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獣狩り
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獣狩りの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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原題は、死者の誕生日ということろでしょうか。 誘拐した子供が朽ちていく様を、その子の誕生日毎に親に送り付けてくるバースデーキラー。 主人公の刑事は自分の子供が被害者であることを隠して犯人逮捕に臨みます。 風変わりな女性の協力を得つつ、犯人を捕まえ正義の鉄槌を下すことができるのか、という話。 辛口の批評もありますが、個人的にはかなり好きです。 ローグ刑事と、しょちゅう嘔吐する協力者との掛け合いは、私として陰鬱とした作品の中では、ちょっとしたブレイクタイムもようなものに感じました。 またもう1人のキーパーソンの高利貸しも続編も含めて、良い味を出しています。 本シリーズは2作目まで出ていますが、3作目もあるようなので是非刊行して欲しいですね。 なお、同作者の「花崗岩の街 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ) 」もかなりお勧めです! 早川書房さんのせいで1作目しか読めませんけど。 | ||||
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近日続刊が発売予定であり、受賞作家であり、“掟破りの警察小説”という触れ込みに興味を抱いた。 他のレビュー評価は低かったが。 主人公アッシュ・ヘンダーソンは45歳。以前関わった事件の責任を取らされて、警部補から平巡査に降格している。長女は5年前から行方不明、妻とは離婚、借金取りに追われている生活。 未解決の猟奇的連続殺人事件に関わるにあたって、アリス・マクドナルドという心理学者で犯罪プロファイラーの女性と組むことになるが、これがまたウザくて変人である。 事件自体は、正体不明の犯人が13歳の誕生日を迎える少女を次々と拉致し時間をかけて惨殺し、その過程を写したものを毎年のバースディカードに収めて両親に送るというもの。 前半から違和感を感じたのは、アッシュの長女も巻き込まれている悲惨で緊迫した内容のはずなのに、合間に冗長な風景、食べ物、相棒女性の飲酒に伴う繰り返される嘔吐など、本筋とは無関係のどうでもいいことがかなり入ること。特に食事内容のことが最後まで頻繁に入り、この作者はよほど食べることが好きなのだろうか? 訳者あとがきに「どうにも嚙みあわないふたりの会話がユーモラスな味を出していて、作品全体のダークな雰囲気を和らげるのに役立っている」とある。しかし私はそれに同意できず。緊迫シーンのさなかでも的外れな発言や食べ物のことが入ったりするので、これほど深刻で凄惨な事件を作者は軽んじているのではないかと感じたほどだ。 アッシュは自分の娘も被害者であることを周囲に伝えていない。捜査に関わりたいことと、元妻の希望を失わせたくないという理由だが、これにも賛同できなかった。特に元妻は長女は家出したと思い込み、こき下ろしている。これでは長女があまりにもかわいそうだ。短絡的に家出と決めつける元妻もどうかと思うが。 登場人物たちはいずれも賢いと思えず、期待外れをかなり感じていたところに、終盤怒涛の展開。 犯人の動機には確かに「え?」と思うものはあったが、主人公の”掟破り”さには興味をそそるところもあり、読了時には続刊も読んでみようという気になってしまった。 | ||||
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この本の帯には、「緻密で丹念な描写」と書いてあります。私に言わせれば、無駄な描写でしょ。それは、本筋にまったく絡んでこない話でしょ。単なる原稿の枚数稼ぎしてるでしょ。というのがこの惹句に対する感想です。さらに帯には「あっと驚くどんでん返し」とも書いてあります。本当に驚きました。胸糞悪くなるような驚きです。こんな理由で、12歳の少女を12人も誘拐して拷問した上殺したんですか?と思いました。本当に後味の悪い結末です。主人公も最悪の性格です これは刑事ではありません。やくざも裸足で逃げ出すほどの極悪人です。平気で人を殺します。相棒になる犯罪心理学者も最悪です。まったく心理分析などしません。何の役にもたっていません。これなら犯罪心理学者という設定でなくとも良かったのではと思います。この女性犯罪心理学者は、対人恐怖症で密室恐怖症という設定にもなっています。これが、話の主筋になにか影響を及ぼすということはありません。そしてこの女性は、酒を飲んでしょっちゅう嘔吐しています。主役二人にまったく共感することができないのに620ページもの長丁場に付き合った自分の忍耐心に感心しています。いやー、時間勿体なかったなぁー。ほかに読むべき本が、たくさんあるのになぁー。もっと驚くべきことは、この主人公で続編が出ているらしいことです。作者の名前を記憶して 間違って買ったりしないように気をつけなくちゃいけないなと自戒しました。 | ||||
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