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銃・病原菌・鉄
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【この小説が収録されている参考書籍】
銃・病原菌・鉄の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.07pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全476件 341~360 18/24ページ
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| 文明の衝突と相克について書かれた部分は結構凡庸で、「知ってた」の域を出ないところもありました。たぶん、本書の核心はNative Americanやニューギニアの農業畜産史を、フィールドワークを含めて掘り下げているところでしょう。ただ、人肉食も畜産の一種ということになっちゃうところが凄惨ではあります。作物の起源から文明の型を規定していく筆遣いはどことなく中尾佐助の「照葉樹林文化圏」を彷彿とさせたりしました。特にアメリカの読者から見ると、アメリカ大陸のコロンブス以前の文明がわかったりして、お得感が倍増されている気配です。印象深かったのは、植物の種を拾ってきたり、そこらの動物を拾ってきたりして、飼っちゃう人間の「園芸飼育の趣味」の性を農業や畜産の起源とシームレスでつないじゃうところで、そのあたりは、「人間」という種のユニークネスを浮き彫りにしていると思いました。 | ||||
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| 感激!!!最近読んだ本で、最高です!! 目から鱗!!の本です。 私の歴史観が再構築されました。 | ||||
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| 感激!!かなり多くの本を読んでいますが、こんな歴史書は初めて読みました。 最高です。 | ||||
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| 歴史書はこれ一冊で十分と言われてるくらいの好評具合でしたので 期待して上巻を読み始めましたが、日本語がまどろっこしいです。 私の読解力の低さもあります。 しかし翻訳物は概して読んでいて 苦しい。 内容は大陸によって生物の進化、人間の文明などの速度 はマチマチですと述べています。 その主たる原因は病原菌などに よる感染がかなりの割合を占めているらしいとのこと。 非常に読みづらいです。 | ||||
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| なぜピサロがペルーにやってきて、インカ皇帝アタワルパを捕虜にしたのか、なぜアタワルパがスペインにやってきて、カール一世を捕虜にすることにはならなかったのか・・・。 西洋が世界を圧していた時代には、「彼らは遅れていて蒙昧だったので、先進国の民が啓蒙したのだ」と考えていれば良かった。遅れていたのは事実だとして、その差が何故発生したのか、環境要因か、そもそもの民族の資質の差なのか、の問いに答える一冊。相当に読み応えがある。 1億3千万年前の氷河期の終り、現生人類は世界の五大陸に達した。その時点では同じだった、と筆者は強調する。そこからコルテスとアステカ人が出会うまでの永い時間の流れはどう違ったのか。まず、西ユーラシアに文明の灯をもたらしたメソポタミアには育てやすい一年草の小麦が自生していた。その後長く人間のパートナーになる牛や豚の祖先も住んでいた。しかしメキシコには、栽培化の難しかったトウモロコシしか生えていなかった・・・ こうして人類の文明化への永い旅が始まった。病原菌の話も面白かったし、下巻には文字とか鉄が登場するのだろう。楽しみ。 | ||||
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| やっと上巻を読み終えました。これは本当に深い本ですね。じっくり読める本ですし、じっくり読めば読むほど、面白いです。1度読み終えた後に序章を再度読むと、理解がぐっと深まります。 本書の特色は著者が自分の説に対してこれでもかというくらい質問をぶつけていることです。AとBという現象がみられる。ではその背景にある理由は何か?可能性としてはDとEがあり、どちらが正しそうかということで1つずつ可能性をつぶしていくという作業が延々続きます。 21世紀は情報世紀と呼ばれるくらいですから、ある国が画期的な武器を開発しても、世界のほかの国々もそれをまねするのにさほど時間はかかりませんが、これが15世紀くらいの世界ではまだまだ情報格差があった。そして農業生産や武器生産、病原菌への免疫などで数千年の先をいっていたのが欧州大国であった訳です。「なぜ〜だったのか?」という質問に対する著者の検証作業は非常に引き込まれました。下巻も楽しみです。 | ||||
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| 仮にヨーロッパ人の祖先がオーストラリアに産まれ、アボリジニの祖先がヨーロッパに産まれていたとしても、やはりヨーロッパに産まれた側がオーストラリアへと侵略しただろう。 下巻では筆者はヨーロッパに蹂躙された側の歴史を語っていく。ニューギニアとかオーストラリアについてはさすがに専門だけあって詳しい。進化生物学、考古学、民俗学の成果を縦横に動員した語りはやはり面白いのだけど、これだけ大胆に語れば論考が弱いところも出てくる。中国を中心とする東アジア史は専門外みたいだし、インドについてはほとんど語られない。 人類史の大きな分水嶺を植物の栽培化と動物の家畜化に求める筆者の発想は私は良いと思うが、歴史の全ての動力源を銃と病原菌と鉄に求めるのは無理があろう。鳥類学者が人間の歴史の何を語るか、と批判する向きもあるかもしれない。しかし西側世界に根強く残ってた人種優位論を環境決定論で葬り去った筆者の功績は認められてしかるべきと思う。 | ||||
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| 単行本、文庫共に賞賛のレビューが多いが、正直そこまでの名著とは思えなかった。 「名著」「ベストセラー」「ピューリッツア賞受賞」「ゼロ年代の本ベスト1」などの評判や権威と言ったハロー効果に惑わされて本書とダイアモンドを妄信し過ぎているのではないだろうか。 まずタイトルと中身が乖離していて、銃、病原菌、鉄というのは中心的な内容ではなく、西欧の優勢は環境と地理が原因であるという内容となっている。 ダイアモンド自身は本書の方法は科学的なものだとプロローグで述べているが、「私の解釈では」「と思われる」「〜以外考えられない」などの根拠の薄い直感的な推論や独断的な点が散見される。 例えば古代の遺物というものは残っても、古代の歴史そのものは形に残らないため、測定された科学知識の正しさと、それを基にしたダイアモンドの推論が正しいか・科学的であるかは別問題である。 統計もデータも割合で書かれている事が多くいまいち信憑性が薄い(この傾向は次回作の『文明崩壊』でかなり酷くなっている。レビューを書かせてもらったので気になればそちらも参考にしていただきたい。) 広範囲にわたりいろいろな事例を引っぱってくるのだが、ほかの方も述べているように、日本に関する記述は稚拙といわざるを得ない所があり、なおかつ件の英語版に加筆された、日本人についてのでたらめな追加章である。 もしも他の部分もこの程度の資料査読と解釈なのだとしたら全体としての本書の信憑性と主張は疑わしい。 英語版のウィキペディアにも本書の項目があり、その決定論的な主張に非難が起こったとも書いてある。 ダイアモンド自身に対しても、一介の鳥類学者に過ぎない人物が、専門外の著作で非常に幅広く壮大な著述を行っている事に対する疑問もあるようだ。 マイケル・ガザニガの『人間らしさとは何か』の中では「でしゃばりの鳥類学者」と名前こそ出ていないがダイアモンド(の事だろうと思う)が皮肉られていた。 それに原著の初版は1997年で、既に15年以上の時が過ぎていて情報が古くなっていたり、批判を受けたりしていることも知っておくべきだろう。 例えば最近の本だが、アセモグル=ロビンソンの「国家はなぜ衰退するのか?」の中では本書とダイアモンドの地理説を「やくにたたない理論」として反駁している。 地理と環境因に全てを置くダイアモンドの説では、利用できる資源や家畜、機械が増えた現代社会での格差を説明できないし、資源や動物の分布、歴史の事象も本書の主張とは合致しない事が多々あるという。 確かに産業革命や、国家形態、イデオロギーなの歴史上の重要な事象自体をあまり考えず、単なる自然環境の違いが、銃、病原菌、鉄を含む、西欧の優勢を形作ったという主張自体がいささか表面的、短絡的ではないかと思う。 究極的に言えば歴史とは多くのことが相互に絡み合って起こる複雑系の領域で、可逆的に検証不可能なものなのだし、いまある資料や直感だけでここまで推論を下していいともあまり思えない。 ある程度批判的思考(クリティカルシンキング)で読んだほうがいいし、 結論もあくまで一鳥類学者の立てた見解・仮説、として捕らえるのがが妥当だろう。 伝染病に関する記述でも、少し考えてみればわかるが、伝染病が猛威を振るったのはアメリカ大陸でだけというわけではない。 原産国のアフリカやヨーロッパなどでも耐性のできる前の人間を大量に死に至らしめている。 日本でも黒死病は猛威を奮い沢山の人が死んだ記録が残っている。だが白人も黒人も、日本人も絶滅寸前という訳ではない。 現在、南米や中米では原住民の血を引く人間が大部分を占める国家が多数あるが、アメリカやカナダは人口比で見る先住民は数%から1%以下である。 インディアン滅亡は伝染病が一因ではあるが、本質的な原因はアメリカ大陸に入植した白人が、先住民であるインディアンを数百年に渡り虐殺し続けて来たという事にある。 黒人を奴隷として輸入しだしたのも、まずインディアンを奴隷として酷使していたらみんな死んでしまって労働力が足りなくなってしまったからである。 例えばリンカーンなどはインディアンに対しては、この世から絶滅しても人類が困ることは無いと、人間扱いせず害獣として積極的に駆除していた。 奴隷とし、銃を与え部族間で殺し合いをさせ、後に知恵を付けて白人に逆らうようになると害獣扱い。 このような事はほとんど取り上げず、あたかも伝染病がインディアンを根絶させたかのような記述を延々と続けミスリードを誘うと言うのは欺瞞でしかないと思う。 この伝染病による死滅説はアメリカ人が信じたがるエピソードで、よく色々な書籍に登場するが、かなり盛られていると思われるので話半分で聞いたほうがいいだろう。 この本の種本のマクニールの「疫病と世界史」ではマクニール本人も科学的な証拠も少ないがやや強引な推論を展開している事を断っているが、そのことを書かずにあたかも真実であるかのようにまとめているのはいただけない。 そして日本に関する追加章では。朝鮮半島からやってきた現代日本人の祖先が本来の日本の先住民であるアイヌ人を、アメリカ人がインディアンを殺したのと同じように虐殺して日本を侵略したような記述をしている。 日本の古代史については様々な説があり、未だに研究の途中であり確かなことは判っていないのに、このような極端にセンセーショナルな説だけをあたかも日本人が認めたがらない事実のように記述するのはいかがなものか. 本書の中では執筆当時未だに論争中の事だったり、詳しいことは分っていないことにずばずばと結論を出しているが、他の所もこのように耳目を引く事を大げさに語っているのだとしたら信憑性が疑われる。 そこで日本語と漢字についての記述をちょっととりあげてみよう。 ダイアモンドは音節表記のアルファベットを持ち上げ、表意文字などはこきおろしている。彼の主張するようなアルファベット至上主義はアルファベット圏では昔から割とポピュラーな俗説らしい。 しかしMRIなどを使った最近の研究では、例えば表音文字の英語や、表意文字の中国語、その両方を使う日本語では、文字認識の際に脳内の賦活する部位が違い、それぞれ違う方法で文字を認識している事がわかってきた。 その結果、単純に文字が少ないアルファベットが効率的であるとか、字の多い漢字が非効率的であるとかいう俗説は一概にそうとは言えない事が分かっている。(ちなみに日本人は日本語を認識する脳内回路を使って英語を認識しているらしいよ) そもそも日本語の文字については既に明治維新の頃から字の習得に関する事で似たような議論や実験的な事が繰り返されてきた。 戦後のGHQによる統治の際にも、文字が多すぎて識字率が低いことが日本の発展を妨げているということで漢字や仮名を廃止してローマ字にするという案もあったが、実際調べてみると識字率がほぼ100%に近かったので取りやめとなった。 実際に、日本語の文章が全部ローマ字や仮名文字だけになったら読みづらいことは誰でもわかるだろう。 ダイアモンドはそのような事をまったく知らないため以下のような記述をしている。 "二つめの要因は、経済性より社会的ステータスが重要視され、それが受容性に影響することである。たとえば、ブランドもののジーンズを買うために、品質はまったく同じノンブランド品の二倍の値段を払う人は何百万人もいる。 ブランドものの社会的ステータスが、金銭以上のものをもたらしてくれるからである。日本人が、効率のよいアルファベットやカナ文字でなく、書くのがたいへんな漢字を優先して使うのも、漢字の社会的ステータスが高いからである。" 外国人による日本文化の理解は難しいとは思うがいくらなんでもこのようなことを平気で書くのはどうかと思う。 しかしほかの箇所では日本人は識字率が高いのを誇りとしている、と皮肉っている。識字率が高いのが分っているなら、単純に文字の習得には字数の効率性以外のものもあるということが分りそうなものであるが、偏見から物事を見ているために気づかなかったのだろうか。 文字の習得に関しては、単に字数だけが効率性を決めるのではなく、発音と綴りに複雑な法則のあるものや、書いた文字をそのまま読むようなのでも違うし、イメージングの能力を使って覚えるものでもまったく違うのだ。 このアルファベットの部分に関してはダイアモンドは偏見から直感的に物を言って、科学的にも間違っているので、日本語と漢字の関係が効率の悪いという主張に悲観したりすることもないだろう。 しかしこれらのような説がベストセラーになって世界に撒き散らされていくと思うと暗雲立ち込める思いである。 ダイアモンドは本書に限らず人種による差異を否定し、差別や偏見を戒めているが、それとは裏腹に人種差別的な悪趣味な皮肉や嫌味、白人優越主義的な記述が頻出し、彼自身が差別や偏見から脱することができていない気がする。 次著の『文明崩壊』の中ではダイアモンドに対する反論があったことに対して「差別主義者から攻撃された」などの記述をしている所を見ると、むしろ「人種は平等である」という否定することが色々な意味で難しいテーゼを自説に紛れ込ませる事によって反論を防ぐために方便として利用しているような感すらある。 全体的ににわか知識で表面的に物事を見るような独断的な記述が多くいまいち信憑性にかけ、あまり中身の無いような断片的な知識の披露に過ぎない部分も多い。 評判先行で過大評価されすぎの本と言ったところだろう。 | ||||
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| 重厚な内容だったがとても楽しめた。 物事を分析する上での設問の徹底具合なども参考になる。 しつこいくらい、なぜ、なぜを繰り返して積み上げていく過程は圧巻である。 現在の持てるものと持たざるものの格差は決して民族間の生物学的差異によるものではない、ということを明確に謳っていることにも注目したい。 | ||||
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| 歴史を科学的にとらえようとした本で、ユニークです。 地理学的、生物学的、生態学的観点からの歴史の必然性を見出だそうとした本です。 前評判の高い本だったので、読みましたが、長いのと、それほど面白くなかったので、少し読んでいていて、がっかりはしました。 | ||||
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| 重厚な内容だったがとても楽しめた。 物事を分析する上での設問の徹底具合なども参考になる。 しつこいくらい、なぜ、なぜを繰り返して積み上げていく過程は圧巻である。 現在の持てるものと持たざるものの格差は決して民族間の生物学的差異によるものではない、ということを明確に謳っていることにも注目したい。 | ||||
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| 興味あれば、一読しましょう ※ゲーム「シヴィライゼーション」好きな僕は、より妄想してゲームを楽しめますw 現代の侵略した側(西洋など)、侵略/淘汰された側(アフリカなど)が、 存在することを皆さん否定しないと思います。 なぜそのようになったかも、漠然と知っているともおもいます。 どれが真実なのか、正しいのかはわかりませんが、 それを考える上で一読することをオススメします。 本書に書かれていることは、僕は漠然とどこかで聞いたことがありましたので、 すんなりと読めました。 ◆本書を読むことの価値は、その論拠や考察の過程を丁寧に読んで行く事だと思います。 時系列で1万3000年の人類の歴史を、その地勢状況から生じる結果を追っていくことは、大変おもしろかったです。 地勢状況が、「食料」から始まり「社会体制」を経て、「技術」の違いをこれほど生じるとは考えていませんでした。 途中、言語に関することなど、細かい考察の部分などは、文字だけで考えるのは難しかったりします。 読む方は、深く考えず、まずは通読すればよいと思います。 だって、何度も同じことを述べますので、そのうち理解できるかもしれませんし、概略だけでも価値ありです。 | ||||
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| 本書には、図解といえば、地図しかない。 多くの植物や動物が登場するのに、一切、生物の図解がない。 生物の話をするには、形態学的な情報が必要不可欠なのに、図解がないのだ。 印刷術が今とは比較にならないほど粗末だった江戸時代でも、解体新書には図解があった。 それほど、図は大事なのだ。 文字でくどくどと説明するより、簡単な模式図1枚の方が、はるかにましだ。 | ||||
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| ものすごい評判がある本書。 確かに長いし、地理に疎い私は要所要所で理解に苦しむところがあったが、全部を読みとおすことで、人類つまり「ヒト」について大きく考えさせられた。 本書は一部の過激な人間が持ちたがる人種ごとの優劣というものを完全に覆している。 また、ヒトが人へとなった過程にはその環境というものが大きな影響を及ぼしており、そういう面で必然的であると言えると思う。 しかし、新しい技術も時として闇に葬られたように、タイミングなどがふと合ったときに更なる発展してきたという点では、その偶然性もまた重要な要因だと思った。 この必然であり、偶然という部分が今の人を人たらしめたものであり、この2要素というものは、歴史のどの場面でも存在してきたことであり、とても興味深い。 確かに長いけど、一読の価値ありですね。 | ||||
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| 人類の歴史を生物学や民俗学、文化人類学、地球科学の知見を総動員して、総合的に考察した内容になっていて、一人の著者だからこそできる人類の歴史の俯瞰となっていると思います。 ただ、少し長く、読んでいるとテンポが遅く飽きてしまうようなところがあると思います。 大変博学な著者だからこそ書ける本だと思います。 結構分厚い本です。 上巻だけ読み通すのにも時間がかかります。 | ||||
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| 人類は400万年のアフリカではじめて誕生し、 1万3000年前までには世界の主要な地域に拡散していった。 各地で文明を発達させてきた彼らが再び相まみえるようになるのは、 500年前のコロンブスの新大陸発見に端を発する。 そこで起こったことは、ヨーロッパ人によるアメリカ先住民の征服であり、 その逆ではない。 その要因は、銃や馬をはじめとする戦いのための道具の性能や、 新大陸には存在しなかった病原菌ということは広く知られている。 もともとはアウストラロピテクスと呼ばれる同属の個体であったのに、 これらの差異が生じた究極的な要因はなんだったのだろうか? 筆者は生物学的な差異を理由とする、 白人至上主義を持ち出すことはしない。 環境が文明発展のしかたを左右したことを、 考古学的証拠と言語学的証拠の両面を示しながら証明していく。 その究極的要因とは、 ユーラシア大陸が東西に長く、アメリカ大陸が南北に長いことである。 ここからどのような因果関係を用いて、 1533年のピサロ率いるスペイン軍による、インカ皇帝アタワルパの捕獲という結果につながるのか。 これがミステリーの謎解きのような知的興奮をわき起こしてくれる。 文系的な学問だと思っていた歴史学も、 データと論理を積み重ねればサイエンスと呼べることを教えてくれる作品だった。 | ||||
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| この本の原書は買ったまま積ん読状態でした。その理由は、英語版の挿入写真の1枚に天皇陛下の写真が様々な原住民族の写真の中に1枚だけあり、日本人が蔑視されているような感じがしたのと、文章自体は難しくないものの専門用語が多く使われて辞書を引くのが億劫だったからです。 その間、同じ著者の文明崩壊上・下を読み、著者の力量に瞠目もしましたので、廉価な文庫本が出た機会に購入して上巻を読了したところです。 科学的手法で人文学的事象に臨むといった手法は、文明崩壊で駆使されており新鮮さを感じましたが、この本ではあまり新鮮さを感じませんでした。なるほど、翻訳年を見ると文明崩壊の方が後なので、その理由がわかりました。また、失礼ながら訳もこなれていません。どちらかというのであれば、強く文明崩壊を読まれることをお薦めします。手法の洗練さ、物語性の面白さなど、より高く評価できるからです。 私は、この上巻で専門用語を学習したので、下巻相当分は原書にチャレンジしようと思います。 以上のややネガティブな印象がどうなるか少し興味深いです。 | ||||
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| ニューギニアの政治家からの素朴な問いかけ・・・ 既存概念をもってすれば、一言二言で片付けてしまいそうな回答となるところを・・・・ 真摯に、何故・・どうして・・と、問いかけ、全方位的観点から回答を探し出そうとした渾身の作となっている。 歴史書としても、地球と人類と言う観点からも、今迄の概念をも再考させられる、とても面白いものです。 一読の価値ある本だと思います。 | ||||
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| 邦訳出版から10年以上の歳月が経過しているにもかかわらず、いまだに評価の高い人類史、文明史の書。 このほど文庫本上下2巻として新たに刊行された。 本書は上巻。 上巻での圧巻は、本書のカバーイラストにもなっている(と思われる)インカ帝国の数万の兵士を、スペイン側のわずか百数十人の部隊が壊滅に追い込むシーンであろう。 その信じられないようなイベントが起きた理由が「銃、病原菌、鉄」だと著者は言う。 「銃」といってもわずかな火器しかないスペイン側の軍勢が、何故数万のインカ兵をケチらしたかを語るあたりを読んでいると、あたかもそのシーンが脳内に再生されたかのような錯覚に陥る気がする。 | ||||
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| 本書を読む直前に、今話題を呼んでいるファーガソンの文明: 西洋が覇権をとれた6つの真因を拝読した。書中で著者のファーガソンは、文明が「銃、病原菌、鉄」で生まれ出るほど簡単ではないと切り捨て、独自の「6のアプリ」の有無が西洋文明の(一時的な)隆盛をもたらしたと述べている。 こうして双方の書を読み比べてみると、いずれが正しいかどうかを議論するよりは、ものごとを簡単に規定してしまうことの危うさを逆に感じる。 但し、そもそも地球の地政学的上の理由が大きいとする本書の主張の方が、個人的には説得力があるような気はする。 本書の冒頭に登場するニューギニアのヤリにとっては、それは悲しいことかも知れないが。 | ||||
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