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大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう
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大江戸科学捜査 八丁堀のおゆうの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.17pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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小説でもドラマでも映画でも、たいていは現実には起こり得ないような事が起こり進行してゆく、ましてSF小説ではなおさらだ。だからメインのストーリー展開以外の部分はリアリティがないと、物語全体が浮いて嘘くさくなる。厳しいようだが作者には時代小説を書くのに必要な江戸時代の文化、風俗、法制など様々な知識が不足している。冒頭主人公が自分の名前を「おゆうです」と名乗ったが、「お」は他人が女性の名前を呼ぶ時につける、いわば敬称なので自分から名乗る時は「ゆうです」と言わなければならない。また主人公は突然タイムトンネルを通って江戸の町に現れ一人暮らしをした事になっているが、江戸時代はすべての町人は原則、人別帳によって管理され素性の知れない女性がふらりと現れて一人暮らしができるような社会ではない。その他主人公の振る舞いや言葉など、少しでも江戸時代の社会を知っているものなら、あり得ないものばかりだ。現代人がタイムトラベルして江戸時代で捕り物をするという設定は秀逸だが、まったくそれが生かせていない。もっと勉強して現代の東京と江戸の風景や人情の違いを浮き彫りにできればこの作品にももっと厚みが出たのにと思うと残念だ。また、文章も説明的な地の部分が多く、もっと会話にテンポが欲しい。 | ||||
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普段から時代小説を読んでいるせいかかなり「わざとらしい」江戸の様子がムズムズする。タイムスリップという案はいいとして、それ以前の、なんというか文章の書き方が粋でない。おゆうの喋り方も相槌の仕方も変だし、伝三郎への計算高い駆け引きをしているようなところも好感が持てない。そんなおゆうをいい女だと思っている伝三郎もどうなんだ…。 江戸の街の書き方を「みをつくし料理帖」を参考にしているとのことだが足元にもおよばない、やめてほしい。 途中からかなり苦痛になりパラパラ読み飛ばし、最後のところだけ読んで、ああやっぱり…だった。隠し玉とはよく言ったもの。賞がとれないわけだ。 賢明な人は読まない方がいい。 | ||||
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