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図書館の殺人
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図書館の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.57pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全22件 1~20 1/2ページ
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このシリーズは、どれもこれも楽しい。 だらけた人間が天才と言うのがたまらない。 裏染君の活躍がもっとみたいです。 もう、裏染シリーズは書かないのでしょうか…? | ||||
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図書館で起きる殺人事件。 いつもの通り?仙堂警部たちの要請により、期末試験にも関わらず捜査に参加することになる天馬たち。 その裏で柚乃ちゃんは天馬の過去に迫るが... 期末試験に絡んでちょっとした事件があったり、あの彼女がイメチェンして登場したりも。 天馬の過去、中学時代に何があったのか。 それを知るのは本人と香織ちゃんと親父殿だけ? 殺人事件は色々と情報に振り回されながら、意外な結末にたどり着くも。 動機、それが動機になり得るのだろうか。 少々の疑問と大きな謎を残して終了。 持ち越し? 柚乃ちゃんたちの言い回しが可愛らしくも面白いなと。 あと、タイトルの付け方は... 元ネタ全てわかるの凄いのかなと。 | ||||
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天馬はんも、なかなかに好き者ですな〜、柚乃っちに、ワンちゃんスタイル(4TB)に死体役を強要したり、パンチラ拝んで、グーパン喰らったりとか。 性格はグダグダながらも、頭は切れるから試験はデキると、まぁ~、通常は嫌われキャラのはずが、警察からの信頼?はアツい。 さらに、なんだかんだで、かわゆい系女子が蜜に群がるように集まる。 謎のフェロモンでも、放出してる? なぜ、勘当されたのか? なぜ、もう恋なんてしないのか? ホレた相手は? 自殺未遂した彼女とは? というミステリー感が、醸し出す香りに呼び寄せられるか。 愛息の不始末を嘆くより、我が身の犯罪を隠蔽するために、さらなる飛躍???を誓う。 本来、守ろうという動機が、いつ、いかなる理由で不純に走ったのか? そもそも論の始まりは、嫉妬からパクり騒動にまで発展したる一冊の小説。 ある意味、類まれなる才能は罪つくり。 ショタコン梅頭、袴田兄に対する査定厳しめ・・・吊り橋効果で若干あがりかけたりも。 でも、あくまで裏染オシ? それよりも、黒い噂(エロい噂)が絶えない鏡華さんを推したい。 いつから、柚乃っちの奴隷になったの? | ||||
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『体育館の殺人』→『水族館の殺人』→『風ヶ丘五十円玉祭りの謎』とシリーズを刊行順に読んできて(その読み順は正解でした)、本書もとても読みごたえがありました。 ただ、前三冊と違い、★をひとつ減らしたのは、犯人の動機に納得がいかなかったのと、犯人確定の〈第五の条件〉を裏染(うらぞめ)が手に入れる場面、そのどの辺りで裏染が天啓を得たのかが分かりづらかったこと、この二点によってです。 嬉しかったのは、城峰有紗(しろみね ありさ)が手にした文庫本(タイトルは明記されていませんが、これは、ケストナーの『雪の中の三人男』創元推理文庫です)のことを、裏染が《「その本はめちゃくちゃ面白いから、もっと楽しそうな顔で逃避しろ」》p.206 と言うところ。昔読んで気に入ったこの本を、作中の人物が誉めるのを聞いて、思わずにんまりしちゃいました。 ああ。これで、今現在刊行されている〈裏染シリーズ〉は、すべて読んでしまいました。 登場人物たちにかなり愛着を感じてますし、宙ぶらりんのままのエピソードもあるので、一日も早く、シリーズの【シーズン2】が始まることを願っています。 | ||||
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いつもながら変り者の探偵にありがちな「犯人が分かれば動機なんてどうでもいい」とばかりに、動機の面では一般の読者にはピンと来ないが(「体育館の殺人」はまだ納得は出来るが)、それでもやはり面白さがそれを上回る。登場する高校生達がそれぞれキャラが立ち皆生き生きと描かれ、文章も読みやすいからだろうか。解決編では今回は趣向を変え、先に犯人が逮捕され、その後解説。天馬の考察過程を最初から延々と読まされるのは正直まどろっこしい(しかも最初に書かれている間取り図は今回もそれほど役に立たず、事件現場の見取図で話が展開されるし)。そこは相変わらず。まぁそれで天馬の奇行の意味が分かるから跳ばさず読むのだが。また後付けとはいえ天馬(と加織)の過去や忍切VS佐川のライバル同士の勝負の行方等等の伏線に釣られ、次回作が出たらまた読むのだろう。それと、この作品にはなぜ3年生がほとんど出て来ないのだろう?受験生だからか? あと、自称ミステリー評論家の上からレビューが散見されるが…今回に関して言えば事件は衝動的なものであり犯人もプロとは程遠い、なのにそこに巧妙なトリックを求めるのはお門違いな気がするのだが…その矛盾には気づかないのだろうか?自称とはいえミステリー評論家なのに。 | ||||
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裏染シリーズ5冊目がなかなか出ないので、再読してみた。 やっぱりよくできた本格推理青春小説である。 裏染の過去に何があったのか興味はつきない。 | ||||
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主人公の奇想天外な行動も楽しいが、恋バナな話しもあり。最後の終わり方が次回に繋がるかと思うけど、まだ次が出て来ないですね。 | ||||
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「体育館の殺人」「水族館の殺人」に続く裏染天馬シリーズの長編第3弾。高校2年生のくせに百人一首部部屋を住まいにしてぐうたら生活をしているが、定期テストではいつも学年1位、警察に協力して事件を解決してしまうという天才肌の天馬。今回も地域の図書館で起きた殺人事件を解決することになる。視点はおおよそ1年生の袴田柚乃だが、周りの同級生や2年生、警察の仙堂警部、柚乃の兄の袴田優作刑事などとの絡みが面白い。仙堂の部下の梅頭咲子刑事も年下好みの変態で面白いし、卓球部の佐川奈緒部長や他校のライバルの忍切蝶子も「それは重畳」なんて言うやつで目立っているし、天馬の妹も個性的だ。高校はちょうど期末テストの時期で、それも絡んで何やかやで楽しい。あっ、殺人事件はどうかというと天馬が緻密な推理で詰めていく。この辺の描写も手抜かりがない。ただねえ、殺人の動機だけはどうも納得がいかない。従兄が殺された図書委員長の城峰有紗がかわいそうなのだが、思ったほどダメージを受けていないか。天馬とちょっと親しくなったりしたしね。 | ||||
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トリックや話の運びはいいんです。 推理以外のところも面白いからいいんです。 犯人もまあいいんです。 でも、やっぱり動機がいまひとつよくわからないというか、 納得いかないというか。 新本格ムーブメント以降のミステリにはNGワードなのかも しれませんが、やっぱり言いたい。 「そんな理由で殺す?殺人という一線超えられる?」と。 | ||||
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本日到着しました。状態も凄く良くで中古品には見えません。 ありがとうございます。 また利用させていただきます。 | ||||
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裏染くんシリーズの第4弾。 長編としては「体育館」「水族館」に続いての「図書館」である。 例によって神奈川県立風が丘高校の周辺で殺人事件が勃発。レギュラーメンバ-である県警の刑事をはじめ、面白おかしい面々が事件の謎に挑むのだが・・・という話。この作品も、高校生のみなさんが例によって飛ばしまくっているさまが楽しい、というのに尽きる。途中何度も吹き出しそうになりながら楽しく読み終えることができた。全体の構成も奇をてらったりすることなく、ちゃんと時間軸に沿った地の文が並んでいるので、謎に挑む(つもりの)読者側としても安心して読み進められるのだ。 本作にも、例によって「読者への挑戦」が挿入されている。これもある意味でみどころ。ちょっと都合の良すぎる偶然やら、わざとらしい伏線やら、文章で説明されても全然わからん事実とか、警察官の言動がさすがに不自然すぎるとか、突っ込みどころはいろいろとありますが、もうこれはナンセンスとライトノベルの皮をかぶせた論理パズル、ということで良さそう。 いやほんと楽しい。次作も期待してしまいます。 | ||||
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中々面白いです。高校生の風変わりな探偵君と女子高生の助手のコンビが事件を解決します。意表をつく展開にも注目。 | ||||
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とても楽しく読破しました。 このシリーズは順番に読んでいっていますが、すべての作品で情景を想像できるほど、描写されているところがとても気に入っています。 トリックも楽しくてオススメの一冊かと思います。 | ||||
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乱読が祟り、何を読んでも同じような読後感しかなくなり この15年ほど一切ミステリーを読むのを封印していましたが 久しぶりに読んだのがこのシリーズです。 主人公の変人ぶり等はミステリーの王道なんで 特に新奇さはないのですが、今の時代、学園物は こういう風にキャラクター設定していくのかと思った次第です。 この手のミステリーに殺人の動機が弱いと言ってもロジックを 読ませる作品なんで問題ないかとは思うんですが、 さすがに4作目(長編3作目)で作者の執筆スタンスを理解していると、 ロジックが分からなくても犯人はすぐわかっちゃんですよね。 この作品も他のミステリーの読書経験がある程度あって、 第一作から読んでると犯人登場後早い段階で 「犯人分かったんですけど」になってしまうと思います。 (根拠なしだったんですが犯人は結局やっぱりな、でした。) 絶滅寸前の二時間ドラマで「犯人」、「怪しいやつ」が新聞のラテ欄 の出演者を見ただけで分かってしまうのと同じですかね。 次は少し変化球求むです。 映像化はどうなんでしょう。もう少し原作がたまってからですかね。 読んでる限りでは作者の趣味か、女子生徒が美少女だらけなんで 主人公を含めて配役が大変そうです。笑。 『水族館の殺人』が映像化のネックになるとは思いますが。 | ||||
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風ヶ丘高校を舞台に、校内の部室に住む高校生、裏染天馬を探偵役とするシリーズの第3作。 第1作の「体育館の殺人」は、鮎川哲也賞を受賞した、著者のデビュー作ですが、当初、地味目な題名に期待半分で読んでみたのが正直なところ。 しかし、そのロジックを主体とした堂々たる本格ミステリとしての出来映えに、出版社側が評する「若き平成のエラリー・クイーン」という言葉に偽りはない、と感じたものでした。 今回は、図書館が舞台ですが、学校内ではなく、風ヶ丘にある公立図書館という設定。 ここで、殺人が起こるのですが、死体の傍らには、2つのダイイング・メッセージが…。 ダイイング・メッセージと言えば、エラリー・クイーンが得意とするところですが、現代のエラリー・クイーンがその期待にどのように応えるのか、読む前から楽しみでした。 派手なトリックや仕掛けがある訳ではないけれど、些細なヒントからロジックによって、犯人を絞り込むという作風は、第2作の「水族館の殺人」でも活かされていたこともあり、今回はどんな推理が繰り出されるのか…。 その結果は、期待どおりの出来でした。 このシリーズ、クイーンの国名シリーズにあやかって、9作までは書いてほしい、と熱望します。 ところで、本シリーズ、個人的に馴染みやすい環境にあります。 舞台となっている風ヶ丘。著者が神奈川県出身であるということで、神奈川県立の○○ケ丘高校がモデルではないか、と第1作を読んだ時から思っていたのですが、本作品ではこんな記述があります。 「海老鉄線とは横浜から海老名までを結んでいる私鉄のことだ。」 そして、風ヶ丘はこの沿線にあるというのです。 じつは、横浜と海老名を結ぶ、相鉄線という鉄道が実在します。 そして、その沿線には、前述の○○ヶ丘という駅があり、その名を冠した県立高校が存在しています。 著者は、恐らく、この神奈川県立○○ケ丘高校の出身なのでしょう。 (○○に何が入るかは、興味のある方はネットで検索してみてください。) 私は○○ケ丘高校出身ではありませんが、横浜市在住ですので、土地勘があります。 そこを舞台に書かれた小説ということで、馴染みを感じている次第です。 本作品は、シリーズの第1作、第2作に引き続き、本格ミステリの醍醐味を感じさせる佳作として、オススメします。 | ||||
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学園ホームズもの。登場人物の日常が楽しく読める。 本格推理ものではあるが、そちらの魅力はそれほど感じなかった。中盤がやや長く感じた。終盤の、本を持ち出した動機などが、私の浅い読みでは分からなかった。しかし、登場人物のキャラが面白く読める。 初めて著者、非常に若いので驚いた、の作品を読んだが、他のものも読んでみたくなるレベルだ。 | ||||
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裏染天馬シリーズ長編第三作。今回は図書館で起きた殺人事件。ダイイングメッセージや血痕、被害者が持っていたカッターのわずかに欠けた刃…などから犯人を絞り込んでいく。 相変わらずこの検証の過程が面白い。一見怪しい行動にしか見えなくても後に『ああ、そういうことだったか』と分かる。 捜査と同時進行の、期末試験の行く末も気になる。 シリーズとしては今後裏染の『校内に住み続ける理由』が何なのか、柚乃の調査を見守りたい。 ただ一つ、動機がはっきりしないのが心残り。あの犯人があの被害者を殺害するには、強烈な『何か』があるべきだと思うのだが。そこは青春ミステリとして濁したのか。ただ前作の「水族館の殺人」では結構グロいこともしていたような気がするが。 | ||||
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鮎川賞受賞の体育館の殺人、2作目の水族館の殺人から続く館シリーズの3作目の長編である。 今回は図書館が舞台となるが、前2作と比べると構成がシンプルになり、より本格ミステリー志向が強まっている。 平成のエラリークイーンというキャッチコピーの通りに、論理による思考による犯人を絞っていく過程が本格推理の醍醐味を味あわせてくれる。 よく考えるといくらでも反論できそうな綱渡りの論理なのだが、小説内で筋が通っていればそれで良しとすればよい。 ただ、被害者の行動の発端になるある図書館内での行為が別にそれが発覚しても別に罪になるとは思えないのであるが、その行為を周囲が皆異常に深刻に扱っているのがややリアリティに欠ける面は否めないだろう。 完全にトリックとプロットに合わせるための殺人動機という感じがする。 まあ、このリアリティのなさも本格ミステリーらしさということで解釈すればいいだろう。 ミステリーとしては一定の縛りがある方が面白いので、今後も公民館や博物館や映画館などを舞台にして続編を書いてもらいたい。秘宝館の殺人なんてのはどうだろうか・・・・。 | ||||
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裏染天馬の4作目だが、個人的には本作が最も面白かった。 堂々たる天馬の引っ張り出し方にしても、柚乃たちの一見リアルなようで、ちょっと変な高校生活にしても、ある種の開き直りが感じられ、より本格ミステリーらしくなってきた。 舞台は図書館だが、学校内の図書室もそれなりの役割を果たしていて、本好きにも楽しい。天馬と柚乃の微妙な関係も板に付いてきた。柚乃が探ろうとする天馬の中学時代の秘密は、果たしていつ明かされるのか分からないが、それも楽しみになってきた。 細かい推理は楽しいが、殺人の動機はイマイチ。 | ||||
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久しぶりに本格的な謎解きミステリーを読んだ。読んでいて楽しい楽しい。作品としては、「金田一少年の事件簿」を彷彿とさせる高校生探偵(正確には探偵ではなく警察のアドバイザーだけど)が見事な推理で謎を解くもの。高校生が主役となる風景は爽やかで、なんかこそばゆい感じもする。そこも作品の味のひとつだ。 青崎有吾さんの作品は本書が初めて。シリーズ物だけど、前作を読んでいなくても楽しめる。これを機に「体育館の殺人」や「水族館の殺人」も読んでみようと思った。 | ||||
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