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(短編集)
世にも奇妙な君物語
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世にも奇妙な君物語の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.32pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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世にも奇妙な物語。 もうだいぶ長く続いている番組ですよね。Wikipediaで見ると、何と1990年から続いているようです。タモリを案内役に配し、世の中のちょっとした不思議やホラーのテイストをフィーチャーした作品が斬新でありました。 著者の朝井氏はこの番組が大好きなようで、その番組へのオマージュ的作品です。でも言い方を変えると、好きすぎて自作した!ということのようです。いやはや「好き」のパワーってすごいですね。 ・・・ さて作品は5つの短編からなります。 シェアハウスさない・・・とあるシェアハウスに潜入したライターの女性。そのシェアハウスはライターの女性以外どうも奇妙な連帯があるように見える。彼らが抱えるものとは…。 リア充裁判・・・コミュニケーション能力を金科玉条とする近未来のディストピア的舞台。からなずSNSで自己アピール、友達と積極的につながる等々。多様な価値観が抑圧された息苦しさを描写する筆致は秀逸。 立て! 金次郎・・・幼稚園の熱血教師、金次郎の熱(苦し)いモンペとの格闘がベースライン。最後に金次郎の思いが通じ、うるさがたのママも金次郎の運動会での采配に感動したかに見えたが…。 13・5文字しか集中して読めな・・・ネット記事ライター香織とその家族の話。陳腐で浅薄な記事について自己正当化を必死でする一方、子供の直喜はそんな頑張る母親を心から尊敬する。ツイストは授業参観での直喜の行動なのですが…。私はこちらの作品が激押し。 脇役バトルロワイヤル・・・いつも脇役しか与えられない役者たちが、とある舞台のオーディションで一室に集められる。しかし待てど暮らせどオーディションは始まらない。これはいったい何なのか?? どれもゾクっとくるツイストが随所に潜んでいます。私は「13・5文字しか集中して読めな」が好きです。自分の価値観とのずれを感じながらも仕事をするって、まあ必要だし大事な場合もありますが、心の声に耳を傾けないと、時に大惨事になりうるというような教訓じみた帰結を導き出したくなるお話でした。ゾクゾク。 ・・・ ということで朝井作品でした。 短編集ということもありますし、朝井版「世にも~」でもありますので、肩の凝らない読書ができると思います。 ちょっと隙間時間に読書がしたい、気分転換をしたい、というような方には喜んで読んでもらえる作品なのではないでしょうか。 | ||||
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第1話、2話はまだ良かったけど、あとの方は私には合わない話でした。というか、この本前に一度読んでる? | ||||
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4話までの独立した話が第5話で繋がるようになっています。 どれも読んでいるときは面白いしです、最終第5話も凝っているなあと感じました。 でも、映像ほどのインパクトないですし、1話を除くと奇妙さはそう強くないです。 5話の主役と脇役との位置付け勉強になり暫く印象に残ると思います。unlimitedで読んだので暇つぶしのはちょうど良かったです。 | ||||
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面白いのだが、売りのオチが、全て人の悪意に落とし込んでいるようで、あまり気持ちよくない。 これは、若さかなぁ。 私も若い頃に読んでいたら、このシニカルなオチをもっと楽しめたかも、と思ってしまう。 最後の話は、オチまでで楽しめた。 それから、幼稚園児や小学3年生が出てくるけど、ちょっと年齢的に無理がある。 いくらませていたり、頭のいい子でも、年相応な発言や思考から逸脱しているのではないか。 これは、他の朝井リョウ作品でも感じた事だ。 大人になってから思うと、自分の幼い頃の思考が理屈として頭の中で整理されるから、幼くてもこんなふうに考えられると思うものだが、年齢なりの発言や思考回路を、もう少し慎重に描いてほしい。 | ||||
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朝井先生の本なので、意外性のあるおもしろさを期待していましたが、オチがイマイチ盛り上がりに欠けるような...。つまらないわけではないですが。 | ||||
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テレビの「世にも奇妙な物語」が好きだから書いたと言われている作品です。作者の巧みな人間、社会の内面を描く特徴を残しながらテレビ番組のテイストで書かれています。短編五作品は、どれもきちんとオチがあって面白かったです | ||||
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文章の書き方は丁寧で読みやすかったです。4つの話は、そこそこ読める内容でした。例の番組と同様に起承転結の「結」を放り出しているのですが、その終わり方が番組ほど良くないので読後感はあまり良くありませんでした。最後の章にどうやって繋げるのかを楽しみにしていたけれど、更にそこで台無しになってしまって星3つになりました。 某ラジオ番組の書評コーナーで紹介されていたので興味をもって手に取りましたが、書評が上手すぎて、なおさら期待はずれでした。 好みもあるかと思いますが、私には一度読んだらもういいかな、という本でした。 | ||||
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「世にも奇妙な物語」の、もやもやが「一瞬にして全部分かる」って雰囲気は感じなかった。 やっぱりその辺は文章と映像って違うんだよなあ、と改めて分かった感じ…ってトコでした。 | ||||
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