後でも、ルー大柴さんをキャスティングしたことは正解だったと思う。 作者の作品は『光秀の定理』の題名に惹かれて先に読んだけれど、“数学脳”の持ち主だろう、終盤の合戦シーンは圧巻! kindle2枚持ち(!)で京都洛中図と首っ引きで読んだ、面白いし(戦略と作戦進行の)筋道がよく分かる。作者には今後も時代物、とくに合戦ものを期待したいところだ。 | ||||
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登場人物が常にお説教をしてくれます 自分で考えているのか、先の見方などのアドバイスをしながら話が進んでいきます お説教によりあまり臨場感を感じません | ||||
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室町時代をテーマにした小説はなかなかないので興味深く読んだ。 度重なる飢饉と幕府が無力なことにより大規模な一揆が起こり、そして応仁の乱へと続く。 一揆を起こすまでの人々の感情が描かれていた。 説明が長く描写をたどるのがめんどくさくなってきて、セリフばかり読んでいた。 セリフだけ読んでもだいたい話の流れがわかった。 紅一点の女性キャラが男性ばかりの話にいいアクセントとなっていたが、登場シーンがそんなにいるのかよくわからなかった。 もう1人主要な女性キャラを登場させて、その女性同士のやりとりを描くと室町時代末に生きた女性に深みが増したのではないか。 時代物なので結末がだいたいわかっているだけに全体的に中だるみしてしまった。 室町時代感もあまり感じなかった。 幕府の無能さということは度々描かれていたが表面的だったし、日野富子について1行書かれていたくらいの印象しか残っていない。 | ||||
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すらすらと読めるんですが、登場人物の描写も弱く、読んでて自分にはあまり実りがなかったというか? ハードボイルド小説で、主人公の成長小説として読むのはありなのかもしれまんが、室町時代を舞台にした歴史小説としてみた場合は インパクトも弱かったですね。作品の印象度は低い。 | ||||
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室町時代の小説。陰惨で飢餓、宗教組織の腐敗のイメージしかなかったので、今まで読む気がしなかったのだが、好きな作家の作品なので読んでみたら、これが面白い。もちろん時代背景は悲惨なものだが、作者の人物描写の巧みさとテンポの良さで一気に読み切ってしまいました。ぜひ今後も時代小説も書いてほしい。 | ||||
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この作者はアウトローを描かせると上手い。 ヒートアイランド、ワイルドソウル等々、荒唐無稽に陥りそうな物語を、魅力的な登場人物と共に生き生きと紡ぐ。 この小説も舞台は室町時代であるだけで、一個のアウトロー物語である。 感情移入せずにはいられない、数々の登場人物。 一級のエンターテイメント小説です。 | ||||
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垣根作品はほとんど読ませていただいてますが、この作品も例外なく読み初めて数ページで一気に引き込まれます。「室町時代」の予備知識が殆ど無くても楽しめる内容でした。 | ||||
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室町時代末期の京を舞台に、時代の狭間を駆け抜けた3人の男たちを描いた作品です。 時代は戦国時代が始まる直前の1400年代。 室町幕府の弱体化が進んで、世は乱れていました。 腐敗が進み、淀んだ世相、ここに新しい風を吹かそうと奮闘する男たちの姿を鮮やかに描いていました。 物語の中心にいるのは「吹流しの才蔵」の通り名を持つ少年です。 落ちぶれた武士の息子で地を這い回るしかなかった才蔵は、世に立つ縁とするための武術を叩き込まれました。 鍛えられた体に棒一本を手にして、時代の切れ目を全速力で駆け抜けた鮮烈な生を描き出していました。 あまり馴染みのない時代背景を舞台としていましたが、人情の機微や武術修行の様子などが丁寧に描かれていて引き込まれました。 この著者は好きな作家さんで著書はほとんど読んできましたが、本書はその中でも最も心に残る物語でした。 | ||||
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治安が悪化し飢饉に苦しむ者が続出する室町時代の後半。己の才覚だけで生きていく者たちを描いた物語は、あっという間に惹きこまれた。 唐崎の老人との生死をかけた修行や、蓮田兵衛と骨皮道賢の駆け引き、芳王子の女性としての誇り、法妙坊暁信の意外な奮闘ぶりなど、読み応えが満載だった。 才蔵がどんな男に成長したのか、続編があれば読んでみたい。 | ||||
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