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陽気なギャングが地球を回す
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陽気なギャングが地球を回すの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全270件 141~160 8/14ページ
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個性的なキャラクター達の強盗劇。 ある事件現場にたまたま居合わせた4人が、 ひょんなことから奇妙な強盗仲間となり、 華麗な手口で強盗を行う、、、ようになってからのお話です。 主人公4人は皆、伊坂作品にいかにも出てきそうな、 カラっとした性格の、かつインテリ感のある人物。 彼らの掛け合いはテンポよく読めて、キャラが生かされていて楽しい。 (特にボケの響野さんと、冷静な成瀬さんのが) その代わり、この人物描写に物語の大くの部分(前半ほとんど?) 占められてしまっていて、物語の大筋の、 “彼らの敵対勢力”との対決、それに到るまでの盛り上げに関しては、 少し薄っぺらい印象でした。先が見えてしまいます。 しかし、彼らには続編があるようなので、 キャラを頭に叩き込んだ上で、それを読めば、 面白みは倍増ではないでしょうか。続編でのパワーアップに期待。 | ||||
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ユーモラスな会話を飛ばし、次々訪れるピンチを軽快に切り抜ける強盗たちの話。 荒唐無稽なストーリーに、読者を楽しませる仕掛けをこれでもかと詰め込む様はまさにエンターテイメントの王道だろう。 特に、あまり現実味が感じられないのに、まるで身近にいるような気にさせられる人物描写がいい。 背伸びもせず、善悪なんてややこしい事は考えず、「人間なんてこんなものだろう」という自然なスタンス。 だが軽薄なノリだけではなく、丁寧に肉付けがなされていて深みもある。 物語は矛盾もなくしっかり構成が練られているが、伏線がストレートに出過ぎて、結末までの想像の余地が少ないのが少し残念なところ。 全体的には緊張感あって楽しめるし、読後感も良いのだが。 少し癖はあるけれど、素直に楽しめる作品。是非御一読あれ。 | ||||
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この本を読んだのは新書版で出たときだからもう6年ほど前だがこれこそ私が待ち望んでいた小説だった。しかし、ここを覗くと割合評判が分かれているので自分もレビューを書き込んでみようと思った。 初めてドナルド・E ・ウエストレイクの「ホット・ロック」を読んだのは、もう35年位前だろうか。この泥棒ドートマンダーを主人公とするシリーズは以後も書き続けられている。 当時、妙にマニアックだったりするキャラクター達が繰り広げる会話と少しずれた行動のおかしさ満載の「ホット・ロック」に狂喜したと同時に、日本にはシャレていてユーモラスなクライム小説はほとんどなかったに等しいので、日本人を主人公としたものを読みたいと渇望したものだ。 新書版カバーで評論家の池上冬樹氏が、「和製ウエストレイク〜」と書いているのを見て、即購入、即読破。30年来の、待望の、楽しいひとときを満喫した。 難しいことを考えずに、楽しめばいいのです! 伏線とかオチも、本当はどうでもいいのです。 教訓も主張もないのです! この4名の繰り広げる会話とドタバタをただ堪能すべし。 なお、私は他の伊坂作品も全部読んでいる愛好家だが、このシリーズ2作は他の小説とは切り離した方がいいと思う。このシリーズに「ゴールデンスランバー」や「アヒル」や「重力ピエロ」を持ち込むのは意味がない。 | ||||
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4人のギャングが織りなす軽快なノベル。 主役4人の個性がはっきりしていて、それぞれの特技が見事に生きています。 ノリが軽く、テンポがよくて痛快です。 会話が楽しくて、ついつい笑ってしまいました。 多すぎるほどの伏線が最後にしっかり回収されます。 こんなところで伏線が繋がるのかと思いながら読むのが楽しかったです。 映画を見ている感覚で一気に読めます。 | ||||
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この作品にリアリティを求めてはいけない。 ちょっとふざけた人たちがちょっとやっかいなトラブルに巻き込まれていく。 フィクションとして受けいれればとても楽しい。 登場人物はみな魅力的だ。 伊坂さん得意の、会話のかけあいが圧倒的に楽しい。 だが、その会話も実際に映像化されたら寒いだろう。 圧倒的に映像化に向いていない。 小説だからこそ、文章だからこそ面白いのだろう。 そして飽きさせない展開。 メインのストーリーのほかにも問題を発生させ、しかもそれをうまくつなげてくるのだから、興奮せざるを得ない。 元から読みやすい伊坂さんの作品の中でも、さらに読みやすい方に分類できるのではないか。 軽い、でも内容が薄いわけではない。 初めて伊坂さんを読む人にもおすすめです。 この作品は文庫になっています。 陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫) | ||||
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面白いので、是非。 次作と一緒にどうぞ。 陽気なギャングの日常と襲撃 (ノン・ノベル) | ||||
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こういう小説は深く考えないで、楽しめるってことが一番大事ですよね。読みやすいし、会話のテンポも良くて、ふっと笑えるシーンも沢山あって最後まで飽きずに読むことができました。人を笑わせるようなユーモア溢れる文章ってなかなか書けるもんじゃないですよね。逆にシリアスだったり、感動系の方が書けてしまったりします。小説読んでいる時間は本当に楽しい気分になれるしもちろん読後感もスカッとしてとても気持ちいい小説です。オススメです。 | ||||
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謎という謎の部分を非常に丁寧に書いているため、 どうしても先の展開が想像できてしまう事が多かった。 伊坂独特の文章表現や会話は好きなので面白かった。 銀行強盗の常習犯なのだが、犯罪らしくなくゲーム感覚のノリで軽い。 銀行員から見れば陽気というよりはキチガイにしか見えないわけだが…。 現金輸送車を襲った後に、銀行強盗した車を襲うか? 危険を犯してまで相手を罠にハメたいと思うのだろうか? というか、自分に利益があるわけでもないのに銀行強盗の邪魔をしたいと思うだろうか? 手元にお金があるのに何故、邪魔をしなければならないのだろうか。 相手にする必要がない。それこそ海外で羊と遊んでいたほうがいい。 展開がご都合主義すぎて なんというか、そりゃないよ〜って思った。 | ||||
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タイトル通りの陽気なギャングの軽快軽妙物語! おもしろくて軽くてあっという間に読めます。 いい意味でも悪い意味でも他の伊坂作品とは違い軽いです。 たまにはこんな軽いものを読んでもいいなと思いつつ、 これなら伊坂さんでなくても、 他の作家作品でもいっぱいあるような・・・、 というような多少の複雑な気持ちは抱きます。 とにもかくにも軽くておもしろいことには間違いないです。 | ||||
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初出は2003年2月。伊坂幸太郎の第3作だが、幻の処女作『悪党たちが目にしみる』を原型にして、リベンジを期すかのように書かれている。『リベンジ』というのは、『悪党たちが目にしみる』がサントリーミステリー大賞の最終候補作の3作に残ったときに、大勢の人を招いて開催された最終選考会で、選考委員から徹底的に叩かれた事に対する『リベンジ』である。文学界の一部に巣くう『選考委員』に対する不信感はこの時に始まっているように感じられる。 この作品はほとんどが会話で出来ているのだが、会話の内容が正に伊坂幸太郎で、『原点』を感じる作品だ。2006年5月に大沢たかお、鈴木京香、松田翔太、佐藤浩市の4人組で映画化もされている。伊坂幸太郎独特の言い回しが冴えていて、とても映像的だ。 もうひとつ、魅力的なのが伊坂幸太郎の選択する音楽のセンスの良さだ。そして、『曲が始まって百四十七秒のところでリー・モーガンのトランペットが飛び込んでくるところが最高だし・・・クリフ・ジョーダンのソロは七十一秒後。ウィントン・ケリーのソロは二百三十三秒後』とくる。すばらしい。逆に言えばこういうところが『選考委員』にはちんぷんかんぷんなんだろうと思う。悲しい文学界である。 | ||||
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サスペンスの中に分類されると思うんですが、4人の個性的なキャラクターが主人公という事でなかなか笑える作品でした。物語の中にいくつもの伏線があり最後の30ページぐらいでどんでん返しって感じの面白い作品だと思います。 | ||||
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特殊能力のある4人がチームを組み、銀行強盗をはたらく話。 ほとんど趣味としてこなすそれは、スタイリッシュで、切迫感は無い。 楽しんでいるのだ。 伊坂氏の作品では、登場人物たちの交わす会話が生きている。本作品では、特 にそこが際立っている。 あっさりとしたエンターテイメントとして、彼等の銀行強盗劇を楽しめるはず だ。 | ||||
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豊富な知識をベースに 緻密な筋立ての小説を書ける作家さんであることは誰もが認めることでしょうが なんの人格描写もない「悪い若者」を出して主人公たちがとっちめて縄で縛って 「受けてきた教育がわるい」だの、コバンザメみたいな悪党を「周りに流されて生きてきただけの人間」だの、そこまでストーリー上重要でない箇所での主人公たちの発言がすこし 鼻につきますが、うまくまとまっている小説であるとは思います。 | ||||
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会話のほとんどが禅問答みたいで読んでいて疲れる。 参考文献に『フェルマーの最終定理』を掲げているのは正直ではあるが、『フェルマーの最終定理』で紹介された数学パズルをそのまま記載するってのは如何なものか?禅問答に深みがない一因だ。 先が読めてしまうことも難点の一つ。 伏線の敷き方が馬鹿丁寧なので先が読めてしまうのだ。 一方で、『本物の銀行強盗と見間違うような防犯訓練』は予想できなかったが、伏線の敷き方が上手いのではなく、リアルの世界ではありえない防犯訓練なので予想しようにもできない。反則技だ。 ドキッとする展開は166ページの『響野か?』の1回だけだった。 | ||||
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うーん。 みなさんの評価の高さに、買って読んでみました。 井坂さんの作品は初めてでした。 吉川英治新人文学賞(だったとおもうのですけど)を取っている作品なのですが、漫画っぽい。ドライなのではなく、ただ軽いんですよね。 ギャングをするのに、まるで罪悪感がないというのが漫画の発想でしょう。そういうことは考えないんだという「悪人魂」みたいなものもない。本当に罪悪感がないという設定です。買い物するみたいにギャングをする。 これ、「陽気」で済むんでしょうか。 読むのがちょっと苦しかったです。 | ||||
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『本屋大賞』を受賞し正に今ノリにノッていると言える伊坂氏のとってもポップで親しみのある一品♪ 少年心を無くしてないっていうよりは少年そのもの、そしてクセのある特技を持った4人組+サブメンバーのあくまでポップな銀行強盗小話。 おそらく登場メンバーが勝手に動き過ぎていつの間にか小説になっちゃった(失礼)みたいな空気感は読んでて気持ちが良い。 DVD化もイメージが浮かびやすくて納得。 今伊坂作品は何を読んでも外れが無いが敢えて個人的好みで順位付けして☆3とした。 もちろん読んで損なし♪ | ||||
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デビュー作では不思議な魅力とオリジナリティーに溢れた世界を、次作では騙し絵をモチーフに巧みな舞台廻しを見せた作者ですが、本作は些か趣向を変えて娯楽性を大幅にアップ、ぐっと読み易く楽しい作品に仕上がりました。 出版社を見ても分かる通り前2作とは一線を画す作品ですので、純文学系(?)とエンタメ系で評価が分かれるかも知れませんが、輪郭の尖ったキャラ、独特の会話、読めない展開はいつもながら。 作品毎に変化を続ける作者ですので、本作以降もどんな成長を見せて呉れるか楽しみです。 | ||||
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連帯感がかっこいい。 銀行強盗の最中に演説をするサービスにしびれました。 すてきなメンバーとの共同作業と連帯感が、ステキです。 聞かせる話術あり、速効のアクションあり、そして人間ドラマあり。 こんな4人を集めたい。ご精読ありがとうございました。 | ||||
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2003年にノン・ノベルとして出たものの文庫化。 ギャングの話である。でも、気のいいやつらだ。とぼけた味わい、妙なのんびり感がある。一方で、「本物の悪」も出てくる。 テーマ的には、悪事の肯定、私刑の問題など。 と書いてみると、この著者はいつも同じ話を書いているのだなと分かる。 本書なんかは、まあ、取っ付きやすいのではないだろうか。ミステリの読者にとっても安心して読める話だ。 ストーリー展開や人物造形には改良の必要あり。 | ||||
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特殊能力を持つ4人組銀行強盗の話です。 この荒唐無稽さ、理屈抜きに楽しめます。 多分、その場に居合わせた客は我に帰った時に、今のは一体なんだったんだろうと思うんでしょうね。 それほど見事な手口です。 前半に伏線として出てくる4つの内容は、読んでいて伏線だとは分かるのですが、一体銀行強盗と何の関係があるのかと思っていました。 見事です。 後半のどんでん返しも見事に決まっています。 どんでん返しがあるだろうと思って読んでいるのに全く予想できませんでした。 とにかく一度読んでみることをお勧めします。 続編も計画されているようなので楽しみです。 | ||||
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