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狗神
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狗神の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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雌猫の性の喜びを奪いたくないと避妊手術をせず、産まれた仔猫を崖下に投げ捨てていた作家だけのことはある。 性とド畜生の織りなすどす黒い情欲のお話(一応褒めてます)。 | ||||
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狗神という設定、中盤以降明かされる主人公を取り巻く男性関係などは まさに退廃的で面白いのだが、閉鎖的な田舎描写がどうにもテンプレ気味で、 狗神がそこまで大暴れするわけでもないというのがやや肩透かし、 盛り上がってくるのが終盤の一族集結からとかなり遅いわりにラストはあっさりと どうにも設定を生かしきれているとは言い難い 面白い部分と不満な部分が半々な作品といったところだろうか せめてもう少し恋人の見せ場が欲しかった | ||||
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確かに全体の裏に隠れたからくりは、7章ですでに予感はあり、13章にまで至れば確信できてしまう。しかし、その骨組みがあるからどういう展開になり、最終的な決着を(善光寺でのプロローグへの対応も含めて)どうつけるのかというところが読みどころだと思う。 恋愛小説としての設定は、予感があったからこそかもしれないが、不自然には感じなかった。しかし、「狗神」自体(獣ではなく)はちゃちな感じがして、悪夢に出てくる赤ん坊の方がよっぽど怖いのは、バランス的にどうなのだろうか。クライマックスでのヒロイン美希の最終的な運命も、そうなる理由がわからないのが不満である。まあプロローグは、エピローグ部分を書きたいがための伏線だったのかと納得。 | ||||
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会話の訛が特に土佐の地方感を醸し出していて興味深い(東京者には特に)。主題の狗神と悪夢のアイデアは面白く、ヒロインの日々の生活に対する穏やかな不満と諦めが共感を呼ぶ。しかし最終場面の超非現実的な現象やパッチワークの様な辻褄の合い方は、私には合成的であまりしっくりこなかった。美味しい所を盗られた感じ。なぜか映画の「Mulholand Dr.」を思い出した(途中まで良い感じのミステリーで興味をそそるが、最後意味不明の下らない場面が全てをパーにした、というのが私のこの映画に対する感想。『狗神」ではそこまで劇的に失望はしなかったけれど)。 味は出ているので、筆者の他の著作も試してみようと思う。 | ||||
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エンターテイメント小説としては、おもしろかった。 読みやすいので電車などで読むにはいいと思う。 日本の土俗的な雰囲気は出ていたし、 狗神や和紙についての話も興味深かったけれど、 中途半端で消化不良な感じは残った。 あえて読みやすさを考えた上で、 深くまで追求しなかったのかもしれないけれど、、、。 残念なのは物語の流れが弱くて、 最後の部分でゾクッとするだけの怖さがなかったことかも。 初めて読んだ坂東作品だけれど、 他の作品を読みたいという気持ちにはさせてくれた。 | ||||
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