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夏と冬の奏鳴曲
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夏と冬の奏鳴曲の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.62pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全64件 41~60 3/4ページ
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驚愕の名作!?これがミステリー?謎解きやトリックはどこに? ページに蔓延しているのは、作者の知識を自慢しているらしい小難しい芸術論や宗教論であり、読み物としての面白さは微塵もなく、疲れだけが残った。 読んでいても残りのページを見ただけで憂鬱になり、楽しむどころか、途中からはノルマのような気がしてならなかった。 孤島にある怪しげな館。雰囲気に期待して買ったものの、綾辻行人氏の「館シリーズ」や霧越邸殺人事件の方が圧倒的に楽しめる。久しぶりに買って損をした気分が味わえた。 700ページで900円。それだけの価値があったのだろうか? 登場人物の名前をとっても現実味がなく、まったく感情移入もできなかった。 | ||||
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はい、普通につまりませんでした。時間返して欲しいです。発表された当時はそれなりに問題作だったのかも知れませんが、時間の篩には耐えられませんね。世の中にはもっと面白い本が沢山ありますし、人生は有限です。90年代に本格ミステリが陥った袋小路を知りたい人が、資料的に読むくらいしか価値がないでしょう。 | ||||
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はい、普通につまりませんでした。時間返して欲しいです。発表された当時はそれなりに問題作だったのかも知れませんが、時間の篩には耐えられませんね。世の中にはもっと面白い本が沢山ありますし、人生は有限です。90年代に本格ミステリが陥った袋小路を知りたい人が、資料的に読むくらいしか価値がないでしょう。 | ||||
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1993年に講談社ノベルズとして出たものの文庫化。 著者の長編第二作。すごい厚さで、読んでいて手が疲れた。 物語としてはそこそこ面白い。しかし、ミステリとしては納得がいかない。色々と説明不足なところが残っている。1000枚以上も書いておいて、この手抜き・隙間は何なんだと不思議に思うくらい。アンチ・ミステリ的な結末にもっていくにしても、もう少し構成をしっかりつくっておいてくれないと。 うっかり次作の『痾』を先に読んでしまったのも痛かった。麻耶雄嵩の作品は、きちんと発表順に読むことをお勧めする。 | ||||
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1993年に講談社ノベルズとして出たものの文庫化。 著者の長編第二作。すごい厚さで、読んでいて手が疲れた。 物語としてはそこそこ面白い。しかし、ミステリとしては納得がいかない。色々と説明不足なところが残っている。1000枚以上も書いておいて、この手抜き・隙間は何なんだと不思議に思うくらい。アンチ・ミステリ的な結末にもっていくにしても、もう少し構成をしっかりつくっておいてくれないと。 うっかり次作の『痾』を先に読んでしまったのも痛かった。麻耶雄嵩の作品は、きちんと発表順に読むことをお勧めする。 | ||||
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発表当時から毀誉褒貶が激しかった作品。20年前に起こった、美少女を中心とした仲間内で起こる孤島での殺人事件。女性上司に命じられて、その孤島へ調査に行く記者。だが、20年前の事件の謎を解くどころか新たな謎に包まれ、記者は現実と幻想の狭間に立たされる...。 夏に雪が降るのはご愛嬌としても、本作には細かい矛盾点が多すぎる。本作のキャッチ・コピーに「最後のメルカトル鮎の一言で全てが変わる」とあるが、トンデモナイ。到底全てを説明しているとは思えなかった。何故、初めて記者が島を訪れた時、デジャブを感じなければならなかったのかetc....。それにも関わらず、本作には読者を惹きつける不思議な魅力がある。迷宮を彷徨いたいミステリ・ファンにはお勧めの一作。 | ||||
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発表当時から毀誉褒貶が激しかった作品。20年前に起こった、美少女を中心とした仲間内で起こる孤島での殺人事件。女性上司に命じられて、その孤島へ調査に行く記者。だが、20年前の事件の謎を解くどころか新たな謎に包まれ、記者は現実と幻想の狭間に立たされる...。 夏に雪が降るのはご愛嬌としても、本作には細かい矛盾点が多すぎる。本作のキャッチ・コピーに「最後のメルカトル鮎の一言で全てが変わる」とあるが、トンデモナイ。到底全てを説明しているとは思えなかった。何故、初めて記者が島を訪れた時、デジャブを感じなければならなかったのかetc....。それにも関わらず、本作には読者を惹きつける不思議な魅力がある。迷宮を彷徨いたいミステリ・ファンにはお勧めの一作。 | ||||
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かなりのどんでん返しを喰らう作品ではありますが、これは完全に賛否両論な作品でしょう。 少なくとも、私には全くあわない小説でした。話が余りにも無茶苦茶すぎます。 | ||||
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バリバリのアンチミステリ。謎が謎を呼び、物語の後半から驚愕する展開の連続。 著者は読者にどれだけのレベルを望んでいるのだろうか。張り巡らされた伏線。明示されない謎解き。読み終わった瞬間唖然とした。こんな作品がまかり通るのか。 しかし、面白さは秀逸。ページをめくる手がとまらない。前作、翼ある闇に比べてリーダビリティが上がっているのも感心する。 | ||||
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バリバリのアンチミステリ。謎が謎を呼び、物語の後半から驚愕する展開の連続。 著者は読者にどれだけのレベルを望んでいるのだろうか。張り巡らされた伏線。明示されない謎解き。読み終わった瞬間唖然とした。こんな作品がまかり通るのか。 しかし、面白さは秀逸。ページをめくる手がとまらない。前作、翼ある闇に比べてリーダビリティが上がっているのも感心する。 | ||||
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カバーの目立つ位置に「PARZIVAL」と書かれている。 ワーグナーのオペラでも知られるパルシファル(パルチヴァール)、「穢れ無き心を持つ聖なる愚者」である聖杯の騎士のことだ。 おそらく主人公・如月烏有は「聖なる愚者」なのだ。 いつの日にか彼は、パルシファルのように、自分が本当は何者であるかを知り、王位を継承する事になる。 「銘探偵」という王位を。 本作は、言わば壮大な序章である。 | ||||
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カバーの目立つ位置に「PARZIVAL」と書かれている。ワーグナーのオペラでも知られるパルシファル(パルチヴァール)、「穢れ無き心を持つ聖なる愚者」である聖杯の騎士のことだ。おそらく主人公・如月烏有は「聖なる愚者」なのだ。いつの日にか彼は、パルシファルのように、自分が本当は何者であるかを知り、王位を継承する事になる。「銘探偵」という王位を。本作は、言わば壮大な序章である。 | ||||
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人によっては何でもないかもしれませんが、 人によっては今ある世界が逆転するほどの衝撃を受けるでしょう。 どうぞ、覚悟を決めてから読んで下さい。 | ||||
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人によっては何でもないかもしれませんが、人によっては今ある世界が逆転するほどの衝撃を受けるでしょう。どうぞ、覚悟を決めてから読んで下さい。 | ||||
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賛否両論。その全てが存在した作品である。どのようにも捉えられる謎。それに付随する無駄なトリック。しかし得てしてそのトリックすらも何故か感動を呼ぶ仕掛け。裏表紙にはこう書かれている。「メルカトル鮎が最後に全てを解決する」してねーよ。 | ||||
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絶海の孤島、風変わりな人々、奇怪な出来事、そして殺人…。物語は、本格ミステリという階段を一段一段上っていくかのように展開する。そこに突然訪れる、段から足を踏み外すような悲劇。それに耐えながら必死で上り詰めた先に待っていたのは、解決という素晴らしい景色…ではなかった。確かに謎は氷解し、主人公は何も失わなかった。それでもなお、理不尽な謎が残り、呆然とするような喪失感が残ったのだった。それは同時に、主人公が「大人」になったということなのだろう。ミステリという枠組みでは星2つがせいぜいだが、青春小説としては星5つ以上だと思う。 | ||||
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絶海の孤島、風変わりな人々、奇怪な出来事、そして殺人…。 物語は、本格ミステリという階段を一段一段上っていくかのように展開する。 そこに突然訪れる、段から足を踏み外すような悲劇。それに耐えながら必死で上り詰めた先に待っていたのは、解決という素晴らしい景色…ではなかった。 確かに謎は氷解し、主人公は何も失わなかった。それでもなお、理不尽な謎が残り、呆然とするような喪失感が残ったのだった。それは同時に、主人公が「大人」になったということなのだろう。 ミステリという枠組みでは星2つがせいぜいだが、青春小説としては星5つ以上だと思う。 | ||||
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推理小説というのは、つまるところ、最後に「合理的な解決」を求めて進んでいく小説だとも云えるわけです。いわゆる「本格」ミステリと銘打たれたものは、そもそもそれが第一義目的ですよね、大概の場合。 で、この作家さんは、綾辻行人氏らを輩出した、あの名門京都大学推理研の出身なんですね。きっと、古今東西のミステリ、或いは推理小説の海に浸かったような学生生活を送ってこられた事でしょう(多分)。だから、ミステリのエッセンスは、身体の芯までしみわたっている人の筈(おそらく)。 幻想的な緊迫感(?)と、サスペンスフルな雰囲気でもって物語は進みます。過去の因縁、人間関係、特異なキャラクター群。魅力的です。 そして、終盤の怒涛のカタストロフィの後に待っているのは!「合理的な解決」、かと思いきや‥‥。目眩にも似た読後感が残ります。これは強烈。 因みに、殺人事件のメイントリックですが、こんなの看破できる人居ません。でも、問答無用にねじ伏せられてしまう事でしょう。僕はそうでした。 | ||||
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推理小説というのは、つまるところ、最後に「合理的な解決」を求めて進んでいく小説だとも云えるわけです。いわゆる「本格」ミステリと銘打たれたものは、そもそもそれが第一義目的ですよね、大概の場合。 で、この作家さんは、綾辻行人氏らを輩出した、あの名門京都大学推理研の出身なんですね。きっと、古今東西のミステリ、或いは推理小説の海に浸かったような学生生活を送ってこられた事でしょう(多分)。だから、ミステリのエッセンスは、身体の芯までしみわたっている人の筈(おそらく)。 幻想的な緊迫感(?)と、サスペンスフルな雰囲気でもって物語は進みます。過去の因縁、人間関係、特異なキャラクター群。魅力的です。 そして、終盤の怒涛のカタストロフィの後に待っているのは!「合理的な解決」、かと思いきや‥‥。目眩にも似た読後感が残ります。これは強烈。 因みに、殺人事件のメイントリックですが、こんなの看破できる人居ません。でも、問答無用にねじ伏せられてしまう事でしょう。僕はそうでした。 | ||||
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メルカトル鮎シリーズというらしいが、その割りに彼は一向に出て来ず、その探偵は主役ではないのか?!と読んでいる間、探偵を求め続けたミステリ(苦笑)。 この麻耶雄嵩という人は独特な世界がある。 登場人物の心の様子が風景の説明からよく伝わるが、なんともイライラする表現だ。 登場人物の名前のつけ方が個性的といえば一言で済むが、これにも腹が立つ。 語り手である主人公は「如月烏有」(きさらぎうゆう) しかも「烏有はそう思った」のような表現をする。 これがまた癇にさわる。 彼の助手である高校生は「舞奈桐璃」(まいなとうり)だ。 そして、最後まで謎である女優(らしい)は真宮和音(まみやかずね)。 始め腹が立ったものの、中盤はスピード感もあったのでスラスラ読めた。 | ||||
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