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匿名者のためのスピカ
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匿名者のためのスピカの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.64pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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破滅しか予想させない書き出しに反して、物語は緩く動き出したが、突如波乱の展開を迎える。 どこまでも素直で優しい主人公の笠井が抱える苦い過去、探偵役の七澤が独特の人格を形成するに至る家庭環境などが、徐々に明らかにされていく。このあたりの運びは、うまい。 読み終えてなお肚に落ちきらないのは、景織子の心理。ストーカーと行動を共にしたのは、止むに止まれぬ状況に追い込まれたが故か、自らの意思か。笠井は「保険」に過ぎなかったのか。法廷での証言は真実か。 七澤の推理が一応の解を与えたかたちとはなっているが、それだけではストンと落ちない。景織子が望んだ結末とは、いったい何だったのか……。読後もしばし考え込んでしまった。 | ||||
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主役は一人称の本人である笠井氏だとおもうが、サブがその恋人?の景織子。 笠井氏は童貞らしいが物語には関係がない。なぜそのエピソードを書いたのかよく分からない。 また登場人物の多くは法曹士の卵であるが、それも多くの意味を持たない。そして沖縄に行く必然性はあったのか? 景織子をかつて監禁してまた、誘拐した高橋氏も腰が据わっていない。高橋に殺された(らしい)弟のまもるとか、笠井の友人で訳ありげな七澤、笠井がかつて遭遇した花井純、同窓の月田、とか登場人物はいるのだが、これらを率いて何処に行こうとしているのか、よく分からない物語であった。少なくとも私には。でもエピソードのひとつひとつはそう嫌いではなかった。 | ||||
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もしくは、もっともっと時間置いてからにすれば?みたいな時節の中途半端さをまず感じた。 特定の「事件」を彷彿とさせる設定は、事件後すぐ、か、完全に忘れた頃じゃないと多少白ける。 充分に面白いが、「主役」がいない感じ?全員を主役にしたいなら、連作短編みたいにすれば読みやすいのに、と思わんでもなかった。 | ||||
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プロローグ~第一章~第三章~エピローグで構成された島本理生さんの最新長編 かつて自分を監禁した元恋人、高橋と逃避行を続ける女性、景織子(きょうこ)が中心に描かれています。 内容紹介に記載されている「著者が初めて挑む究極の恋愛サスペンス!」と言うほどには緊張感もなくさらっと読了しました。 息子を溺愛する景織子の母親、景織子の弟のまもる、花井純、月田、七澤(ななざわ) 景織子の現恋人の笠井と一癖も二癖もある個性豊かな登場人物がストーリーを飽きさせずに展開して行きます。 >どうして正しいものと私が欲しいものはこんなにも違ってしまったのだろう。 この一文には景織子の心理が如実に表現されていました。 けれども強く共感したり感情移入出来る魅力的な人物が存在しなかったせいか今ひとつ夢中になれませんでした。 装丁はとても素敵でした。 | ||||
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プロローグ~第一章~第三章~エピローグで構成された島本理生さんの最新長編 かつて自分を監禁した元恋人、高橋と逃避行を続ける女性、景織子(きょうこ)が中心に描かれています。 内容紹介に記載されている「著者が初めて挑む究極の恋愛サスペンス!」と言うほどには緊張感もなくさらっと読了しました。 息子を溺愛する景織子の母親、景織子の弟のまもる、花井純、月田、七澤(ななざわ) 景織子の現恋人の笠井と一癖も二癖もある個性豊かな登場人物がストーリーを飽きさせずに展開して行きます。 >どうして正しいものと私が欲しいものはこんなにも違ってしまったのだろう。 この一文には景織子の心理が如実に表現されていました。 けれども強く共感したり感情移入出来る魅力的な人物が存在しなかったせいか今ひとつ夢中になれませんでした。 装丁はとても素敵でした。 | ||||
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