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証拠が問題



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【この小説が収録されている参考書籍】
証拠が問題 (創元推理文庫)

証拠が問題の評価: 4.33/5点 レビュー 3件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.33pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

ミステリ初心者なら十分に楽しめそう

1988年発表の本作品は、著名なミステリ作家、有栖川有栖が、巻末解説を書いていることや、ネット上でも、評判は悪くないので手に取った次第。

その感想だが、確かに「悪くはない」とは思います。
作品紹介のとおり、後半で二転三転するプロットが組まれており、ストーリーを楽しむことができました。
しかし、ミステリの核となる「意外な真相」が意外でなかったところが、やや残念ではあります。

何10年もミステリを読み続けていると、作家が伏線をどこに張るか、傾向のようなものを経験則で体得できます。

本作品は、物語の早い段階で「怪しい文章(伏線候補)」があり、100頁より少し手前で明かされる、ある事実と照合した時、私はこれが「真相」に結び付く「伏線」だと確信しました。

そして、先述のとおり、二転三転するプロットが進む中、最後に示されたのが、自分の予想した真相でした。

本作品の伏線の張り方は、かなり大胆で、ミステリを読み始めの頃であれば、「上手い伏線だ」と感心させられたことでしょう。

本作品をオススメしたいのは、まだミステリを読み始めて日の浅い方です。
当てずっぽうではなく、作者の仕掛けた伏線を見抜いて、是非真相に迫ってみてください。
証拠が問題 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:証拠が問題 (創元推理文庫)より
4488228046

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