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銃・病原菌・鉄
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【この小説が収録されている参考書籍】
銃・病原菌・鉄の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.05pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全465件 301~320 16/24ページ
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老眼が進んで来てメガネをかけないと読めず買ってから積んどく状態のこの本。 。 文庫本は字の大きさがね・・・ | ||||
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タイトルが気に入り購入してみたが私には内容が難しすぎる。 ・・・・ 学術肌の人向きではないか? | ||||
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本書は他のレビューでも書かれているとおり歴史本です。 ただ世界史の教科書のような内容ではありません。 なぜスペイン人が南米を制することができたのか、なぜ食料を生産することが可能となったのか、なぜ病原菌が伝播するのか、とこれまで発想したことがないテーマを論じており、非常に興味深かったです。 歴史の知識を増やすというよりは発想を広げるには非常に良いのではないかと感じました。 世界史に興味がある人はもちろん新たな発想を得たい人にはオススメです。 | ||||
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読了しての率直な感想として、評判ほどの本ではなかったな、という感じ。 まず、人種間の繁栄の差異は人種の生物学的な差ではなく置かれた環境により決定されたという結論ありきで話が進められていると言う事。 この点に関する否定的な検討が全く行われていない。 同じことのリフレインで、最後は辟易としてくる。大切な部分をより強調してのことだとは思うが、簡潔にまとめればおそらく1/4ほどの紙面で済んだのではないだろうか。 そして、決定的なのが、日本に関する記述があまりにいい加減で独断的だと言う事。 他のレビュアーのご指摘の如く、日本の漢字関する記述は、著者が漢字という表意文字の有用性を全く理解していないとしか思いようのない内容である。もう1点は、徳川が天下統一したのち日本から銃が消えたという事の理由も全くの見当違いな記述であった。 日本に関する記述は本書の主題にかかわる大きな内容ではないのだが、このような見当違いのことを平気で書かれているところをみるとこの本すべての内容の信ぴょう性が疑われる。 マクロ的な人類史としての勉強が出来たことには感謝するが、眉に唾付けて読んだ方がいいかもしれない。 | ||||
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世界史の勉強のために購入しました。 とても興味深く、面白かったです。 | ||||
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著者は生理学博士で医学部教授、分子生理学者で進化生物学者でもあり、分子生物学、遺伝子学、生物地理学、環境地理学、考古学、人類学、言語学と幅広い研究による知識を持つ博学者です。多くの関連文献を紐解き研究されたその博識さと多様な方面・分野から、人類史の謎を解いています。 その内、特に専門にしている進化生物学により、進化論によって紀元前700万年のアフリカでの人間の誕生を説いています。しかし、進化論は間違いです。多様な生物にはそれぞれ固有の種が存在し、種と種の間の壁を破って通る事は出来ません。遺伝の法則によってチンパンジーはいつまでもチンパンジー、人間はいつまでも人間であり続けるのです。その事はメンデルが証明しました。もしもチンパンジーやサルから人間が進化したのなら、他の生物よりも卓越した「知性」が与えられた人間の生命の尊厳は無くなってしまいます。また進化論を肯定する場合、創造主である唯一神を否定している事にもなります。故に、進化論はサタニズム(悪魔主義・悪魔崇拝)であるとも解釈出来ます。 旧約聖書・創世記1章24〜25節「ついで神は、『地は、その種類にしたがって、生き物、家畜や、はうもの、その種類にしたがって野の獣を生ぜよ』と仰せられた。するとそのようになった。神は、その種類にしたがって野の獣、その種類にしたがって家畜、その種類にしたがって地のすべてのはうものを造られた。神は見て、それをよしとされた。」。 同1章26〜27節「そして神は、『われわれに似る様に、われわれのかたちに、人を造ろう。そして彼らに、海の魚、空の鳥、家畜、地のすべてのもの、地をはうすべてのものを支配させよう。』と仰せられた。神はこのように、人をご自身のかたちに創造された。神のかたちに彼を創造し、男と女とに彼らを創造された。」。 同1章28節「神はまた、彼らを祝福し、このように神は彼らに仰せられた。『生めよ。ふえよ。地を満たせ。地を従えよ。海の魚、空の鳥、地をはうすべての生き物を支配せよ。』」。 人間社会の展開に影響を与えたものの一つとして、植物の栽培化と動物の家畜化の食糧生産が在り、余剰食物の蓄積・貯蔵から非生産者階級が生まれ、人口稠密な大規模集団と集権的社会の形成に繋がり、技術、政治、軍事等の発達に繋がったとしています。そしてタイトルにある兵器である銃や鉄、原住民が対抗する免疫力をまだ持っていない種類の病原菌を運ぶ事によって、侵略、民族の遷移、勢力拡大に繋がったとしています。 その食糧生産がB.C.8500年〜B.C.7000年以前から最初に始まったのは、メソポタミア地方の「肥沃三日月地帯」であるとし、小麦、エンドウ、オリーブ、羊等が栽培飼育されていたとしています。 現在の中東地域であるメソポタミア地方は砂漠化していますが、昔は土地が肥えて緑豊かでありました。そして世界最初の文明が誕生し、食糧生産から都市や文字の誕生、そして帝国の誕生へと繋がりました。 文字はB.C.3000年頃にシュメール人によって作り出され、食糧の収支報告・記録の必要性から、文字のシステム化へと繋げました。 現在においても、其々「旧約聖書」を根拠とするキリスト教・イスラム教・ユダヤ教の世界三大宗教の聖地の存在する所であり、イスラエル建国が原因であるパレスチナ問題によって世界の火薬庫となっている事、世界有数の石油産出地域、地理的にも大陸の交わる要であり、人の誕生から現代、そして未来においても、中東地域は様々な面において、世界の中心でありつづけるのです。 | ||||
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世界史の勉強のために購入しました。 とても興味深く、面白かったです。 | ||||
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文明の誕生と崩壊の歴史を掘り下げた素晴らしい座右の書のひとつ。 | ||||
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答えは否。 白人の住むユーラシア大陸が、初期資源配分において優位だったためである。ここで言う資源とは、家畜化可能な動物、栽培可能な植物のことである。 そう聞くと、「え?アフリカ大陸や南米アマゾンの方が動物、植物の宝庫じゃん!」と思われるが、ここからがびっくり。 まず、動物から言うと、世界にあまたいる動物のうち、家畜化可能な動物はわずか14種類しかおらず、その大半がユーラシア大陸にしかいない。家畜が可能なのは、1.餌が手頃、2.成長速度が速い、3.人間の前で交尾をする、4.気性がおだやか、5.パニックを起こしにくい、6.集団行動をする、という条件を満たした動物のみである。 次に、植物では、多くの炭水化物、たんぱく質を含んだ費用対効果の高い植物は大きく分けて8種類しかなく、これもほぼユーラシア大陸にしかない。 これら2つの初期資源配分が、時を経て大きなアドバンテージとなり、今日の白人社会文化の優位性につながっているのだという。 | ||||
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以前から読みたかったのですが、やっと機会を得、読みました。 とても面白いですね。 | ||||
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まず私が読んだのは、Kindle版ではなく単行本で読んだので、Kindle晩と異なるレビューかも知れません。 オリバー・ストーンが語るもう1つのアメリカ史について話をしていたら、そういう本が好きなら面白いと思うよ、と薦められた本です。ちょうど前に読んだ「知の逆転」に著者がインタビューされていたのを読んでいたのもあって、興味を持って読みました。 著者がヤリというニューギニア人に「あなたがた白人は、たくさんのものを発達させてニューギニアに持ち込んだが、私たちニューギニア人には自分たちのものといえるものがほとんどない。それはなぜだろうか?」と問いかけられ、明快な答えを返すことができず、その謎を解いていきます。 ある地域では工業化が進み、別の地域では多様な物資を持たず伝統的な生活を続けているのは、人種や民族による生物学的な差異ではなく、周辺環境の差異によるものであることを、明確な理論で説明しています。 上巻では、インカ帝国がなぜいとも簡単に少数のスペイン人に滅ぼされてしまったのかを、農耕の開始の違いによって説明しています。農耕の開始、大型家畜が、定住化、非食料生産者を生み出し、軍隊や、技術者を生み、欧州では最終的には圧倒的な富、軍事力を生み出し、インカ帝国は、馬、銃による圧倒的な軍事力になす術もなく、またユーラシア大陸の古くからの牧畜による疫病に免疫がなく、急速に人口を減らし、滅亡してしまったことを書いています。 一万三千年の人類の歴史を、歴史科学的な視点で解明した非常に面白い本です。 | ||||
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読もう読もうと思っていたのですが、やっと読めました。 今までの見方が変わりますね。 面白い。 | ||||
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まず私が読んだのは、Kindle版ではなく単行本で読んだので、Kindle晩と異なるレビューかも知れません。 著者がヤリというニューギニア人に「あなたがた白人は、たくさんのものを発達させてニューギニアに持ち込んだが、私たちニューギニア人には自分たちのものといえるものがほとんどない。それはなぜだろうか?」と問いかけられ、明快な答えを返すことができず、その謎を解いていきます。 ある地域では工業化が進み、別の地域では多様な物資を持たず伝統的な生活を続けているのは、人種や民族による生物学的な差異ではなく、周辺環境の差異によるものであることを、明確な理論で説明しています。 下巻では、地域によってなぜ社会の差が出来ていったかを、オーストラリアとニューギニア地域、中国、太平洋地域、旧世界と新世界、アフリカとそれぞれのケーススタディを用いて、説明しています。上巻と重なる部分もありますが、それぞれの地域で、文化(人類)がどのように広がっていったかが、分かり易くかつ理論的に説明されているので、非常に興味深く読めました。 | ||||
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冒頭、ニューギニア人ヤリとの会話の中で、「あなたがた白人は、たくさんのものを発達させてニューギニアに持ち込んだが、私たちニューギニア人には自分たちのものと言えるものがほとんどない。それはなぜだろうか?」という問いが発せられる。この問いに答えるため、という形で、文庫本2冊に渡る本書は展開される。 説明は実に多岐にわたる。文明の誕生、食料生産、栽培化、家畜化、大陸の形状、病原菌と耐性、文字、技術の発展などの様々な観点から世界のこれまでの歴史が描写され、分析され、ヤリの問いに対しては結局のところ居住環境の差異が要因である、という結論を提示する。言ってしまえば、ニューギニア人の先祖とヨーロッパ人の先祖が住む場所が逆だったら、結果も逆になっていただろう、ということである。 つまらない結論と言ってしまえばそれまでだが、そこに至るまでの説明に出て来る事例がいちいち興味深く、退屈せずに読める。シマウマが家畜になりえない理由とか、アフリカが黒人の世界になるに至るまでとか、病原菌の猛威の話とか、オーストラリア大陸の特異性とか、大変に興味深いお話が多数載っている。いくつかの論点において、アマゾン太郎氏が突っ込んでおられるように深刻な瑕疵があるようで、確かにアマゾン太郎氏の批判は正しいものだと思うが、これだけ大風呂敷を広げた書物に関して、個々の論点について全て行き届いた整合性を期待するのは無理というものであろう。特にこれらの瑕疵は、ダイヤモンドがアメリカ人であることにかなりの部分起因しているように思える話ばかりである。われわれ日本人としてはこう考えるが、というものをきちんと提示できればそれで良いのではないかと考える。 むしろ、これだけ膨大な分野にわたる話を一つの書物として整理して、曲がりなりにも整合性のある形でわれわれに提示され、内容が大変に興味深い、というその点が大切なのであろう。読んでいて様々な疑問が湧いてくる本であるのも間違いないが、それは参考文献などを頼りに各自が調べてゆくで良いと思う。結局のところ、この本の価値は、大いに刺激を与えてくれて、鵜呑みにもできないという感じもしっかりしているところであろうから。 | ||||
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タイトルの通り、ともすれば簡単に答えられる命題に対して、 途方もないスケールで、圧倒的メタな視点で真っ向勝負します。 まだ読み終わってはいませんが、知的好奇心をくすぐる大変興味深い本です。 | ||||
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序論でA=Bという持論を提起する。 本論で自分に都合のいい具体例をいくつか提示する。 結論はだからA=Bということを強調する。 畳み掛けるようなスピーディな文章に圧倒されるように 読んでいると、なるほどすごい!と思うのかもしれない。 だが、なぜA=Bと言えるのか、その背景や説明、論証と 言えるものがほとんどない。 具体例とA=Bの繰り返しの表現が多く論文の体すらなしていない。 だから消化不良のまま終わる。 さらに目新しいことが書いてあるわけでもないのでだんだん 退屈してくる。 買って読むほどでもないと思う。 | ||||
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ちょっと難しい内容の部分もあったが、人の現在に至る内容が理解できた。 | ||||
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ちょっと難しい内容の部分もあったが、人の現在に至る内容が理解できた。 | ||||
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評判どおり、読み出すと止まらなくなる知的興奮の書です。 もちろん、個々の分析や見解は著者のオリジナルではないですが、人類史というダイナミックな物語を博覧強記の知識で描き切ったというのは、他に例がない力作だと思います。 この著者の作品は、どれを読んでも面白い力作・労作ぞろいですね。 新作が楽しみです。 難をひとつ言えば、翻訳の日本語がこなれていないところがあって、ちょっとイライラしました。 | ||||
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まずは、けなすww 長い。表現的にも冗長じゃね?と思うことしきり。長々した事実の記述の一部なりとも、脚注に譲って、本文はすっきりさせろ、と読みながら思ってしまう部分が多し。「学術論文じゃない」とばかりに、脚注に頼らない書き方をしてるのだろうが、まったくいただけない。 膨大な参考文献のリストと、それらに関する解説が為されているのは大いにほめたいが、本文中に、「じゃあ、その中から、どの部分に具体的に言及してるのか、引用にした方がいい部分があるんじゃないのか、それらをよくわかるようにして欲しいよ、特に、邦訳されている文献については」とも、多々思ってしまう。 さらに、読み込めば読み込むほど、『銃、病原菌、鉄』は題名にふさわしくないのではないかと思ってしまう。本書の中にそれなりの記述の幅があるものを、自分が採っていいと言われたなら多少長くても『食糧生産、国家、大陸の空間の成り立ち』とし、これを以って冒頭に出てくるヤリへの回答とするだろうし、本書での扱いが軽いor言及がないものでもオッケーなら『宗教、ナショナリズム、外洋船』とでもし、それらについて特別な1章なり1部なりを割きたいくらいだ。 著者が、この中で言及されているいろいろな「科学」の分野での“門外”であり、学際的知識にあふれた人物であっても、取り上げたあらゆる分野で第一級ではないのだろうなという風にもうかがえるのだ。 だがしかし、この学際的知識の多様さ・多彩さに非常に感心させられる。1万3000年の人類史のダイジェストとしてみれば、デキはなかなかいい。しかも、破綻なく、著者の主張をまとめきっているあたりは流石。 西欧社会が優位を占め、このように富の偏在する世界となったのは、人種的優位の問題ではなく、文明を取り巻く環境上の説明変数のせいであるそれも相当に膨大で偶然の積み重ねでもあるという切り口は大いに気に入っている。 あと、付け足しておくと、大航海時代までのヨーロッパを、むしろユーラシア大陸の中でも遅れた文明であったことを、きちっと言い当ててくれているという点も好感が持てる。そう世界史上、ヨーロッパに至った人類が決して優秀だったわけでもなく、その文明は、ローマという地中海帝国の衰退期において、頑迷なる宗教的迷妄の下に置かれ、無益な争いを繰り返し、テクノロジー的にも遅れてきたこと中国やインドやイスラム世界やモンゴル帝国の方がはるかに進んだ社会であったのだ。そのことも、改めて確認できる。 恥ずかしながら、文庫化してようやくとこの本を手にしたが、正直、自分の怠惰をなじりたくなる。いろいろ欠点は多い本だと思うが、それなりに知的に刺激されるはずだ。特に、ある種のマンガなどで自民族優越主義のような考えにはまり込んでる人間に、蒙を啓くきっかけとなって欲しい本である。 | ||||
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