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フェニックスの弔鐘
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フェニックスの弔鐘の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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「剣の道殺人事件」……剣豪小説の第一人者・鳥羽亮氏の記念すべきデビュー作。衆人環視の剣道の試合中に発生した選手殺人事件。 目撃者数百人! 犯行時刻は秒単位で判明しており、容疑者も一人しかいない! しかし、その容疑者は犯行不可能&動機がないという、予想外の展開に。果たして、この容疑者は犯人なのか? そして、もし犯人だとしたら、小手を装着している手で、どうやって防具を着けている被害者を刺殺出来たのか? 難航する捜査の中、第二・第三の被害者が! 剣道という舞台設定だからこそ使える驚愕のトリックと、悲しき犯行動機が衝撃的です。前々年受賞のスポーツ・ミステリー「白色の残像」よりも遥かに後味が悪い(「白色の残像」は爽やかなラストだったのですが)今作の印象は、陰鬱な究道精神と関係しているようです。 「フェニックスの弔鐘」……「プラハからの道化たち」や「川の深さは」に繋がる、国家意識と生きる人間の在り方をテーマに据えたサスペンスミステリーです。いわゆる推理小説ではない。この作品は、江戸川乱歩史上最大の被害者数を記録することとなる作品です。スケールが段違い。 正義と悪ではなく、どちらも「我こそは正義」と考えるからこそ起こりうる悲劇を生々しく描いています。 | ||||
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