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(短編集)
チルドレン
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チルドレンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.37pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全234件 21~40 2/12ページ
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爽快です。思いがけない仕掛けがあちこちにちりばめられていて、やられた!という気分になるのですが、それがまた気持ちがいい。読後感最高の1冊。 | ||||
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メインはバカで無遠慮でキザでカッコいい陣内です。暴論が結果オーライになってしまっている点にムリがあります。(暗がりからいきなり父親を殴ってスッキリするかなあ?)ただ、生れながら盲目永瀬の心理描写は、盲目=目が見えないだけで終わらせない、如何にその人たちが他の感覚を研ぎ澄ませているかを緻密に描写出来ていました。視覚として見えている私達以上に「見えている」描写などは、取材されたのか?それとも想像力が豊かなのか?井坂さんの才能に驚きました。で、読後感ですが、どの話も展開やオチが巧み過ぎて、「なるほど」がすんなり心に沁みませんでした。 | ||||
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いつも通りの心地よいテンポで話が進み、一気に読み終えました。飛行機など移動中におすすめ。 | ||||
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伊坂幸太郎さんならではの面白さを追求した作品、というのが全体的な感想。 日常風景の描写の中にちょっとした謎を忍び込ませるという手法が全五編で共通して用いられているが、それらを面白く描けるのは、秀逸なセリフ回しやテンポ感のおかげだろう。 本作は連作短編集とうたわれているが、各編ごとのつながりはあまりないため、一つ一つが独立したものとして読んでもまったく問題ない。『ステップファザー・ステップ』と同じで、気軽に楽しめる類の短編集だ。「日常の中に潜む謎」というコンセプトも似通っている。 僕は『ステップファザー・ステップ』も伊坂さんの作風も大好物なので、『チルドレン』はまさに一粒で二度おいしい小説だった。 肝心の中身についてだが、どれも短い中で最大級の面白さがある。 何気ない日常があり、 少し引っかかる出来事が起き、 常識はずれな真相が明かされる。 全編通してこの展開で、オチはどれも「やられたッ!」とうならせてくれるものばかりだ。 個人的には『チルドレンⅠ』が一番好み。 肩の力を抜いて楽しめるが、その裏には周到な計算が隠されているのだと痛感する。 | ||||
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家庭裁判所調査官が主役の連作短編小説との前知識で読み始めたところ、最初の1話目が銀行強盗に巻き込まれる学生らの話で、えっどういうこと?と思いながら2話目を読むと、1話目は、家裁調査官となった陣内の学生時代に遭遇した話であったことが分かります。 この1話目と2話目はミステリー的要素が強く、期待していたものとちょっと違っていたのですが、その後も調査官となって活躍する陣内と、それから十数年前の時代を描いた短編とを交互に配列することで、全体として一つの長編小説としても成立しているという、伊坂幸太郎らしい巧い構成となっています。 特に秀悦だったのは4話目の「チルドレンⅡ」。 陣内の裁判所での同僚で、夫婦関係調整調停事件に携わる武藤の視点で描かれるこのお話では、陣内が携わる少年事件の少年が見事なリンクをみせ、感動的な終着点をみせます。 そして、このお話で居酒屋で酔っ払いに「犯罪を犯したダメな少年を更生させるなんて奇跡みたいなもんだ」と絡まれた際の陣内の次の言葉が圧巻です。 「俺たちの仕事はそれだ。俺たちは奇跡を起こすんだ」 少年犯罪は再犯率が高い。 一見見た目普通で頭のいい不良少年は、大人の前では殊勝な態度をみせ、専門的知見を持つ家庭裁判所調査官でさえ信用させてしまう。 したがって「家裁の調査官がサラリーマンよりも多く経験できるのは裏切られること」だという。 それでも「奇跡を起こすんだ」との陣内の言葉は圧巻です。 個人的に好きなのはラストを飾る「イン」。 陣内が家庭裁判所調査官になる前の時代を描くこのパートでは、陣内と偶然知り合いとなった盲目の青年永瀬の視点で語られるのですが、彼が付き合う女性優子が永瀬の目となって周りの状況を説明する場面がとても良いのです。彼女の説明で読んでいるこちら側にも穏やかな休日の情景が目に浮かび、なんとも心地が良いです。 なにげない時間の経過なのに、すごく特別な時間が流れている、「この特別な時間ができるだけ長く続けばいいな」と思う永瀬の気持ちはよくわかります。 最初はどうかと思った本書ですが、全体としてみると心地よい作品でしたので、つぎは「サブマリン」を読んでみたいと思います。 | ||||
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数ある伊坂作品の中でもずっと持っておきたい、大好きな物語です。もちろん全て手元に置いておきたいですが、一番好きな作品はと聞かれたらチルドレンと答えますね ! | ||||
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本の間に虫とか食べかすとかいっぱい挟まってて、ストーリー自体は面白かったのにソッコー捨てました。 Amazonで中古はよく買うけどあんなに酷い状態のものが届いたのは初めててビックリした。 | ||||
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サブマリンを先に読んで感動したので慌ててこちらを入手(新品がなくて仕方なく中古で)購入、読みました。陣内、最高!空気呼んてなんぼ、の息苦しい日本に、陣内さんがもっと増えたらいいなあ。 親との関係にちょっとしんどさを感じてる人、これから親になる人、少年犯罪者にも死刑を、なんて考えてる人に是非読んでもらいたい。 | ||||
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不思議で透明感あふれる物語。遠い日への郷愁も感じさせてくれる。登場人物のキャラクターも魅力的。主人公?の陣内のわけわからん正義感?はもちろん、盲目の青年永瀬君がうんといい。彼の登場場面は事件の渦中にあっても静謐な空気の中にある。盲目であるという大きな機能の喪失が彼を一歩引いて感じる存在にしているのかな。トリッキーないくつかの物語が約10年ほどの時を前後しながら語られていく。が、主題はそれぞれのトリックではなく、その中で刻まれる青年たちの彫像なのかな? | ||||
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陣内は声が大きく、自分の考えに絶対の自信を持ち、人当たりが強く、誰に対しても平等に振舞い、頑固。家庭裁判所調査官を生業にしているロックバンドマンだ。しかし彼は憎めないキャラクターで、付いてくる人間も多い。 そんな彼の周りで起きた不可解な出来事が、短編形式で書かれている。短編ではあるが、全編繋がっている。それぞれの章に別の章との繋がりがおき、最終的にすべてのもやもやが晴れるような仕組みとなっていて楽しい。 本のジャンルとしてはミステリーだろうか。陣内の周りで起きた変な事象が陣内により更に掻き回され、予測不能な事態を生み出す。その展開が読んでいて面白い。 | ||||
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爽やかで綺麗なストーリーでした。 陣内にはとてもなれないけど、陣内の凄さを理解でき、素直に受け入れ、 そして対等につきあえる。 そんな大人になりたいなと感じました。 最近の伊坂さんの小説には物足りなさや面倒臭さを感じることが多いのですが この頃の作品はいいですね。 | ||||
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伊坂作品の中で一番好きなシリーズ。伊坂作品らしいちょっと不思議な事件と個性が強い、だけどなぜかカッコいい陣内というキャラクター。読んだ後は胸がスッとする。 | ||||
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短編の物語ですが、全てを読み終えた後一つの物語として感じることの出来る作品。 以下に本の内容(ストーリーではなく、えがき方を書いておきますので、自分にあった小説かの参考に) ・主人公(語り手)がかわるので、苦手な方にはオススメしません。 ・主人公視点では物語がその都度完結しますが、短編のおのおのに出てきた人物達が最期どうなったのかえがかれていないので、、そういうのにモヤモヤ感がでてくる人にもオススメできません。 ・何気なかった文章が伏線になっていたりし、そういう伏線回収による驚きや、ニヤリ感が好きな人にオススメです。 | ||||
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「奇跡を起こす男」陣内を技巧を凝らした短編連作で描き出した傑作。1人称だが全て違う人物が、時系列もバラバラで語ると言う趣向で、ただ1人語らない陣内と言う人物が、この職業に就つに至った経緯が鮮やかに浮き出される。初の短編集で、既にこの小説作りの巧さを見せる井坂幸太郎に感心。 | ||||
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小説が苦手な僕でも面白く読めました。短編なのによくできている内容で全て面白かった。 さすが伊坂幸太郎さん。 | ||||
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伊坂さんの本はどれも面白い 独特の雰囲気があって 悪い人?変わった人が実はいいやつで 仮面をかぶったいいやつ偽善者 (自分自身を含めて)グサッとくる そして なぜか 読んでもすぐ内容を忘れてしまう(個人的な問題かもしれないが) そこもいい いつ読んでも新鮮な気持ちで 楽しめる | ||||
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それぞれ繋がりのある短編集。すごくいいじゃないですか。さすがです。 | ||||
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私にとってはそんなに面白くなかったです。 陣内という男性を中心とした5つの短編があるのですが、陣内に周りの人が振り回されているだけで、結局陣内って迷惑な人だなという感想以外浮かんできません。 陣内という人が家庭裁判所の調査官をやっているので、調査官がどんな仕事か知ることができたのはよかったです。 が、それ以外はミステリーとしても、最後の謎が分かっても「それで?」という感じでスッキリしないし、家庭裁判所を描いた小説としても中途半端だし・・、 なんかお仕事小説では絶対ないし・・。 最初に家庭裁判所が出てきたときは引き込まれ、面白いかなと思って最後まで読みましたが、イマイチな作品でした。 | ||||
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なんと言っても、登場人物が魅力的。 陣内という男 なんと言うか、生き方が格好良い 格好悪いんだけど、格好良い。 ストーリー展開も小気味良く、伊坂節も炸裂します。 | ||||
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登場人物一人ひとりのキャラクター、特に濃いキャラクターである陣内を中心に描かれるやりとり、世界観が面白い。ほのぼのとした気持ちになりながら、予想できない展開にわくわくする。時間を忘れて読んでしまいました。 | ||||
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