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量子怪盗



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量子怪盗の評価: 3.92/5点 レビュー 13件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.92pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(1pt)

SFの構成は素敵だが、文章表現にかける。

SF書として多くの書評がありオススメされていることも多い書物。SFとしての構成は面白く読みごたえがあるが、文章としての基本の美しさや表現力にかけるため、読書家にはつらい一冊。
量子怪盗 (ハヤカワ文庫SF)Amazon書評・レビュー:量子怪盗 (ハヤカワ文庫SF)より
4150119511
No.1:
(2pt)

遠未来の文化の描写にこだわりが足らない

のっけからエネルギー保存則を無視したお手軽ナノテクが投入されまくるので、頭をファンタジー/スペオペ脳に切り替え。解説によれば著者は物理学者かつ数学者らしいので、これはわざとなんだろう。しかし読み進めるとこういうちょっとした「こだわり」のなさがいちいちひっかかる。

白い棒状のものに火を付けて臭い煙をまきちらす「タバコ」。遠目にも手に持ったそれがなんだかわかるような「新聞」。量子コンピュータがあるのに信用されている「公開鍵暗号」。シンギュラリティ後の遠未来ということらしいが、文化や人物がどうにもこうにも現代くさすぎる。スタイリッシュさを優先していろいろ整合性が犠牲になってる。スペオペ読むのにこういうところに引っかかってたら負けだよなーと思いつつ、これってアニメの「COWBOY BEBOP」に感じてたもやもやに似てるなぁと思い出す。

そういうところが気にならない向きなら、スピード感あり、ガジェットも魅力的ないい感じのスペオペだと思う。アルセーヌ・ルパンやシャーロック・ホームズへのオマージュも満載で、ミステリとして読むのは難があるものの、ピカレスクロマンとしてはいい出来ではないか。
量子怪盗 (ハヤカワ文庫SF)Amazon書評・レビュー:量子怪盗 (ハヤカワ文庫SF)より
4150119511

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