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匿名者のためのスピカ



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【この小説が収録されている参考書籍】
匿名者のためのスピカ
匿名者のためのスピカ (祥伝社文庫)

匿名者のためのスピカの評価: 3.64/5点 レビュー 11件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.64pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(5pt)

島本ワールドです

私の大好きな世界観です。
匿名者のためのスピカ (祥伝社文庫)Amazon書評・レビュー:匿名者のためのスピカ (祥伝社文庫)より
4396344244
No.4:
(5pt)

異形の恋愛小説

読後は、心がヒリヒリしてしばらく動けなかった。こんなに心がざわついた小説は久しぶりだった。(以下、ネタバレあり)
典型的なDV男の高橋に支配されてゆく景織子。運命の人に出会えたと思い込み、監禁事件で一旦関係を途絶えさせるが、高橋の離婚に伴って再び出会ってしまう。家庭に居場所のない景織子の心の闇、救いを求めての高橋への被支配なのかもしれない。
それに対して、あまりにも正しすぎる笠井。愛おしいまでに真っ直ぐなその姿は、景織子にとってはあまりにも眩しすぎたのかもしれない。
私はこの小説をサスペンスものとしてではなく、ロードノベルスとして、または、異形の恋愛小説として読み進めた。
物語の最後に笠井は、裁判員裁判の傍聴を通して景織子に向き合おうと決意する。また、景織子は、カウンセラーに心を開く。笠井のことを想って、別れを選んだということを…。
二人には幸せになって欲しいと願わずにいられない。二人が結ばれても、そうでなくても…。
匿名者のためのスピカ (祥伝社文庫)Amazon書評・レビュー:匿名者のためのスピカ (祥伝社文庫)より
4396344244
No.3:
(5pt)

全人類

読むべき
匿名者のためのスピカ (祥伝社文庫)Amazon書評・レビュー:匿名者のためのスピカ (祥伝社文庫)より
4396344244
No.2:
(4pt)

島本理央ならではの「サスペンス」

私はサスペンス色の強いものは、あまり読まないので、あくまで島本理央の作品として、レビューします。
 島本さんの作品はいくつか読んでいますが、この作品でも、登場するヒロイン心理が、深くえぐられるように描かれています。人間の心にある、表裏一体の愛憎、恐れと依存など、人間心理のコアまで、極限まで描写しているようにさえ思います。
 ですから、私は、この作品はサスペンスでありながら、人間(特に女性)の心理を描ききった、島本さんらしい作品だと感じました。
 また、今まで拝読した島本作品と同様、本作も単純なラストではありません。「よくわからない」、「モヤモヤする」等と、お感じになる方もいらっしゃるかもしれませんが、読後、「まあ、これで、よかったんだよ」と、登場人物たちに声をかけたくなるラストでした。
匿名者のためのスピカ (祥伝社文庫)Amazon書評・レビュー:匿名者のためのスピカ (祥伝社文庫)より
4396344244
No.1:
(4pt)

島本理生作品の見方が変わりました。

彼女の作品をいくつか読む中で、ヒロインの女性を理解できない、と思うことがよくありました。でもなんだかそう思ったときに、女の人ってめんどくさかったりわけわからないから、共感できなくても不自然じゃないと思いました。
私は景織子に共感できませんが、実際の友達にも共感できないことがたくさんあるので、そういったところはリアリティとして十分受け取れます。また、初のサスペンスということでオチがすこし弱いとは思いましたが、人物の感じが好きで、男性視点なのも面白かったです。強いて言うなら恋愛要素がもう少しあってほしかったですが、また彼女の作品を読みたいと思うような作品でした。
匿名者のためのスピカAmazon書評・レビュー:匿名者のためのスピカより
4396634722

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