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銃・病原菌・鉄
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【この小説が収録されている参考書籍】
銃・病原菌・鉄の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.07pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全476件 281~300 15/24ページ
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| 非常に面白い。 現代の民族の分布は、各民族の能力の差が生み出したのか? 農耕民、狩猟、科学、宗教の歴史的な意味に違う視点が入る。 下巻も是非読みたい | ||||
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| 原書は、1997年の刊行で20年近く前のもの。 人類学や考古学では、近年クロマニヨン人とネアンデルタール人について、交配や共住があったという従来とまったく異なる研究成果なども発表されているので、本書の記述がかなり古く感じるのは否めない。 だが、人類学、考古学、動植物学、疫学など幅広い分野の研究を横断して、一つの仮説を提示してみせる著者の力量は優れたもので、一読の価値はあると思う。 本書はまず、現在の文明の発展の差、富の偏在は何によるものか、という問題提示から始まる。世界史の発展の差は、主に地理的要因によってもたらされるというのが著者の考えで、それをさまざまな分野の業績を引きながら検証している。世界史の発展に地理的、環境的要因が作用するというのは、ある意味当然のことだが、それが人種や社会制度、思想といった他の要因よりも決定的に重要だったというところに本書の主眼がある。 本書(翻訳書上巻)で展開されている理論を以下、簡単に要約してみる。 人類が最初に自力で狩猟生活から農耕社会へと移行した地域は、肥沃の三日月地帯など一部に限られていた。栽培化、家畜化が可能な野生種は偏在していて、ユーラシア大陸起源のものが多い。このような栽培や家畜化に対して適性のある野生種が、人間によって意識的、無意識的に選り分けられ、人間の手を介した自然淘汰という形で栽培品種、家畜へと変化していった。そして、一度栽培化、家畜化が始まると、それを継承したり、伝えたりすることのほうが容易なため、近縁種やその他の種の改良を止めてしまう。したがって伝播の速さが、歴史の発展に大きく寄与することになる。 ユーラシア大陸は、東西に長く緯度の差が少ないため、気候の地域差が緩やかで、そのため農耕技術の伝播がアフリカ大陸やアメリカ大陸に比べ容易だった。この環境的差が、農耕技術に地域差を作り、それが社会発展の速度の違いを生んだ。 農耕による食糧の増産は、人口の増加と集住をもたらし、社会が緻密化する。この緻密化した社会に家畜由来の病原菌が蔓延するようになる。早く定住型の農耕社会に移行した地域ほど病原菌に対する対生の獲得も早かった。こうした要因がユーラシア大陸の他地域に対する優位を決定付けていった。 このような著者の仮説を見ていくと、本書がアメリカでさまざまな賞を受賞し、非常に評価された理由が見えてこなくもない。 穿った見方かもしれないが、著者の論理立ては、アメリカおよび西欧社会の正当化に寄与していて、大衆の無意識的な自尊心をうまく救い上げているように思える。 西欧諸国は文明の先進地域であり、世界中の富を生産し保持している。そして、その大前提の下で、発展段階の差を生んだのは環境差であることを積極的に認めることで、西欧文明は人種的偏見からも脱している。その意味でも西欧社会は他地域に比べ先進的である。著者の議論には、こうした意図や思惑が透けて見える。 著者は人種的説明に関して、日本を引き合いに出し、日本のような国では今でも文明の発展の差を人種的要因に帰する説明が無条件にまかり通っているのだという。こうした見方自体、非常な偏見だと思うのだが、著者にはそのような自覚はなさそうだ。 西欧文明がなぜ先進的な文明をもたらし、世界を支配することになったのか、というそもそもの立論自体に非常に違和感を覚える。結局そこから出てくる答えは、西欧文明が世界に対して支配力、影響力を持つことの正当化でしかない。人種的偏見を積極的に乗り越えたかのように喧伝する一方で、どうしても裏の意図が見え透いてしまう。 本書の理論では、帝国主義による世界の植民地化、奴隷貿易、原住民の虐殺などの歴史を必然的なものに読み替えていくことができるようになる。その意味でアメリカなどでは非常に歓迎される議論なのだろう。大著で専門的な内容であるにもかかわらず、アメリカで非常な売り上げを記録し、さまざまな賞を受賞した理由には、このような西欧の自己正当化が働いていたように思える。本書は、著者の議論のそうした性格を念頭に入れた上で読み進める必要があるだろう。 | ||||
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| とても博学な人だと思いました。 ただ、最初に落とし所を決めておいて、そこに向かって資料を集めているように思えるところが多々ありました。 | ||||
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| 確かに示唆するものは多い。 しかし欠陥があまりにも多すぎる。 まず検証が雑。 他の方のレビューにもある日本語における漢字の扱い方もそうだが、全体的に自分の論旨を展開するために都合の良い証拠を持ってきているように見える。 やたら沢山の事象を挙げているから一見尤もらしいがよくよく読むと、「○○学者はこんなことを言っているが〜」というような、だれが言ってるのかもわからないような言説を持ち出し、 それに対する反対意見を述べているというような文面が多い。 自説にたいして反対意見の論文なりを取り上げて、それの欠陥を指摘する形での自説の補強という展開をとっておらず、そのせいもあってか、全体的に論が薄っぺらい。 また、読んでいて鼻につくのは、筆者の「自分は一般白人社会に並み居る、人種によって優劣が存在してる、と考えるような愚かな人間ではなく、開明的な思想を持つ人間である」という過剰な自意識である。 この本が表向き言わんとしていることは人種による優劣は存在しない、ということのはずなのだが、 結果として主張されているのは、ユーラシア大陸がこのように環境に恵まれていたから、今のような優秀な社会となり、 (私のような自己反省的かつ開明的な考え方ができる)優秀な人間を擁するようになりました、めでたしめでたし。という物語にしか見えない。 それと同時に「アメリカ原住民やアフリカ人は環境に恵まれず、とてもかわいそうな人々だ」と言っているようにまで見える。 おそらく筆者は無自覚かつ無邪気なキリスト教信者で、産んで殖えて地に満ちた現在の欧米文明は正しい文明である、ということを無条件に信じており、 おかれた環境のために発展が遅れた(この言い方にもそもそも問題があるが)ほかの文明は結果として劣っていたのだ、という論旨の展開についても何の違和感をも感じていないのだろう。 医学博士や鳥類学博士がそういった考えを持っていても別に何とも思わないが、こと文化、文明の発達ということを考えよう、という時に 現在こそは最善の状態である、という考え方をもとに論旨を展開することによって生まれる偏りは看過できるような小さなものではない。 また、こうした人種による優劣が存在する、という考え方そのものがそもそも日本では欧米ほどには幅を利かせていないため、おそらく、彼の主張の特異性は多くの日本人にはピンとこないだろう。 これだけあれこれと引っ張ってきているが耳にタコができるほど同じ主張が繰り返されていて、正直読みつかれる。 大体エピローグさえ読めば筆者の言いたいことは全部伝わる。 こんな本がこれだけの評価を得る状況を考えるにつけ、アメリカには人種差別は存在しない、ととくとくとして語る白人がいるそばで、 黒人が警官に射殺される社会を思う。 また、こうした本では大した話ではないかもしれないが、翻訳があまり良いようには思えない。 この本の中で散々出てくる「稠密」という言葉だが、意味は伝わるけど、もうちょっとすんなり入ってくるほかの言葉があったはずではないか、と思うし、 文章も、ところどころ、内容は大したことを言っていないところなのに、つなぎが悪くて何を言っているのかすんなりと伝わってこないところがあった。 翻訳者が自動翻訳システムの専門家だそうで、翻訳ソフト通しただけの文をそのまま本にしたのではないかと勘繰ってしまった。 もちろん、それで自然に通じる文章なら別になんの問題もないのだが。 | ||||
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| P235 一行目「命を奪って」は「命を守って」ではないでしょうか。 | ||||
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| 西洋人にとっての人類史の探求とは、西洋人が他民族を支配する大義名分、つまり遺伝子や文明における優位性を証明する目的だった、という衝撃から始まる。幸い、無事失敗に終わったようだ(汗)。西洋人学者たちは「おお神よ!」と叫びたくなっただろう。が、アジア人としての自分が、今、感謝をもって同じセリフを叫びたい(笑)。 この本、売れているらしい。世界史という固いテーマでこの分厚さで、というのが不思議だったが、読んで納得、面白い! ここには、西洋人の先進性を謳ったこれまでの世界史を根本から覆す、斬新な切り口が存在する。 「なぜ西洋人は他民族を征服できたのか?」 (ピサロ率いるスペイン人はたった168人で8万人のインカ帝国を滅亡させた) その答えが表題だ。銃・病原菌・鉄 狩猟民族が農耕をおぼえて集団化し、資産を蓄積し、軍人を生んで他民族を侵略し、武器職人や僧侶などを生んで戦争をさらに継続させる。同時に家畜を増やし、そこから病原菌に感染し、体内に免疫を育てながらそれが他民族にうつって壊滅させる。 そして、ユーラシア大陸人が有利だったのは、優良な作物や家畜種が存在したことと、南北に長いアメリカやアフリカと違って東西に長い陸地だった故に、気候が似ていて伝播のスピードが早かったこと。 つまり、西洋人に遺伝子や文明上の優位性があったかどうか、についてはこうなる。 歴史上では、アフリカ人や東洋人やポリネシア人の方の文明が進んでいた時期もあった。西洋人が現代文明を築いたのは、たまたま環境条件がそろったから、であって、同じ環境下に置いた上でどちらに優位性があるか、は証明できない。 アジア人として深い共感を覚えつつ、学究人として大いに好奇心をそそられるものである。 目からウロコとはまさにこのこと。下巻も楽しみっ! | ||||
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| 著者が出会ったパプアの青年が発したある疑問から始まった本書。 最初は期待させるような構成だったのだが、中身はとにかく冗長である。 専門家ならともかく、こんなに一般人に売れる本の内容ではないと思う。 けど、これだけの内容をなんとか最後まで纏め上げた筆者はすごい。 そういう意味で構成がしっかりしているかもしれない。 ポイントポイントで興味深い知識、発想は非常に多く(本書はページの角を沢山折った)、 全体としてはおもしろいのだが、何度も読むのをやめようと思った。 自分のように本書を教養書として読んでみたい人にかなりの体力を要する。 読みたいトピックスだけ読んでも、なんとか全体はつながる。 友人は「本当におもしろい!」と絶賛していたがそれだけの時間に見合うかどうかはわからない。 おそろく、本書でのポイントは150ページくらいの新書でなんとかまとめるだろうから、 この本を読む1/5の時間でそういう本を5冊読んだほうがいいかも。 | ||||
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| 内容はとても興味深いです。 ただ、、著者の書き方が悪いのか、そもそも訳本だからしょうがないのか、私の頭が悪いのか分かりませんが、日本語の文章が非常に読みづらいです。 はっきり言って頭に入ってきません。 また内容自体ももう少し整理したり、一般人に対して親切に書こうとは思わなかったのか。 (一体どれくらいの人が、"先史時代におけるオーストロネシア人の地理的広がり"と言われてすぐさまピンと来るのか) 段落構成や、主張の冗長さ、日本語表現など、読んでいて不快でした。 テーマ自体はすごく面白いのに残念。。 あとは他の方も書かれていますが、日本史の考察など見ても、「本当かよ?」と疑いたくなるような文が見られます。 この本の内容はあくまで筆者の主観による意見と捉えるべきです。 | ||||
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| 下巻では文字の発明、技術面での発明、社会の大規模化の過程が説明され、その後は各論として世界の特定地域に関する分析が述べられています。基本的な主張は上巻と同じで、食糧生産を早く進めた地域が大きなアドバンテージを得たということになります。またユーラシア大陸のように東西に長い大陸は食糧伝搬が早いのに対して、南北に長い北中南米大陸とアフリカ大陸では、大陸内の気候の差が激しい、あるいは地形的な問題で食糧や技術、文字の伝搬がきわめて遅かったという分析がなされています。 他の方々が述べられているように、ところどころ納得しがたい点はあるものの、全体を通してみれば筋が通っているという印象は持ちました。エピローグには欧州と中国の比較分析をして、なぜ中国が世界の覇者になれなかったか、というのを政治システム面と地政学的側面から述べているのはなかなか面白かったです。というよりもエピローグではなくもっと早く本編でしっかり分析して欲しかったと思いました。 しかし最後までわからなかったのは、彼のロジックを日本に当てはめるとどうなるのか、という点です。巨砲を備えたアメリカ軍艦が幕末に日本に来た後に、なぜ日本はインカ帝国のようにならなかったのか。なぜ日本は超スピードで欧米に迫るキャッチアップができたのか(インカ帝国はキャッチアップできなかったのか、病原菌のせい?)。しかし全体的にはなかなか読み応えがあって知的好奇心を満たしてくれましたので大満足ではあります。 | ||||
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| 内容自体は、一つの説として、読み物として面白いものだと思いました。 が、文章が真面目過ぎ。 論文のように字がぎっしり、空間もなく、非常に読みにくい。 真剣に読むのではなく、力を抜いて、ほどほどに読まないと非常に疲れる。 結局、世界の人種の差異は、最終的には環境が原因ということに行き着く。 その原因を一つ一つ語っている。 それは良いのだけど、ページが水増し気味なので、もう少し整理されてたら 読みやすかったと思う。 | ||||
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| 人類の歴史を、ホモサピエンス・サピエンスの出現、農業や野生動物の家畜化の技術習得の時期とその地域的不均一性、それら技術の伝搬とその速度などを大陸の形や地形などから解説している。農業習得と集団の住む地理的特徴から、社会形態とその発展時期に差が生じ、それが民族の繁栄と絶滅という運命の差を決定したとある。農業は人口密度を増加させ、人の集合に、政治と階層や専門化(武装集団など)を備えた、”社会”を発生させる。農業の次に鉄器の発展が重要で、必然的に鉄は武器に用いられる。南米のインカ帝国の数万の軍を相手に、スペイン、ピサロ軍が征服出来たのは、銃とキリスト教で武装していたからと説く(この部分は他書にもある)。このような世界の歴史を、深部から解説した全く新しい本だと思う。 買われた方は先ず、第二章のマオリ族によるモリオリ族皆殺しの物語を読まれることを勧めます。人間の価値感も歴史の進展とともに変化します。今日問題になっている従軍慰安婦を考える上でも参考になる良書だと思います。 | ||||
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| 「文明の格差の究極的な原因は人種的な優劣ではなく、環境適応の結果だ。」 こんな当たり前のことをつらつらと冗長に二冊にわたって説明している本です。 このような本が欧米世界で反響を呼んだということは 本音では「人種の優劣」を信じている人達がいかに欧米社会に多いのかと思わざるお得ません。 しかしながら、 文明の格差を決定付ける環境要因には 1.文明の伝播が可能な地理的要因 2.家畜可能な野生動物の存在 3.栽培可能な野生植物の存在 が重要だということを明確に具体的に提示している部分に関しては非常に面白かった。 これだけで☆三つです。しかし、ただ、それだけのことです。2冊もいらないと思います。 まず思うのだが、「文明に優劣の差があること」と、「優れた文明が劣った文明を攻撃、 支配すること」とは必ずしも同義ではないと思うのだが、この二つについてこの本は明確に 区別していない。 また、歴史上、文明的に劣った北方の蛮族が先進文明社会を侵略、支配したことは多々あるが、 このことについてもこの本は明確に説明しているとはいえない。 さらに、序盤に記してあるマオリ族がモリオリ族に行なった虐殺行為についてだが、 「マオリ族の凶暴性とモリオリ族の温厚性」の違いはどこから来るのか?という命題に対して この本では何も答えてない。 それどころか、「発達した文明が遅れた文明を虐殺、略奪することは当然の帰結である。」 と読み取れてしまう。 つまるところ、 「ヨーロッパが行なったアメリカ、アジア、アフリカ、オーストラリアに対する虐殺、略奪は当然の帰結である。」 と暗に示しているように思えてならないのだが。無意識かもしれないが。 なんかズルいなぁ・・ | ||||
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| しかし、この本は観点を全く変えての人類の歴史をひも解いている部分がすごい | ||||
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| 「文明の格差の究極的な原因は人種的な優劣ではなく、環境適応の結果だ。」 こんな当たり前のことをつらつらと冗長に二冊にわたって説明している本です。 このような本が欧米世界で反響を呼んだということは 本音では「人種の優劣」を信じている人達がいかに欧米社会に多いのかと思わざるお得ません。 しかしながら、 文明の格差を決定付ける環境要因には 1.文明の伝播が可能な地理的要因 2.家畜可能な野生動物の存在 3.栽培可能な野生植物の存在 が重要だということを明確に具体的に提示している部分に関しては非常に面白かった。 これだけで☆三つです。しかし、ただ、それだけのことです。2冊もいらないと思います。 まず思うのだが、「文明に優劣の差があること」と、「優れた文明が劣った文明を攻撃、 支配すること」とは必ずしも同義ではないと思うのだが、この二つについてこの本は明確に 区別していない。 また、歴史上、文明的に劣った北方の蛮族が先進文明社会を侵略、支配したことは多々あるが、 このことについてもこの本は明確に説明しているとはいえない。 さらに、序盤に記してあるマオリ族がモリオリ族に行なった虐殺行為についてだが、 「マオリ族の凶暴性とモリオリ族の温厚性」の違いはどこから来るのか?という命題に対して この本では何も答えてない。 それどころか、「発達した文明が遅れた文明を虐殺、略奪することは当然の帰結である。」 と読み取れてしまう。 つまるところ、 「ヨーロッパが行なったアメリカ、アジア、アフリカ、オーストラリアに対する虐殺、略奪は当然の帰結である。」 と暗に示しているように思えてならないのだが。無意識かもしれないが。 なんかズルいなぁ・・ | ||||
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| 本著全体に「注」がなく、ハードカバー版には参考文献が掲載されていないので、叙述の情報源が不明である。それもあって事実確認が甘いなどの批判を浴びることにもなっていると思う。しかし、本著を壮大な仮説として読むといいのではないだろうか。時間的には人類誕生以前から、空間的には人類が住める地球全体の地域に渡って述べられていて、私たちをはるか昔の時代、はるか遠くの地域に連れて行ってくれる。高校生や大学生が本著を読んで、想像力を触発され、人類学、歴史学、生態学、疫病学などの分野に関心を持つようになってほしい。そして、この壮大な仮説を科学的に検証し、これらの学問がさらに科学性を増すために貢献できる人に育ってほしいと思う。 | ||||
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| 生き物として人種別に能力が異なるわけではなく、植物、動物、気候などの環境がユーラシア大陸に優位性をもたらした。 | ||||
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| 人の生い立ち・これからを考えさせてくれました。 ダイアモンドさんの作品は他も読んでいますが、やはりこれが原点です。 | ||||
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| 【内容(ネタバレ禁止!)】 結果的に白人支配となった人類史、その正当性を問う、という意欲的な本。 【ささった言葉】 ・十九世紀の知識人は、歴史を、野蛮人から文明人への進化の過程と考えていた。 ・南北アメリカ大陸においても、中米の一部のごく狭い地域を除いて、文字を持つようになったのはヨーロッパ人の植民地支配が確立 されてからのことである。文字の使用地域が世界的に極端に限定されていたことから、自分たちを文明人と思い込んでいた人々は、文字 を使える能力こそ、「野蛮人」や「未開人」に対する「文明人」の優越性を示すもっとも顕著なちがいだと考えていた。 ・食糧生産を行わない狩猟採集民たちは、農耕民たちのように余剰食糧というものを持たず、文字の読み書きを専門とする書記を養う ゆとりが社会的になかったからである。 ・定住生活のはじまりは、持ち運べない所有物をため込むことを可能にしたことにおいて、技術の受容性を決定的に変化させた。 野営地から野営地に移動して暮らす狩猟採集民は、持ち運べる物しか所有できない。しょっちゅう移動する狩猟採集民が、車や荷役動物 なしに持ち運べるものは、赤ん坊、武器、それに最低限の必需品ぐらいである。 ・キリスト教徒やイスラム教徒を征服戦争に駆り立てた狂信主義は、首長社会や国家が6000年前に誕生するまで、どこにも存在しなかった のではないかと思われる。 ・ニュージーランドに入植したマオリ族や、ニューギニアのカリムイ盆地に入植したトゥダーウェ族といった、ポリネシアやニューギニアの 狩猟採集民や農耕民の例で見ると、彼らはなじみのない環境に移住してから一世紀足らずのうちに、その土地でもっても有用な自然石を見つけ、 有用な動植物と有害な動植物とを区別できるようになっていたと思われる。 ・中央アメリカを原産地とするトウモロコシは、たかだか700マイル(約1100キロ)の距離を北上してメキシコから合衆国に伝わるのに3000年 の歳月を、インゲンマメは4000年の歳月を要している。 ・食料の生産が究極の要因となって、人々は高密度の人口を支えられるようになったからである。細菌に対する免疫を発達させ、さまざまな 発明や技術革新や、政治機構などを創りだしたからである。しかも、食料を生産できたのは、それが可能な土地にたまたま居合わせたり、 食料の生産技術をたまたま継承できたりした人々であった。そして、これらの人々はそうした土地でたまたま誕生したという地理的偶然によって、 そうした自然環境や遺産をたまたま継承できなかったり、ほんの少ししか継承できなかった土地に誕生した人々の居住地に拡散していき、 彼らのまわりを取り囲み、彼らを吞み込み、圧倒してしまうことができたのである。 (訳者あとがき) ・「歴史は、民族によって異なる経路をたどったが、それは居住環境の差異によるものであって、民族間の生物学的な差異によるものではない」 ダイアモンド博士 【教訓】 上下巻で千ページに近い大作をようやく読みきった。 論点は、白人には生物としての遺伝子の優位性がある、と証明できるかどうか? これは、多くの白人学者が取り組み、いまだ証明できていないわけだが、この本では逆に、歴史学・社会学の観点から、ではなぜ白人支配が達成されたか? その逆でなかった理由は何なのか? を探究している。 結論としては、たまたま白人がユーラシア大陸という恵まれた環境に生まれたおかげで発展したのだ、という、環境こそに優位性が認められるのであって、生物学的な優位性は認められない、というものです。良かったー! そうでしょう、そうでしょう、人種差別に、正当な理由など、ないのです。 しかも、その証明がすこぶる興味深い。 ユーラシア大陸の優位性とは、東西に長い形をしていること。東西に長ければ、自然環境が似ているため、農業など社会的大規模化が起こりやすい。逆に南北に長い他の大陸は、南北に伝播させようとしても、気候の違いにより伝播しづらい。そして、島国などは、海で伝播が止まってしまうため、文明の交流や、社会の大規模化が起こりづらい。目からウロコの新説で、また世界の謎が一つ解けた!なんだかうれしい。 | ||||
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| 人の生い立ち・これからを考えさせてくれました。 ダイアモンドさんの作品は他も読んでいますが、やはりこれが原点です。 | ||||
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| [なぜ、ヨーロッパ人はアメリカ先住民を倒し、アメリカを征服できたのだろうか?その逆のことはなぜ起きなかったのだろうか?][富と権力は、なぜ今の不均衡な形に分散したのだろう?]といった疑問を、銃、病原菌、鉄をキーワードに、各大陸における15000年前からの人類の進化を追うことで解き明かした書。 科学的、学術的な内容でありながら小難しい点はなく、非常に読みやすかった。 人類や国際社会がどうして今のような姿になっているかを、人類学的な観点から知りたい教養に、憧れている人にお勧め。 | ||||
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