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銃・病原菌・鉄
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【この小説が収録されている参考書籍】
銃・病原菌・鉄の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.07pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全476件 361~380 19/24ページ
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| 新大陸の原住民の大多数は西欧から持ち込まれた病原菌で死んだとか、新大陸にはなかった鉄や馬の威力についてはどこかで聞きかじっていたが、その辺の背景や事情について頭の整理になったので読んでよかったと思う。 が、それは最初の数十ページで充分。 あとは辟易するほど同じ論旨の繰り返しで、「うん、わかったから次行きましょう、次・・・」と独白しながらやっと1冊読んだ。 で、次はなかった。 著者の学者としての能力や評価は別として、1冊の(2冊だけど)本を出版しようとするなら、当然求められるべきエディトリアルな能力というものがあるはずだ、と実感した。 | ||||
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| ずいぶん評判になっていたので、文庫化され、さっそく手にとりました。 読了後の感想をひとことでいうと「長すぎる!」です。 壮大な人類史にまつわる良書だとおもうのですが、 乱暴に要約すれば下巻の「エピローグ」の章、約30ページを読むだけでことたります。 要するに人類がたどった歴史は大陸の環境の差異によるもの、ということです。 これを考証するのに何度も何度も同じ考察が繰り返され、少しイライラさえします。 上下2巻は長すぎます。 とはいえ、内容に関しては科学的な良書であるとおもいます。 | ||||
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| ジャレドの「銃・病原菌・鉄」は人類が動物の一種として進化してきた後の今から13000年前を起点として、人間として文明を進化させてきた「道のり」を論じた珍しい論点からの論旨を展開している。つまり、いまから600万年前ごろに類人猿から分岐した人類の祖先は、徐々に生物学的な進化してきたが、13000年前までは「2足直立歩行、大きな頭脳、ネオテニー化した身体、言語活動、葬送儀礼、道具の作成と使用、狩猟採集中心のバンド単位の社会生活」を特徴とした大型哺乳動物であった。 何らかの理由で樹上から草原へ降りた類人猿が進化したとして、ここまでの特徴は類人猿であるチンパンジーやゴリラと似通っている。知能が優れ、最もよく適応したサルとして地球規模で移住し終えたのが、ジャレドの言う最後の氷河期が終了した13000年前であろう。 13000年前の気候の温暖化とともに人類は新たな「文明」という生物学的範疇を超えた進化プロセスに突入するのである。この進化もダーウィンの自然選択原理が働くが「文明の進化」の淘汰圧の大半は人類自身である。従って、この淘汰圧の中には意図せざる人為選択を導入せざるを得ないのである。 人類が「文明」を基礎づけるためには「狩猟採集生活」から「農耕生活」への切り替えが必要であった。世界で自発的に農耕が始まった個所は9か所ほどだとジャレドはしているが、それは周辺に栽培に適した野性植物が自生している地域であった。その中でも「肥沃の三日月地帯(小麦と豆)」と「中国の中原地帯(米・コーリャンと豆)」が最も古い地域である。その後、遅れて「南アフリカ」「中米メキシコ」「南米ぺルー」「ニューギニア」などで農耕が始まっている。「農耕」は人類が自然を改変して収奪する最初の環境破壊であったが、単位面積当たりの人口収容力が10倍から100倍になり、人類が初めて人口稠密な社会を形成する基盤になったのである。同時に、大型哺乳動物の家畜化によって労働力と動物性たんぱく質を確保し、余剰食糧を多く得たのである。 これにより、生産に従事しない階層が生じることが「文明」の進化には最も重要であった。非生産階級として政治・統治をおこなう「貴族」、信仰・祭事を行う「神官」、戦闘行為を行う「軍人・戦士」などが生じるのである。「神官」が文字を作り、「軍人」が武力を発展させ、「貴族」がそれを集中運用することになり、これ以降、人類の部族同士による戦争を通じて、支配・被支配による離合集散を繰り返すことになり、血で血を洗う自然選択(意図せざる人為選択を含む)が始まり、人類の「軍事力」を中心とした技術文明は飛躍的に進化・発展していくのである。 一方、「農耕」に伴って始まった「動物家畜化」と人口稠密な社会の定住によって「病原菌」の文明化が始まり、人間と病原菌の共生が始まり、天然痘・麻疹・赤痢などの疫病を起こす病原菌が文明社会には常在することになるのである。このような進化プロセスを最もよく行えた地域がユーラシア大陸の数々の国家群であり、他の4大陸は「農耕」の始まりが遅れ、十分な発達過程を経ないまま。西暦1500年代にヨーロッパ文明と邂逅することになったのである。これにより、ヨーロッパ文明に圧倒的に支配されてしまうのである。(ユーラシア大陸の一地方であるアジアは一時的にヨーロッパに支配されたが、今日、それは解消されている。進化論的にみればそれは一過性の出来事であろう。) ジャレドのこの論文を1個の文明論としてではなく、ダーウィニズムに基づく生物進化論の一環としての「文明進化論」としてとらえたいと思うのである。この観点から言えば、DNAゲノムに対応する文明の設計図は「文字(ATGC塩基に対応)」によって書かかれた「本(染色体に対応)」ということになるである。それはドーキンスの「ミーム論(meme)」につながっていくものなのである。ジャレドの考察はまだ不足部分も多いが、新しい観点からの大胆な仮説提案であり、特に家畜起源の病原菌での文明社会との共進化の観点は新鮮であった。星4つは少し辛めの評価であるが、アジアのことを少し知らないすぎる表現が見られるのが減点である。 | ||||
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| 内容はいいのだが、何度も同じことの繰り返しが出てくることと、筆者が日本に関して無知なことで、評価は星三つとしておく。 | ||||
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| 異なる民族が衝突した際に起きた結果から、どういう理由でその結果が 導き出されたか説明されます。 食糧生産が世界に広く広まった理由に ついて説明されます。 実験で検証するわけにはいかないので遺跡から出る 遺留品を元に推察されるのですが本当かどうか誰が証明するのでしょうか。 | ||||
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| 「文明格差=どうしてヨーロッパの人々が世界を支配し、インディアンやニューギニアの原住民が世界を支配することはなかったのか?」、という、世界史を勉強したり、海外旅行をしたときに誰でも一度は考える素朴な疑問に正面から向き合った本。 筆者は「人種間の能力の差」という考えを真っ向から否定し、格差の原因は、ユーラシア大陸とアメリカ大陸の地形の違いであり、生息していた動物や植物の違いであり、人類が住みはじめた時期の違いだと言う。それが、食料生産や金属生産や文字の使用の時期のズレを生み出し、先進的地域と後進的地域が生まれたと言う。 読み始める前は、考古学や生物学の知識がないと付いていけない内容ではないかと思っていたが、実際には、大学の一般教養レベルの知識で、十分に理解できる内容だった。 トウモロコシや豚や馬は、人類が野生の動物や植物の遺伝子を自らの目的に合ったものにするため、長い間かけて作ってきたものだということ、家畜が人間にもたらした病原菌が少数民族殲滅に役立ったこと、世界史は沢山の弱い種族や言語が失われ続けてた過程に他なならない、というようなこと、1つ1つが極めて興味深い。 下巻になると繰り返しが多いとか、細かい点に間違いがあるといった指摘もあるが、そうしたことを割り引いても、価値のあるスケールの大きな教養書。息長く売れるのは当たり前で、多分、古典としてずっと読まれ続けるだろう。繰り返しが多いが、論点はとても明快。翻訳も上手。 グローバル化する世界で、さまざまな国々の人々と接する機会がある日本の若者は、近視眼的な実用書でなくこういう本を読むべき。世界を見る目が変わる。 | ||||
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| 上巻を受けて、言語や文字を軸に、なぜ現代のような西洋主導の世界が成立したかに迫る。 これまでも中国やインドに近代が生まれず、なぜ西洋で生まれたかに関する考察は数あったが、環境の観点から明快に説いた好著。 経済水準と民族性に関する公平な見方を示してくれる。 | ||||
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| ピューリッツアー賞受賞の本ということで期待して上下と分かれている上巻をとりあえず買いましたが、はっきり言って退屈。 下巻の方で面白くなるのかもしれませんが、上巻の方は延々と植物の伝来を読まされます。 中盤まで我慢して読み続けてきましたが、興味がほぼ半減。それから先も特にモチベーションが上がるような内容も無く、私にとっては下巻を買うほどの魅力をもてませんでしたので、下巻はパス。 学術的な視点で読む人にとっては面白く思える人もいるかも知れませんが、なぜモンゴロイドが世界中に渡って行けたのかということからの興味で購入した身にして見れば、植物のことはどうでもよく、この段階でギブアップです。 途中まではそこそこ面白く感じたので、おおまけに星3つです。 | ||||
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| 皆様のご意見とご感想、どれも共感しました。 私としては、「いいとこに目をつけなさった」から「面白い」が…読み進むと「冗長」だし「どことなく胡散臭い」し「未訳の部分が気になる」でした。 | ||||
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| (上下二冊のレビューです) ジャレド・ダイアモンド(倉骨彰訳) 『銃・病原菌・鉄 一万三〇〇〇年にわたる人類史の謎』(上)を読む。 英語の原書を以前読みさしていたが、今回は邦訳で読んでみた。 原題は"Guns, Germs, and Steel ーThe Fates of Human Societies"。 人間社会(複数)の運命について書かれた本なのだ。 どうして文明Aが文明Bを滅亡させることができ、その逆がないのか。 一万三千年の人類史を俯瞰し、その謎に迫っていく。 歴史学、考古学、生物学など複数の学問の成果を駆使しながら、 こうした壮大なテーマに挑む学者の仕事は尊敬に値する。 学問の世界はともすると専門的になるばかりで、 統合的な視点が欠ける。 しかし、統合化と口で言うのはたやすいが、 天才と情熱が揃わなくては不可能な仕事である。 ジャレド・ダイアモンドの筆は モーツァルトのように軽快である。 家畜を飼うことが可能になって文明は進化・強化する。 病原菌の免疫を持つ文明Aが、免疫を持たない文明Bを滅亡させる。 著者の論点が要所要所に簡潔にまとめてある。 おりしも、宮崎県の家畜に発生した口蹄疫で日本は騒然としている。 まさに現代的テーマである。 朝日新聞社が企画した00年代ベスト50の第一位に選ばれた。 1998年一般ノンフィクション部門でピュリッツァー賞]受賞。 ●●● ジャレド・ダイヤモンド『銃・病原菌・鉄 一万三〇〇〇年にわたる人類史の謎』(下)を読む。 UCLA医学部教授が執筆した 「東アジア・太平洋域から見た人類史」である。 家畜とし栽培することができた野生動植物の種を多く持つこと。 技術の伝播を比較的容易にする東西に広がる大陸であること。 その結果としてユーラシアの人類は 他大陸に生きる人類より優位に立った。 人種の違いより環境の違いが、 征服する社会、征服される社会を決定する 最大の要因になったと著者は説く。 一万三〇〇〇年の時間の物差しで モノを考えることは普段はそうない。 しかし、著者の複数領域の学問にまたがる洞察の成果で、 そうした視点、思考法を 読者である僕たちも手に入れることができる。 余剰食糧の確保が人類社会の発展を進め、 同時に解決困難な問題を生んだ源になったとは なんと皮肉なことだろうか。 飢えからの脱出が、次なる欲望を生み出すことに直結した。 草思社は経営危機を乗り越え、2000年にこの本を発売。 以来10年、ロングセラーとなってきた。 志ある出版社の存在は、 僕たちが暮らす社会の共有財産である。 身銭を切って本を購入することで 僕もそうした出版社の活動を個人としても支援していきたい。 朝日新聞社企画、151人の書評家が選ぶ 「00年代のベスト50冊」]第一位。 | ||||
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| 私の人生の中で読んで良かった本のひとつです。(新しいバージョンのものは、賛否両論あるようなので、この版のみの話です) 移住、民族の興廃、食料、家畜と大枠でこのようなカテゴリーで話が進みます。人類がどのようにして、世界中で繁栄を治めることができたのか、その足がかりを知る上で、人類の起こりから考えるほうが非常に説得力があります。 私たちが今、普通に目にしているすべて物は、私たちの祖先が裸一貫でスタートしたからこそ、今の私たちの存在、生活、歴史があります。ただ単に、年代と単語を覚えるだけの歴史の授業ではなく、「なぜ、どうやって人間の祖先が繁栄できたのか」を知ることができる貴重な本です。少し難しい本ですが、知的な好奇心をくすぐること間違いありません。 | ||||
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| ピューリッツア賞受賞作と聞いて上下二冊を購入したが、人類学の学位論文の様で具体性に乏しい。 特にヨーロッパの白人が非白人を征服して植民地を獲得した際に無くてはならなかった銃の構造上の発達に関する記述が殆ど無く上っ面の歴史で誤魔化している。 恐らく著者自身の銃に関する知識の欠如か、又は意識的な忌避感情かは知らぬが、この本の表題としては購読者への裏切りと言って良いであろう。 全くの期待はずれ であった。 売国新聞の朝日がこの本を第一位にしたのは笑わせる!! | ||||
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| 2012/3/8読了。 なぜ、8万の兵力を擁するインカ帝国が、わずか168人の兵士を率いるピサロに敗れ去ったのか。 植物相、生物相、大陸の形状等々、様々な条件から論理的に答えが導かれる様はスリリング。 日本版への序文も興味深い。 磨製石器や土器を世界で初めて作ったのが日本人だって、知ってました?世界史の中の日本史という観点の欠けた日本の歴史教育の問題点も浮かび上がって来る。 | ||||
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| 著者は欧米人で世界史には詳しいのだろうけど、日本と朝鮮と中国の関係や歴史を微妙に誤解している。私としては、日中韓の差異がどのようにして生まれたのかもっと詳細を知りたかった。 「日本人が効率のよいアルファベットやカナ文字でなく、書くのがたいへんな漢字を優先して使うのも、漢字の社会的ステータスが高いからである」 「中国文化の威光は、日本や朝鮮半島では依然として大きく、日本は、日本語の話し言葉を表すには問題がある中国発祥の文字の使用をいまだにやめようとしていない」 など。日本人の感覚からすると「そんな理由ちがう」とツッコミたくなる。 さらに著者は、「中国が欧州に先越された理由」として、「欧州は長期に渡って不統一だったが、中国はずっと政治的に統一されていたから」とし、 「中国は一人の支配者の決定が全国の技術革新の流れを再三止めてしまうようなことが起きたので、欧米に負けた。欧州は同時期に複数の王様がいたからあっちがダメでもこっちの王様で技術を受け入れてもらうことができた」と解釈している。 「複数の王朝か、一つの王朝か、という違いがあった」という意味の前提ならば間違いではないが、「中国の長い歴史を通じてほとんど分断されたことがない」と中国を一つの国として長く統一されていたと前提にする点は、間違い。 中国は王朝ごとに異民族支配され、歴史は完全に分断されている。皿まで割って徹底的に前王朝の文化を破壊し、歴史まで書き換え否定する。 だから四千年の連続した積み重ねの歴史などないに等しい。技術が継承されなかった理由は、この徹底した破壊による面が大きいだろう。 以下メモとしてこの本の主張をまとめました。 なぜ民族によって手にした権力と生活と富の程度が異なるのか? その答えは、「人種的な差があったからではなく、地理的偶然と生態的偶然のたまものにすぎない。」とし、 環境が世界中の人類社会にあたえた影響について考察している。例えば「東西に伸びる大陸では技術が伝播しやすい」など、大陸ごとの環境の比較をしていく。 タイトルの「銃、病原菌、鉄」は、欧州人が他の大陸を征服できた直接の要因を凝縮して表現したもの。 では、欧州はどのように銃や鉄を製造する技術や、伝染病に対する免疫を発達させたのか。 食糧の生産が高密度の人口を支えられるようになり、細菌への免疫を発達させ、さまざまな発明や技術革新や、政治機構などを創り出したから。 | ||||
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| この本は、朝日新聞が「この十年間の最も優れた書籍」としてプッシュしている。 また「東大、京大、北大、広大の教師が新入生にオススメする100冊」の1位にもなっているそうだ。 しかしこの本は真実の中によけいな嘘を混ぜており、その嘘が本全体の信憑性を失墜させている。 残念です。 「日韓併合により日本は朝鮮の文化を根絶し、ハングルを教えず日本語を強要した。」 「日本人が効率のよいアルファベットやカナ文字でなく、書くのがたいへんな漢字を優先して使うのも、漢字の社会的ステータスが高いからである」 「中国文化の威光は、日本や朝鮮半島では依然として大きく、日本は、日本語の話し言葉を表すには問題がある中国発祥の文字の使用をいまだにやめようとしていない」 ?? 「日本と韓国、北朝鮮は兄弟のようなものなのだから お互い仲良くすべき」などと欧米人に言われても、もう白けるだけ。 人気や権威にごまかされないよ! | ||||
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| 文明に対する、著者のひとつの見方として読んだ。 スペイン人がごく少数の兵で、インカ帝国を侵略したくだりは圧巻。 国民が崇拝している象徴を捕らえてしまえば、その国を征服するのは非常に簡単という話は、 薄ら寒い。 全体で言えば、やや増長で、 もう少し内容をしぼってすっきりさせて欲しかった。 今の日本人に本をゆっくり楽しむ時間がないのかもしれないが。 一読の価値は大いにあり! | ||||
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| 内容はそれほど悪くはないのだろうがとにかく文章が下手。 翻訳の問題はさておき、学術書に最低限求められる客観的・批判的な論証・論考が決定的に不足しており、やたら読みにくいエッセイの域を出ないと言わざるを得ない。 まあ、朝日らしいセレクトではある。 | ||||
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| 「旧大陸」は「新大陸」に進出でき、またその逆はなぜ起こらなかったのか、という問いに対する、現時点ではもっとも説得的な、また読みやすい論考のひとつ。 同様の、現代世界の「不平等性」の起源を明らかにし、民族・人種・文化間には優劣はないことを示す著作は少ないが、明快な視点と文体が本書の特色である。 上巻では食糧生産のあり方が主に論じられ、農耕や牧畜などの伝播の違いが文明・技術の差につながることが極めて平明に、しかし知的興奮を誘う形で示される。 現代世界のあり方を明らかにした名著といえ、貧富の差や環境破壊などのグローバルな課題に関心を持たれる方は必読の古典的名著である。 | ||||
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| 文明の違いは環境による違いが反映されているという、文明史の今や 必読書。 文庫本化された本書は、やはり単行本で読んだときよりは スケールが小さくなった感がある。 やはり単行本で読むことを おすすめする。 「文明は同じ文化の流れを持つものは似ている」とする説に真っ向から 挑んでおり、「伝統文化」と「文化変化」を考える上で重要な例がたくさん 紹介されていて中身が濃い。 | ||||
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| 地球上にはなぜ、持てるものたちと持たざるものたちが生まれたのか? 人類史の特徴のパターンを明らかにすることで、この問いへの答えを探し出そうという意欲作である。 探究には、動植物相を含めた「地理的要因」がカギを握る。 著者は、ニューギニアなどで33年間フィールドワークを行なった経験を持つ進化生物学者。 従来のヨーロッパからの視点で書かれた人類史の本は、(中国以外の)東アジア・太平洋域を無視してきた。これでは本当の人類史がよく理解できない。東アジア・太平洋域からの視点で人類史にアプローチしてこそ、人類史の謎解きが可能になるという(「日本語版への序文」を読むと、どうやら奥さんが日本人のようです)。 ミステリー小説以上の「ミステリー」を読んでいるような気分で活字を追うことができた。中でも特に印象的だったのは、以下の話題。 ●わずか百数十人の部下を引き連れただけのピサロがいかにしてインカ帝国を侵略したかとても臨場感に優れた記述となっているが、騎馬隊の存在が戦況を左右したというのは意外(しかし冷静に考えると、当たり前のような)。 ●家畜が人類にくれたとんでもない贈り物=病原菌が何をしでかしたかヨーロッパ人の持ち込んだ感染症によって、ひどい例では99%の先住民が死んだこともある。 ●人類はどのようにして野生種の植物を栽培化したのか植物の突然変異種を選択して、農作物をつくり始めた。 他にも、動物が家畜化されるか、されないかは、「アンナ・カレーニナの法則」によってふるいにかけられるという話など、とにかく、知的興奮を覚える話、目からウロコの話が続々と登場する。土器や研磨した石器を世界で初めて使用したのは、日本人(縄文人)だということを本書で初めて知った。 記述はとても丁寧で分析的。丁寧に筋道立てて解説してくれるのはありがたいが、植物の話は、専門的な解説が多いだけに、ちょっと冗長な感じがした。同じロジックをくり返す文体がその冗長さを後押ししている。 総合評価は、★6−1=★5というところか(内容の面白さは5つ星を超える★6つだが、記述に冗長さが目立つ分、マイナス★1つ)。 | ||||
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