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(短編集)
チルドレン
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チルドレンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.37pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全234件 81~100 5/12ページ
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なぜ盲目の青年が突然ホームズばりの推理を始めるのかはなはだ疑問 | ||||
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バンク・・・鴨居が語る銀行強盗の人質になった話 チルドレン・・・武藤が担当した少年と父親の話 レトリーバー・・・優子が回想する時間の止まった駅前の話 チルドレンU・・・武藤が目撃した離婚調停で起きた奇跡の話 イン・・・永瀬が感じとったデパート屋上での話 回想だったり現在だったり、各話は時制の違うエピソードでありながら、最後には辻褄が合ってしまうところが、いかにも伊坂さんっぽい構成の巧さです。 それぞれの話に絡んでいる家庭裁判所の調査官、陣内さん。独善的で常識外れな行動、周囲に迷惑をかけまくり、みんなから呆れられながらも憎めない不思議な人物なのです。 彼が言った「そもそも、大人が恰好良ければ、子供はぐれねえんだよ」は名言です。 爽快な気分になる読後感が、これまで読んだ伊坂さんの作品のなかでも特に気に入っています。 | ||||
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「そもそも、大人が格好良ければ、子供はぐれねぇもんだよ。」 自己中心的な陣内の名言。 子供は、親や大人に感動して育つと思う。 現実は、失望してグレるか、グレなくとも生きる意欲に欠けるかだ。 彼を中心とした五つの短編が、微妙に繋がり面白い。 陣内は、主人公ではない。アクの強い家裁調査官。 暴言、ときに、暴力、しかし、人を引き寄せる。 なんでもお見通しなのか? 「適当でいいんだよ」と言いつつ、少年たちへの愛や期待を感じる台詞。 子供の頃に感じた父親へ反骨心から来るものか? 「俺たちは奇跡を起こすんだ」 何度も騙されても、少年たちが更正することを期待して。 冴えない父親を軽蔑していた年長少年が、ライブハウスで感動したボーカル。 それは父だった。 ニクイ展開にニヤリ。伊坂ワールドがたまらない。 彼を通じて、著者の人生観を語っているのように感じた。 「道徳は便宜の異名である」 芥川龍之介『侏儒の言葉』を読めば、陣内に近くなれるかもしれない。 | ||||
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伊坂さんの不思議で普通じゃない感じの雰囲気が好きなので、タイトルから普通さが漂うこの作品にあまり興味がなく読み始めました。 はじめは主人公が横暴に感じてあまり好感が持てませんでしたが、読み進めていくと横暴だけど「許せちゃう」という気分になりました。 その他のキャラクターも個性があって、人間味があって好きです。 それぞれのセリフも印象的なものが多いし、こんな作品を書ける伊坂さんを心からすごいなーと思いながら読みました。 短編集だけどそれぞれが繋がっていて、最後には長編として納得して読み終えることができました。 基本的に「この本好きだけど、全部好き!」って作品があんまりないのですが、この作品は人が死なないし、日常的な感じ(内容?出来事は非日常ではあるけど)もキャラもストーリーもセリフも、全てが気に入りました☆ 自分も恰好の良い大人になりたいなーと思います(*'∇`*) | ||||
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登場人物も、セリフも、ストーリーも、構成も。 全てが何気なく、おかしく、鋭く、心地いい。 これが、伊坂光太郎作品か!と感動しました。 不自然な動作や謎をいくつも残していって、最後に「実は・・・」ってのを持ってくるこの爽快感! 読了後の軽やかな気持ちはくせになりそうです。 | ||||
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ボケと突っ込みのような、自然な会話のやりとりが好きです。 面白かった。 | ||||
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伊坂さんの作品。 ほんわかしてました。 心がほわほわします。 好きです。 こういう話。 | ||||
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陣内のような口が達者でうるさい人って 普通だったらウザ〜ってなるのに、 こんなにも人に幸せを与える力を持っているのは やっぱり人間性ってやつでしょうか〜。 頭で考えるのではなく、本能で生きると こういう人間関係ができるのかな。 基本的にイヤな人(作品中の必要悪的存在)がいない 伊坂作品は読後幸せになれます。 | ||||
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つい何回も読んでしまう作品です。 捉えどころのない陣内から発せられる言葉一つ一つにフッと笑いながらもなるほどなーと思わされます。 伊坂さんの描くキャラって変なやつで、若干面倒くさいんですが(笑) 格好いいんです その変なギャップに私は毎回やられてます! このチルドレンはまさに! いつか陣内みたいな人にであってみたいです! | ||||
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出版より大分遅れましたが、伊坂さんのファンとなり本をそろえ始めました。 全体に出てくる陣内。 陣内の友人たちが語る陣内。 個性的で、なぜか結果オーライになってしまう不思議な魅力的な人です。 こんな台詞、私などでは思いつかないという言葉を返してきます。 陣内さんのライブに行ってみたいと本気で思いました。 ギターの音も想像できます。 ライブハウスでの奇跡に涙がこぼれました。 人質になっているときに陣内が歌ったビートルズの「ヘイジュード」。 本を読んでいるのに音楽を聴いているようでした。 久しぶりにじっくり聞きたくなってビートルズのCDを買いました。 流石伊坂さん。 裏切らない素敵な作品だと思います。 是非読んで欲しいなと思います。 | ||||
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心が穏やかになりました。 どちらかとゆうと長編好きですが、こんな短編はありです。 陣内みたいな人が世の中には多少必要だと思う。 それは自分ではないからちょっと羨ましい。 | ||||
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まぁ、よく出来てはいますが、こんなものなんでしょうか、伊坂作品というのは。。。 正直、期待ほどではありませんでした。 | ||||
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テンポよく進む話で、さらっと読めるにもかかわらず、内容があってとてもおもしろかったです。 | ||||
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ヤッパリ面白いです。パッチワークみたいよね。一つ一つシッカリしたお話なのに最後まで読むと大きなまとまりになっているのが楽しい。井坂先生の作品はどれも最後のページまで気が抜けないです。今回は[おしゃべりするかかし]のフレーズを見つけられなかったのが残念。 | ||||
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感動もしないし、あっさりと読み終えてしまったけど、まあこんな話にこんな奴がいてもいいかなと思える登場人物が出てくるので、まあ楽しかったです。 | ||||
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最初が銀行強盗の人質として 出会う若者たち 未来へ 過去へ 場所も 移動する話だが 飽きさせないのは さすが 人気作家。 短編集をあつめたものなので 途中で休んでも 読み続けるのに 苦労いらずです。 | ||||
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おもしろかった。 手に取って、すらすら読める。入り込みやすい。そして身近な感じ。いい気分になれる。 良質なポップミュージックのような小説ですね。 | ||||
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登場する人や犬までものキャラが立っていて 面白いです。 立場によって語り口が違うと言う 短編がリンクしていく長編のような話。 大学時代に戻りたくなったりするし…。 何より 陣内さんの"普通さ"の キャラ。 そして 迷惑なのだけれど 私は好きです こう言う人。 楽しいなぁ…って読んでいける日本の作家は 個人的に今少ないので(楽しい=Jokeと言う意味ではないです) これからも ぴったり 伊坂さんから目を離さないで行きたいです。 伊坂さん大好きです。 | ||||
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物語が面白く前後していて、短編が見事 長編になっていて 面白いですね。 さすが伊坂幸太郎ワールドです。 どっぷりつかりました。 陣内君 はちゃめちゃだけど、馬鹿正直 でカッコいいし、こんな人がほんとうに いたらなあと。 「奇跡を起こす」物語でした。 | ||||
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さいきんは高橋源一郎さんばりに(?)メモをとりながら本を読むのですが、この作品はメモを取らずに読みました。もちろん、気になったところに線は引くのですが。 短編連作、の作品でしょうか。伊坂さんじしんも「これは短編集というよりも一冊の長編として読んでもらえれば」と云っています。 一篇一篇主人公がちがいます。はじめは、人畜無害の大学生の「鴨居」。次は、裁判調査課の「武藤」。次は、かわいく嫉妬深い「優子」。次は、またもとにもどって「武藤」。さいごは、目が見えない「陣内」。 時間設定も、いろいろさまざま。 さいきん小説は伊坂さんの作品ばかり読み、かつ、感想も書いているので、あまり云うこともなくなってきてしまいました。ただし、読んで損のない作品です、ほんと。 以上です。 | ||||
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