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(短編集)
ジヴェルニーの食卓
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ジヴェルニーの食卓の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.34pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全98件 41~60 3/5ページ
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原田さんの作品らしく画家への敬意、絵画への敬意がにじみ出ている作品です。絵画に疎い私ですが、その絵の描かれた背景や画家の人間関係を知ることでますます絵画に興味を持つようになりました。 | ||||
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この本を読んでいると目の前にモネの「睡蓮」が浮かんでくる。 自分の人生とっての大事なものは何か、ということを考えさせられる作品でした。 | ||||
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作者の経歴が存分に生きた「画家」をめぐる短編集です。 扱っている画家は、マティス・ドガ・セザンヌ・モネの四人の画家なのですが、物語の中にはその他にもピカソやゴッホなど多くの著名な画家が登場します。19世紀後半の印象派以降の大きく動く情勢の中で、画家は画材の調達にも困りながらも自らの意思を通して絵を描いてゆきます。ただ、そうは言っても、そこにはパトロンや理解者の存在があります。この四編の短編は、画家の傍にいた人間という第三者の目を通して見た画家の日常生活です。 まだ売れていない画家たちは、日々の暮らしも大変で、多くの援助者の手が必要でした。 第三作の「タンギー爺さん」は、若い画家たちの溜まり場となり、画材を売れない絵と交換に提供します。タイトルの絵も、ゴッホがお金の代わりに肖像画を描いて置いていったものです。この話を聞いて初めて、美術の教科書でよく見かけるこの絵の意味が分かりました。 その他の作品も同様で、どこまでが史実に基づいた話で、どこからがフィクションなのか分かりませんが、実在する人名が次々に登場し、当時の画家たちの状況がしっくりと胸に入ってきます。 彼らの日常は、一般の人とは若干違うかも知れません。でも、この本を読んでいると、そこにある人の心の通い合いは確かなものであり、画家という孤独な職業であるからこそ、「家族」を求めている気持ちがある様なきがしました。 心を洗われる素晴らしい短編集でした。 | ||||
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芸術には何の接点もなく、触れることもなかったけれど、無性に絵を感じたくなりました。 | ||||
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マティスとピカソ、ドガとカサット、セザンヌとタンギー爺さん、そしてモネと家族を描いた短編小説集。 オランジェリー美術館を訪れる前に再読しました。モネの最晩年の大作であり「ジヴェルニーの食卓」に出てくる”睡蓮"に出会えるのが楽しみ。 「時間によって風景は変わるんだ。いま見ているこの景色だけがすべてじゃないんだ。ああ、なんでそんな単純なことに気づかなかったんだろう。なんでそんな当たり前のことが……こんなに、こんなにうれしいんだろう」(「ジヴェルニーの食卓」より) | ||||
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小説を読む楽しみの一つに、普段は経験することが出来ないことを疑似体験できるということがあります。 もし、芸術家の身近にいてその生活を知ることが出来たなら、楽しいと思いませんか? それも、マティスやドガ、セザンヌ、モネなど錚々たるメンバーならなおさらのことです。 皆、印象派前後の人たちで、絵に対する価値観が大きく変わる頃に生き抜いた人たちなのです。成功を勝ち取った芸術家は少なく、その多くは貧しさの中にあっても、自分の絵に対する信念を持ち続けた人たちです。その頑(かたく)なさ、激しさ、美しさ、異常さが、近くにいた女性たちによって語られます。 これはあくまで創作です。作家である原田マハさんがイメージした芸術家たちの姿を、語り部である女性の目を通して映し出したものです。それは、あくまでマハさんのイメージではあるのですが、史実に即しており、読み進めていくうちにまるでその芸術家が本当にそうあったのではないかと思うようにさえなります。 印象派展でセザンヌが受けた評価、 「妄想に震えながら描いた狂気の絵だ!こんな酷いものを描いたのはどこの豚だ?やつを壁の前に連行しろ!こんなものを描いた奴は即刻銃殺だ!みなさん、油絵で描かれた悪夢を見て、どうか気絶なさいませんように!」 印象派の絵に対しての評価が、この様な非難に晒されていて、その中でいかに芸術家たちが既成の概念を壊そうとしていたかが、まるでその歴史の中にいて垣間見た様に感じられました。小説に新ジャンル登場です。 おもしろい!「楽園のカンヴァス」も良かったけれど、この「ジヴェルニーの食卓」も素晴らしい出来でした。 | ||||
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どのお話も、ゆっくり味わいながら読みたくなるようなものばかりでした。 言葉の使い方が、優しくて丁寧。心地の良い、浸っていたくなるような静けさ。 特に好きなのは、マティスのお話です。 美しい光と色に溢れていて、眩しすぎるほどでした。 あぁ、本当に世界は素晴らしい。そう、思い出させてくれる作品です。 | ||||
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フィクションでありながら、確かな史実も織り交ぜてあるのが興味深さを誘いました。絵画の世界の中を体験した気分です。作内に出てくる絵画を見ながら読むとさらに楽しめると思います。 | ||||
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フィクションとは思えないリアリティで、画家の人間性に触れることができる。 絵よりも画家の人間性に惹かれる。 | ||||
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ジヴェルニーの庭や食卓を思い出して面白かったです。行く前に読むか?行ってから読むか? どちらもオススメです。 | ||||
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マサさんの絵画に関するものは本当にすごいです。有名画家たちが生き生きとその時代を駆け抜けていく。本は本人の視点ではなく、それぞれに関わっている第三者の視点で描かれています。この本と『モネのあしあと』を読んだらパリに行きたくなりますよ。 | ||||
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原田マハさんらしい、美術に関するストーリーが素晴らしいです。 正規の美術史や論評に書けない、小説ならではの自由さで書かれていますが こうであったろうな、そうあって欲しい内容でその時代と画家が書かれており 興味深かったです。 | ||||
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著名な画家をモデルにした短編集です。 私はバレエをしているので、ドガの話が強く印象に残りました。 芸術が持つ崇高さと残酷さをつきつけられた気がします。 透明感を持つ作品たち。お茶を飲みながら、何度でもその世界観に浸りたいと思います。 | ||||
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マティスがいなければ、ピカソがピカソにならなかった。 それほど、影響力があったマティス。 長生きだったマティス。 マグノリアのマリア。マグノリアと一緒にもらわれてしまう。 マティスのまわりで働いているヒトは、みんなマティスが好きなのだ。 マティスの日常生活が 美意識によって、支えられている。 マティスは 切り絵に 到達して、 切り絵によって 表現しようとする。 エドガードガ。 踊り子が 有名である。 どんな風に 踊り子をとらえるのか? 2次元で 動 を表現しようとした。 そのために、14歳の踊り子を 裸にして その動きを とらえようとする。 それまでの 絵は 静止したものを表現したにすぎない。 ドガは 大きく変えたが 評価されなかった。 タンギーおじさん ゴッホのタンギーおじさんは見たことがあった。 そのころの セザンヌへの タンギーおじさんの娘からの手紙。 赤貧洗うが如しだったのだ。 絵が好きで、なによりも若い画家たちが好きだった。 それにしても、その頃に 日本の浮世絵が 若い画家たちに、影響力があったのが 嬉しい。 モネ 睡蓮を描き続けたモネ。 大きな食卓で みんなで食べることが好きだった。 アトリエは 青空と草原。 自然をこよなく愛する。 4人の画家のニンゲンが 浮かび出てくる。 なんと言う、筆力となんと言う 調査能力。 人間像を うまく つくりあげていく。 いやはや。原田マハのすごさよ。 | ||||
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読み進めながらそれぞれのシ-ンが頭に浮かんで来て…映画を観ているような気分になりました。 気持ちの落ち着く、素敵な本でした。これで原田マハさんのファンになりました。 | ||||
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本好きの友人に勧められ、文庫本を借りて読んだ。作者は学芸員とのことで、読み進むうちに登場する画家の人生が目の前で展開しているような感覚になり、作品に対する親近感も増した。学芸員ならではの本だ。何回も読み返したくなるだろうと思ってアマゾンで単行本を取り寄せた。さぁ、タンギー爺さんを読むぞ! | ||||
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酷評する方もいるようですが、私はこの本が好きです。 絵画好きな友人にプレゼントするために購入しました。 | ||||
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どの作品も読後の余韻がよく、フランスにいたような気分になります。読者を空間的にも時間的にも、その物語に移動させる文章力です。 美術に関する部分も、著者にしか書けない独創性があります。美術小説で原田マハさんの右に出る方は、現在いないと思います。 | ||||
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新品同様のきれいな本でした。包装もていねいで、とてもいい買い物をした気分で、嬉しく受け取りました。ありがとうございました。 | ||||
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どの短編も良いと思うが,特にセザンヌが好き。思わず本当の話かと思わせるほど,画家がいきいきと書かれている。原田マハに期待しています。 | ||||
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